自然消滅とは?彼氏と連絡を取らない期間や自然消滅する理由を紹介
恋愛にはいつか必ず終わりがきますが、中には自然消滅をいう形をとることがあります。では好きあっていた二人が自然消滅してしまう理由や経緯には、一体どんなものがあるでしょうか。また、その期間や対処法についても見ていきましょう。
目次
自然消滅でモヤモヤ!はっきりさせたい!
お互い好きになって付き合っていたはずなのに、何故か予定が合わなくなり連絡も途絶えがちになって、気がついたらもう付き合っているとは言えない状態になっていた、ということが恋愛ではままあるようです。
しかし彼氏に振られたわけでもなく彼氏を振ったわけでもない、これってどういう状態なの?私が何かした?ともやもやする気持ちが生まれるのは、当然のことでしょう。
会わなくなった理由や原因がはっきりしていればまだ納得できるものの、これでは消化不良だ、というイライラを抱えている人はどうしてこうなったのかを知りたいと願うはずです。では一体なぜ、好きあっていたはずの二人は自然消滅してしまったのでしょうか?
そもそも「自然消滅」とは?
そもそも恋愛での「自然消滅」と言われるのはどういう時なのか、詳しくはいったい何なのかを考えていきます。
どのくらい音信不通だと自然消滅なの?
自然消滅とははっきりした別れの言葉や行動がなく、恋愛関係が終わってしまうことを言います。
どの程度音信不通になれば自然消滅というのかに定義はありませんが、相手のことを思ったり心配したりして連絡しようとか、そういえば連絡がないな、などと考えなくなった時点で自然消滅したと言えます。
一般的には1ヶ月やそこら連絡を絶ったからといって「もう終わった」と認識する人は少ないでしょう。最低でも3ヶ月、彼氏と全く連絡がないという状態になって初めて、「もしかしたら終わってるのかも」と考えるようです。
自然消滅してしまう理由
では一般的に、どのような理由で自然消滅となってしまうのでしょうか。また敢えて自然消滅を狙って仕掛けてくる人もいますが、その人がそうしようと考えるに至った理由は何でしょうか。
よくある理由を、ひとつずつ見ていきましょう。
遠距離恋愛ですれ違いが増えてしまう
自然消滅で一番多いパターンが「遠距離恋愛」です。そもそも遠距離恋愛は二人の距離が離れた状態で付き合いを続けており、会いたいと思ったときにすぐに会えるわけではありません。
そのため、それぞれが自分がいる環境の中で人間関係を作る内に、興味や関心が別のものにうつってしまって離れた恋人と連絡がなくなっていくのです。
毎日夜には電話する、1ヶ月に1回は必ず会うことにしている、といったカップル間の決まりがない場合、どんどん連絡がなくなってきて気がついたら半年が経っていた、ということもよくあります。
仕事や趣味などが充実していて恋愛に時間を割けない
男女とも仕事でバリバリと活躍している時期は、どうしてもプライベートな時間がおろそかになってしまいがちです。
仕事が波に乗っている、とか、新しく始めた趣味に没頭したい、という時にはデートは二の次になってしまうのが普通でしょう。そのため恋人と会う時間すら惜しくなってしまい、会う時間が減っていきます。
一方がそうであればちょっとした悲劇が起こりますが、お互いがその状態だと自然消滅に向かうのは自然です。
経済的に厳しくなってしまった
人と付き合うには時間だけでなく、お金もある程度かける必要があります。しかし急な業績悪化で給料やボーナスが削減されたとか、仕事関係などの出費が増えて今月はお金がピンチ、という時、どうにか出費を減らそうとします。
お金がなければ恋人に自分からデートに誘うことは憚れるでしょう。特に男性はその傾向にありますから、仕事や用事と言い訳をしてデートを減らしていくことになります。
連絡を取り合えばやはり会いたくなったり不自然に思われたりすることもあるので、連絡の間隔も自然とあいてしまいます。そうしている内に自然消滅してしまっていた、という結果になることもあります。
複雑な事情があって説明できない
