日本橋のデートスポット！三越前周辺の夜の遊びスポットも紹介

日本の交通の起点である日本橋。現在でも、国道1号線をはじめ、7本の国道の始点となっており、日本橋の道路中央には、「日本国道路元標」の銅板が、橋のたもとにはレプリカが埋め込まれています。

日本橋のシンボルの一つである麒麟像前は、映画にもなった、東野圭吾氏の『麒麟の翼』の撮影場所としても知られ、絶好のフォトスポットになっています。

江戸時代から交通と商業の中心だった日本橋は、歴史が息づく伝統の街としての顔と、最先端の流行発信地としての顔を持ちます。江戸の風情と現代の活気が共存する日本橋には、おすすめのデートスポットが目白押しです。

1603年、徳川家康の命によって日本橋川にかけられた木造の橋、それが日本橋の始まりです。翌年には東海道や甲州街道、中山道、日光街道、奥州街道の五街道が定められ、日本橋はその始点となりました。

現在の日本橋は20代目で、1911年（明治44年）建造の石造り二重アーチ橋、国の重要文化財に指定されています。橋には32体の獅子像が建ち、橋の両端の阿吽の獅子像は、日本橋の守護、威厳を象徴しています。中央に鎮座する麒麟像は、繁栄と発展の祈りを込めて建立されました。

日本橋へは、東京メトロ銀座線、東西線、都営地下鉄浅草線の「日本橋駅」や、東京メトロ銀座線、半蔵門線の「三越前駅」からすぐとアクセスも抜群で、交通の要としての日本橋の姿を今に伝えています。

日本橋界隈には、江戸時代から続く老舗の名店も多く、江戸時代の町人文化の中心地でもあった当時を思い起こさせます。1673年創業の呉服屋「越後屋」を起源とする「日本橋三越」は、日本初の百貨店ともいわれており、日本橋の顔ともいえる存在です。

再開発が進み、新しい商業ビルが次々とオープン、話題の飲食店も多く、ランチタイムには行列が絶えない人気店も数多く存在します。古の繁栄を今に伝える日本橋は、商業の中心地として今なお成長、発展を続けています。日本橋は、老舗と最新スポットが共存するホットなエリアです。

日本橋は昔から商業の街としての顔を持っています。東京駅からも近く、遊び場がたくさんあります。昼と夜とではその表現をがらりと変える日本橋。活気あふれる日本橋の、昼の遊び場、おすすめのデートスポットをご紹介します。

日本橋のランドマークタワーとし、2004年にオープンした複合型商業ビルです。「時を超えて」がテーマで、衣・食・住・遊・癒しのすべてにわたって個性的な店舗を展開しており、何度でも来たくなる、そんな空間です。

夜間ナイトアップイベントもあり、一日中楽しめるデートスポットです。地下鉄「日本橋駅」から直結しているので雨の日のデートにもぴったりです。
 

都会の真ん中に、高層ビルを背景に建つ鳥居が印象的な古社で、859～876年にはすでに日本橋に鎮座していたとされます。源義家、徳川家康、徳川秀忠など有名な武将が参詣したと伝えられています。

ビルに囲まれた一角に、そこだけ異空間のような静寂の森があり、デート中にも憩いのひと時を提供してくれます。
 

水上から東京の街並みを望むことができる水上クルーズ。日本を代表する有名な橋を巡りながら、江戸の風情が残る風景を楽しみます。隅田大橋をくぐると清洲橋の向こうには東京スカイツリーがそびえ、絶好のフォトスポットになっています。

4つあるコースは、いずれも生ガイド付きで、日本橋界隈の歴史に触れることもできます。期間限定ながら、幻想的な風景とライトアップされた橋が楽しめるサンセットクルーズもあり、デートにも遊びにもぴったりです。
 

日本橋には新しい遊びスポットが次々と登場しています。昼は近くのオフィスで働くビジネスマンやビジネスウーマンで賑わう日本橋ですが、夜は夜でまた違った顔を見せてくれます。

夜も魅力的な日本橋の、おすすめの遊び場、デートスポットをご紹介します。

夏期限定で開催される現代の金魚鑑賞が「アートアクアリウム」です。金魚と、水と、光と、最先端のテクノロジー、ジャパンアートが織りなす幻想的な世界が、真夏の灼熱の太陽と、さまざまな日常を忘れさせます。

