嫌いな人や苦手な人との付き合い方・接し方!対応方法は?【職場】
職場に嫌いな人がいて朝から気が重いという経験はありませんか?嫌いな人との付き合い方にはちょっとしたコツがあります。心の持ちかたが変われば、あわない人の言動に振り回されることもなくなります。心が楽になる嫌いな人との付き合い方・対処方法をみていきましょう。
目次
嫌いな人や苦手な人はストレスの元!どう対応する?
嫌いな人がいるとリラックスして過ごせないし、気を使うので辛いと感じてしまいます。仕事に集中できないとミスも出て困りものです。
相手が自分のことを嫌っているのではないかと感じながら仕事をするのはストレスです。会社に行くのが嫌になって、「なにか良い接し方・対処法があればなあ」と悩んでいる方に役立つ、嫌いな人との接し方アイディアを紹介しましょう。
嫌いな人や苦手な人との付き合い方・接し方【ポジティブ編】
会社に嫌いな人がいるとき、嫌だと言うことをはっきり伝えて態度を改めてもらうのは難しいことです。相手に拒絶されるかもしれませんし、自分に原因があるのでは悶々と悩んでしまうと苦しいものです。
相手との関係を良くする、相手を理解するために役立つ対処法など、相手を受け入れてポジティブに対応する方法を紹介しましょう。
嫌いな人や苦手な人のよい面を探してみる
嫌いな相手のすることは何でも不快だと思えていませんか?不快に感じる部分に着目すると、相手の人格全体が『受け入れたくない嫌なもの』と思えます。
”坊主憎けりゃ袈裟までにくい”ということわざがありますが、一つの観点だけで嫌いな人だと決めつけて態度に出してしまうと、嫌な気持ちを切り替える手段を一つ失うことになります。
言葉はキツイけれど熱い心を持っている人だとか、口数は少ないけれど仕事ができる、とっつきにくいけれど心が温かい人など、第一印象ではわからなかった面があとで分かることもあります。良い面を見ると苦手意識やストレスが和らぐでしょう。
挨拶だけはするようにする
「嫌いな人とは関わりたくない」と言う心理が働くものですが、接点がなければお互いを受け入れるきっかけも生まれません。人と人が関係を結ぶとき、短い時間でも回数を多く接すると好意を持ちやすくなります。
嫌いな人と関わりを持ちたくないからと言って、挨拶もしない接し方を続けていると、相手もあなたの態度から「とっつきにくい人だ」と感じてしまうのです。
相手が苦手だと感じるときも、淡々と普通に振る舞う対処法は、相手を受け入れる準備があるサインになります。拒絶しない対応・接し方が相手との関係を良好にするチャンスを残してくれます。
相手との距離を詰めて理解するよう務める
人の主観は、心の影響を受けています。嫌いな人の態度は、「自分が拒否・否定されているのではないか」、「自分の好みではない行動が不快」という気持ちになりストレスを感じます。
しかし、相手が自分を苦しめようと悪意のある態度を取っているとは限りません。相手との距離を詰める接し方だと、考えに共感しやすくなり、あなたが苦手だと感じていた態度も、相手に共感する対応で理解しやすくなります。
嫌いな人でも、拒絶する態度を取る接し方ではなく、歩み寄る接し方での対処法を試して見ることも大事です。
スキルアップだと割り切って接する
会社での人間関係は、仕事がスムーズに進められるかに影響してきます。嫌いな人だからと連携の悪い対応が多ければ、会社での業務の能率が落ちてしまいます。仕事だと割り切る対処法で対応するのが良いでしょう。
プライベートや、あなた個人の人格とは切り離したところで考えることができれば、嫌いな人がいても対処に思い悩むことなく切り抜けられるものです。
相手も同じ人間だと考える
嫌いな人との付き合い方で大事なのは、相手に対する共感力を高めることです。ひどくキツイ物言いをする先輩や上司でも、家族や恋人がいて生活を守るために仕事をしていたり、部下とのコミュニケーションに悩んでストレスを抱えているのかもしれません。
『職場でのストレスの元』という面だけをみていると、自分にとって嫌な相手でしかありませんが、人間的な面に視点を移すことで共感を感じやすくなり、態度の真意をポジティブに受け取れるようになるでしょう。