今のように恋愛関係を続けていくのは難しい状態になってしまったけれど、それを説明しても相手が納得してくれると思えないとか、説明をすること自体が面倒くさい、と思う場合にも自然消滅へと向かいます。
例えば身内の介護が始まって同居して手伝う必要が出た、など、身内話はあまり人に言いたくないと考える人はたくさんいます。
その場合、恋人にも今は忙しいからと話を濁して会うことや連絡を絶つようになり、自然消滅に向かってしまいます。
喧嘩をして仲直りをするきっかけがない
お互いに短気でプライドが高ければ、一度大喧嘩をすると感情に任せて連絡を取らなくなることがあります。気持ちが冷静になるのを待った結果、自然消滅していたという場合も珍しくありません。
喧嘩の内容が大したことではなく、冷静になってみると自分がバカだったと思って後悔することもありますが、気があわなかったんだなと諦める人も多いでしょう。
自然消滅しやすい恋人同士の特徴
自然消滅を選ぶには何かの原因があるわけですが、そもそもカップルの特徴で自然消滅に行き着きやすい人たち、というのがあります。では、どんな特徴を持つカップルが自然消滅に行き着きやすいでしょうか。
インターネットで出会ったカップル
インターネットが発達した現代ではSNSやマッチングサイトなどを利用して出会い、恋人になったというカップルもたくさんいます。
しかしインターネットでは対面せずともやりとりが出来る上に、共通の友人などがいないことから相手を「生身の人間」とは思えず、都合が悪くなったときに一方的に連絡を絶っても罪悪感を感じにくくなりがちです。
趣味や仕事に忙しいカップル
仕事の関係で休日が合わなかったり、忙しい時期が重なってしまったりすると、お互いが相手に気を使って連絡を控えめにしていた結果、自然消滅となってしまうことが多いです。
目の前の仕事や趣味の生活などに一生懸命で、恋愛が二の次になってしまっているカップルは自然消滅に至りやすいでしょう。
束縛が激しかったり決め事が多いカップル
まだ付き合いたてで気持ちが不安定なこともあり、ついつい相手を束縛してしまう人はたくさんいるでしょう。
しかし毎日必ず連絡をすることとか、異性の友達とは関係を切れなど要求してしまうと、相手は息苦しさを感じて自然消滅を狙う可能性が増えます。
別れ話をすると面倒くさいことになりそう、と相手が感じたら、自然消滅へと向かってしまうのは自然なことでしょう。
普段から気が弱いカップル
相手と別れたいと思っていても気が弱くてなかなか言い出せない、そういうカップルも、自然消滅で別れるパターンが多いです。
気が弱いだけでなく勇気がない人は、逃げ出すように関係を終わらせようとするでしょう。別れ話をするには勇気もエネルギーも必要ですから、それがないからと連絡を絶ち、自然に消えようとするのです。
自然消滅しようとしてる?彼氏の心理
自然消滅に至る原因や特徴をみてきました。では自然消滅を狙う彼氏は、一体どのような心理状態なのでしょうか。
揉めるのを避けたい
何らかの理由があって彼女に愛情がなくなってしまったけれど、きっぱりと別れ話をすると修羅場を迎えることになりそう、と思っている男性はまず自然消滅を狙います。
彼女に泣かれたり縋りつかれたり問い詰められたりしたくない、そんな面倒ごとはごめんだと考えるので、連絡を少なくして会わないようにすることで、相手に察してもらって修羅場なく別れようと考えるのでしょう。
相手に会うと疲れるようになった
例えば精神的に不安定な恋人がいる人の場合、会っても疲れることが増えたので恋愛感情も少なくなってきたけれど、別れを告げるとどうなるか判らなくて怖い、という場合には自然消滅を狙うでしょう。
現代はストレス社会と呼ばれていますが、社会人として色んなストレスを浴びて不安定になっている相手に更に精神的苦痛を与えたくない、と考えた結果、自然消滅に持っていこうとするのです。
相手に会うと疲れてしまうけれど、別に嫌いになったわけではない、という時にはきっぱりと別れ話をする人は少ないのかもしれません。
