手癖が悪い人の心理や特徴!人の物を取るのを治す方法も紹介
手癖が悪い人の心理や特徴とは?すぐ人のモノに手を出してしまう手癖が悪い人がいますが、その心理や特徴をご紹介します。また、手癖が悪い原因や手癖が悪い人との上手な接し方、手癖が悪い自分の治し方なども取り上げますのでチェックしてみてください。
目次
手癖が悪い人ってどんな人なの?
すぐに人のモノに手を出してしまう、盗ってしまうような手癖が悪い人がいます。このような人というはどんな心理でその行動にいたっているのでしょうか。
また、手癖が悪い人によく見られる特徴や手癖が悪くなってしまった原因としてよく挙げられるものもチェックしていきましょう。
さらに、手癖が悪い人が近くにいる場合の上手な接し方や自分自身が手癖が悪い場合の治し方などもご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
手癖が悪いとは?
そもそも「手癖が悪い」というのはどのような意味なのでしょうか。これは手を変な風に動かす癖があるという意味ではなく、基本的には「人のモノを盗む」ということを意味している言葉です。
そして、魔が差して1度盗んでしまったというような人ではなく、人のモノを盗ってしまう行為が常習的、習慣的になっている状態を指して「手癖が悪い」と言い、そんな癖がある人を「手癖が悪い人」と言います。
また、「モノを盗む」というだけではなく「手を出す」という意味もあるので、たとえば「人の恋人に手を出す」とか「他人の恋人ばかりを狙って横取りする」というような人も手癖が悪いと言われます。
手癖が悪い人の心理
人のモノを盗んでしまったり、人の恋人に手を出すことが習慣的になっているような人を手癖が悪い人と言いますが、この手癖が悪い人というのはどんな心理をしているのでしょうか。
通常の心理や普通の人の気持ちであれば「人のモノを盗ってはいけない」と分かっていますし、欲しくても盗むような行為を実行することはありません。
しかも、普通は行わないであろう行為を「習慣的に行なう」心理とはどんなものなのか、「手癖が悪い人の心理」を探っていきましょう。
楽に手に入れたい
手癖が悪い人の心理には「楽に手に入れたい」というものがあります。正規の方法でモノを手に入れるよりも「人のモノを盗る」ほうが楽な場合も多いので、その「楽」を選んでいるということです。
たとえば普通に購入する場合には、お店まで行ったりネットで注文する作業もありますし、何よりもお金がかかります。ですが、人のモノを盗ってしまえばそれらをすべて省いて盗った瞬間に手に入ります。
購入するモノではなくとも、どこかまで出向いて採取してきたり、拾ってきたりしたようなモノでも、盗んでしまえばその苦労を一切せずに手に入るので、それを一番に考えている心理があります。
人のモノが魅力的に見える
手癖が悪い人の心理の中には「人のモノが魅力的に見える」ということもあります。特に欲しいと思っていなかったものでも、それが「他人のモノ」だとなると、途端に欲しくなってしまうという心理です。
この心理は幼い頃から出ていることも多く、友達がおもちゃで遊んでいると、そのおもちゃが使いたくて取り上げたりするのですが、少し遊んだら空きて放置していたりするような状況です。
人が使っていたり持っていたりすると魅力的に見えるけれど、手に入ってしまえば魅力が失われるので「とにかく人のモノが欲しい」と感じてしまう心理です。もちろんこれは「人の恋人」も含まれます。
悪いことをしている意識がない
手癖が悪い人というのは、人のモノを盗ってしまう行為に対して「悪いことをしている意識がない」というのもよく挙げられる心理です。
お金を盗んだり、高価な物品を盗む場合には「コソコソ」と盗るので多少は悪いことだと分かっているのですが、それがバレても罪の意識がなく、悪びれる様子がないのです。
また、「人の恋人」を奪ったり、手を出す行為についてはコソコソすらせずに堂々とアプローチをかけて奪っていくことも多く、そこに関しての罪の意識はモノを盗むよりさらに希薄になっています。
スリルを味わいたい
手癖が悪い人が持っている心理としては「スリルを味わいたい」というものも挙げられます。人のモノを盗んでいるときのドキドキや手に入ったときの高揚感が癖になっているというものです。
つまり、これに関しても人のモノ自体が欲しいのではなく、その「人のモノに手を出す行為」自体が目的になっているので、人のモノが魅力的に見えるのと近い心理があります。
