性嫌悪の女性の原因は?克服方法7つと診断するチェック方法
性嫌悪な女性が増えていると言われていますが、性嫌悪とはどうゆうことなのでしょうか。また、性嫌悪になる原因とは何でしょうか。性嫌悪の原因から、性嫌悪を克服する方法、さらには、性嫌悪の可能性があるかどうかの診断について紹介します。
目次
性嫌悪の意味とは?
性嫌悪の意味は、性的なことや性行為に対して強い嫌悪感を抱く事をいいます。性嫌悪の人は、性行為や性的事柄を嫌がり、性的なこと全てが罪であるかのような考えを持ってしまうのです。
性嫌悪の意味を見ると、性行為が最低なものであり、なぜ性行為がこの世にあるのかと思ってしまう人もいるのではないか?ということが想像できます。性嫌悪は、思っている以上に深刻なものなのです。
性嫌悪になる女性の原因は?男性の60%に原因があった!
性嫌悪になる女性の原因とは、何があるのでしょうか。性嫌悪になっている女性には原因があります。女性が性嫌悪になる原因は1つではありません。しかし、何かしらの原因が必ずあって、女性は性嫌悪になっているのです。
また、性嫌悪の原因の60%が男性にあるとも言われていますが、なぜ性嫌悪の原因が男性になるのでしょうか。どんな原因があって性嫌悪になる女性がいるのか、その原因について紹介します。
性行為自体がいけないものと思う
性嫌悪になる女性の原因は、性行為自体がいけないものだと思っているからです。これは、家庭環境も大きく関係しています。小さい頃から母親に「性行為は気持ち悪い」などのように植えつけられた人は大人になって性嫌悪になることがあります。
他にも、父親が性的な本を持っていたのを見て気持ち悪くなったなどのように、小さな頃に性行為はダメなことだということがインプットされているため、性嫌悪になるのです。
さらに、性行為自体がとんでもなく悪いことで、性行為をすると犯罪かのような気持ちになる人もいて、性行為自体の捉え方が悪であることが原因で、性嫌悪になる女性もいるのです。
性行為に対しての大きなトラウマがある
性嫌悪になる女性の原因には、性行為に対しての大きなトラウマがあることです。性行為自体に昔は嫌悪感がなかった人でも、トラウマを植え付けられたがために、性嫌悪になるのです。
そのトラウマとは、男性から暴力を振るわれたとか、無理矢理性行為をさせられたなどです。異性に対してのトラウマが、性嫌悪になる原因になっているのです。
この場合は、心に大きな傷を作っています。心の傷が深いため、トラウマがなかなか消えずに辛い人も多いでしょう。このトラウマは、ほぼ男性が原因で起きたトラウマともいえます。
挿入障害や薬による障害
性嫌悪の女性の原因には、挿入障害や薬による障害があります。挿入障害は、挿入時に激痛を感じたり、違和感を感じることで、性行為が辛いものになることです。挿入障害は女性にとっては辛い障害の1つです。
次に、薬による障害ですが、薬による障害は、薬物誘発性機能障害と言います。この障害は、薬の副作用によって起きる性嫌悪です。そのため、薬との向き合い方によって、障害を克服することができるでしょう。
このように、何らかの障害によって性嫌悪になることもあるのです。障害が原因ということに気づかない女性もいるため、思い当たるものがあれば、障害も視野に入れていたほうがいいでしょう。
ホルモンバランスの関係
性嫌悪になる女性の原因には、ホルモンバランスも関わってきます。よく聞くのが、性嫌悪になる女性は、出産の後が多いということです。出産後は、ホルモンバランスが崩れやすいため、性嫌悪になりやすいのです。
セックスするメンタルどころではなくなるのも原因の1つです。ホルモンバランスが崩れることで、セックスに対して嫌な気持ちになるというよりは、興味自体を失ってしまうのです。
しばらくすると、また回復してくる可能性もあるので、この時期に無理してセックスと向き合わないほうがいいでしょう。
性嫌悪の女性の恋愛の特徴
性嫌悪の女性の恋愛の特徴について紹介します。恋愛をすると、いつかはパートナーと性行為をする機会が訪れるでしょう。しかし、性嫌悪の女性は、恋愛において性行為を持つことを嫌います。
そのため、恋愛にも独特の特徴が表れやすいのです。どんな恋愛をしていくのか、見ていきましょう。性嫌悪の女性は、そもそも恋愛に興味があるのかも気になるところでしょう。
スキンシップを取りたがらない
性嫌悪の女性の恋愛の特徴は、スキンシップを取りたがらないというものがあります。手を繋ぐのも嫌ですし、手を腰に回されたり、肩に回されたりするのも嫌います。
