アベックの意味とは?アベックの語源やカップルとの違いを解説!
「アベック」という言葉について、意味を知っている人はくらいいるでしょうか。アベックという言葉に対して「意味を知らない」と答える人が多いと思います。今回は、そんなアベックという言葉について、ご紹介させていただきたいと思います。
目次
アベックはもはや死語?その意味知っていますか?
みなさんは「アベック」という言葉をご存知でしょうか。アベックという言葉は、もはや死語だと言われている言葉です。なので、死語と言われているアベックという言葉は、最近の若者には通じない言葉でしょう。
アベックという言葉は、昭和ごろに使われていた言葉で、その当時は若者も使っていた言葉となっています。しかし、いつしか死語となってしまったようです。アベックという言葉には、どのような意味があるのでしょうか。
アベックの意味とは?
今はもうすでに死語となってしまった「アベック」という言葉ですが、みなさんはどのような意味があるのかを知っていますか?アベックとは、どのような意味があるのかを知っている若者は少ないでしょう。
初めにもご紹介させていただいたように、このアベックという死語は昭和ごろ若者に使われていた言葉となっています。ですので、最近の若者はアベックという言葉を使いません。実際、アベックとはどのような意味を示しているのでしょうか。
もしかすると、昭和生まれの上司がアベックという言葉を使ってくるかもしれません。ですので、それに備えてアベックとは何なのかを知っておきましょう。
~と一緒に
アベックとは「~と一緒に」という意味があります。特に、男性と女性が一緒に何かをするということを意味しているでしょう。男性と女性が一緒に何かをしている時に、このアベックという言葉が使われていたので、街中でもよく使われていました。
今となっては死語と言われてしまっている言葉なのですが、男性と女性が一緒に何かをしているというのを目撃した時などに、このアベックという言葉を使っていた男性や女性が多かったようです。意味としては、男性と女性のペアが前提なようです。
カップル
アベックとは、主に今で言うカップルと一緒に意味を示しています。先ほどをご紹介させていただいたように、男性と女性のペアのことをアベックという意味になります。ですので、男性と女性のカップルにもアベックという死語を使っていました。
最近では男性と女性のカップルだけでなく、男性と男性、女性と女性といった同性同士のカップルも増えてきています。しかし、カップルの意味とは違い、アベックはあくまでも男性と女性のカップルのことを意味しているようです。
男女の二人連れ
アベックとは、男性と女性がいるということを意味しているとご紹介させていただきました。しかし、この現在では死語となってしまっているアベックという言葉は、ただ単に男性と女性が一緒にそこにいるだけで使われる言葉ではありません。
男性と女性が一緒に何かをしていないといけません。例えば、男性と女性が一緒に買い物をしているというのもアベックという言葉が使われます。ただ単に、男性と女性がそこにいるだけの場合は、アベックという言葉は使わないようです。
アベックの語源とは?
アベックとはどのようなことを意味しているのか、分かっていただけましたでしょうか。アベックとは、現代でいうカップルのことを意味しているとご紹介させていただきました。しかし、アベックの語源が気になる…。と思った人はいませんか?
