「里」という名前の意味や名付け！里の漢字の男の子と女の子の名前も紹介

古里や山里といった言葉に使われる「里」は、大らかさや穏やかさを感じる漢字です。そのため、男の子の名前にも女の子の名前にも、使われることがよくあるでしょう。

しかし、名付けにおいてポピュラーな漢字であるが故に、「里」を使った名付けでは迷いがちです。

そこで、今回は「里」を使ったおすすめの名前を、男の子と女の子に分けて紹介したいと思います。近々生まれる子供に「里」を使った名前を贈ろうと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

「里」とは、綺麗に区画された田畑や故郷、道のりなどを意味する漢字です。道のりを意味することから、中国や日本では古くから距離の単位としても使われています。現在中国では1里は500m、日本では1里は約4000mとされているのです。

主に故郷や田畑を意味する「里」は、人の温かさが感じられる漢字なので、「里」を名前に使うと名前全体に大らかな印象を与えることができます。

「里」は訓読みでは「さと」、音読みでは「り」と読みます。名付けでは「さとし」や「のり」と読むこともあるのです。「さとし」や「さと」は柔らかさや大らかさといったイメージが強い響きの読み方でしょう。

また、「り」という読み方には、洋風で可愛らしい響きがあります。さらに、道のりという意味を連想させる「のり」という読み方には、賢くたくましい響きがあるでしょう。

「里」は耕作地を意味する「田」と、神様を祀る社を意味する「土」が合わさって生まれた漢字です。神様を祀る社を中心にして人々が田畑を広げていき、村や町ができていったことから、「里」という漢字が生まれたと考えられています。

また、田畑を広げていく時に、田畑の距離を測ることが多かったことから、「里」は距離の単位としても使われるようになったとされているのです。

「里」の総字画数は7画です。姓名判断では7画の漢字は金運がとてもよい漢字とされています。そのため、お金に困らないようにという願いを込めて名付ける時には、「里」はぴったりの漢字なのです。

しかし、7画の漢字は恋愛運や仕事運が下降気味になるので、仕事運や恋愛運がよい字画の漢字と組み合わせて名付けることをおすすめします。

名付けの際には、子供のために名前のイメージも考慮する必要があります。「里」を使った名前には、どのような印象を抱かれやすいのでしょうか?以下では、男の子と女の子に分けて、「里」を使った名前の印象を詳しく解説していきたいと思います。

男の子の名前に使う「里」は、「さとし」や「のり」と読まれることが多いでしょう。

「里」を使った男の子の名前には、漢字のイメージから穏やかなイメージを抱かれやすいのです。また、読み方の響きのイメージから、賢いイメージや柔らかいイメージを抱かれることもあるでしょう。

そのため、聡明で優しい男性に育ってほしいという願いを込めた名前を男の子に贈りたい場合は、「里」を使った名前がおすすめです。

女の子に贈る名前に使われる「里」は、「り」や「さと」と読まれることが多いでしょう。女の子の名前に「里」を使うと、素朴で可愛らしい印象になります。また、「里」を「さと」と読む女の子の名前には、大らかで素直な印象も抱かれやすいでしょう。

さらに、「里」を「り」と読む女の子の名前は、洋風で綺麗な印象が強い名前になります。

名前に温かいイメージを与える「里」を使った名付けでは、いくつかのポイントがあります。そこで、以下では「里」を使った名付けにおいて、注意したいポイントも紹介していきましょう。

「里」を使った名付けに挑戦しようとしている人は、ぜひしっかり確認してみてください。

「里」は見た目が左右対称なので、どのような漢字とも合わせやすい漢字です。しかし、字画数は7と少ないので、少ない字画数の漢字と組み合わせてしまうと、苗字の総字画とのバランスが悪くなってしまいやすいでしょう。

そのため、名前全体の字画のバランスに特に注意しながら名付けることをおすすめします。さらに、ある程度候補が絞れたら、名前と苗字を組み合わせてみて、苗字と名前の字画のバランスを確認してみましょう。