性嫌悪の女性は、肌が触れ合うことを極端に嫌うのです。また、手を繋ぐなどのステップを踏んでいくと、性行為が近づいている気がして、不安になる人もいるでしょう。
そのため、スキンシップを取ること自体が嫌なので、恋愛において、カップルになったとしても距離がある恋愛をしてしまうでしょう。
プラトニックな関係を望んでいる
性嫌悪の女性の恋愛の特徴は、プラトニックな関係を望むというものがあります。性嫌悪の女性は、恋愛相手のことを嫌っているわけでも、恋愛相手自体が気持ち悪いと思っているわけでもありません。
性行為を気持ち悪いと思っているだけなのです。そのため、恋愛においては、性行為なしのプラトニックな関係を望んでいます。好きだから一緒にいたいけど、好きだからといって、性行為はしたくないと思っています。
そのため、性嫌悪の女性は恋愛で非常に悩みます。お互いに好きだから相手が性行為を求めてくることは理解しています。しかし、どうしても触れることも触れられることもできないので、プラトニックがいいと思ってしまうのです。
性が絡むと一気に気持ち悪くなる
性嫌悪の女性の恋愛の特徴は、性が絡むことで、一気に気持ち悪くなるというものがあります。性嫌悪の女性は、性が絡まなかったら恋愛相手のことが大好きなのですが、性が絡むと途端に無理になるのです。
例えば、キスでも、唇が触れ合うだけで気持ち悪いと感じますし、ディープキスのように深いキスになるともう耐えられません。そのため、性嫌悪の女性の恋愛は、ナチュラルな中学生の付き合いたてのような恋愛になることが多いのです。
そのため、性嫌悪の女性も、付き合いたてのときは、相手を好きだと感じているでしょう。しかし、付き合いが進むにつれて、相手と離れたくなるのです。付き合いが進むほど理解し合えないと思う人もいるでしょう。
愛情を深めることができない
性嫌悪の女性の恋愛の特徴には、愛情を深めることができないというものがあります。性行為だけが愛情を深める手段とはいえませんが、性行為をすることで、より相手のことが好きになるという感情は必ずあります。
性行為があって、相手を愛しく思う気持ちが増すものですが、性嫌悪の女性は性行為ができないので、愛情が深まりにくいのです。そのため、恋愛をしても、どこか上辺だけの恋愛になるという特徴も持っています。
性嫌悪の女性と付き合う男性にとっても、理解できないと思うことが多くなり、お互いがギクシャクしたまま付き合うなんてこともあり得るのです。
すぐに破局を迎えてしまう
性嫌悪の女性の恋愛の特徴には、すぐに破局してしまうというものもあります。やはり、性行為を拒否してしまうので、相手が遠ざかってしまうところがあるのです。
相手にとっても、自分が嫌われていると勘違いをしてしまいますし、性嫌悪の女性にとっても申し訳ないという気持ちから、どんどん心がすれ違っていくのです。そのため、恋愛をしても破局が早いのです。
性行為がないことが原因で、破局を迎えたら、より性嫌悪になる可能性もあるでしょう。やはり自分が悪いんだと恋愛において落ち込むことも多くなります。
恋愛自体をしたいと思わない
性嫌悪の女性の恋愛の特徴には、性が絡むなら恋愛自体をしたくないと思うというものもあります。恋愛をすると、どうしても性が絡んでくるため、気持ち悪さが勝つのです。
そのため、恋愛は汚いものだという気持ちが強くなり、恋愛自体に拒絶反応を示す人もいるのです。また、恋愛をしても相手に迷惑をかけるだけだと思う人もいます。
だからこそ、恋愛はもういいやと思い、徐々に恋愛に興味をなくしていくのです。恋愛に興味をなくすことで、恋愛から離れていく性嫌悪の女性も多くいて、性嫌悪が直らないまま過ごす人もいます。
性嫌悪の女性は恋愛できる?
性嫌悪の女性は恋愛ができるかどうかですが、性嫌悪だからといって、恋愛が全くできないわけではありません。しかし、パートナーの理解は必ず必要になります。性嫌悪が原因で破局し、もう恋愛ができないと感じる女性はいるでしょう。
恋愛することにめんどくささを感じる人もいます。しかし、性嫌悪であることに理解を示してくれる相手がいたり、克服しようと頑張る自分がいたりすると、恋愛ができる可能性は十分にあります。
性嫌悪の克服方法7つ
性嫌悪を克服する方法について紹介します。性嫌悪の女性は、一生性嫌悪のまま克服することなんてできないのでは?と感じるものでしょう。
しかし、性嫌悪は時間がかかることがありますが、克服することができる障害でもあります。そのため、諦めずに性嫌悪を克服していこうと思う気持ちが大事です。
性嫌悪の克服方法を知って、少しでも性嫌悪を克服していこうという気持ちを高めるようにしましょう!
