コトリバコは実在するのか?島根にある?作り方や真相まとめ
怖い話は好きでしょうか。今回はコトリバコについて紹介させていただきます。コトリバコは小鳥箱ではありません。子取り箱というとても恐ろしい呪いの箱の話です。読むときには注意をして明るいところで読んでください。それでは最強の呪いの箱の話をまとめていきましょう。

目次
コトリバコは実在するの?
夏になると色々な怖い話や怖い映画が放送されますね。そんな怖い話として有名なものに、「コトリバコ」という話があります。
あなたは怖いお話は好きでしょうか?
「コトリバコ」というと、なんだか可愛い箱を想像するかもしれませんが、今回紹介するコトリバコは、漢字で書くと「子取り箱」となります。
漢字のイメージでもあまり良いイメージはないと思いますが、このコトリバコは小鳥とは無縁の、呪いの箱と呼ばれる類のもので、その最強の呪いはハッカイだと言われています。
そもそもコトリバコって?
真相はわかりませんが、コトリバコとは都市伝説のひとつとされています。もともと地方にあった本物の言い伝えのようですが、テレビで取り上げられたことで、その後に一気に有名な話になりました。
コトリバコとは本物の呪いの箱のことになります。コトリバコと呼ばれる箱の中に入っているのは、子供の体の一部なのだそうです。しかもその箱は、簡単に開けることができないように、複雑な構造になっているのだとか。どうしてそんな箱ができたのでしょうか。
コトリバコの歴史
コトリバコの歴史をみてみると、江戸時代が始まりだと言われたり、明治初期が始まりだと言われたりしています。真相はわかりませんが、歴史の内容についても諸説あります。
明治初期や江戸時代に、部落差別を受けていたものが、その差別を恨んでコトリバコを作ったという説と、部落差別を受けていたところにコトリバコの作り方を知っているものが逃げてきて、作り方を教える変わりに匿うように頼んだという説、自分がコトリバコを作りたいから、作り方を教える代わりに、生贄にする子供をよこせと言ったという説など様々です。
その時につくったコトリバコも1つだったとか2つだったとか、お話の内容は様々なものがあるようです。
ただし共通した話としては、本物のコトリバコの呪いの効果は恐ろしく、その後呪われたものは苦しみぬいて死んでいったのだそうです。
呪いには様々な段階があり、一番強い呪いと言われたのがハッカイになるのだそうです。
コトリバコは有名な都市伝説の中の1つ
コトリバコとは最初にも書いたように、有名な都市伝説の1つです。どのあたりで発生した伝承なのか、どんなものなのかもはっきりとわかっているのに、実際の写真やその後の文献としては残っていないもののようです。
真相はわかりませんが、インターネットの中では、コトリバコの矛盾点を上げている人もいるようです。色々不思議なこともあるコトリバコとはどういったものなのでしょうか。その後のことなど、もう少し詳しくみていってみましょう。
コトリバコは実在する場所
コトリバコは都市伝説の1つですが、どこで実在していたのかというのは、テレビやインターネットでも話題となりました。本物のコトリバコはどこで実在していたのでしょうか。実在していた場所などをまとめていきましょう。
島根県に実在した?
