ナメクジの卵を駆除する方法!産卵して孵化する前に駆除しよう
ナメクジの卵を見たことがありますか?ナメクジは孵化すると大量発生することがあります。そして、様々な被害をもたらすため、ナメクジの卵を見かけたら駆除しましょう。ナメクジの卵の駆除方法や、万が一孵化してしまった場合の対策などについてまとめました!
目次
ナメクジの卵を見つけて駆除しよう!
毎年ナメクジには苦労させられているという人はいませんか?家にお庭がある人や畑をしている人、農業をしている人などにとっては、ナメクジが出る時期には様々な被害を受けることがあるでしょう。
できれば、出てほしくないナメクジですが、ナメクジも生き物なので雨が降ったりじめじめした環境があると出てくることもあるでしょう。ナメクジが何もしなければいいのですが、作物に被害を与えてしまうため対処しなければなりません。
そこで、今回は、ナメクジの卵の駆除方法について紹介します。また、万が一卵が孵化してしまったときの駆除方法についても見ていきましょう。
ナメクジの卵ってどんな感じなの?
ナメクジは卵のうちに駆除することができたら、その年の被害を最小限にとどめることができるでしょう。しかし、ナメクジの卵がどんなものなのかご存知でしょうか。
見慣れている人にとっては、すぐにナメクジの卵だと気づくことができるはずですが、見たことがない人にとっては、想像するのも難しいことでしょう。ナメクジの卵の見た目などを知っていないと駆除することができません。
まずは、ナメクジの卵がどんなものなのかについてチェックし、覚えておいてください。
ナメクジの卵の外見
植木鉢にナメクジの卵がありました。1㎜くらいで、透明できれいです。 pic.twitter.com/qKnnLoz23c
— 野歩き日記 (@kusakiya) October 31, 2019
ナメクジの卵は、丸くて透明から半透明です。ナメクジは一度で20個~60個ほどの卵を産むため、一か所に何個も透明の丸いものが集まっているときはナメクジの卵である可能性が高いでしょう。
人間が見つけようと思ってもなかなか見つからないのですが、ジメジメした場所を探すと発見できることがあります。卵のうちは、綺麗で神秘的ではありますが、20個~60個の卵が孵化したら大変です。
透明から半透明の丸いものがたくさんあるときは、ナメクジの卵かもしれないので注意しましょう。
ナメクジの産卵数や孵化時期
先ほども紹介したように、ナメクジは一度で20個~60個の卵を産みます。1匹のナメクジが生涯で産む卵の数は、200個ほどと言われています。そのため、ナメクジによっては10回ほど生涯で卵を産むものもいるということになります。
卵を産む時期ですが、冬から春にかけてです。真冬の寒い時期ではなく春に向かう少し暖かくなってきている時期に産むことが多いのが特徴です。そして、孵化するまでは1か月~2か月なので産卵後比較的早めに孵化することになります。
ナメクジが発生するのは春から梅雨の時期が多いですが、まさにその時期に孵化していると考えていいでしょう。冬から梅雨にかけて、ナメクジには注意しなければならないということです。
ナメクジによる被害とは?
ナメクジによる被害と言えば、植物などを食べてしまうことにあります。そのため、お庭に植えている花や植物を食べては害を与えてしまいます。朝顔やアジサイ、薔薇などを特に好んでおり、葉っぱ、花びら、花の芯まで食べることがあります。
また、野菜なども食べてしまうので農業をしている人にとってはナメクジは敵になってしまうでしょう。ナメクジに食べられた野菜は売り物になりません。パッと見分からないだけで、ナメクジは野菜の内部まで食べつくしていることもあるのです。
ナメクジによるこの被害に悩まされるという人はとても多いでしょう。被害を受けないためにも、早めの駆除が必要です。
ナメクジの卵を見つけやすい場所
ナメクジが大量発生する前に対策をするには、ナメクジの卵を見つけることが大事です。しかし、ナメクジの卵は一体どこにいるのでしょうか。
植木鉢の下
ナメクジは、日があまり当たらない場所を好んで卵を産みます。そのため、家庭にあるものの中で危険なのは植木鉢の下です。植木鉢の下は、ほぼ日が当たりません。また、水やりがされるのでじめじめしていることがほとんどです。
ナメクジが卵を産むためにとても良い環境ができているということが言えるでしょう。植木鉢を持ち上げて下をチェックしてみてください。ナメクジの卵がある可能性があります。
畑