嫌いな人や苦手な人との付き合い方・接し方【ネガティブ編】
苦手な相手との距離を縮める対処法は、相手を理解するために有効ですが、勇気のいるものです。大きなストレスがかかりますから、できればもう少し実行しやすい接し方で、職場にいる間の業務を取り合えずスムーズに進めたいものです。
「相手を遠ざける」、「距離をおく」対応で苦手な人からのストレスを和らげる、ネガティブな対処法をみていきましょう。
嫌いな人や苦手な人とできるだけ関わらない
嫌いな人や苦手な人に対応しなければならないとき、大きなストレスがかかります。それが態度に出てしまえば、相手もあなたのことをよく思わないでしょう。会社だけの付き合いなら、ムリに嫌いな人や苦手な人にかかわらないでいるのも手です。
また、相手のあなたに対する態度も、冷却期間を置くことで変化するかもしれません。苦手な人とかかわらない時間をおく対処法で、印象が変わることもあります。会社から帰っても、嫌いな人のことにこだわっている時間がもったいないです。
共通の友人を持たない
いくら嫌いな人を相手にしないようにしても、共通の友人がいると、相手の話題が耳に入ったり、SNS経由で情報が伝わって来ることがあります。嫌いな人を遠ざけるなら、相手とつながりが密な人とも距離を置いた対応が良いでしょう。
相手のいる世界と関わりを断ち、興味がないとわかれば、相手もあなたに必要以上に関わらなくなるでしょう。意地悪してくる、攻撃してくるような相手には、反撃するよりも接点を減らして、相手の興味の射程外に出てしまう対処法も試してみましょう。
ふたりきりでの状況を作らない
嫌いな人や苦手な人と、二人きりになると、反発する気持ちが強くなり、ストレスを強く感じます。相手を受け入れる準備ができていないのに二人きりになってしまうと、相手を客観的に見ることができず、ネガティブな気持ちが拡大するかもしれません。
職場だけの付き合いで、深く付き合う必要のない相手なら、ムリに距離を詰める対応は必要はないと考えると気持ちが楽になります。嫌いな人との関係は、仕事上のものと割り切って二人きりにならないようにしておきましょう。
一人でいるときには相手のことを考えない
職場から離れてプライベートな時間になっているのに、嫌いな人の事ばかり考えていませんか?嫌いな人や苦手な人は、それだけ印象が強く、心に引っかかるため、気になってしまいやすいのです。自由な時間くらい、嫌いなあの人のことを考えるのはやめましょう。
嫌いなあの人に対するストレスを、一人の時にまで感じるのは馬鹿らしいと思ったほうがスッキリします。自分は自分と割り切って気にしないことです。
苦手で問題なければ放って置く
「誰とでも仲良く」、「上手く付き合えないのは自分が悪い」など、真面目な人は自分に原因があると追い込んでしまうことがあります。人間はいろいろなタイプがいますし、価値観も多様です。苦手な人がいるからと、自分を責めるのはやめましょう。
苦手なあの人とどうしても仲良くならなければならないのでしょうか?職場での業務に支障が出なければ、ムリに距離を詰める必要はないのです。他人が自分の思い通りにならないのは当たり前です。自分に無理しなくて大丈夫と言ってあげてください。
嫌いな人や苦手な人との付き合い方・接し方【会社・職場編】
職場に苦手な人がいるときの対処法をもう少し詳しくみていきましょう。職場の人間関係がスムーズだと、会社でのストレスが減ります。苦手な人との接し方に悩んで神経をすり減らすより、適切な対処法で対応しチームが上手く回るように考えてみましょう。
仕事に集中できるようになれば、人間関係でウジウジ悩むこともなくなりますし、苦手な人の人間性にもなれて、対応できるようになってくるものです。
業務に集中し感情スイッチはオフにする
「細かいチェックでイライラさせられる」、「大きな声で怒鳴られる」そんな上司や同僚への対処法は、業務に集中し感情的にならないことです。本当にあなたの人格を否定しようとしている態度・対応なのでしょうか?
