2019年02月08日公開
2019年02月08日更新
産休前の挨拶の例文!職場で産休に入る前の手紙やメッセージとは?
今回は産休前の挨拶の例文について紹介していきます。産休挨拶は、退社などとは違って復帰するという前提での挨拶になります。そのため産休挨拶は、人間関係を途切れさせないためにもとても大切な挨拶になるのです。しっかりとポイントを抑えた挨拶を考えましょう。
目次
産休前の挨拶はどうしたらいい?
女性は産休を取得する人が増えてきています。産休を取得するのは当然の権利なので、産休を取得することが悪いということはありません。堂々と取得をしましょう。
しかし産休を取得することで、仕事に支障が出るという事実を変えることはできません。あなたの仕事を引き継いでくれる同僚や職場の人への感謝の気持ちはしっかりと伝える必要があります。
今回は職場で産休に入る前の挨拶について紹介していきます。産休後は仕事に復帰するつもりがある場合には、気持ちを込めて挨拶をするようにしましょう。
産休前に挨拶をする相手とは?
産休前に挨拶をしなければいけない人から確認をしておきましょう。産休前にはどんな人に挨拶をしておく必要があるのでしょうか。うっかり忘れてしまわないように、チェックしておきましょう。
職場の上司
職場の上司にあたる人には、必ず産休前に挨拶をしておきましょう。直属の上司以外にも、近くの部署の上司と、役職がある人にはできれば挨拶をしておくほうがいいでしょう。
入社からお世話になっている上司には、特にお礼とこれからのことをお願いする意味をこめてしっかりと挨拶をしておきましょう。
小さい会社であれば、できるかぎり多くの人に挨拶をしておくことがおすすめです。産休後には仕事に復帰するつもりがあるのであれば、人間関係を大切にすることも必要です。
職場の同僚
職場の同僚には、産休中に直接迷惑をかけてしまうこともあるので、しっかりと産休前に挨拶をしておきましょう。
仕事の引き継ぎをした人には、お願いをする意味も込めて1人1人にしっかりと挨拶をしておきましょう。仕事のことで不明点があれば、連絡をしてもらえるように伝えておくことも大切です。
職場の同僚へは、メッセージカードなどを贈っておくのもいいでしょう。産休後にはまた、同僚となる人なので関係を大切にしていきましょう。
取引先
職場の人だけではなく、社外の人とも関係がある仕事をしていたという場合には、取引先の人にも産休前に挨拶をしておくことが大切です。
引き継ぎの時に1度挨拶をしているかもしれませんが、産休前にあらためてメールなどで挨拶のメッセージを送っておくといいでしょう。
産休で迷惑をかけることと、引き継いだスタッフの紹介をあわせてしておくことがいいようです。引き継ぎは、遅くても1ヶ月前には済ませておくようにしましょう。
産休前の挨拶の仕方①メールの場合
産休前には、あらかじめ自分の仕事に関係している人には産休を取得するということを伝えておくことも大切です。あらかじめ伝えておいた上で、産休前にはメールでも職場の人や仕事でお世話になっている人に挨拶をしていきましょう。
メールでの挨拶のポイント
産休前に口頭で挨拶をする機会があったとしても、念のためメールで挨拶を送っておくことが大切です。
メールで挨拶をする時には、最終出社日がいつになるのか、復帰するのかしないのかなどを記載しておくといいでしょう。
また引き継ぎにかんしてどうなっているのかも、記載しておくことで、何かあった時の対応ができるでしょう。感謝の気持ちも忘れずに書き添えましょう。
社内向けのメールでの挨拶例文
社内に向けてのメールは、確認の意味をこめたメールにもなるので、日にちなどは間違いがないように注意をしましょう。
社内向けのメールの挨拶文は、一斉メールで送ってしまっても構いません。できれば午前中に連絡をしておくといいようです。
件名:○○部署○○「産休のご挨拶」
おつかれさまです。○○部署の○○です。
私事でございますが、○月○日より産休に入らせていただきます。
業務に関しては、○○さんに引き継いでいただいております。
在職中はお世話になり、ありがとうございました。
最終出勤日は○月○日の予定です。
○年○月○日には復帰させていただく予定をしております。
復帰までの間は、皆様にご迷惑をおかけすることになります。
申し訳ございません。
復帰した後は、今まで以上に仕事に邁進してまいりますのでよろしくお願いいたします。