江戸時代も夏に涼を呼ぶ娯楽として人気があった金魚鑑賞が、現代では一大エンターテイメントとして甦りました。毎年大勢のカップル、家族連れ、観光客が押し寄せる人気スポットです。

眩いばかりの光と金魚の乱舞に目も心も奪われること間違いなし、ロマンティックなデートにはおすすめのスポットです。
 

日本橋散策、遊びに疲れたら、リラクゼーションサロンでゆっくりリラックスしてリフレッシュするのもおすすめです。「癒し空間 Oasis」は、完全個室でしかもカップルでは入れる部屋もあるので、デートには最適です。

マッサージとデトックスですっきりしたら、もう一度夜の日本橋に出て、デートに続きを楽しみましょう。
 

「マンダリン オリエンタルホテル東京」の38階にあるラウンジは、ホテルの宿泊客でなくても使うことができ、優雅で贅沢な時間を過ごすことができます。ちょっと大人の、リッチな夜のデートを楽しみたいなら、ぜひおすすめのスポットです。

足元から天井まで広がる窓からは、都会のきらびやかな夜景を望むことができ、大人のデートにぴったりです。ラグジュアリーな大人の空間は、デートのムードをこれ以上ないくらいに盛り上げてくれます。ティータイムにはおしゃれで豪華なアフタヌーンティを楽しむこともできます。
 

都会にいながらその喧騒を忘れさせる最新鋭のシネマコンプレックスが、「TOHOシネマズ日本橋」です。海外のエアラインでも採用されている高品質のレザーシートを導入したプレミアムボックスシートは、有料ではありますが、疲れやストレスをまったく感じさません。

ラージスクリーン、ドルビー音響効果など、最高の環境で最高の作品を鑑賞でき、ワンランク上の映画館で、大人の映画鑑賞を楽しめます。
 

今でこそ企業名を冠した駅名は珍しくありませんが、「三越前駅」はその草分けのような存在です。日本橋へは地下鉄「三越前駅」からもすぐです。「三越前駅」そばには、新たな商業施設がオープンし、観光スポット、遊び場として注目を集めています。

「三越前駅」周辺のおすすめのデートスポットをご紹介します。

ライオンの像がトレードマークの「三越」。待ち合わせ場所としても最適です。日本橋三越本店の建物は、1935年に増改築され、現在は国の重要文化財に指定されています。

ショッピングやグルメはもちろんのこと、日本橋三越本店には、正面入り口の上に立つ商業の女神マーキュリー像、中央ホール2階バルコニーにあるパイプオルガン、館内各所に見られるアンモナイトの化石、中央ホール1階吹き抜けにある女神像など、見どころが満載です。

「三越前駅」地下コンコースには1805年の日本橋を描いた絵巻物が展示されており、地下鉄からのアプローチも遊び心に溢れています。
 

三越前に建つ3つの商業ビルが「COREDO室町」です。

江戸時代から続く老舗や各地の有名店を集めた「COREDO室町1」、有名店が新業態を展開する革新的で斬新な「COREDO室町2」、「質のよい暮らし」を掲げ、インテリアショップや生活雑貨店が終結する「COREDO室町3」から成っています。

「TOHOシネマズ日本橋」も「COREDO室町2」に入っています。
 

地下鉄「三越前駅」に直結した日本橋三井タワーは、地上39階、地下4階の高層ビルで、中にはオフィスやショップの他、「千疋屋総本家 日本橋店」や「マンダリン オリエンタル 東京」が入っています。

隣接する三井本館には「三井記念美術館」があり、「三井記念美術館」には、日本橋三井タワーのアトリウムから行くことができます。「三井記念美術館」には、三井家が収集した4000点以上の美術品や工芸品が収蔵展示されています。
 

国の重要文化財に指定されている、「日本橋高島屋」本館建物。西欧の歴史的建造物の意匠と和風建築様式が融合した外観は見ごたえたっぷりです。

建築的な見どころを案内してくれる見学ツアーもあり、建造物に興味がある人には見逃せないスポットです。日本橋三越本店同様、ショッピングだけでなく、歴史的な知識欲も満たしてくれます。