苦手意識がある相手からダメ出しをされたら、ついムッとしてしまいますが、あなたの人格を否定しているわけではないのですから、クールに対応するのが吉です。業務に集中し、相手が自分のことをどう思っているかいちいち気にしないことです。
お付き合いは無理する必要なし
職場の人間関係に深入りしたくない、苦手な人がいる場合、無理して合わせる必要はありません。仕事で成功している人の中には、苦手なタイプや嫌いな人は避けて、かかわらずに済むようにしている人も多いのです。
自分を変えるのも、相手を変えるのもとてもエネルギーの要るものです。ムリに苦手な人に合わせたり、深く関わるために努力する時間を、自分が求める人間関係を成長させるためや、業務の推進に使ったほうが有益だという考えもあるのです。
注意や指摘をありがたいと思ってみる
小言を言ってくる相手を苦手な人、嫌いな人と捉える場合があります。「すぐに細かいこと言ってくるからうざい」という受け取り方をするとイライラしますが、「細かいことに気づいてくれて助かる」という受け取り方ができれば腹も立ちません。
職場では、必ず処理しなければならない業務を遂行することが目的です。注意や指導を受けることで、早く仕事が覚えられたり、お客様に喜んでもらえる働きができるようになるでしょう。視点を変えることで、受け入れやすくなることは多いものです。
チームの役に立つことを心がける
会社での人間関係がしっくりこない、苦手な人がいるときの対処法として、趣味を合わせて距離を詰めようとすることがあるでしょう。でも、気に入られようと、いつも気を使ってストレスが大きくなって参ってしまい、業務が滞るようでは困ります。
実は、苦手な人・嫌いな人に直接対応するのではなく、チームの役に立つことを率先して行い、味方を作っておきましょう。お互いをカバーし合う良い雰囲気が生まれるので、いつの間にかあなたが苦手だと思っていた人のクセの強さが和らいで来ます。
嫌いな人がいることで、積極性を失っていつも誰かに頼っているようでは、チームのお荷物になってしまいます。誰かをカバーできるようになれば、あなたをカバーしてくれる人もあらわれるでしょう。
職場や会社で嫌われたり苦手にされるタイプ
嫌いな人がいるときの対処法をみてきましたが、ここでは、職場や会社で嫌われたり苦手にされるタイプについてみていきましょう。あなたが付き合い方に悩んでいる嫌いな人もこんなタイプでしょうか?
感情的になりやすい・素直さがない
業務上でミスがあったらフォローしあうのがチームですが、だからといっていつまでも独り立ちできないのも会社では困りものです。空気の良い職場では、サクッと事実を検討し、改善点があれば個人的な言い訳やこだわりは抜きでパッと行動する態度が大事です。
こうした良い空気を壊す行動を取る人は、チーム全体から嫌な人、困った人だという評価を受けます。チームの空気にあった伝え方や、受け取り方ができないと嫌われてしまうでしょう。
人の悪口・噂話が好き
会社内での感情の摩擦を煽る(あおる)噂話好きは困りものです。他人のことを肴におしゃべりに夢中になってしまう人種がいると、職場のなかに疑心暗鬼の空気が漂ってきます。誰かによく思われていないのではないかと不安になって攻撃的になる人も出てきます。
職場の人間関係を仕切りたがったり、噂話を広めたり、口が軽い人は、信頼されませんし、敬遠されがちなめんどくさい人だと思われるでしょう。
空気が読めない・仕事ができない
会社では、業務をスムーズに進めて業績を上げるのが目的です。一つの指示で期待したこと以上の結果を出せる社員は頼られ尊敬を集めるでしょう。ところが、指示の意図をくめない、指示待ちとなればめんどくさい人ということになりかねません。
人間性や人格も大切ですが、期待された業務がきちんとこなせることは、職場で嫌われないためには重要なポイントです。
人付き合いの幅が広がる考え方とは?
『嫌い』や『苦手』だという感情は誰もが持つものですが、相手や自分の気持や行動を変えるのはパワーが必要で難しいものです。『嫌い』や『苦手』の克服につながる、人付き合いの幅が広がる考え方についてみていきましょう。
嫌いという感情は興味につながる
嫌いな人いることで、自分は器の小さな人間だとか、嫌いな人を好きになる努力が足りないなどと、あなた自身を責めてはいませんか?嫌いという感情は、脳の機能が生み出した誰もが持つものです。嫌いだと言う感情を否定すると苦しくなってしまいます。
嫌いという感情は、”興味を持っている”という意味で、好きと表裏一体の感情です。無関心よりは、興味があると言うことですし、何かのきっかけで共感できたり、尊敬したりする場面がでてくるかもしれません。
興味のスタートが嫌いという感情でも怖がることはありません。嫌いだということを相手に突きつけることもなく、職場で淡々と顔を合わせているうちに氷が溶けるように無関心に移行するか、好ましい興味の対象になるでしょう。
視点を変えると受け取り方が変わる
自分の言い分だけで、相手が嫌いな理由を並べていくと、共感できない相手だという面がクローズアップされます。
しかし、声が嫌いだった先生に似ている、顔が好みではないなど直感的に嫌悪している場合、本人の責任ではないところに理由があります。相手の人格を理解すると共感できるところ、対処法が見つかるかもしれません。
また、嫌いな相手の話し方や態度が苦手だと言う場合でも、視点を変えるとポジティブに言い換えることができます。いろいろな価値観があり、人格は個性に溢れているのですから、共感できる部分に注目でいるようになると付き合いの幅が広がります。
自己重要感が足りないと一言が多くなる
苦手な人のタイプの中に、余計な一言がつい出てしまう人がいます。こうしたタイプの人は、自分の重要度がどれくらいあるのか気にしている、自信のない部分を持った人なのです。
あなたが「言われなくてもわかっている」とムッとしてしまうようなことを言われても、「自己重要感が足りない人なのだな」と考えれば、腹も立たないのではないでしょうか。いろいろな発言や態度に、神経質に反応しているとストレスがたまります。
人間関係は写し鏡であることを知る
嫌いな人だと感じている相手も、あなたのことを苦手だと感じていることがあります。あなたが相手に共感を感じにくいのは、あなたが相手を遠ざけるオーラを放っているからかもしれません。
人間関係が上手くいかないときに、自分ばかり責める必要はないのですが、「お互いが影響しあって関係を作っている」と考えられれば、付き合いの幅が広がります。
あなたが人からウェルカムの気持ちを感じるサインを意識して取り入れるとコミュニケーションが取りやすくなることがあるでしょう。
職場や会社で自分も嫌われていない?チェックしてみよう!
