冷水シャワーの効果は?冷たいシャワーは健康にいい?

冷水シャワーの効について説明します。皆さんは冷水シャワーが健康に良いと知っていましたか?昔から冷たい水をお風呂の後に浴びるのは健康に効果がある事は分かっていました。最近になって、冷水シャワーの効果を求めて実践する人が増えているようです。

冷水シャワーの効果は?冷たいシャワーは健康にいい?のイメージ

目次

  1. 1朝や夜のバスタイムに冷水シャワーを浴びよう!
  2. 2冷水シャワーとは?
  3. 3冷水シャワーの効果
  4. 4風邪は時々引いた方がよい?
  5. 5冷水シャワーの外見的効果
  6. 6冷水シャワーのやり方
  7. 7冷水シャワーの注意点
  8. 8自分のペースで冷水シャワーをやってみよう

朝や夜のバスタイムに冷水シャワーを浴びよう!

皆さんは冷水シャワーが健康に良いと知っていましたか?冷たい水をお風呂の後に浴びるのは、昔から健康に効果があると知られていました。

「冷水シャワーなんて、寒いのに凍えてしまいそう」「冷たい水を浴びるなんて心臓マヒを起こしてしまうのでは?」と感じる方もいると思います。しかし冷水シャワーはやり方さえ間違わなければ、健康に一役買うようなのです。

今回は、冷水シャワーの健康や美肌などの外見の効果、冷水シャワーの実際のやり方など、について解説していきます。

冷水シャワーとは?

まず初めに、冷水シャワーについて説明します。冷水シャワーとは、健康効果を狙って冷たい水を浴びる事です。温かいシャワーの後に、冷水に切り替えて、30秒から90秒ほど冷たいシャワーを浴びます。

日本では昔から寒中水泳が行われてきました。人の身体には体温を一定に保とうとする機能があります。これを恒常性(ホメオスタシス)と呼びます。冷たい水を浴びると、恒常性が機能し身体を温めようとします。

その結果、温めすぎるよりも血流が良くなり、冷たい水の刺激でホルモンが活発に働きアンチエイジングの効果もあるとされているのです。冷水シャワーは新しい健康法ではなく、インド発祥のアーユルヴェーダでも取り入れられている方法なのです。

冷水シャワーの効果

では、早速冷水シャワーの効果を見ていきます。まず初めは、健康への効果です。健康への効果は実証データが十分には出揃っていないようで、懐疑的な見方をする人もいます。

しかし、実際に冷水シャワーを行っている人は健康への効果を実感しています。これを読んだら、貴方も「冷水シャワーやってみようかな」と思うかもしれません。

1.ストレスの解消

冷水シャワーの効果の一つ目は「ストレスの解消」です。なぜ冷たいシャワーを浴びる事がストレスの解消になるのでしょう。人の皮膚は冷たさを感じる受容体の方が多く、冷水シャワーの刺激が体全体に伝わります。

それにより、交感神経が刺激され元気が出るホルモンが出ます。実際に鬱的な症状が改善し良い気分になる効果が得られているようです。

2.疲労を回復

冷水シャワーの効果の二つ目は「疲労回復効果」です。ゆっくり温かいお風呂に入った方が疲労回復になりそうですが、なぜ冷たいシャワーを浴びる事でそれが得られるのでしょうか。

それは、冷たい水で体に刺激を与える事で、炎症や疲労を鎮める抗酸化物質が出るからです。スポーツで、捻挫などをした時に、冷やしますが、炎症がある時は冷やすのが鉄則です。筋肉疲労の場合は冷やした方が効果があるのです。

スポーツ選手の中には、疲労回復のためにお風呂に入る際に、必ず冷水シャワーをする、という方もいるのだそうです。

3.免疫力を高める

冷水シャワーの効果の三つ目は「免疫力を高めること」です。冷水シャワーによる刺激で、リンパ球などの免疫細胞が活性化されます。それにより病気に対する抵抗力がつくのです。

冷たい水を浴びる事は、ある意味ストレスになります。ストレスはかかり過ぎても良くありませんが、無さ過ぎてもダメなのです。例えば筋トレは少し負荷をかけないと筋肉が太くなりません。

それと同じく、いつもぬるま湯につかっていると、細胞が眠ったままになってしまうのです。冷たい水で時々刺激を与えて訓練する方が、細胞が目覚め免疫力が高くなるのも頷けると思います。

4.冷え性の改善

冷水シャワーの効果の四つ目は「冷え性が改善されること」です。これは先ほど説明しましたが、人は体温が上がると下げようとします。反対に冷水シャワーで皮膚の表面が冷たくなると、体温を上げる方に働くのです。

冷たい水の刺激で、血管は一時的に収縮するのですが、その後は反動で血管は開きます。こうした血管のポンプ作用が働くことで血の巡りが良くなるのです。

5.生殖能力の強化

冷水シャワーの効果の五つ目は「生殖能力の強化」です。女性の皆様はご存知ないかもしれませんが、男性の精子は温まりすぎると活動率が下がってしまうと言われています。

特に精子が高温にさらされると、DNAが傷つくという事態に陥ります。男性がそういった状態だと、夫婦で妊娠を望んでいても子供が出来にくくなってしまうのです。余り冷やし過ぎるのも良くないですが、男性はお風呂の後は生殖器は冷やした方がいいようです。

風邪は時々引いた方がよい?