どうしてもそのモノが欲しいからついつい盗んでしまったということではないので、手に入ってしまえばそのモノからは興味を失います。そしてスリルを求めて、また別のモノを盗んでいくのです。
手癖が悪い人の特徴
手癖が悪い人がどんな心理でその行為を行っているのかをチェックしましたので、続いては手癖が悪い人によく見られる「特徴」をチェックしていきましょう。
手癖が悪い人にも色々な人がいますので、この全てが必ず当てはまるということではありませんが、よく見られる特徴として確認してみてください。
自己中心的な性格
手癖が悪い人というのは、他人のモノを盗む癖がある人なので「自己中心的な性格」をしていることが多くなっています。
盗まれた人が悲しんだりショックを受けるということは気にすることなく、自分の「欲しい」「盗みたい」「スリルを味わいたい」という欲求を優先して満たしているのです。
また、お金を盗めば相手の生活を圧迫することもあるわけですが、それをまったく意に介さず自分の生活や欲求のために盗んでしまうので、よほど自己中心的な性格といえるでしょう。
ストレスがたまっている
手癖が悪い人に見られる特徴としては「ストレスがたまっている」というものもあるでしょう。このストレスが原因で人のものに手を出すようになってしまった、ということも少なくありません。
あまりにも仕事が忙しい人、家庭環境が複雑な人、学校や会社でいじめのようなことをされている人など手癖が悪い人には強いストレスを抱えている人が多いです。
手癖が悪い人というのは常習的、習慣的に人のモノに手を出すので、一時的なストレスで「つい」手を出してしまった人とは少し違うという部分も理解しておきましょう。
熱しやすく冷めやすい性格
手癖が悪い人の心理の部分からも理解しやすい特徴ですが、手癖が悪い人というのは「熱しやすく冷めやすい」性格をしていることも多くなっています。
「手に入ったら飽きる」という部分に関しては「人のモノが魅力的に見える」とか「スリルを味わいたい」という心理でも触れている通りです。
すぐに違うところに興味が行ってしまう、もしくはもともと一般的なモノの価値部分に魅力を感じていないので、そのモノ自体にすぐに冷めているように見える、というところがあります。
かまってちゃんな性格
手癖が悪い人というのは、その手癖の悪さで注目を集めたいような「かまってちゃんな性格」をしていることも多くなっています。
悪いことをしている意識がない、罪の意識が薄いというのはここから来ていることもあり、人のモノに手を出して自分が注目されることを喜んでいるのです。
かまってほしい、注目されたいというのが動機で人のモノに手を出すこともあるくらいにかまってちゃんな性格をしている人がいるのも手癖が悪い人の特徴と言えるでしょう。
手癖が悪くなってしまう原因
手癖が悪い人の心理や特徴を確認しましたが、続いては「手癖が悪くなってしまう原因」を確認していきましょう。
手癖が悪い人の心理や特徴でも、その原因となる部分がわかるような内容もありますが、より原因と考えやすいような内容をピックアップしていますので、チェックしていきましょう。
お金に困っている
こちらは非常に単純で分かりやすい理由といえますが「お金に困っている」というのが手癖が悪くなってしまう原因になっている人も少なくありません。
日常的にお金に困っていて、「そこに盗めそうなものがあれば」すぐに手を出してしまいます。また、知り合いや友人であれば「もしバレても」警察に言われる可能性が低いと考えているので、それが習慣になるのです。
確かにお店や知らない人から盗むよりも知人・友人から盗んだほうが警察沙汰にまでなる可能性は低くなるので、そういった部分も含めて原因・理由といえるでしょう。
嫉妬心が強い
非常に「嫉妬心が強い」というのも手癖が悪くなってしまう原因になっています。その人から幸せを奪いたいという感情が働いて、モノを盗るのです。
モノを手に入れて幸せそうにしている人に嫉妬し、恋人と幸せそうにしている人を妬み、その幸せを奪ってやろうという心が働いて人のモノに手を出します。
また、プライドが高いということもあり、自分が持っていないものを持っているのが許せないという感情から、自分が「持っている側」になろうとして奪い取るということです。
愛情が不足している
手癖が悪くなってしまう原因としては、幼い頃からの「愛情が不足している」ということもよく挙げられるものです。