アベックと言われるようになった語源とは、いったいどのような語源があるのでしょうか。現代の若者からは死語だと言われてしまっているアベックの、語源についてご紹介させていただきたいと思います。
アベックという言葉の語源の意味を知っておくと、話のネタにすることもできるでしょう。
元はフランス語
アベックとは、フランス語が語源となっています。カップルと同じ意味を持っているのなら、アベックも英語が語源だと勘違いしている人も多いと思います。しかし、アベックという言葉の語源はフランス語からきているようです。
フランス語が語源となっているアベックですが、フランス語でいう前置詞に使われているのが語源となっているようです。語源となっているフランス語では、カップルだけでなく会社の人や兄弟にも使われていて、日本人の知っているアベックとは違います。
英語でいうwith
アベックとはフランス語が語源となっているとご紹介させていただきました。このフランス語が語源となっているアベックという言葉は、前置詞となっています。そして、英語に置き換えると「with」という単語になるでしょう。
英語を習ったことのある人ならわかるように、withとは「~と一緒に」という意味があります。ですので、日本で使われていたアベックともともとの語源とは少し意味に違いがあるのかもしれません。なぜ意味に違いが出てしまったのでしょうか。
本来とは違う意味
現在は死語となってしまっていて、使っている人はあまり見かけないのですが、アベックとは本来の意味とは全く違った意味でつかわれてしまっているようです。本来は、男性と女性のペアという意味を持っていません。
ですので、フランス語から日本語に訳す過程で、間違って訳したということが考えられます。間違ったままアベックという言葉が日本に来てしまったため、そればカップルと一緒に意味を持っている!とそのまま広まってしまったのでしょう。
アベックの使い方
アベックという言葉が、どのような意味を持っているのかが分かったところで、実際位にアベックとはどのような使い方をするのでしょうか。次は、アベックという言葉を使って、どのような会話をするのかをご紹介させていただきたいと思います。
最近の若者の場合、今では死語となってしまっているアベックという言葉の使い方が分からない…。といいう若者も多いのではないでしょうか。もしかすると、周囲の人からアベックという言葉を使って話しかけられるかもしれません。知っていて損はないでしょう。
「アベックが歩いてたよ」
カップルと一緒に意味を持っているアベックという言葉は「アベックが歩いてたよ」といった使い方をすることがあります。美男美女のカップルが歩いていると「さっきのカップル美男美女だったね!」と話をする人も多いと思います。
それと一緒で、アベックという言葉を使うと「さっきのアベック美男美女だったね」というような使い方になります。このアベックという言葉を使った会話では、カップルの部分をまるっきりアベックに置き換えている会話となっています。
「あのアベック怪しい!」
昭和の頃の若者は、現代のカップルようにいちゃいちゃすることができなかったようです。ですので、アベックと言われている男性と女性の距離感は、異様に開いていたり、視線を合わせながら歩いていたりという特徴があったようです。
また、不倫関係や浮気をしているような男性と女性の関係も、アベックと言われていたようです。
なので、怪しい男性と女性の関係を目撃した時などに「あのアベック、なんだか怪しくない?」というようなかいわをしていたようです。とにかく、男性と女性の組み合わせをアベックといいます。
アベックが羨ましい!
昭和の頃は、今の若者とは違ってアベックで連絡を取り合うことができませんでした。最近の若者の場合はデートをする時などに、携帯電話を使って連絡を取り合っていると思います。しかし、アベックという死語があった時代にはそういったものはありません。
ですので、下駄箱にメモを忍び込ませていたり、駅にある掲示板にメモを残したりなどしていたようです。この光景を見て、簡単に相手の気持ちを確認することのできない関係から、アベックが羨ましい!という使い方をしていたようです。
最近の若者の場合は、簡単に連絡を取り合うことができるため、カップルに対して羨ましいという気持ちが昔よりは少ないのではないでしょうか。
アベックとカップルの意味の違いは?
