マザコンの意味や定義とは?マザコンの特徴17選と原因!
マザコンという言葉自体は知っていても、正しい意味を知らない人もいるでしょう。マザコンとはどんな意味を指すもので、マザコンの原因とはどんなものか、気になる人も多いと思われます。そこで今回はマザコンの意味や特徴だけでなく、見分け方も取り上げていきましょう。
目次
マザコン男性を見抜きたい!
大人になっても母親離れができないマザコンの男性は、あまり彼氏にしたくないと思う女性は多いでしょう。しかしマザコン男性は母親思いの優しい人にも見えるため、付き合ってから彼氏がマザコンと分かるケースもあります。
そのような状況にならないためには、マザコンの特徴をしっかり把握して、マザコンと母親思いを見極める力を持つことが大切です。そこで今回はマザコンの特徴を中心に、マザコンの意味や原因、見分け方も合わせて見ていきましょう。
マザコンの意味・定義とは?
マザコンと聞くと、大人になっても母親にべったり甘える息子というイメージが強いでしょう。しかしマザコンは男性だけに限ったものではありませんし、マザコンの元々の定義は今の定義とはかなり異なるものだったのです。
マザコンの正しい意味や定義とは、どのようなものなのでしょうか?まずその意味と定義をしっかり把握していきましょう。
マザコンの意味
マザコンとはマザーコンプレックスを略した言葉で、大人になっても母親から精神的に離れることができない状態のことを意味するのです。一般的にマザコンは、母親に甘え続ける息子を意味する言葉として使用されています。
しかし実は元々の意味や定義は微妙に異なっているのです。元々マザコンとは、母親への独占欲から息子が父親に憎しみを抱く精神状態のことを意味していました。
ほとんどの男性は物心がつき始めた幼少期に、母親に対して愛着を持ち、父親に憎しみを抱くという精神状態になるとされています。
しかし通常その状態は長く続かず、思春期を迎えれば母親と距離を置きたがるようになるとされているのです。そんな精神状態が大人になるまで継続してしまうことで、男性がマザコンになるともされています。
マザコンの定義
マザコンとは、精神科医フロイトによって定義された精神分析上の言葉です。マザコンの由来はギリシャ神話に登場するエディプス王の、印象的なエピソードとされています。
そのエピソードではエディプス王は知らず知らずの内に、実の母親と結婚し、実の父親を殺してしまうのです。最後に事実を知ったエディプス王は、運命を呪いながら壮絶な最期を遂げます。
母親と結婚し父親を殺したエディプス王は、極端なマザコンの例といえるでしょう。そのためマザコンは別名エディプス・コンプレックスとも呼ばれています。
母親に対して特別な愛情を抱き、母親に愛される父親を憎むという気持ちは、通常幼少期に父親の頼もしさを実感することで薄れていくとされているのです。
しかし家庭内に父親という存在がいなかったり、父親が父親らしくなかったりすると、そのような気持ちが大きくなり続けてしまいます。その結果、大人になっても母親に執着するようになってしまうと考えられているのです。
マザコンは女性にも多い
マザコンは母親と息子の関係に限られたものと、思い込んでいる人も多いでしょう。しかし実際にはマザコンの女性も、存在しているのです。
マザコンの女性は大人になっても、母親と親友のような関係を維持しようとします。大人になっても母親と毎日連絡を取ったり、洋服をお揃いにしたりするのです。その親友のような関係の母娘は、ピーナッツ親子とも呼ばれています。
マザコンの女性は父親への関心が薄いことが多く、女性のマザコンの原因にも、父親の存在感の薄さが深く関係しているのではと考えられているのです。
またマザコンの女性の中には、母親に対して従属的すぎる女性も多くいます。つまり母と親友のような関係でなくても、母親に人生の選択を委ねてしまっている女性も、マザコンの可能性が高いのです。
マザコンの特徴を17選を紹介
彼氏がマザコンかどうか見極めるには、まずマザコンの特徴を知らなくてはいけません。そこで以下ではマザコンの特徴を17個紹介したいと思います。彼氏がマザコンではないかと疑っている人は、ぜひよく把握しておきましょう。
マザコンの特徴①どんな状況でも母親優先