性嫌悪であることを打ち明ける
性嫌悪を克服する方法は、付き合っている人がいるならば、パートナーに性嫌悪であることを打ち明けましょう。そうでなければ、性行為を求め、性行為を拒否するあなたに、パートナーは不信感を持ってしまいます。
性嫌悪である自分を1番わかってほしいと思う相手は、付き合っているパートナーではないでしょうか。まずは正直に性嫌悪であることを話すことが大事です。
性嫌悪であることを話したところで、パートナーは愛情深く対応してくれるでしょう。それができないパートナーとは、性嫌悪でなくても先がないので、別れるべきです。
性嫌悪について理解を深めてもらう
性嫌悪を克服する方法は、性嫌悪について理解を深めてもらうことです。性嫌悪についてパートナーに、ただ「セックスが嫌」ということを伝えるのではなく、何が原因となってセックスが嫌になったのかを伝えてください。
そして、性嫌悪という症状があること、性嫌悪で悩んでいる人が多くいることも伝えましょう。性嫌悪に対する理解がなければ、ただ性行為が嫌いな人としか思ってもらえません。
性嫌悪に対して理解を深めてもらうことで、より性行為への向き合い方を考えることができるのです。
性行為が悪いことではないと理解する
性行為を克服する方法は、性行為が悪いことではないと理解することも大切です。性行為は、性欲を発散させるもので汚いものだと思わないでください。そう考えていると、性行為が悪いものと思ってしまいます。
性行為は、パートナーを大切にする行為であり、パートナーとの絆を深める行為であって、とても神聖なものと捉えてください。また、性行為は、許された相手とだけできる素敵なものだと思うのもいいでしょう。
性行為を克服するには、性行為への概念そのものを変えていくことも大事です。性行為は本来は愛情あっての行為であることを忘れないでください。
性目的ではないスキンシップから始める
性嫌悪を克服する方法は、性目的ではないスキンシップから始めるというものがあります。性嫌悪の人は、スキンシップを取るのでさえ拒否する人もいます。そのため、まずは、性目的ではない触れ合いからスタートするのです。
たとえば、肩をトントンと叩くところから始めてもいいでしょう。性目的ではないとわかっていれば、触れられるはずです。そして徐々に手に触れるところまで持っていくといいでしょう。
手に触れる行為も、性行為でなくても恋人同士なら当然にすることです。性行為目的だけで、手を繋ぐカップルはいないので、ただ触れたいから手に触れるという気持ちで軽いスキンシップをしていきましょう。
少しずつ触れる場所を増やして嫌なときは嫌という
性嫌悪を克服する方法は、少しずつ触れる場所を増やしていき、嫌なときは嫌ということです。性嫌悪を克服するには、やはりスキンシップを自然と取っていくことが大事になります。そのためにも、触れられる場所を増やしていきましょう。
最初は肩、そして手だったのを少しずつ腕だったり、首だったりと増やしていきます。そして嫌だなと感じたときは、嫌と伝えてください。嘘をつくと克服することができないので、1歩1歩進んでいくことが大事です。
ゆっくりと性行為について向き合っていく
性嫌悪を克服する方法は、ゆっくりと性行為について向き合っていくことです。少しずつでいいので、スキンシップが取れるようになったら、性行為について向き合う姿勢を作るようにしましょう。どうしても無理なときは、またスキンシップに戻りましょう。
性行為のことを考えただけで無理だと思うときは、1から話し合っていき、わかってもらいましょう。何度もスタート地点に戻っていいので、少しずつ向き合うようにしていくといいのです。
これは非常に時間がかかることなので、焦らずに、たっぷり時間をかけましょう。時間をかけるほどに前に進んでいると思って、丁寧に性行為と向き合うのです。
カウンセリングに行く
性嫌悪を克服する方法には、カウンセリングに行くというものもあります。カウンセリングに行くと専門家と話すことができ、克服するためには、1番の近道となるでしょう。しかし、カウンセリングに行くのも勇気がいるものです。
ただ、カウンセリングというのは、悩んでいる人のためにあるものです。性嫌悪を克服したくてカウンセリングに通う人はたくさんいます。
性嫌悪のカウンセリングは、心療内科などになります。セックス専門のカウンセリングもあるため、性嫌悪をどうしても克服できないと悩んでいる人は、是非相談に行ってみましょう。
性嫌悪の治療方法とは?