本物のコトリバコが実在した、または実在すると言われているのが、島根県の山間部です。その後の島根県の隠岐の島だという説が有力ではあるようです。
島根県の隠岐の島というと、日本地図をみると島根県よりはちょっと離れたところにある島になっています。島根県の山間部なのか、隠岐の島なのか真相ははっきりとはしていないようです。
島根県隠岐の島とは
今回はコトリバコが実在したと言われる怖いところとして紹介していますが、島根県の隠岐の島は、自然に囲まれたとても良い環境の島になります。
観光で行くのにも、田舎暮らしを考えている人にもおすすめのスポットです。隠岐の島というと、マラソンで行ったことがあるという人も多いかもしれませんね。ローソクの形をしたローソク島なども有名です。
隠岐の島のイカやサザエ、イワガキも美味しいと有名です。ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
神社
真相はわかりませんが、島根県に実在した本物のコトリバコの効果はとても強く、呪いの段階はハッカイまであります。
作った人にも呪いがかかると言われているようです。そこで、その呪いの力が少し落ち着いて、その後にお祓いができるようになるまで、島根県にある古い神社に保管したと言われています。
しかし島根県の神社にあるコトリバコの噂を聞きつけた人が、そのコトリバコを盗んだりして島根県から出てしまったものもあるようです。そのため島根県以外の神社や古い建物の中に本物のコトリバコがあることもあるのだそうです。
コトリバコの作り方の手順
都市伝説のコトリバコは作った人も、その後に呪われる人と同じように苦しんで死んでしまうと言われています。本物のコトリバコを作ることはおすすめしませんが、都市伝説で伝えられているコトリバコの作り方の手順を簡単にまとめてみます。真相はわかりませんが、もし実在するのであれば、本当に恐ろしい呪いの箱といえるでしょう。
コトリバコの作り方の手順①箱を作る
どういう理由かはわかりませんが、本物のコトリバコは箱の構造が複雑なものでなくてはいけないようです。コトリバコの作り方ではパズルのようになっていて、簡単には開けられない細工箱を用意します。
そしてその箱の中をメスの畜生(人に飼われている動物)の血で満たします。この作り方の時点でとても怖いです。
コトリバコの作り方の手順②子供の体を入れる
その後血で満たした箱を1週間放置したら、血が乾ききらないうちに子供の体の一部を入れます。このとき何歳の子供のどの部分を入れるかが変わってくるそうです。
生まれたばかりの子供の場合には、へその緒を入れます。7歳までの子供のはらわたから絞った血を入れるのだそうです。10歳までの子供の場合は、人差し指を先をいれます。
子供の人数によって、ハッカイまで段階をつけることができたのだそうです。
コトリバコの作り方の手順③フタをする
本物の子供の一部を入れたら、その後特殊な構造の箱のフタをして、簡単に開けられないようにして憎い相手に送りつけます。こんなものを送りつけられたら嫌ですね。
贈りつけられた相手は、それが呪いの箱だとは気が付かないようです。気が付いたとしても、なぜか手放すことができない不思議な力があるとも言われています。
コトリバコに使用される子供の数で箱の呼び方が変わる
コトリバコには生贄の子供を何人使ったのかで箱の呼び方が変わるのだそうです。先ほどから紹介しているように、最強の呪いの箱がハッカイです。
子供1人の場合にはイッポウ、2人の場合はニホウ、3人の場合はサンポウ、4人はシホウ、5人はゴボウ、6人がロッポウで、7人がチッポウ、8人がハッカイです。
8人のハッカイ以上はどうなるのかという話になりそうですが、実際にコトリバコができるのは7人のチッポウまでなのだそうです。それはコトリバコの呪いの力が強すぎるために、ハッカイを作っている途中で作っている人が死んでしまうからなのだとか。
そのためハッカイのコトリバコは実在せず、一番呪いの力が強いものでもチッポウまでしかないのだそうです。真相はわかりませんが、ハッカイの呪いの威力は恐ろしいものなのです。
コトリバコの呪い
真相はわかりませんが都市伝説として、実在したとまことしやかにささやかれているコトリバコですが、本物のコトリバコの呪いとはどういうものなのでしょうか。
コトリバコで呪われた人はその後に死んでしまっているため、実際にはどういう呪いがあるのか詳しくはわからないようです。真相はわかりませんが、コトリバコの呪いについてわかるかぎりで紹介させていただきます。
コトリバコの呪い●最恐の贈り物
コトリバコの呪いは、箱の作り方は大変ですが、相手を呪うときには、作ったその後にただ相手のもとに届ければいいというものになっています。
箱が細工箱になっているため開ける事ができないので、しばらくは手元に置いておくことになります。そうこうしているうちに、その後近づいたものを呪い殺すという効果があるようです。
コトリバコの呪い●女性や子供を殺す
コトリバコの呪いは、主に女性や子供にかかるようです。女性や子供を殺すことで、子孫繁栄を途絶えさせることが最終目的となっているのです。