アベックとカップルは、一緒の意味があるということをご説明させていただいたと思います。そんな一緒の意味を持っているアベックとカップルという言葉ですが、その意味に違いはあるのでしょうか。次は言葉の違いについてご紹介させていただきたいと思います。
主に、死語となってしまったアベックと現代の若者に使われているカップルという言葉は、一緒に意味を持っています。ですので、そこに意味の違いはないように思えるのですが、いったいどのような意味の違いがあるのか見ていきたいと思います。
意味は一緒
何度も言うように、現代では死語になってしまっているアベックという言葉と、カップルという言葉は全く同じ意味を持っています。アベックはもともとフランス語で、語源の意味とは違い、男性と女性という意味でつかわれてしまっていました。
しかし、カップルという言葉の場合は、そのまま語源と同じ意味を持っていると言えるでしょう。使う際の意味は同じなのですが、語源と一緒の意味を持っているのか、という点ではカップルとアベックでは意味に違いがあるようです。
アベックがカップルになった
現在では死語となってしまっているアベックという言葉と、今現在若者の間で使われているカップルという言葉は、何度も言うように同じ意味を持っています。ですので、この二つの言葉には大きな意味の違いはないと言えるのではないでしょうか。
結果的には、アベックと言われていた男性と女性の関係のことを、カップルと呼ぶようになったということです。もともと、アベックは語源であるフランス語とは意味が異なっていたため、語源と同じ意味であるカップルにシフトが変わったのではないでしょうか。
使われているか使われていないか
アベックという言葉とカップルという言葉の大きな違いというと、現在使われている言葉なのか使われていない言葉なのかというのが一番大きいのではないでしょうか。アベックはもうすでに仕事して知られていると思います。
若者の頃にアベックという言葉を使っていたという男性や女性も、現在では死語になってしまったアベックを使う人は少ないでしょう。アベックという言葉を使っていた人も、現在ではカップルという言葉を使っているということも珍しくありません。
カップルとは言わないことも
今までは、男性と女性が親密な関係になることをアベックやカップルという言葉で表していました。アベックという死語からカップルに変化していって、最近ではカップルと言わずに「リア充」という言葉で表されることも多いようです。
リア充という言葉は「リアルを充実している」つまり、恋愛をしてリアルな世界を充実しているということを意味しています。これは、ネット社会が普及したことによる反動とも言えるでしょう。ネットではなくリアルを充実しているからリア充となります。
リア充の意味
男性と女性で恋愛を楽しんでいることに対して、リア充という言葉が最近では使われるようになりました。また、リア充という言葉は恋愛だけでなく、好きな仕事をしていたりプライベートが充実している場合でもリア充という言葉を使います。
これは、恋愛をするだけでなく、その他のことでも人生を充実させることができるという意味でもあります。最近では、結婚をあえてしない人も増えてきているので、アベックがリア充になってしまったのにはこの影響があるからなのではないでしょうか。
アベックとカップルは使う年代で比率が変わる
アベックという言葉を使っている人と、カップルという言葉を使っている人では年代が違っているという特徴があります。ですので、アベックという言葉を使っている人の中には60代から70代くらいの男性や女性が多いという特徴があります。
アベックという言葉は、50代の男性や女性が若者だったころからもうすでに使われなくなってしまっていたようです。ですので、アベックという言葉を使っている人がいるのであれば、60代や70代といった年齢の方が多いのではないでしょうか。
アベックに当たる今時の若者の言葉は?
昭和ごろにアベックという言葉を使っていた、男性と女性の関係についてなのですが、今どきの若者の言葉で言うとどのような言葉になってしまうのでしょうか。
もしかすると、アベックという言葉で男性と女性の関係を未だに表している…。というひともいるかもしれません。
しかし、アベックという言葉は現在ではもうすでに仕事して扱われてしまっています。ですので、今どきに若者に対してアベックという言葉を使ってしまうと、戸惑うという若者も多いでしょう。なので、若者の言葉を知っておくと便利かもしれません。
カップル
最近では、アベックと同じ意味を持っているカップルという言葉が主流となっています。アベックという言葉が使われなくなったと同時に、カップルという言葉が流行し始めたのがきっかけでしょう。
なので、現在では若者以外にも大人世代にもカップルという言葉が浸透しています。
リア充
アベックと同じ意味を持っていて、特に10代や20代の男性や女性が使っている言葉として、リア充という言葉があります。リア充とはリアルを充実しているという意味になっていて、主に恋愛が充実している男性や女性に対して使うことが多いようです。
アベックという言葉から今時の若者は何を想像する?
「アベック」というと今の10代や20代は知らない可能性の方が高いですよね。そんな今どきの若者は、アベックという言葉を聞いてどのようなことを想像するのでしょうか。
主に、今時の若者が分からない言葉を使われてしまうと「この人昭和生まれだな」ということを想像しているようです。また、その他にもアベックという言葉を聞いて、昭和というイメージ以外にも「時代遅れだな…。」といったことを想像してしまうようです。
これは、流行に左右されやすい若者はいろいろなことを吸収するため、変化することのできない人に対してこのようなことを想像するようです。なので、アベックという言葉を使っている…。という人は、時代遅れだと思われてしまわないように注意しましょう。
アベックと同じく今時の若者が知らない言葉は何がある?