性嫌悪の治療方法には、どんなものがあるのでしょうか。性嫌悪を克服したいと思ってカウンセリングに行こうかな?と思っても、どんな治療方法があるのか分からないと、不安でしかないでしょう。
性嫌悪の治療方法と聞くと、何か怖いことをされるのではないかとか、トラウマになる治療があるのではないかと想像する人もいることでしょう。そのため、ここでは、性嫌悪の治療には何があるのか、紹介します。
性的不能治療薬
性嫌悪の治療方法には、性的不能治療薬という薬を処方されるものがあります。また、抗うつ薬を処方されることもあります。しかしこの治療は、カウンセリングや病院で性嫌悪症としっかり判断された際に行うものです。
性嫌悪の治療は、実は薬での治療よりも大事な治療法があります。次に紹介する治療法をチェックしましょう。
心のケア
性嫌悪の治療でとても大事なのが心のケアです。性嫌悪になる人のほとんどが、心に傷を負っています。心の傷が原因で、性嫌悪になることが多いため、性嫌悪の治療では、心のケアが重視されます。
しっかりと自分が性に対して感じていることを話し、どう向き合っていけばいいのかという解決策を専門家の人と一緒に考えていく治療法は、性嫌悪を根本的に治療するために大事なことなのです。性嫌悪の治療は、不安もあるでしょうが、怖いものではありません。
性嫌悪は女性だけではない!性嫌悪の男性もいる?
性嫌悪というのは、女性に当てはまるものだと考える人も多いですが、実は男性にも性嫌悪の人はいます。男性の性嫌悪の人にも、トラウマがあったり、性行為が汚いことだという考えが原因で、性嫌悪になっているのです。
男性の性嫌悪の人も、女性の性嫌悪の人と同じように悩んでいます。中には、家庭環境が原因で性嫌悪になった男性は、兄弟全てが性嫌悪だという人もいるぐらいです。
男性の性嫌悪の人も、カウンセリングなどで克服する方法はあります。性嫌悪が原因で、したいと思っている恋愛ができない人も男性の中にはいるのです。
性嫌悪かどうか診断するチェック方法
性嫌悪についてここまで見てきた中で、「もしかして私も性嫌悪かも・・・。」と思う人もいるでしょう。そこで、性嫌悪かどうか診断するチェック方法を紹介します。性嫌悪か診断することで、性嫌悪の可能性が分かります。
ただ、簡単な診断になるので、本当に性嫌悪か診断したいときは、病院に行ってみましょう。しかし、性嫌悪の可能性があることが分かれば、克服方法も考えられます。
性嫌悪かどうかの診断をすることは、前向きなことです。結果に不安があると思いますが、結果を知ってよい方向に進むためにも、性嫌悪かどうかの診断をしてみましょう!
チェックしてみよう
チェック方式で、性嫌悪の診断を行います。当てはまるものがあれば、チェックしていき、チェックした数を覚えておきましょう。
【性嫌悪診断】
□性行為に対しての欲がない
□性行為に違和感を感じている
□性行為なしで付き合いたいと思う
□性行為自体が嫌になっている
□性行為の途中で気持ち悪くなる
□性的表現の漫画やテレビに嫌な気持ちになる
□性的にしっかりしていない人に嫌悪感がある
□軽いキスはいいがそれ以上の関係は想像することもできない
□性行為をするのが怖い
□性行為が好きな男性を冷たい目で見てしまう
診断結果
【診断結果をチェック!】
・0~3個・・・性嫌悪の可能性が少々あると診断できます。しかし、その日の気分によって変わる場合もあるでしょう。
・4~6個・・・性嫌悪の可能性があります。セックスに対して否定的な気持ちがあると診断できます。
・7~10個・・・性嫌悪の可能性が非常に高いと診断できます。セックスに対して、強い憎悪感を持っています。
性嫌悪は辛いことだが克服できる!
性嫌悪について紹介しました。性嫌悪で悩んでいる人って想像以上にいるでしょう。最近は、性嫌悪の人が増加しているとも言われています。性嫌悪であるがために、恋愛から離れてしまう人もいたり、自分はダメな人間と思う人もいるでしょう。
しかし、性嫌悪であるだけで、自分を欠陥があると思わないことです。性嫌悪は辛いものであり、克服にも時間がかかりますが、ゆっくりと焦らずに向き合っていくことで、性嫌悪を克服できる可能性もあるのです。
性嫌悪かもしれないと思ったら、カウンセリングに行くとか、パートナーに理解してもらうなどして、少しずつ克服していきましょう。性嫌悪に向き合ったほうが、自分らしい人生が送れるでしょう!