冷水シャワーの健康効果で、免疫力がアップするという話をしましたが、それと関連して、風邪は引かないよりも、時々引いた方が良いという話もあるのはご存知ですか?

その理由は病気に対抗する免疫細胞が活発になり増えてくれるからです。例えば、皆さんは、年に一度防災訓練を行うと思いますが、何のためにそれを行うかと言えば、いざと言う時の逃げ方を忘れないためです。

また、予防接種よりも、その疾患に直接かかった方が免疫が強固につくと言われています。(でも、子供の予防接種は医師に従って行ってください)。要は、風邪を引いて自然治癒で治すのは、免疫機能を強くするのに役立つかも、と言う事です。ご参考までに。

冷水シャワーの外見的効果

次は、冷水シャワーの外見への効果を見ていきます。先ほどは健康への効果を説明しましたが、外見の効果の方が分かりやすいかもしれません。また、ダイエット効果など女性にとっては嬉しい効果も期待できます。主な効果を6つ挙げます。

1.美肌効果

冷水シャワーをすると、美肌効果が得られます。これは何人もの方が、実証済みで有効な方法なのだそうです。冷たい水を浴びると、毛穴が引き締まるからと言うのが、美肌効果の理由の一つになっています。

それ以外に、冷水シャワーには保湿効果もあります。お湯で体や顔を洗うと、水分がどんどん蒸発してしまいますが、冷水の場合は引き締めの効果で水分が外に逃げないからです。お湯で手を洗うより水の方が手荒れしないのもこのためです。

余談ですが毛穴の汚れを取りたい場合は、一旦蒸しタオルなどで、毛穴を開いてから、最後に冷たい水で引き締めると良いと言われています。体全体に冷水シャワーをする勇気のない人は、顔だけでもやってみるといいかもしれません。

2.ダイエット効果

冷水シャワーをすると、ダイエット効果を得られます。これは脂肪燃焼効果の高い褐色細胞が増えるため、と言われています。

また、温度が高い夏よりも、温度が低い冬の方が基礎代謝が上がります。従って、冷水シャワーを続ける事で基礎代謝アップ効果も狙えます。

3.小顔効果

冷水シャワーをすると、小顔になる効果も得られます。引き締めや血液循環が改善される事から、フェイスアップ出来るからと言われています。

頭寒足熱という言葉は聞いた事があると思います。足元は温めた方が良いのですが、頭は少し冷やす方がいいのです。顔も同じです。温めて少したるんでしまうお肌より、冷やした方が肌に張りが出ます、また、先ほども説明した保湿効果でもたるみが防げるのです。

4.若返り効果

冷水シャワーをすると「若返り」の効果も得られます。これは、健康効果のところで説明しましたが、疲労回復のための抗酸化物質やホルモンが分泌される事からアンチエイジングにも役立つのでは?とされています。

また、お肌の引き締めや保湿効果もあるので、体全体が若返るとともに、お顔も若返るという二重の効果が得られるそうです。

5.薄毛への効果

冷水シャワーをすると、なんと「薄毛への効果」も得られます。これは冷水シャワーの刺激により毛髪の生成が促進されるからです。この原理は皮膚科でも応用されています。

女性でもストレスで円形脱毛になる場合がありますが、液体窒素で低温状態にして、毛母細胞に刺激を与えるのです。それにより毛髪が生えるのを促すのです。

皮膚科に行くのは大変ですが、冷水を浴びるのなら自宅で簡単にできます。薄毛の気になる方は試してみてはいかがでしょうか。

6.アトピーへの効果

冷水シャワーをすると、アトピーへの効果も期待できます。アトピーには副腎皮質ホルモンという塗り薬が使用されますが、副作用が強いのであまり使いたくない人も多いと思います。

冷水シャワーをすれば、副腎が活性化され天然の副腎皮質ホルモンが分泌されます。それによりアトピーを治そうと言うわけです。またアトピーは皮膚の炎症で痒みも伴います。お湯を使うよりはお水の方が炎症を鎮める事になるので、冷水シャワーはお勧めです。

冷水シャワーのやり方

では、冷水シャワーは実際にどのように、行うのでしょうか。冷水シャワーのやり方について説明します。冷水シャワーは、どちらかと言うと朝にするのがお勧めです。なぜ朝がお勧めかと言えば、冷水シャワーをすることで目が覚めるからです。