幼少期は母親が安全基地のような役割を果たすので、母親を何よりも大切に想うことは自然なことでしょう。しかしさまざまな経験をしながら成長すると、母親以外との人間関係も大事に思うようになり、優先する人は状況によって変わるようになります。
マザコンの人は、大人になっても優先する人を状況によって変えるということができず、いつも母親を優先してしまいがちです。例えば恋人とのデートよりも母親との約束を優先したり、家族旅行で母親の意見ばかりを取り入れたりしてしまいます。
大人になっても母親を絶対的存在として捉えているので、優先順位の一番もずっと母親なのです。
マザコンの特徴②母親に人生をコントロールされている
誰でも人生の中で、自分で選択しなくてはいけない問題に直面することはあるでしょう。多くの人は悩みながらも自分で選択しようとすると思います。
しかしマザコンの男性や女性の多くは、選択に迫られることがあると必ず母親に相談し、母親に決定してもらおうとするのです。
マザコンの人の多くは小さなことでも母親に相談し、母親のアドバイスをそのまま受けれたり、母親の指示にしたがったりしてしまいます。
そのため母親に人生全てをコントロールされているような感じがするのです。このタイプのマザコンになりやすいのは、母親が支配的なタイプで、幼少期からずっと母親から過剰な干渉を受けてきた人とされています。
抵抗する気力も無くなるほど、母親から過度に干渉され続けた結果、母親に異常に依存してしまうようになるのです。このタイプのマザコンの母親も、子に依存していることが多く、共依存のような危うい親子関係になってしまうこともあります。
マザコンの特徴③毎日母親とのメールや電話のやりとりを欠かさない
大人になるとほとんどの人は、母親との関係よりも、友達や恋人との関係や仕事に関する人間関係に注意が向くようになるでしょう。そのため母親との連絡の頻度も、段々と少なくなっていくと思います。
しかし母親に依存するマザコンの男性や女性は、大人になっても毎日メールや電話で母親としっかり連絡を取ることが多いのです。そのようなマザコンの人の中には、毎日の出来事を事細かに母親に伝える人も多いとされています。
マザコンの特徴④母親から幼少期の呼び方で呼ばれている
マザコンの男性や女性も、子供に過剰に依存していることが多いとされています。そのためマザコンの男性や女性は、大人になっても母親から幼少期の頃の呼び方で呼ばれていることが多いのです。
子供をマザコンにしてしまう母親の多くは、自己肯定感が弱く、無条件に自分を必要としてくれる存在である子供に依存しがちとされています。
そのような母親にとって、子供の自立は依存できる存在の喪失を意味するのです。その喪失への恐怖から、幼少期の呼び方で子供を呼び続けて、子供の自立を妨害してしまうとされています。
マザコンの特徴⑤世間話のように母親の自慢をする
マザコンの男性や女性には、母親の自慢話をしがちという特徴もあります。大人になると身内の話をすることには、何となく抵抗を感じる人も多いでしょう。身内の話をする時でも、あまり自慢に聞こえるような話しをすることは少ないと思います。
しかしマザコンの男性や女性は、他人の前で母親の自慢話をすることに抵抗が無く、世間話のように頻繁に母親の自慢話をすることが多いのです。彼氏や彼女の前でも母親の自慢話をしてしまうので、彼氏や彼女に愛想をつかされてしまうこともあるでしょう。
マザコンの特徴⑥女性を母親基準で評価する
マザコンの男性は、彼女や奥さんと自分の母親を比較してしまうことが多いとされています。例えば彼女や奥さんの家事の出来を自分の母親と比べたり、料理の味を母親の料理の味と比べたりということです。
本人は無意識にそういった言動をしていることが多く、彼女や奥さんがストレスを溜める事が多いとされています。マザコンの息子にとって、母親はいつまでも理想の女性像であることが多いのです。
そのため大人になっても、つい女性を母親基準で評価してしまうとされています。
マザコンの特徴⑦相談する最初の相手がいつも母親
マザコンの人の特徴には、何か誰かに相談したいことがあると、必ず一番に母親に相談することも挙げられます。マザコンの人にとって、母親をどんな相談事にも乗ってくれる頼れる存在なので、小さな問題でも母親に相談したくなるのです。
マザコンの娘や息子を持つ母親も、娘や息子から頼られることに喜びを感じていることが多く、共依存のような状態になっていることもあります。