「里」は姓名判断では、金運以外の運勢に難がある漢字とされています。そのため、なるべく金運以外の運勢をカバーできる漢字を組み合わせるようにしましょう。

一生名前を使っていくのは子供なので、子供のためになるべく運勢のバランスもとれた名前を考えることをおすすめします。

「里」は安定感のある見た目の漢字なので、同じく安定感のある漢字を組み合わせると、全体的に重くどっしりした印象になってしまうこともあります。

そのため、「里」と組み合わせる漢字選びでは、安定感よりも軽やかな見た目や華やかな見た目を重視してみてください。それらの印象の見た目の漢字と「里」を組み合わせた名前は、全体にまとまりのある名前になるでしょう。

「里」を使った名前を子供に贈りたい人は多いと思います。そこで、以下では「里」を使った男の子の2文字の名前を、具体的に取り上げていきましょう。

「里」を使った漢字2文字の名前を検討中の人は、ぜひ以下の名前も考えてみてください。
 

「里」を使った漢字三文字の名前を男の子に贈りたい人もいるでしょう。「里」は見た目のバランスがよいので、比較的他の漢字とマッチしやすい名前です。しかし、漢字三文字の名前をバランスよく考えるのは難しいでしょう。

そこで、以下の表では「里」を使った漢字三文字の男の子の名前の例を挙げていきたいと思います。
 

「里」を使った女の子の2文字の名前の種類は特に多いので、考えれば考えるほど迷ってしまいがちでしょう。そこで、以下では特におすすめな「里」を使った女の子の漢字2文字の名前を表で紹介したいと思います。
 

「里」の他に2つの漢字を組み合わせることができる漢字3文字の名前では、選べる組み合わせが増える分、より迷いやすくなります。そこで、以下では女の子におすすめの「」を使った漢字3文字の名前も一覧で取り上げていきましょう。
 

「里」は名付けで特にポピュラーな漢字です。そのため、「里」を使った名前の芸能人もたくさん存在しています。そこで、以下では「」を使った名前の芸能人を4人紹介していきましょう。

実力派女優の代表的存在である吉高百合子さんは、「里」がつく芸能人といったら誰もが思いつく芸能人でしょう。

高校生の時から女優として活動し続けている吉田田百合子さんは、チャーミングな雰囲気と素直な性格で老若男女からの人気を集めています。そんな吉高百合子さんは、まさに「里」の漢字の素朴な可愛らしさを体現していると言えるでしょう。

日本のベテラン人気歌手である渡辺美里さんは、力強い歌声で多くの人を魅了し続けています。

若い頃から人気歌手として注目されながらも、こつこつ歌声を磨き続けてきた渡辺美里さんは、50歳を超えた今でも力強い歌声を維持しています。素直で努力家な所は、まさに「里」という安定感のある漢字のイメージと重なるでしょう。

芥川賞や泉鏡花文学賞などを受賞している作家の柳美里さんも、「里」を使った名前をもつ芸能人です。柳美里さんの率直でいて深い味わいのある文章は、多くの人を惹きつけています。

ノンフィクション小説やエッセイ、ブログなどでも精力的な活動をマイペースに続ける柳美里さんには、まさに「里」の大らかな印象と重なる雰囲気があるのです。

AKB48の全盛期にメンバーの1人として大活躍していた篠田麻里子さんも、「里」が付く名前を持つ芸能人です。

篠田麻里子さんはお茶目さと透明感が印象的なアイドルとして、人気を集めました。AKB48卒業後もタレントやファッションブランドのオーナーとして活躍しています。人懐っこくお茶目な性格は、まさに「里」の漢字のイメージ通りでしょう。

今回は名付けで特にポピュラーな漢字である「里」を使った名前について、詳しく解説しました。

「里」を使った名前はたくさんあるので、子供への願いを込められる素敵な名前が必ず見つかるでしょう。また、「里」という素朴で優しい印象の漢字は、名前に柔らかい印象を持たせたい時にも使えます。

近々生まれる予定の子供の名前を考えている人は、ぜひ「里」を使った名前をぜひ検討してみてください。