もちろん、ショッピングも充実。ハイファッションから老舗の和菓子まで、品揃えが豊富で格式が高いデパートです。
 

日本橋には有名なレンチスポットがたくさんあります。オフィスも多いので、人気店は、ランチタイムには長い行列ができることも少なくありません。

日本橋に行ったなら一度な行ってみたい、デートにおすすめのランチスポットをおすすめします。

TVや雑誌でもよく紹介される、「たいめいけん」。1931年創業の、言わずと知れた老舗洋食店です。食通で有名だった池波正太郎氏ら著名人も多く通った名店です。有名なのは映画「たんぽぽ」にも登場した「たんぽぽオムライス」ですが、何を頼んでもはずれがありません。

1階はカジュアルな洋食店、2階は本格的なレストランになっています。ランチデートなら1階がおすすめです。
 

「てん茂」はてんぷらの名店です。1885年（明治18年）創業。創業当時は屋台でしたが、1907年、地下鉄「三越前駅」近くの現在の地に店を構えました。四季折々の旬の食材を胡麻油で揚げる、江戸前の味を守り続けています。

メニューは天麩羅御飯のコースのみで、決して安いとは言えませんが、目の前で揚げるてんぷらは天下一品です。食事の進み具合を見ながらてんぷらを揚げてくれるので、ゆっくり話しながらでも、慌てずにできたての美味しさを味わえます。
 

1902年（明治35年）創業の「にほん橋 やぶ久」。名物はスパイスがきいたカレー南蛮で、辛さが選べます。一番人気はピリッと辛い辛口で、TVや雑誌でもよく取り上げられています。その他、江戸時代から続く伝統のそばにはファンが多く、行列が絶えない人気店です。

昭和の雰囲気を色濃く残した店内は、個室もありしっとりとした大人のランチデートにおすすめの店です。ミニご飯とミニそばを自由に組み合わせるランチメニューもあるので、いろいろ食べたい人にもおすすめです。
 

日本橋の最新デートスポットの一つ、日本橋コレドにある「ピッツェリア ダ チーボ コレド日本橋店（PIZZERIA DA CIBO）」。

500℃の石窯で焼く、本格的なナポリピッツァが楽しめる店です。ランチのピッツァは10種類以上あり、パスタもあります。モチモチとした記事は小麦粉の甘味が引き出されており絶品です。
 

夜の日本橋は大人のムードたっぷりです。遊び疲れたあとで、ゆったりとくつろげる大人のデートスポットをおすすめします。

カジュアルな雰囲気で楽しめるフレンチビストロ。ほとんどの人が注文する「自家製シャルキュトリーの盛り合わせ」は、ハムやコンフィ、パテ・ド・カンパーニュなど手作りにこだわった、伝統的なフレンチのアペリティフ8点盛りです。

クラシカルな雰囲気はデートのぴったり。ワインの品揃えも豊富で、日本橋の夜をロマンティックに彩ります。
 

世界中で活躍を続けるサルバトーレ・クオモがグランシェフを務める新感覚のイタリアンレストランです。オリジナリティ溢れるサルバトーレ・クオモの料理を心ゆくまで堪能できます。

BGMの概念を覆す圧倒的なサウンドで体を包み込む「The BAR」では、ここでしかできない新しい体験が待っています。
 

「BRASSERIE D ＆ SWEETROOM」は、銀座にあるイタリアンレストラン「DAZZLE」の姉妹店で、本格的な食材を使ったハイセンスな料理をカジュアルに提供するフレンチブラッスリーです。

広々とした店内はおしゃれで大人の雰囲気。デートの夜を締めくくるにはぴったりの店です。
 

地下鉄「三越前駅」直結の日本橋三井タワーにある5つ星ホテル「マンダリン オリエンタル 東京」の2階アトリウムに位置する「ヴェンタリオ」は、本格的な地中海料理が楽しめる、開放的なビュッフェスタイルのレストランです。