メールでの挨拶で恐縮ですが、また皆様と働ける日を楽しみにしております。
○○部署 ○○○○
社外向けのメールでの挨拶例文
社外の人や取引先にも念のため、前日に産休前の挨拶をメールで送っておくのがおすすめです。引き継ぎの時に挨拶をしていても、あらためて後任の連絡先などを伝えておくことができます。
復帰した時には、また良い関係を築いていくことができるように、心を込めた文章にしておきましょう。
件名:産休のご挨拶【株式会社○○ ○○】
お世話になっております。
私事で恐縮ですが、このたび○月○日より出産のため休暇をいただくことになりました。
長期の休暇となってしまいますので、その間の業務は○○ ○○が担当させていただきます。
今後は私の代わりに、○○からご連絡をさせていただきます。
また何かございましたら、○○にご連絡をいただければ幸いです。
御社や○○様には、ご迷惑とご不便をおかけすることになり申し訳ありません。
できる限りご迷惑とならないように、引き継がせていただきますのでよろしくお願い申し上げます。
産休後は復帰をさせていただく予定をしております。
その時には、○○様とまたお会いできれば幸いです。
本来ならば、直接お話させていただくところですが、こちらのメールでご挨拶とさせていただきます。
○○様のご活躍を、心よりお祈り申し上げます。
株式会社○○ ○○ ○○
後任 ○○ ○○ 携帯:***-****-****
産休前の挨拶の仕方②口頭の場合
産休前の挨拶には、メールでメッセージを送る以外に口頭で挨拶をするという方法があります。口頭で産休の挨拶を職場でする時には、どんな挨拶をするといいのでしょうか。産休前の職場での挨拶をみていきましょう。
口頭での挨拶のポイント
産休前の挨拶は口頭で行うということがあります。あらかじめ「この日に挨拶をして」と職場の上司などから言われている場合もありますが、朝礼などで突然挨拶を求められることもあります。
職場の上司などに産休前の挨拶をした時に、「朝礼で挨拶をしないとね」などといわれていたのであれば、あらかじめ挨拶のメッセージを考えておくといいでしょう。
社内でのスピーチ例文
〈朝礼で挨拶をする場合〉
おはようございます。このたび、○月○日より産休に入らせていただきます。しばらく仕事を休ませていただくことになりますので、皆様にはご迷惑をおかけいたします。
大変申し訳ございません。現時点では、○年の○月頃に職場復帰をしたいと考えております。
皆様にご迷惑をかける分、元気な赤ちゃんを産むことができるように頑張ろうと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
産休前の挨拶をするタイミング
産休の届けを出すタイミングは、会社の規定によって異なります。産休を取得したいという場合には、産休をとりたいと思ったタイミングで、できるだけ早めに相談をするといいでしょう。それでは産休の挨拶をするタイミングについて紹介させていただきます。
産休に入る前の日
産休の挨拶は、産休に入る前の日にするというのが一般的です。あまり前に挨拶をしてしまうと、出社最終日になんとなく居心地が悪くなってしまいます。
産休に入る前の日の、できれば朝に挨拶をしておくと、最終日に質問がある場合や引き継ぎ漏れがあった時の対応をすることができます。
しっかりとした挨拶は産休に入る前の日で構いませんが、引き継ぎの関係もあるので、職場で一緒に仕事をしている人には3ヶ月くらい前には産休をとるつもりがあることは伝えておくといいでしょう。
取引先には早めに挨拶
あなたにお客様がいる場合、取引先には早めに挨拶をしておきましょう。最終的にはメールで挨拶をするにしても、引き継ぎの時には後任のスタッフと一緒に取引先への挨拶回りをしておくことは大切です。
直接お会いして挨拶ができるという場合には、産休を取得することや復帰すること、後任の良いところを簡単に話すことができるようにしておくといいでしょう。
大きな仕事を任せていただいていた取引先ほど、早めに挨拶をして引き継ぎをしておくといいでしょう。しばらくは一緒に仕事をする期間があるのが理想の引き継ぎです。
産休前の挨拶で渡すお菓子について
産休前には職場の人に挨拶をすることも大切ですが、できればプラスでお菓子などを渡すことができるといいでしょう。高価な物でなくても構いません。あなたの気持ちをこめて挨拶をするアイテムにしましょう。
お菓子の選び方