他のことに興味関心がうつってしまった
彼女以外の人やものに興味関心がうつってしまった彼氏も、はっきりと別れ話をするよりは自然消滅を狙うことが多いでしょう。
彼女のことは嫌いになったわけではないのですが、他のものが優先順位が高くなってしまったのです。それを彼女に正直に説明して納得してもらえる可能性は低いですし、そもそも面倒くさいと感じるのです。
男性は女性のように複数のことを同時に処理するのが苦手と言われますが、一つのことに集中すると他のことへの注意力が低下し、結果として彼女を怒らせてしまいます。それを面倒に思えば、自然消滅へと向かうでしょう。
キープしておきたいという心理の表れ
自然消滅ははっきりと別れ話をしません。そのため「まだ付き合っている?」とイライラする状況になるわけですが、男性の中にはこの状態を利用して、彼女をキープしておこうと考える人もいます。
例えば他に気になる女性が出来てしまった男性の場合、今の彼女とはっきりと別れてしまえば、次の女性がダメになってしまえば一人になってしまう、と考えるのです。
ですから万が一次の女性と上手くいかなかったときのために、現在の彼女を曖昧な立場でキープしておこうと思うのです。
自然消滅のデメリット
物事には全て、良い面もあれば悪い面もあります。自然消滅にもつまり、メリットもあればデメリットもあるのです。
では自然消滅することのデメリットに焦点をあててみていきましょう。自然消滅をすることで生まれるデメリットは、どんなことがあるでしょうか。
気持ちの切り替えが困難になる
自然消滅はお互いの気持ちを確認してから別れるというプロセスを踏んでいません。そのためいつまでも引きずってしまったり、「本当に別れているの?次の恋愛に踏み出していい?」などと考えてしまうのです。
自然消滅では「もしかしたら」という可能性が残った状態になります。そのためはっきりと別れ話をしたカップルに比べると、気持ちの切り替えが困難であると言えます。
後々連絡を取りにくくなる
はっきりと別れ話をしていないため、次に彼氏と会う必要が出たりばったりと出会ってしまったりした時には居心地の悪さを感じるでしょう。
今更「そういえば私たち、別れてるよね?」とは中々聞けないですし、恋人の態度で慣れなれしくするわけにもいかず、気まずくなってしまいます。
それを考えるだけで面倒くさくなり、連絡を取る必要が出てもしたくなくなってしまう、それが自然消滅のデメリットです。
別れの原因が理解できない
別れ話をすることのメリットの一つに「自分のいけなかったところがわかった」、「別れることになってしまった理由」を知れるということがあります。しかし、自然消滅ではこれがはっきりとしません。
別れの理由によって人は自分の短所に気付いたり、人との係わり合いを見直したりすることが出来るのですが、自然消滅ではそれがわからないまま終わってしまいます。つまり、次の恋愛への糧になりにくいのです。
別れの原因を知っていれば同じ失敗を繰り返すことは少なくなりますが、自然消滅をしたカップルはまた別の人で同じ失敗をしてしまう可能性が高くなる、というデメリットがあるのです。
自然消滅を防ぐための彼女側の対策
最近彼氏から連絡も滅多にないし、ほとんど会えていない、これはもしかして自然消滅を狙っている?と考える彼女側は、一体どうしたらよいのでしょうか。
自分もそろそろこの関係に区切りをつけようと思っていた、という人はそのまま流れに身を任せるのも良いでしょうが、まだ私は彼が好きなのに!と思っている人は対策をたてる必要があります。
では、自然消滅を防ぐために、彼女はどうすればよいでしょうか。
一度冷静になることが大切
連絡をくれずデートにも行かなくなってしまった彼氏が自分から離れようとしている、と感じたとき、多くの女性は感情的になってメールや電話で相手に真意を聞こうとするでしょう。
しかし、ここは一度冷静になって自分の気持ちを確かめることが大切です。自分は果たして本当に恋人のことが好きで、必要としているのか、別れたくないと本気で考えているのか、を見つめる時間を取ります。
