タットワの技法のやり方とは？危険性も含めて解説！

タットワの技法、という言葉を聞いたことがあるでしょうか。言葉の雰囲気から、インドの格闘技のワザか何かかな？と思う人もいるかもしれませんが、タットワの技法とは異世界を覗く一つの手段なのです。

タットワの技法は、19世紀イギリスで創設されたオカルト結社、黄金の夜明け団の重要人物であるJ.W.ブロディ=イネスが西洋魔術にインド哲学で定められた五大元素を図形にしたタットワを持ち込んだことがはじまりとされています。

決まった配置に並んだ図形を長い間見つめることで意識を異世界に持っていくことができる瞑想方法として黄金の夜明け団で使われていた方法ですが、インターネット上では都市伝説的に“異世界へ行ける方法”として語り継がれています。

都市伝説としての“異世界へ行く方法”は昔から様々な方法が語り継がれています。エレベーターに乗る方法や六芒星に「飽きた」と書く方法等が有名です。

今自分が置かれている状況に不満を持っている人は多いです。その誰もが持つ不満から、「ここではない別の世界に行きたい」という願望が生まれる為、多くの人が“異世界へ行く方法”に心惹かれるのです。

“異世界へ行く方法”にはいろいろとありますが、タットワの技法は、その方法の中でも準備に手間がかからず、チャレンジしやすい方法なので、一度試してみたい！と思っている人にはぴったりかもしれません。

タットワとは、サンスクリット語で“それが、それであるもの”を意味する言葉です。黄金の夜明け団で用いられるタットワは、水・風・火・地の四大元素と霊（空と表現されることもあります）の五つの元素を図式化したものです。

まず四大元素についてご説明します。アパスと呼ばれる水を表す元素は白か銀の三日月形、ヴァーユと呼ばれる風を表す元素は青色の円形、テジャスと呼ばれる火を表す元素は赤色の三角形、プリトヴィーと呼ばれる地を表す元素は黄色の四角形です。

そして五つ目の元素、アカシャーと呼ばれる霊（空）を表す元素は紫色の卵型で表されます。

それぞれ単独に描かれたものと、一つの元素の中に小さく別の元素が描かれたものの25種類があり、本来はそれぞれが描かれた25枚のカードを使った瞑想方法が用いられていましたが、今回ご紹介するタットワの技法では25種全てが並べられた１枚の紙を使います。

タットワ技法には、五代元素が描かれた25種類の図形を使うことが今までのご説明でわかっていただけたと思いますが、それでは、実際にどうやって異世界を覗くのでしょうか。ここでは、タットワ技法のやり方をご説明していきたいと思います。

実際に行う際は、この記事に書かれている注意事項をよく読んで守ってください。また、何が起こっても自己責任で行ってください。

黒い背景に25個のタットワが決まった配置で描かれた紙を用意し、数分凝視します。この画像は自分で用意しても、インターネット上の画像をパソコンやスマートホンで見ても大丈夫です。

ただ、自分で用意する場合、色むら等があると正しく行えない可能性があるので、絵の具や色鉛筆等で塗りつぶしたものを使わず、パソコンで作ったものをプリントアウトしたり、色紙を切り抜いて作る等すると良いでしょう。

なるべくまばたきはせず、視界に画像だけが入るようにしましょう。他のことは考えず、ただ無心で画像を2分以上見つめ続けます。

数分画像を凝視した後、すぐ白い紙や壁等を見ます。そうすると、目の中に画像の残像が見えます。残像は、しばらく見つめていたものを視界から消すと、そのものの補色（反対色）が視界に残る様になっています。タットワの反対色の残像がチカチカして視界に残っているのがわかるでしょう。

その残像を見て、頭の中で自分の体の大きさくらいにイメージを引き延ばします。目の前で残像が大きくなっていく様子を想像し、実際にその映像が見えるように感じてください。集中力のいる作業なので、聴覚や視覚に邪魔が入らない環境で行いましょう。