特に、10代や20代の男性や女性に対して、アベックという言葉を使ったとしてもその言葉の意味を理解することができない人の方が多い傾向にあります。アベックと似たような言葉で、今時の若者が言われてもわからない!と思ってしまう言葉がいくつかあるようです。
その言葉を使って過ごしてきている人にとっては「なんで伝わらないんだ!?」というようなもどかしい気持ちになってしまうことでしょう。アベックという言葉以外にも、自分たちが普通に使っている言葉が今時の若者には通じないということも多いようです。
ディスコ
「ディスコ」と聞いても、いまいち意味が分からない…。という若者も多いようです。最近ではディスコなどをネタにしている芸人もいるため、少し前よりはこの言葉を知っているという人も多くなっているのですが、それでもやはり知らないという人も多くいます。
また、ディスコなどの昭和をネタにしている芸人は、若者というよりも大人世代の男性や女性から人気があるように感じます。
これは、ディスコという言葉やその他の言葉を今時の若者が知らないために、ネタを見てもいまいち面白さが分からない…。という現象になってしまうからと言われています。
カセットテープ
「カセットテープ」というのも現代では使われていない言葉となっています。カセットテープとは、音楽を聴くためのもので自分の声や歌を録音することのできるものでもあります。昭和の頃は、このカセットテープで音楽を聴くというのが主流でした。
しかし、最近ではCDやDVDといったものが主流となっているため、カセットテープで音楽を聴くということはないでしょう。そもそも、本体を販売しているところも少ないため、あまり興味を持つという人はいないようです。
アッシー
昭和ごろには、アベックという言葉と同じように「アッシー」という言葉が使われていました。このアッシーという言葉は、男性が女性のために足を使ってあげるという意味を持っています。なので、悪い意味として使われていた言葉となります。
最近でいう言葉に置き換えるのであれば、タクシー君といったような言葉となります。足がない時に、男性が女性を迎えに行くだけの関係のことをアッシーといいます。なので、男性をこき使っている女性がよく使う…。というような悪い言葉です。
乳母車
こちらの言葉は「乳母車(うばぐるま)」といいます。この乳母車という言葉は、今の言葉で言い直すのであれば、ベビーカーというと分かりますいのではないでしょうか。外で赤ちゃんを連れ出すための道具のことを乳母車といいます。
これは、乳母がいたためにこのような言葉になったと言われています。しかし、現代では乳母がいなくなってしまったために、乳母車という言葉を使う人は減ってしまっています。使わないというよりも使いようがないと行った方がいいのかもしれません。
新しい言葉は常に増えている
今回は、もうすでに死語として知られている「アベック」という言葉を中心にご紹介させていただきました。しかし、アベックという言葉以外にも、上記で挙げたような最近では使われていない言葉がたくさんあります。
私たちが今当たりまえに使っている言葉も、数十年経つにつれてだんだんと使われなくなっていくのかもしれません。流行語大賞というようなものもありますので、新しい言葉がどんどんとできていて、新しい言葉を覚えるのも大変ですね。
しかし、新しい言葉が増えるということは、それだけいろいろなことが起こっているという証でもあるでしょう。
新しい言葉に対応しよう!
どうでしたでしょうか。アベックとカップルという言葉の違いについて分かっていただけましたか?どちらの言葉も意味の違いは大差ありません。ですので、アベックとカップルは同じ使い方をしてもいいでしょう。
ただし、アベックとカップルという言葉には、語源の違いがあります。また、アベックはもともとフランス語が語源で、その語源とは違った意味を持っているという特徴もあります。
アベックは死語とされてしまっていることが多いので、あまり使わないほうが適しているのかもしれません。