冷水シャワーは交感神経を刺激します。朝は、交感神経を刺激した方が、血糖値や血圧があがり、活動する体制が整うのです。また、脳も活発に働くためぼーっとしたまま、働き始めるといった事も防げるでしょう。

①浴室暖房をかけ湯船で体を温める

まず初めに、体を十分に温める事です。今の時期は寒いので、浴室暖房がある人は暖房をした方がいいと思います。そして湯船につかりゆっくりと、体を温めます。先に洗髪をしたり身体を洗っておいてもいいでしょう。

身体が温まっていない内から、冷水シャワーはしたいと思わないと思いますが、くれぐれもやせ我慢してやろうとは思わないでください。無理をすると段々と冷水シャワーをするのが嫌になってしまうでしょう。

②心臓から遠い手足から冷水をかける

身体が十分に温まったら、いよいよ冷水シャワーを浴びます。夏で冷たい水が気持ち良いと思えるならば、普通に冷たい水で構いません。しかし、冬の時期は無理をせず、冷たすぎないお水にしておきます。

慣れてきたら、お湯の温度を下げていきましょう。冷水シャワーは、胸からいきなりかけてはいけません。必ず足や手など体の末梢部分からかけて、慣らしていくようにします。プールに入るのと同じ感覚でやりましょう。

③シャワーは長くても90秒程度に抑える

冷水シャワーは長くても90秒程度に抑えておきます。内臓まで冷えてしまうと、逆効果になる事もあるからです。もし、もっと冷水シャワーを浴びたいと思う時は、温水と冷水を交互に浴びるのもお勧めです。

交互に浴びると、交感神経と副交感神経のスイッチの切り替えがスムーズになり、自律神経の働きを高めます。

冷水シャワーの注意点

最後に、冷水シャワーの注意点を書いておきます。冷水シャワーは、人によっては良い効果をもたらしますが、デメリットもあります。冷水シャワーの効果のキモは、ストレスに対抗するホルモンを分泌させる事、にあります。

抗酸化作用のある物質や副腎から分泌される物質の効果を使って、疲労回復を図るのです。しかし、副腎などの機能低下により、それらのホルモンを出す機能が弱っている場合は冷水で刺激を与える事は、かえって副腎を疲れさせる事になります。

冷水シャワーをするのは、疲れている脳にカフェインを使い覚醒させ「もっと頑張れ」と言っているようなものです。従って、疲れが酷い人、病気の人は、元気を出そうと思って無理に冷水シャワーをするのはお勧めできません。

①風邪気味や疲れが溜まってる時は控える

冷水シャワーの注意点の一つ目は、風邪気味や疲れが溜まってる時は控える事です。こちらは、上記でご説明したとおりです。冷水シャワーはあくまでも、サボっていた細胞を覚醒させるものです。

すでに疲弊してしまっているのに、「これでもか」と冷水で刺激を与えて、働かせるのが目的ではありません。風邪気味や疲れがたまっている時は、休むのが最優先です。温かいお風呂に入って、温かい物を食べて睡眠をしっかり取りましょう。

②妊娠中や心臓に持病のある人は避ける

冷水シャワーの注意点の二つ目は、妊娠中や心臓に持病のある人は避ける事です。妊婦さんは、刺激の強すぎる冷水シャワーは避けた方が無難でしょう。

マタニティースイミングなど、水中での運動法もあるぐらいなので冷水が絶対にダメと言うわけではありません。しかし、妊娠期特有の病気に罹りやすい時期でもあるので、自宅で一人で行う刺激療法は控えるべきかもしれません。

心臓に持病のある方も、冷水シャワーをするのは、刺激が強すぎるので、絶対にやめておきましょう。

③シャンプーで髪を洗う際はお湯にする

冷水シャワーの注意点の三つ目は、シャンプーで髪を洗う際はお湯にすると言う事です。髪の毛を洗うのは皮脂や汚れを取り除くためです。水でのシャンプーではシャンプーも泡立ちませんし、皮脂の汚れを落とす事も出来ません。

シャンプー時は熱すぎるお湯も、冷たい水もよくありません。適切な温度は38度程度のぬるま湯です。しっかり洗髪が終われば、その後は冷水シャワーを行っても構いません。

髪の毛は水に濡れたままだと、キューティクルが開きっぱなしになってしまい、水分が抜け乾燥の原因になるのだそうです。洗髪後はドライヤーをしっかりかけましょう。

自分のペースで冷水シャワーをやってみよう

冷水シャワーの健康や美肌などの外見の効果、冷水シャワーの実際のやり方など、について解説しました。冷水シャワーは、たるんだ身体と精神を鍛える効果もありそうです。

疲れ過ぎている人、病気の人は、やらない方がいいですが、元気な方は自分のペースで冷水シャワーをやってみてもいいのではないでしょうか。

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