ハッカイのコトリバコはできませんが、できるだけ呪いを強くしたいというのは、この子孫に関係してきます。子孫が多いものへの呪いには、たくさんの子供の生贄が必要だったと言われています。
コトリバコの呪い●作った人をも呪い殺す
コトリバコの呪いは、贈られた人だけでなく、コトリバコを作った人にも及びます。ハッカイを作っているときは、作っている途中で呪い殺されてしまうようですが、チッポウまでのコトリバコでも、作り終えた後に呪いが作った人にも訪れてしまうと言われています。本当に、人を呪わば穴二つといえるでしょう。
コトリバコを元にした映画
島根県で実在したと言われるコトリバコの都市伝説は、その話を元にした映画や漫画などが登場しています。もっとコトリバコを元にした映画があるのではと思ったのですが、意外にも映画の題材としては不向きなのか、映画になっていることは少ないようです。ここではコトリバコを元にした映画のあらすじを少し紹介させていただきます。
コトリバコを元にした映画「ことりばこ」
都市伝説のコトリバコを元にした映画が「ことりばこ」です。この映画の話の中では、島根県なのかどうかという地域の限定はされていません。
映画の主人公は友達と一緒に自然豊かな田舎のペンションに泊りに来ます。その近く神社があり、地元の人が止めるのも聞かずに、その神社で肝試しをしてしまうことからストーリーははじまります。
神社から帰ってきた友達の中に、神社から箱を持ってきてしまった人がいたのです。その日から友達の間で不思議な出来事が次々と起こっていくというお話の映画です。
なかなかパンチのある映画ですが、ところどころツッコミどころもある映画のようです。気になる人は一度映画も観てみてください。
コトリバコを元にした映画「ポゼッション」
海外の映画なので、コトリバコを元にしたとはいえないかもしれませんが、なんとなくコトリバコをイメージさせるような映画なのだそうです。最終的には悪魔付きというお話なので、違うなと思う人はスルーしてください。
主人公である父親は離婚をして、娘と2人で暮らしていました。ある日、ガレージセールで見つけた箱を娘が気に入り買って帰ることにします。しかしその日から娘は異常に箱に執着するようになり、奇行も繰り返すようになります。
娘にはすでに何かがとりついていたのです、というストーリーで展開されていきます。最初にも書いたように、最終的には悪魔がとりついているという話になっていくので、ジャパニーズホラーが好きだという人にはおすすめできません。
2000年に入ってからのコトリバコの噂
都市伝説であるコトリバコの話は明治初期のお話でしたが、なんと近年になってからの噂もあるのです。真相はわかりませんが、それは2006年、島根県の神社の倉庫の解体のときに出てきたというコトリバコの話です。
ぱっと見はちょっと変わった細工箱だったため、誰かがそれを持ち出してしまったのだそうです。そのコトリバコはハッカイだったのか、持ち出した人がどうなったのか、持ち出されたコトリバコが今はどこにあるのかは、誰にも分らないのだそうです。
結局コトリバコは実在するの?
ここまで都市伝説であるコトリバコのことをまとめてみましたが、結局のところ本物のコトリバコというのは、本当に実在するのでしょうか。あなたはどう感じたでしょうか。
コトリバコはネットで生み出された?
真相はわかりませんが、そもそもコトリバコの話が出たのはインターネットだと言われています。それまで文献や口承もなかったそうですが、インターネットでそのページができると、瞬く間に広がっていったのだそうです。
こう考えると、もしかしたら実在しないのかもしれないし、もともとあった別の話からコトリバコが生まれたという可能性も否定できません。
インターネットの中では実際にコトリバコをみたという人や、コトリバコが家の納屋にあったという人の書き込みもあったようです。しかし全てはインターネットの中です。写真などの添付はなかったようです。
はたして真実かどうか、判断をするのはあなたになるかもしれません。
本当に怖いのは
都市伝説であるコトリバコが本当に怖いのは、本当にコトリバコを作ろうとしてしまうことや、コトリバコの存在を必要以上に怖がってしまうことです。
人を呪わば穴二つといいますが、誰かを呪うときには自分にも呪いが返ってくるかもしれないということを理解して呪わなくてはいけません。
また必要以上に呪いを怖がることは、あなたにかけられた呪いではないものも引き寄せてしまうことがあります。
コトリバコが実在するかは知らないほうがいい
今回はコトリバコは実在するのかについてまとめてみました。最恐の呪いの箱であるコトリバコは、本当に実在するのか、結局のところ実際にコトリバコが出てきたわけではないので、わからないところが多いという結果になっています。
しかしコトリバコが実在したとしても、実在しなかったとしても、関わらないほうがいいものであることには変わりはないようです。コトリバコに出会わなくてもいいように、良い生活を送ってください。
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