自分の大きさくらいにまで広がった残像の向う側を見ます。すると、残像の向こう側に本来そこにあるべきでない景色が透けて見えてきます。

そして、その景色の方へ行きます。イメージとしては、おおきくなった残像をドアにみたて、そのドアを開けたり、くぐったり、通り抜けたり、とにかくドアの向こう側に行くイメージです。そのドアをこえた先に異次元の世界が見えれば、成功です。

タットワの技法のやり方がこれでおわかりいただけたと思いますが、では実際にタットワの技法を試した人は画像の向こう側にどんな景色が見えたり、どんな体験をしたりしたのでしょうか。

こちらでは、タットワの技法をやってみた人たちの体験談をご紹介します。

タットワの技法で画像を数分間凝視している時に、画像に男の顔が見え、こちらを見ているという体験談があります。男の顔はどす黒かったと言う人もいます。

見知らぬ男の顔がこちらを睨んでいる様に見え、とても不気味に感じタットワの技法を途中でやめたらその男の顔がたまにフラッシュバックする様になったという人もいます。

その際、頭痛がしたり耳鳴りがしたりするそうです。異世界からの警告か呪いの様なものかもしれません、かなり不気味な体験談です。

画像を凝視した後、残像の向こう側の異世界を見る段階で、室内にいるはずなのに海や山等、そこにあるはずのない景色が広がっていた、という体験談もあります。

その景色が異世界なのかどうかは、実際その景色の中に入って確認したという体験談は見当たらないので謎ですが、あるはずのない景色が見えるというのは十分不思議な体験と言えるでしょう。

とても希少な体験例ですが、実際に異世界に行ってしまったと語る人もいます。

タットワの技法を試した後、耳鳴りと頭痛が続き、気が付けば異世界に飛ばされてしまったという体験談では、苦労して運よく現実世界に帰ってこられた様で、一度異世界に行ってしまうと戻るのは難しいのかもしれません。

画像の向こうにモヤが見えたり、画像が震えるようにゆがんで見えた後、どこかに吸い込まれる様な感覚がして必至で抵抗した、という異世界へ行ってしまうのを未然に防いだ体験談もあります。

体験談を読むだけでも不気味なタットワの技法ですが、どういった危険性があるのでしょうか。

体験談で気になるのは、タットワの技法を終えた後でも残る頭痛と耳鳴りです。また、タットワの技法中に見えたものが頭の中にこびりついて離れない、というものもあります。

自分自身が一瞬覗いた異世界に魅入られてしまっているのか、それとも異世界から執着されているのか、理由はわかりませんが後遺症的なものが残る危険性があることを覚悟しておいた方がよいかもしれません。

そういった危険なことにならない為にタットワの技法をやる上で注意することが何点かあるのでご紹介していきます。

本来のタットワの技法は黄金の夜明け団が意識的に白昼夢を見る為考え出したものがベースになっているので、黄金の夜明け団が行っていた方法になるべく従うのが良いでしょう。

それによると、タットワの技法は始める前と後にまずお祓いをすることが重要です。正しいやり方はとても複雑だそうですが、何かお経をワンフレーズとなえるだけでも有効とされています。

また、体調の悪い時は行わない様にすること、頻繁にやるのではなく一度行ったら数日は必ずあけること等も重要とされています。

タットワの技法は集中力を必要とするものなので、体調が悪い時に行ったり、頻繁に行ってしまうと成功しないだけですめば良いですが、何か良くない結果が引き起こされてしまうかもしれません。

異世界に興味があって、やってみたい！と思った人は注意事項に気を付けて試してみてください。こういうオカルト的なものは、真実なのか真実でないかではなく、その人が信じるか信じないかが重要になってきます。

実際は異世界が見えていなかったとしても、これまでの体験談を読んで自分が頭痛がする様になったと信じていれば実際に頭痛がしてきますし、異世界にとらわれた気持ちになるかもしれません。

何かおかしな結果になった場合にはどこかでお祓いをしてもらったり等、自分の気持ちが落ち着く方法を見つけましょう。