デフォの意味とは?使い方を例文を用いて紹介

「デフォ」という言葉を耳にしたことはありませんか?ビジネスシーンや日常会話ではカタカナ言葉が溢れています。聞いたことはあるけれど、よく意味は理解していない、なんてことはないですか?「デフォ」の意味と使い方をマスターしましょう。

デフォの意味とは?使い方を例文を用いて紹介のイメージ

目次

  1. 1「デフォ」の意味や使い方をマスターしよう!
  2. 2「デフォ」の意味とは?
  3. 3「デフォ」の使い方
  4. 4「デフォ」の類語
  5. 5「デフォ」以外で知っておきたいカタカナ言葉
  6. 6「デフォ」の意味と使い方をマスターして上手く使おう

「デフォ」の意味や使い方をマスターしよう!

日常会話でカタカナ英語を使うことが多くなっています。ビジネスでの会話や友人との会話で「デフォ」という言葉が出てきたことはありませんか?

どういう意味だっけ?と思いつつも、話を合わせた経験はありませんか?

正しい意味を知らずに使って、恥ずかしい思いをしないためにも「デフォ」の意味と使い方をマスターしましょう。

「デフォ」の意味とは?

「デフォ」とは、英語の「デフォルト(default)」が由来の言葉です。

元々の英語の意味は、主に3つあります。

1.債務不履行、怠慢
2.法定への欠席
3.不出場、棄権

英語の「デフォルト」と日本で使われるカタカナ英語の「デフォルト」には少し意味の違いがあります。日本語としての「デフォルト」には、次の3つの意味があります。

債務不履行

経済・金融の分野で使われることが多いです。債務不履行とは、約束をしているにも関わらず責任を果たすべき者が、その責任を果たさないことを言います。

初期設定

IT用語として、ソフトウェアやハードウェアの初期設定・初期状態の意味で使われます。
スマホやパソコンなどの、買ったばかりで何もカスタマイズしていない状態を指します。

普通・当たり前の状態

一般的な「デフォ」はこの普通・当たり前の状態を表したい時に使われます。本来の英語の意味である「怠慢」とIT用語としての「初期設定」が転じてこのような意味になりました。

ユーザーが何もしない、設定を怠った場合の初期設定が基本設定となり、当たり前・基本・いつものことといった状態を指して、「デフォ」と言われるようになりました。

日本で使われるカタカナ英語としての「デフォ」にも様々な意味があり、英語とは異なる意味で使わることがあるようです。状況をよく理解した上で、使いこなせるようになりましょう。

「デフォ」の使い方

日本で使われる「デフォ」は、英語とは異なる意味で使われることが一般的です。

「デフォ」は、普通・標準の状態を表現したい時に用います。「いつも~だ」「~が当たり前だ」といったことを表す時に使われます。


 

「デフォ」を使った例文

実際にどういった時に「デフォ」が使われるのか、具体的な3つの例文でご紹介します。

例文①~~がデフォ

「あの人は遅刻がデフォだよね」
「このキャラは可愛い衣装がデフォ」
「あそこのラーメン屋は硬麺がデフォ」

いつものこと・当たり前・基本の意味で使われます。

「あの人はいつも遅刻している」
「このキャラはいつも可愛い衣装だ」
「あそこのラーメン屋は硬麺が基本だ」
といった意味です。

このように人に限らず、物についても表すことができます。ラーメン業界でも「デフォ」が使われています。麺の茹で加減や味加減などを注文せずに出される、そのお店の基本のラーメンのことを指します。

また語尾に「~だよね」と付けると、相手に賛成を求めるような表現になります。例えば、「朝はパンがデフォだよね」などです。人によって価値観は異なります。自分の意見を押し付ける言い方や不快感を与えてしまう言い方は避けましょう。

