「祐」という名前の意味！祐の漢字の男の子と女の子の名前も紹介

時代時代で流行りのものは変わりますが、それは人名でも同じことが言えます。近年では「キラキラネーム」と言われるパっと見では読めない名前が流行し、それが流行りとなっているようです。

しかしキラキラネームと呼ばれるものでもやはり使われるのは、漢字です。日本人の名前によく使われる漢字は数多くありますが「祐」もその一つです。では、「祐」の読み方や漢字の意味など、名づけのポイントはご存知でしょうか？

今回は「祐」という漢字に焦点を当てて紹介していきます。

「祐」という漢字には2つの意味があります。1つは「かばう」という意味で、漢字の読みを担当している「右」という漢字には「助ける」とか「補佐する」という意味があり、「祐」にも「かばう」という意味がつきます。

もう1つは「助ける」という意味です。神様を表す「しめすへん」に助けるという意味を持つ「右」がひっついて「祐」ですので、「神が助ける」という意味を表すようになりました。つまり「神様の助けがある」という名前なのです。

では続いて「祐」という漢字の読み方をみていきましょう。常、さらっと読むのは「ゆう」です。しかし人名では「ゆ」とか「たすく」、「さち」更に「すけ」という読み方があります。

この漢字には「助ける」という意味もあることから「たすく」と読めますし、一般的な意味が「神様の恵み」なのでそこからきて「さち」とも読むのでしょう。少し変わった読み方では「まさ」とも読みます。

そして「助ける」という意味がある漢字のほとんどは「すけ」とも読みます。例えば助や介、亮なども「すけ」と読みます。

「祐」の漢字のへんは「しめすへん」です。これは「示」が略された字であり、元々は神を祭るときに使う祭卓を表現していました。そして「右」は手で器をもって神様へ祈りを捧げるさまを表現しています。

漢字の「祐」の字画は9画です。日本では字画でその子供の運勢を決定付ける、という風習がまだありますので、9画の漢字でよい意味を持つ字を探しているなら候補になるでしょう。

「祐」は神様からの助けがあるという意味を持つ漢字ですから、希望のイメージを持つ方が多いでしょう。そして通常、「ゆう」と発音しますので、そのことから柔らかく優しいイメージがあります。

神様からの助けがある、つまり幸運な子、そして優しくすっきりとした男の子、というイメージがあります。優しく賢く、自分も人のことを助けてあげる子になりますように、と願いを託す親御さんもいらっしゃいます。

女の子にも使われることがある漢字ですが、音の響きからは優しさや希望、そして漢字の字体からはすっきりと格好よいというイメージがあります。

この字を持つ子は、凛々しい女の子になるかもしれません。

名づけというのは楽しくも苦しい作業です。考えているうちにあれこれと悩みが広がり、最後には混乱してしまうことは、子供さんを持つ親御さんは一度ならずとも経験があるでしょう。

では、男女とも、赤ちゃんに「祐」の漢字を使う時には、3つのポイントを確認してから名づけを決定しましょう。

「祐」という漢字は一文字で画数もさほど多くはありませんが、「一」や「子」といったシンプルな漢字ではありません。

そのため、苗字が長かったり画数が多かったりするのであれば、名前は出来るだけシンプルに、というようにするのが一般的です。自分たちの苗字との組み合わせや、一緒に使いたい漢字との組み合わせを確認しましょう。

「祐」は通常「ゆう」や「すけ」と読みます。「祐○」なら「ゆう○」と読みますし、「○祐」なら「○すけ」と読むのが一般的な解釈です。

「祐」にも「たすく」や「さち」など一文字の名前に使える読み方はありますが、「祐と書いてさちと読むこともある」という知識を知らない人であれば「そんな読み方はしないよ」と一々言われることがあります。

名前というのは誰からも読めて書きやすい、それに越したことはありません。毎回「ゆうではなくさちです」と子供が名前の訂正を行わなければならないとすれば、いくら良い名前であっても子供本人にはストレスになります。

幸福になるように、と願ってつけた名前で本人が嫌な思いを度々するのは本末転倒というものです。

わが子にはオンリーワンの名前をつけたい、と願うのは理解できますが、あくまでもその名前を使う子供のやりやすさ、便利さも幸福度に繋がるのだ、ということを理解しておきましょう。

妊娠中の女性はホルモンが大量に出ている状態で、所謂「お花畑」状態、一種の興奮状態にあります。そんな時に考える名前はとにかく凝りに凝ったものが多くなるもの仕方ないとはいえます。

しかし、子供が一生をともにする名前ですから、これがいいなと思ったら紙に書き、何度も読んでみてください。

「祐介」がいいか「祐太」がいいか、音の響きは大切ですし、もし自分がその名前だったら、と考えてみることも必要です。

もしもパートナーが奇抜と思われる名前を強く押すことがあれば、一定期間、あなたがパートナーをその名前で呼んでみることがおすすめです。公共の場で呼ばれたときなどに自分が恥ずかしい思いをするようであれば、考え直すでしょう。

「祐」という漢字は昔から男の子の名前として人気でした。一番多いのが祐を使った二文字の名前ですから、ここではそれを紹介していきます。

助ける、という意味を持った漢字である祐を使って、様々な意味をつけることが出来ます。
 

では続いて、「祐」の漢字を使う男の子の名前で三文字のものを紹介していきます。漢字が三つ並ぶとそれだけ名前に込められる意味は多くなりますので、総合的にみて素敵な意味になる感じを並べましょう。

またその時には字画や全体のバランスも考えるとよいでしょう。
 

「祐」は女子にも十分使うことが出来る漢字です。今度は「祐」を使った女の子の名づけで漢字が二文字のものをみていきましょう。イメージは優しさ、凛々しさ、柔らかさです。
 

女の子の名前で漢字が三文字であることも、よくあります。では「祐」という文字を使った漢字三文字の女の子の名前を紹介していきましょう。
 

名づけのときに憧れの芸能人にあやかってつける方もいらっしゃいます。では日本で活躍している芸能人の方で、「祐」の漢字を使っている人にはどんな人たちがいるでしょうか。

男女各2名ずつ紹介したいと思います。皆さん「祐」の文字が入った名前で、一線で活躍されています。参考にしてください。

ジャニーズ事務所に所属するNEWSのメンバーで、男性アイドルの手越祐也さんも「祐」の字が入っています。高い歌唱力でメインボーカルをつとめますが、バラエティ番組などでも活躍しています。

日本のポップス界のモンスターグループ、サザンオールスターズのメインボーカルである桑田佳祐さんも「祐」の字を使っています。

独特の歌い方とキャッチーなメロディーでずっと一線を走り続けるシンガーソングライターでもあります。

宝塚歌劇団の男役スター出身で、現在は女優としても活躍されている天海祐希さんも「祐」の字を使っている一人です。

凜とした雰囲気の美人であり、多方面で活躍されています。

山形県出身、フリーアナウンサーの武田祐子さんも「祐」が名前にある女性です。元フジテレビのアナウンサーで、現在は株式会社acaliに所属されています。

「祐」という漢字は神様からの助けがある、幸運を約束された字でもあります。すっきりとした形で男女ともに使えることから人気の漢字ですが、読み方はいろいろありますので名づけを考えるときには検討しましょう。

優しく柔らかい希望をもつというイメージがある素敵な漢字ですから、是非大切なわが子の名づけに活用してみましょう。