両親からあまり愛情を注いでもらえなかった人で、そのまま心が歪んでしまったケースです。その歪みが「手癖が悪い人の心理」に挙げたような心を生んでしまったというものになります。
もちろん「愛されている人を羨んで」その人から恋人を奪い取って自分のモノにする、というのもありますので、モノでも人でも手を出す対象となります。
手癖が悪い人との上手な接し方
手癖が悪い人が職場や学校、友人、知人にいるという人も少なくありませんが、その場合にどう付き合っていけば良いのでしょうか。
自分も盗られる被害者となる可能性もあるので、「手癖が悪い人との上手な接し方」をチェックしてみましょう。
モノを放置しない
まず一番簡単にできる上手な接し方として「モノを放置しない」ということを徹底しましょう。レストランやカフェなどで席に財布を置いたままトイレに行ったりというのは絶対に避けるべき行為です。
もちろん盗られるのは財布やお金だけではなく、アクセサリーでも文房具でもおもちゃでもなんでも対象になるので、そういったものも自分の目の届かないところには置かないようにします。
財布をテーブルの上に置いていると席を立つときに財布を持つのが「なんか気まずい」と感じる人は、元からテーブルの上などに置かないようにするなどの方法を徹底しましょう。
一定の距離を保つ
手癖が悪い人との上手な接し方としては「一定の距離を保つ」というのもベターな方法と言えるでしょう。
あまり関わりを深くしてしまうと一緒にいる時間が増えますので、それだけ何かを盗られてしまう可能性が高くなります。
また、心を許しているような関係になってしまうと「バレても警察には行かれない」という感情が相手に働いてしまうので、それも避けるようにすべきです。
ダメなことだとしっかり伝える
手癖が悪い人というのは悪いことをしている意識がなく、罪の意識が薄いということをお伝えしていますが、これを少しでも改めさせるために「ダメなことだとしっかり伝える」のも大切です。
「ダメ」だというのが当たり前なので、わざわざそれを伝える人がいないというのも実は問題になっている可能性もあります。
また、ダメだということだけではなく「盗られると困る」「盗られるのが嫌」だということも伝えるべきでしょう。
手癖が悪い自分の治し方
手癖が悪い人が周りにいるというのではなく「自分自身の手癖が悪い」場合にそれを治す方法はあるのでしょうか。いくつかチェックしていきましょう。
手癖が悪いことを自覚する
手癖が悪い自分の治し方としては「手癖が悪いことを自覚する」のがまずは大切です。「欲しくなっちゃったからつい」「でも相手もそんなに怒ってなかったし」などの言い訳はやめましょう。
手癖が「悪い」のです。手癖が悪いというのは悪いことで、たとえ相手が怒っていなくても自分の中では「出来心」で「つい」だとしても、実は習慣になっていることを自覚しましょう。
生活をきちんと安定させる
手癖が悪くなってしまう原因としてお金に困っているというものを挙げたとおり、生活が安定していないと手癖が悪くなってしまうこともあるでしょう。
本来はお金に困っていても人のモノを盗んではいけないので言い訳にはなりません。大きな問題になる前にしっかりと生活を安定させて人のモノに手を出さなくても良い環境を作り上げましょう。
また、ストレス過多な環境も生活が安定しているとは言えないので、そういった部分も改善できるようにするとより良いです。
病的窃盗(クレプトマニア)という可能性も
病的窃盗(クレプトマニア)というのは普通の窃盗とは違い、利益を得ることではなく「盗むという行為」自体が目的となっているものです。
ただ、罪の意識はあるため、家族や周りの人に知られるのではないかという不安を持っていたり、警察に逮捕されるのではないかという恐怖心もあります。
また、やめようと努力しているのにやめられない自分への失望から抑うつ状態になることもあります。
手癖が悪い人は珍しくない
手癖が悪い人の心理や特徴、さらに原因や接し方、治し方などなど様々な情報をチェックしてきましたが、手癖が悪い人がどんな人物か理解できたでしょうか。
実はその「手癖の悪さ度合い」に差はありますが、手癖が悪い人というのは珍しいものではなく、1つのコミュニティがあれば1人、2人はいるくらいに存在しているケースもあります。
自分自身がそうならないように、また被害者にならないようにこちらの情報を参考に対処するようにしましょう。