マザコンの特徴⑧大人になっても嫌いで食べられない食べ物がたくさんある
マザコンの人の中には、子供のときの食べ物の好き嫌いが、大人になっても直っていない人が多いとされています。そのようなマザコンの人の母親は、息子や娘を溺愛するあまり、積極的に食べ物の好き嫌いを直させようとしなかった可能性が高いのです。
そのため本人は大人になっても好き嫌いが激しく、食べられない食べ物が多すぎて、困る場面に直面することが多いとされています。
しかも大人になってから食べ物の好き嫌いを直すことは、かなり難しいとされており、マザコンの人は食べ物で悩むことも多いとされているのです。
マザコンの特徴⑨いつも自信なさげ
マザコンの人の中には、娘や息子に高圧的に接する母親からの影響で、ずっと自信がもてないままの人もいるとされています。
成長過程で母親から上手くできないことを過剰に非難されてばかりいると、自分の価値は低いと思い込み、大人になっても自信なさげになってしまうのです。
またそのようなタイプの母親は、娘や息子がつまづいたことを、すぐに自分でやってしまうことが多いとされています。そのため娘は息子が大人になっても、母親への依存心が強く、何か困ったことがあると母親を頼ろうとしてしまうのです。
マザコンの特徴⑩母親のことを大人になっても「ママ」と呼んでいる
幼い頃は多くの人が母親のことを「ママ」と呼ぶでしょう。しかし思春期になると、ほとんどの人は母親から離れようとし、母親の呼び方も変化すると思われます。
ところがマザコンの人は、大人になっても母親の呼び方が「ママ」のままということが多いのです。この特徴はマザコンの特徴として有名でしょう。幼児期の頃の母親への依存心が残っているために、大人になっても母親を「ママ」と呼んでしまうとされています。
マザコンの特徴⑪嬉しいことがあると小さなことでも母親に報告する
幼い頃は小さな発見や嬉しいことも、母親に細かく報告していたという人は多いでしょう。しかし大人になると、いちいち母親に小さなことを報告したいとは思わなくなると思います。
しかしマザコンの人の多くは、大人になってからでも、母親に何でも報告しようとしてしまうのです。仕事のことから恋愛のことまで、細かく母親に報告してしまうので、周囲の人は困惑してしまうでしょう。
そのようなマザコンの人にとって、母親は自分の半身といえる存在なので、何もかもを母親に報告していても違和感を覚えないとされています。
マザコンの特徴⑫母親に似ている女性を恋人や結婚相手に選ぶ
ほとんどの男性にとって、母親に似ている女性は恋愛対象になりにくい存在でしょう。しかしマザコンの男性は母親を理想の女性像として認識していることが多く、母親に似ている女性に恋愛感情を抱きやすいのです。
そのため恋人や結婚相手に、母親似の女性を選ぶことも多いとされています。本人はマザコンの由来であるエディプス王と同じように、潜在的に母親に恋愛感情を抱いてるのかもしれません。
マザコンの特徴⑬彼女や妻と母親が対立すると母親を応援する
一般的に夫や彼氏の母親と彼女や妻が対立するという場面では、彼氏や夫は彼女や妻寄りの立場に立つと、丸く収まりやすいとされています。
ほとんどの男性は、基本的に母親よりも彼女や妻のほうを優先するようになるので、自然に彼女や妻のほうをかばう男性も多いでしょう。しかしマザコンの男性は、妻や彼女がいたとしても、常に母親を一番大切にする傾向があります。
そのため妻や彼女が母親と対立した場合は、迷わず母親の味方になってしまうのです。その態度に対して彼女や妻が不満を抱えていても、本人にとっては自然なことなので、全く気付かないということが多いとされています。
マザコンの特徴⑭女性の庇護欲を上手く誘う
母親に過剰に甘えながら育ってきたマザコンの男性は、女性の庇護欲を誘うことが得意という特徴があります。この特徴を持つマザコンの男性は、自然に女性の庇護欲をくすぐる言動をするので、女性からモテることも多いとされているのです。
このようなマザコンの男性は、母親により甘えることができる方法を成長過程で会得しています。そのため女性から守りたいと思われるように、自然に振舞うことができるのです。
マザコンの特徴⑮物腰が柔らかい