メニューが豊富でスウィーツも充実しており、ビュッフェながら優雅な雰囲気でのんびりと食事を楽しむことができます。
 

日本橋にはスィーツのおすすめスポットもたくさんあります。おしゃれなアフタヌーンティ、老舗の甘味処、スウィーツ巡りだけでも一日中遊べるほどです。

デートの途中の一休みや、お土産にも最適なスィーツをご紹介します。

デートの途中で素敵なティータイムを過ごしたかったら、シャングリ・ラ ホテル東京の「ザ・ロビーラウンジ」で優雅にアフタヌーンティはいかがでしょうか。

ホテルの28階から日本橋の街を眺めながら、伝統的な紅茶と一緒に、クラッシックなスコーンやサンドウィッチが楽しめます。イギリスの上流階級のような雰囲気が味わえます。
 

ふっくらと焼けた生地と艶やかな餡が後を引くどら焼きは、リピータも多い人気商品です。夕方には売り切れてしまうことも多いので、早めに買いに行くか、予約がおすすめです。
 

徳川将軍家御用達の老舗菓子司「日本橋 長門」。保存料や防腐剤を使用せず、今も伝統の製法で美味しく美しい和菓子を作り続けています。

本わらび粉を使ったくず餅はプルプルの食感。可愛らしい千代箱に入った半生菓子は、日本橋土産や贈答品としても人気です。夕方には売り切れてしまうことが多いので、早めに買いに行きましょう。
 

日本橋はいろいろな遊び方ができる素敵な場所です。日本橋周辺で楽しく遊べるおすすめのデートコースをご紹介します。

日本橋には江戸時代から続くような歴史のある店がたくさんあります。江戸の息遣いを感じながら、伝統を守り続ける老舗巡りをするのも、日本橋でおすすめのデートコースの一つです。

和雑貨なら、日本橋で200年以上続く和紙店「榛原」。外国人観光客にも人気の店です。森鴎外や川端康成、永井荷風、向田邦子などの文化人たちにもファンが多く、遠方から買いにくる人も多いです。

「三越前駅」近くの「有便堂」は良質の書画材が揃います。日本橋さるやは、日本で唯一の爪楊枝専門店で、1本1本が手作りです。

味付け海苔の元祖として知られる「山本海苔店」、江戸時代から庶民に愛されている菓子司「榮太樓總本舗」、日本橋に魚河岸があった頃から魚の練り製品を作り続けている「神茂」など、老舗の名店は引きも切りません。

そして、日本橋デートでぜひ行っておきたいのが、「三越前駅」直結、COREDO室町1」の「にんべん日本橋本店」です。隣の「だし場」では、日本料理の要「だし」の美味しさを再確認することができます。
 

日本橋のたもとから乗船し、東京を水上から楽しめる水上クルーズは、日本橋ならではの遊びスポットです。コースはいくつもあり、時間や、目的に合わせて選べます。

まずは日本橋を歩いて麒麟像や獅子像を見学、旅の始まりをあらわす日本国道路元標も忘れずに見ておきましょう。乗船後は、ガイドの説明に耳を傾けつつ、川の流れと風に江戸から東京へと続く時の流れを感じましょう。

サンセットクルーズでは、途中で日没を迎え、船上から東京の夜景を楽しむことができます。また日本橋に戻ってくるのもいいですが、日本橋から浅草までクルーズし、浅草散策を楽しむのも素敵なデートプランの一つです。
 

日本橋の古い建物は、重要文化財に指定されるなど、貴重なものが多く、せっかく日本橋に行ったのなら見ない手はありません。夜間はライトアップされることもあるので、時期によっては幻想的な美しさが堪能できます。

地下鉄「三越前駅」にある日本橋三越本店のルネッサンス様式の建物は、それ自体が芸術品のような美しさです。外側だけでなく、柱や階段、エレベーターなども興味深い意匠で目を引きます。三越から徒歩約2分のところにある日本銀行本店本館も、重要文化財に指定されています。

外から眺めるだけでもその重厚さは感じられますが、せっかくなら事前予約をして館内を見学するのがおすすめです。「日本橋駅」まで戻ると、日本橋高島屋があります。日本の百貨店で初めて重要文化財に指定された建物は必見です。
 

日本橋は、歴史と伝統が生きる、古くて新しい街です。日々成長を続ける日本橋は、昼も夜も楽しめる遊び場がたくさんあります。老舗もその伝統に寄りかかるだけでなく、新しい時代に合わせて変化し続けています。

だから、日本橋は何度行っても飽きることがなく、行くたびに新しい発見があります。呼吸し続ける日本橋で、素敵なデートを楽しんでください。