惰性や情だけでダラダラと関係を続けていなかったか、自分の態度や行いも振り返って気持ちを整理しましょう。折角相手がくれた時間だと割り切って、一度自分の本当の望みを考えるのです。
相手を問い詰めるのはNG
冷静になって考えた結果、やっぱり自分はまだ彼のことが好きだし納得できない、別れたくない、と思ったとします。しかし、そこで生まれてきた「どうして?」という気持ちを彼にそのままぶつけてはいけません。
一番してはいけないことは、自分の中で生まれた疑問を解消すべくしつこく電話をかけたりメールを送り続けたりする行為です。疑問を問いかけることは勿論構いませんが、頻度は気をつけ、責めるような行動は取らないようにしましょう。
彼氏を追い詰めるとますます気持ちがあなたから離れていってしまうかもしれません。理由を教えてくれず着信拒否などをされてしまうと更に心の傷が増えてしまいますので、感情的に問い詰めることはやめましょう。
自分のために時間を使って輝こう
自然消滅を仕掛けられて傷つき、不信感が一杯になっても相手を責め立ててはどうにもなりません。まずは冷静になって相手のことを心配しているというメールを送るだけにし、様子を見ます。
そしてその間に彼に使っていた時間、彼に対してイライラする時間を自分のケアに使ってみてください。
趣味に没頭する、新しいサークルなどに参加してみる、資格の勉強をする、などがおすすめです。特に新しい友人関係が出来ると楽しいことも増えますし、縁遠くなってしまった彼を思い出して眉間に皺を寄せているより有意義な時間を使えます。
あなたが好きなことをして楽しそうに輝いていれば、彼はそんなあなたを見てまた気になるかもしれません。その内あなたが彼氏を吹っ切れて、はっきりと別れを口に出すことも出来るでしょう。
自然消滅しても復縁の可能性はあります
彼氏とは自然消滅してしまったけれど、やっぱり私は好きだった、と傷つく女性もいるでしょう。しかし、一度自然消滅はしたけれど、また復縁したというカップルも世の中にはたくさんいます。
ではどのようなことをして、自然消滅からの復縁に成功したのでしょうか。
半年ほどしたら連絡をいれてみる
自然消滅には色んな原因がありますが、連絡が途絶えて会えなくなるという点では同じです。彼になんらかの事情があった場合、自然消滅は彼も本意でなかった可能性があるのです。
連絡が取れなくなってもまだ相手のことが好きであれば、一度彼に連絡をとってみましょう。もう終わったな、と思ってから3ヶ月から半年ほど置いていれば相手の環境や立場が変わっている可能性もありますので、返信がくるかもしれません。
その時には近況を探りつつ、自然消滅についても触れてみましょう。中には彼は事情があって忙しく、「え、俺達終わってたの!?」とびっくりするということがあるのです。そうなれば、復縁は簡単です。
自然消滅に対する素直な気持ちを伝える
彼と連絡がとれ、落ち着いているようであれば、「いきなり連絡が取れなくなって悲しかった、何がいけなかったのかとても悩んだよ」と気持ちを伝えてみましょう。
期間をおいたことで彼も冷静になっていますので、そういえばあの時は悪かったな、と反省してくれることもありますし、そうなるに至った原因を話してくれることもあるでしょう。
原因がわかれば対処できますので、また彼氏と恋愛関係が復活することも出来ます。
自然消滅にはメリットとデメリットを考えて対応しましょう
彼氏とある日から連絡を取れなくなって会えなくなり、このままでは別れになってしまう、いやもしかして、もう既に破局したことになっているかも、と悶々と悩んでしまうことが多いのが自然消滅です。
どちらかと言えば男性側がこれを狙うことが多いようですが、自然消滅を狙われた方はモヤモヤすることも多くなります。
しかし、全ての物事にはメリットもデメリットもあるものです。一度冷静に自分の気持ちを振り返って正直になり、自分はどうしたいのかを選択するようにしましょう。そうすれば、きっと後悔が少なくなります。