ランチに誘われない、職場の輪に入れない、嫌われているのかも…などと不安になっていませんか?「職場では業務をしっかりこなすのが目的」とわかっていてもストレスを感じることがあります。
でも、会社で大人としてふさわしい行動が取れていれば、それほど気にすることはありません。押さえておきたい、会社で嫌われないためのチェックポイントを紹介しましょう。
期日期限を守って仕事をこなしている
社会人として時間や期日を守るのは鉄則事項です。頼んだ仕事ができていない、わからないことがあるのに確認しないなどを繰り返していれば、信頼を失ってしまうでしょう。重要な仕事は頼まれなくなりますし、ミスをしたときの風当たりも強くなるでしょう。
職場での立ち位置ばかり気にして、業務に集中できないということがないようにしたいものです。職場で嫌われないためには、周囲に信頼できる人だと思ってもらうことが第一です。
職場内の人間関係に干渉しない
業務の進行に影響があれば、仕方ない場合もありますが、自分の問題ではない人間関係に首を突っ込んで問題を大きくしてしまうことはありませんか?
会社では、大人同士がパートナーシップによって業務を進めるものです。行き過ぎた正義感で他人の問題に踏み込むのはおせっかいです。行き過ぎた干渉は、煙たがられるだけですし、問題が大きくなればトラブルメーカーとして避けられてしまうでしょう。
いつも自分から挨拶している
相手にウェルカムのサインを出している人は、話しかけやすいですし、コミュニケーションが取りやすい印象を与えます。
嫌いな人との付き合い方でも紹介したように、自分から話しかける人は人間関係の幅が広がりやすいものです。反応が薄い人や、目線を合わせない、自分から話しかけないという人は、拒絶のシグナルを感じさせてしまうのです。
責任を人に押し付けたり言い訳しない
人からの信頼を得たいと思ったら、言い訳や嘘でごまかさないことが重要です。指示がわかりにくかった、期日を知らなかった…など、自分の言い訳や嘘で、他の人が責任を追求される事態は避けなければなりません。
「期日を確認しなかった自分が悪かった」といえば、「次回からお互い確認しよう」となりますが、「聞いていない」という言い方では、パートナーや上司の落ち度を責めている態度に写ってしまうでしょう。
上から目線や実績の伴わない発言はしない
ビジネス書で聞きかじってきたようなことを、意識が高い感じで発言したら、できるものならやってみなさいという雰囲気になるのではないでしょうか。泥臭く失敗したりプライドを傷つけられながら進んで、実践に結びつくものです。
そうした経験を積んできた先輩に対する敬意を忘れてはいけません。人間関係ができて、本音をぶつけ合える職場が理想ですが、お互いに敬意を大切にできるからこそ成立する人間関係なのです。
プロ意識と幅を広げるものの見方でステップアップ
仕事のときに、嫌いな人との付き合い方に頭を悩ませるのは大きなストレスになります。周りが自分をどう見ているのかも気になりますし、嫌いな人に冷たい接し方をしても大丈夫だろうかと気になりだすと、どんな態度で過ごしたら良いのか気になります。
仕事で一番重要な目的は、業務をスムーズに進めることです。嫌いな人との付き合い方に気を取られて、業務に集中できないと、仕事でミスがでたり周囲からの信用を失います。自分を責めたり追い込むような対処法は逆効果です。
接し方に悩んだら、相手に合わせることばかり考えず、業務遂行に必要なことを感情に流されず行うことです。仕事に集中していると、嫌いな相手にどう思われようが気にならなくなりますし、一歩引いた接し方で付き合いの幅を広げるコツがつかめるでしょう。