マザコンの男性には、他人と接するときの態度が柔らかいという特徴もあります。マザコンの男性の多くは、母親からの影響を強く受けて育つので、母親の他人に対する態度も無意識に真似てしまうということがあるのです。
そのため大人になってからも、自然に女性的な柔らかい態度で他人と接するようになるとされています。そのため周囲の人から優しいという評価を受けることが多く、女性から好印象を抱かれることも多いのです。
マザコンの特徴⑯激しい性格の友達がいない
マザコンの人は、母親との関係のように、安心して依存できる関係を友達にも求めることがあります。そのためはっきり意見を言う人や、目立つことが好きな人とは、友達になろうと思わない傾向にあるのです。
そのようなマザコンの人は、何事も母親に気に入られるかどうかで判断してしまうことが多いとされています。そのため母親に気に入られるように、あえて大人しい性格の人とばかり友達になるということもあるのです。
マザコンの特徴⑰男らしい男性が苦手
マザコンの人のほとんどは、父親の存在感が薄い家庭で育ってきたとされています。そのためマザコンの人は、男性らしさに免疫が無いことが多く、男らしい体育会系の男性が苦手ということが多いのです。
父親は一番初めに深く接する男性なので、父親との関係が男性全般に抱くイメージに影響するとされています。マザコンの人は父親像そのものが曖昧なので、男性に対するイメージもあやふやです。
そのため男性らしい男性に出会うと、未知のものに出会ったような不安に襲われ、苦手と感じてしまいがちとされています。
マザコンの周囲の人が困る特徴
重度のマザコンの人のほとんどは、ただ母親思いなだけと思い込み、その異常性を認めないとされています。そのため周囲の人からマザコンを指摘されると、母親思いであることを非難されたと思い込み、指摘した人に対して敵意を見せてしまいがちです。
さらに重度のマザコン男性は、自分は母親思いだからという理由で、妻や子供をないがしろにしてまで母親の顔色を伺うこともあります。母親思いであれば、しっかり家庭を維持している姿を母親に見せて、安心させようとするでしょう。
しかし自分を母親思いだと思い込んでいるマザコンの男性は、母親から愛情を向けられることが最優先になってしまうのです。
マザコンになってしまう原因
マザコンの原因は、単に母親に対する本人の甘えと思っている人も多いでしょう。しかしマザコンの背景には、複雑な心理状態が隠れていることが多く、原因もさまざまなことが考えられるのです。
マザコンの原因とは、どんなものなのしょうか?マザコンの原因についてもいくつか確認していくので、マザコンの意味や見分け方に興味がある人は、ぜひ注目してみて下さい。
母親からの愛情への飢え
マザコンの人の多くは、母親から過干渉を受けて育っていても、愛情を感じたことがあまりないとされています。子供に過剰にかまう母親は、子供への愛情よりも、子供から必要とされたいという気持ちが強く、子供はその気持ちを敏感に受け取ってしまうのです。
そのため子供は母親からの愛情を強く求めるようになります。大人になっても母親の愛情を追い求めていると、母親に異様に執着するマザコンになってしまうとされているのです。
不安を抱えている母親の子供への依存
マザコンの原因は本人にあるように思われがちですが、母親がマザコンの原因になってしまっていることもあるのです。
父親が子育てに協力的でなく、母親だけで子育てをせざるを得ない状況だと、母親は息子や娘に依存することで不安を打ち消そうとすることがあります。
そうなると娘や息子が自立しようとしても、依存できる相手がいなくなることを恐れる母親が、自立を阻んでしまうのです。
経済的な援助をしたり家事を代わりに行ったりして、娘や息子の自立心を何度も削いでしまうので、子供はいつしか自立を諦めるようになってしまいます。その結果、子供も母親無しでは生きていけないマザコンになってしまうのです。
家庭の中の父親のイメージが希薄
家庭の中で父親が父親らしく存在していないと、幼い子供にとって頼れる存在は母親のみになります。そのため母親だけに愛情が向きやすくなり、いつしかその愛情が依存心や執着心に変わってしまうことがあるのです。
さらに父親の存在感が薄い家庭では、母親も父親に向ける愛情を子供に向けることで、依存しやすくなるとされています。そのため子供がよりマザコンになりやすくなってしまうのです。
マザコンと母親思いは違うの?