常識的・一般的な事柄を指す場合には問題ありませんし、使い方をマスターすると非常に便利な言葉です。

デフォで~~

デフォでコーヒーを買う」
「デフォで寝癖ついてるよ」
「デフォでマツエクしているよね」

この場合もいつものごとく、当然のようにといった意味で使われます。

「当然のようにコーヒーを買う」
「いつものように寝癖ついているよ」
「いつもマツエクしているよね」
といった意味で使われています。

デフォの状態

ここでは、初期設定・初期状態を表す例文をご紹介します。

「パソコンがウィルスに感染してしまったみたい。」
「仕方ない、デフォの状態にするしかないね。」

パソコンなどにトラブルが起こった場合に、初期設定に戻すことを想定した会話です。
新品で手に入れた時の標準設定の状態という意味です。

多くの人が持っているスマートフォンでは、工場出荷時の状態を「デフォの状態」と言います。

「デフォ」の類語

デフォの類語には次のような言葉があります。
 

・標準                     
・未払い

どういった状況で使われるのかを例文で説明します。

標準

「標準」とは、何かを行うときの目安・基準となるものを指します。手本や模範になるものです。この場合の例文としては、以下のようになります。

「~は標準に合っていない」
「そのように判断するのが標準である」
「彼女の行動は標準的である」

また、平均的であること、その度合や数値のことを言います。普通、並みといった意味もあります。「標準サイズ」「標準仕様」「標準より多い」このような使い方ができます。間違えやすい言葉として、「照準」があります。

「ボールに当たるようにバットの照準を決める」といったように使われます。「照準」は狙いを定めるという意味ですので、「標準」とは異なる意味を持つ言葉です。

Thumb男性・女性の肩幅の平均サイズや標準は何cm?測り方を紹介
男性も女性も肩幅で悩んでいる人は多いです。肩幅の平均サイズを知り自分の肩幅を測ってみましょう...

未払い

「未払い」とは、まだ支払っていないことです。「デフォ」の債務不履行という意味と似ていますね。

「未払いの給料」「給食費の未払い」といった言い方があります。まだ支払われていないという意味で「不払い」という言葉があります。「不払い」とは、相手が意図的に支払いをしない状態のことです。

「未払い」は相手が支払う意思があるものの、何か事情があってまだ支払われていない状態のことですので、少し意味合いが違います。
 

「デフォ」以外で知っておきたいカタカナ言葉

「デフォ」のように知っておくと便利なカタカナ言葉は他にもあります。「聞いたことはあるけれど、意味が分からない」と思ったことがある方もいるはずです。参考にしてみてください。

リスケ

「リスケ」とは、「リスケジュール(reschedule)」の略語です。「再び予定を立て直す」という意味で、ビジネスでの会話やメールの中でよく使われています。

「今日の会議は中止になりました。リスケしておいてください。」→その日予定していた会議が中止にになり、会議の日にちを変更してください、という意味です。

「カタカナ言葉」に若者のイメージや軽い印象、あまり丁寧ではないと思う人もいます。大事な取引相手や上司など「リスケ」が適しているか、相手を選んで使いましょう。また、略語の「リスケ」は海外では通じないので注意が必要です。

コスパ

「コスパ」とは「コストパフォーマンス(cost performance)」を略した言葉です。
コストは費用、パフォーマンスは性能や効率のことです。「コストパフォーマンス」とは、費用に対する性能や効率という意味になり、費用対効果と呼ばれます。

コストが指す費用は、お金だけではありません。ただ安いから「コスパが良い」というわけではありません。自身がその価格から得られた満足感によって変わります。

「コスパの良い交通手段」という例で説明します。

学生さんで時間はあるけれどお金を節約したい人には、長時間の移動でも価格が安い夜行バスなどが「コスパの良い交通手段」になりますよね。

一方で、忙しいビジネスマンにとってはどうでしょう?お金を出しても良いから、移動時間が短い方が「コスパが良い」と言えるのではないでしょうか。

このように満足度は人によって異なるので、コスパ=お金がいつも正しいとは言えないのです。満足感によって「コスパ」の良し悪しは異なることを理解しておきましょう。

バッファ

ビジネスシーンで「バッファ」という言葉を耳にしたことはありませんか?

「バッファ」とは「バッファ(buffer)」が語源の言葉です。衝撃を和らげるための緩衝物という意味の英語です。そこから派生して様々な分野で使われるようになりました。ここでは、ビジネス用語としての「バッファ」をご紹介します。

ビジネス用語としての「バッファ」は、時間的な余裕があるという意味と交渉などで相手とこちらのクッション的な役割という意味で使われます。前者の意味では「スケジュールにバッファを持たせる」といったように用いられます。後者の意味では「彼に次の商談のバッファになってもらおう」などが例として挙げられます。
 

「デフォ」の意味と使い方をマスターして上手く使おう

以上、「デフォ」の意味と使い方、その他使えるカタカナ言葉をご紹介しました。使い方をマスターすると、色々なシーンで使える非常に便利な言葉です。ただ、使う相手や言い方を使い分ける必要はあります。スムーズに会話のやり取りができるご参考になれば嬉しいです。

関連するまとめ

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