産休前の挨拶で渡すお菓子は、日持ちをするものを選ぶことが大切です。その日にすぐ食べてくれる人もいれば、机の上に置きっぱなしで忘れてしまうという人もいるはずです。最低1週間は日持ちをするようなものにしておくと親切です。
1人1人に渡すプレゼントを用意するという方法もありますが、予算的に厳しいという場合には、小分けできるようなお菓子を選ぶといいでしょう。
切り分けなくてはいけないようなものや、食器を使わないと食べることができないものは、迷惑に感じられることもあるのでおすすめできません。
お菓子の予算
産休前に職場の人に配るお菓子はどれくらいの予算で考えておくといいのでしょうか。安すぎても感謝の気持ちが伝わりませんが、高すぎても驚かれてしまいます。
もしも前例がある場合には、その時と同じくらいのものをお菓子に選ぶことも大切です。
職場の人の人数にもよりますが、だいたい1人100円から500円くらいまでのものを選ぶといいようです。人数が少ない場合には、クッキーを購入してきて、自分で個包装していくというのもおしゃれなお菓子になります。
お菓子には手書きのメッセージも
産休前に置かしを配る時には、手書きのメッセージを添えるのもおすすめです。何枚にも渡ってメッセージを書く必要はありません。
付箋にメッセージを書いて貼っていくという方法もありますが、できればちょっと可愛いメッセージカードにメッセージを書き添えていくというのがおすすめです。
おすすめのお菓子は?
それでは産休前に配るお菓子のおすすめはどんな物になるのでしょうか。洋菓子と和菓子でいうと、個包装になっていることが多い洋菓子を選ぶのがおすすめです。
マドレーヌ&フィナンシェ
焼き菓子の定番でもある、マドレーヌやフィナンシェは日持ちもして1個でも見栄えがするおすすめのお菓子です。マドレーヌとフィナンシェのセットにするのもいいでしょう。
クッキー&シガール
ちょっとした時に食べてもらえる、クッキーやシガールを選ぶのもおすすめです。フィナンシェよりも日持ちするものが多いので、男性が多い職場にはおすすめのお菓子です。
ラスク
美味しいラスクを産休前に配るお菓子に選ぶのもおすすめです。有名なお店のラスクであれば、男性にも喜んでもらえるお菓子になりそうです。見た目がちょっと質素になるので、焼き菓子をプラスするのもいいでしょう。
バームクーヘン
良いことでのお休みになるので、バームクーヘンを選ぶのもおすすめです。小分けされているバームクーヘンであれば、配るお菓子としてもおすすめです。見た目も可愛いので女性が配るのにもぴったりです。
カステラ
カステラをお菓子に選ぶのもおすすめです。最近ではお土産などに使える、キューブタイプの可愛いカステラなども販売されています。挨拶で配るお菓子にはぴったりのサイズ感でおすすめです。
仲のいい同僚にはプレゼントを渡す?
産休前に職場の上司や同僚に挨拶をしたり、ちょっとしたプレゼントやメッセージカードをプレゼントするのはおすすめです。
職場の中でも特に仲がいい同僚には、他の人とは違ったプレゼントなどを渡した方がいいのでしょうか。女性としては悩めるポイントになります。
結論から言えば、必ずしも他の人とは違うプレゼントを渡す必要はありません。産休をとるのがあなたが最初なら、あなたが特別なプレゼントを渡してしまうことで、他の人も産休をとる時に同じようにしなくてはいけなくなってしまうからです。
ただし産休前に、仲のいい同僚が産休前パーティーを開いてくれたというような時には、その気持ちに感謝をこめて、みんなに渡したプレゼントとプラスちょっとしたプレゼントを渡すというのはいいでしょう。
あまり大げさなプレゼントにならないようにすることもおすすめです。仲のいい同僚は、産休中も遊びに来てくれるかもしれません。
「たまには遊びに来てね」と伝えておいて、家に来てくれた時に最大限のおもてなしをするという方法でもいいでしょう。
産休前の挨拶は心を込めて!
今回は産休前の挨拶の例文を紹介させていただきました。産休をとる時には、いずれ復帰するということを忘れずに、職場で好きな人にも嫌いな人にも、平等に心を込めて挨拶をすることが大切です。
最初にも書いたように、産休をとることは当然の権利なので必要以上に謝る必要はありません。しかし仕事で迷惑をかけることも忘れてはいけないことです。
お互いに気持ちよく職場を出ることができるように、心を込めた挨拶をするようにしましょう。