ナメクジの卵は畑にあることもあります。特に雨が降った次の日の畑に卵を産む可能性があるので、雨が降った次の日は要注意です。
葉の裏などのように見えにくい場所で卵を産んでいることが多いでしょう。雨が降ると、湿気が多くなるためナメクジが好きな環境になるのです。卵も産みやすくなるのでしょう。
枯れ葉の下
落ちている葉っぱの下などを見ると、ナメクジの卵がある可能性があります。落ちている葉っぱの下は、日が当たらずじめじめしていることが多いでしょう。
人の目につかないこともあるため、ナメクジが卵を産みやすいのです。
ナメクジの卵を駆除する方法
ナメクジの卵を見つけたら、早めに駆除しないと卵が孵化したらナメクジが大量に発生することになります。生き物なので駆除するのはかわいそうではありますが、ナメクジの大量発生で生活に支障が出るのは避けなければなりません。
特に、農業をしている人や小さい子供がいる人、花壇でお花を楽しんでいる人などはナメクジがいないほうがいいでしょう。ナメクジの卵を見つけたとき、どうやって駆除したらいいのかについて紹介します。
ポイントは、見つけたらなるべく早めに駆除し、孵化する前に駆除することです。
捨てる
ナメクジの卵を見つけたら、卵がある部分を集めて捨てましょう。捨てるときは生ごみがいいと言われています。ナメクジは、卵をあちこちに産むというよりは、一か所にまとめて産むので卵がある場所を捨てるとある程度の被害を防ぐことができます。
少量の卵なら、すぐにでも捨ててしまい、ナメクジが孵化しないようにしてください。捨てるときは、手袋をして、箸やピンセットで集めるといいでしょう。
熱湯をかける
ナメクジの卵はお湯で駆除することもできます。卵がある場所に直接お湯をかけてください。熱湯に弱いので、お湯がかかることで孵化しなくなる可能性が高くなります。
ただ、植物や野菜そのものがお湯によってダメになる可能性もあるので、熱湯に強い植物などを対象に行う駆除方法として覚えておきましょう。また、お湯は温度が低すぎると効果がないので、ある程度熱いものを使ってください。
駆除剤を使う
駆除剤というのは、成虫などが出たときに使用することが多いでしょう。ナメクジの卵にどれだけの影響があるのかというと、孵化しなくなる可能性があるというぐらいです。
それでも、何もしないよりは対処できる可能性も高いので駆除剤を使うのもいいのではないでしょうか。ただ、駆除剤によって植物や野菜が傷んでしまう可能性もあります。
使える場所にだけ使うようにして、使えない場所には他の方法を使ってみてください。
卵から孵化したナメクジの駆除方法
卵のうちに見つけることができなかったら、気づかない間に卵が孵化してナメクジが発生するということも考えられます。万が一、ナメクジが卵から孵化した後に発見されたらどうやって駆除すべきなのでしょうか。
孵化したナメクジを見つけたときは、すぐにでも駆除したほうがいいでしょう。放置しておくと、植物や野菜はあっという間に食べられてしまいます。
塩を使う
昔からナメクジは塩に弱いというのを言われていますが、これは本当の話です。塩をかけるとナメクジが溶けるというのを聞いたことがありませんか?
ナメクジの体に塩をかけると、塩が体に浸透し、体から水分を奪います。その結果、ナメクジが命を落とすという仕組みになっているのです。ナメクジを発見したときは、塩をかけるというのは有効な駆除の手段になります。
見つけるたびに塩をかけるのは大変ではありますが、雨が降った次の日は塩を持って畑やお庭の見回りをしてください。
ビール
ビールの空き缶をポンと置いている畑にナメクジが集まっているところを見たことがあるという人もいるでしょう。ナメクジは、ビールの匂いが好きで、ビールの匂いがするとそこに集まってくるという傾向があります。
ビールでおびき寄せてナメクジを駆除するという方法ですが、これは、大量のナメクジを一気に駆除するのに向いています。ビールが入った缶をそのまま使うのもいいですが、使わないお皿などにビールを注ぎ、置いておくことでナメクジが集まってくれます。
そして、ビールの中で溺れてしまうため、駆除することができます。溺れたときに熱湯や塩をかけるとより早く駆除することができるでしょう。
ナメクジの卵を駆除して被害を防ごう!
ナメクジの被害に困っている人は、まずはナメクジの卵を見つけることからはじめましょう。卵のときにしっかり駆除することができたら、被害を防ぐことにもつながります。
ナメクジが孵化してしまわないように、毎年冬から春、梅雨にかけてはナメクジ対策をしたほうがいいでしょう。上手に駆除して花壇や畑を守ってください。