マザコンの人の多くは、自分は母親思いなだけと思い込んでいるとされています。しかし母親思いであることと、マザコンであることには、大きな違いがあるのです。
その違いとはどんなものなのでしょうか?マザコンと母親思いを区別できるように、しっかりその違いも確認していきましょう。
母親に対して能動的か受動的か
マザコンの人は母親に依存しているので、母親から何かをしてもらうことが多いとされています。一方で母親思いの人は、客観的に自分と母親を捉え、精神的にも経済的にも自立しているので、自分が母親に喜ぶことをすることが多いとされているのです。
例えば母親思いの人は、定期的に母親に何かを贈ったり、母親を旅行に誘ったりといったことをよくします。しかしマザコンの人の多くは、あまりそういったことはせず、逆に母親から何かを買ってもらったり、家事を代行してもらったりすることが多いのです。
客観的に母親を評価できるかどうか
精神的に自立している母親思いの人は、客観的に母親を評価しているので、母親について話してもあまり周囲の人に違和感を抱かれることはありません。
しかしマザコンの人は精神的に母親に依存したままなので、主観的に母親を評価してしまいがちとされています。さらに母親の自慢話を他人にすることも多いので、周囲の人に違和感を抱かれやすいのです。
例えば母親思いの人は、母親に対して「口うるさいけれど明るい人」「厳しいけれど冷静な人」など、評価することが多いでしょう。しかしマザコンの人は、母親のことを「家事が完璧な人」「いつも優しい人」などと主観的に評価することが多いのです、
彼氏がマザコン息子かどうかの見分け方
彼氏がマザコン息子だったら、ショックという女性も多いでしょう。そこでマザコン息子の見分け方も紹介していきましょう。彼氏がマザコンかどうか気になる女性は、ぜひこの見分け方を参考にしてみて下さい。
ちょっとした選択にも長時間悩む
マザコンの見分け方の1つは、小さな選択の場面で悩むかどうか観察することです。彼氏が優柔不断な性格で、外食でのメニュー決めや服装選びでも長時間悩む場合は、マザコンの可能性が高いといえます。
マザコンの人の多くはちょっとしたことでも、母親に決めてもらうことが多いので、小さな選択でも悩みがちなのです。
母親以外を褒めることが少ない
他人を褒めることが多いかどうか確認することも、マザコンを見分ける方法に挙げられます。マザコンの男性の多くは、母親に過剰に褒められながら育ってきました。そのため他人を褒めることに慣れておらず、人を褒めることを避けてしまいがちなのです。
マザコンの人の多くは母親を褒める話はよくするので、彼氏から母親以外を褒める話をあまり聞かないのであれば、彼氏にマザコンの疑いがあるかもしれません。
お酒を飲んだり車を運転したりすると性格が変わる
マザコンの男性の中には、自立心と母親への依存心の間で苦悩している人もいます。そのような人は日頃からストレスを抱えることが多く、お酒を飲んだり運転したりして興奮すると、ストレスが爆発して乱暴な言動を取ってしまいがちなのです。
そのようなマザコンの男性は、普段は温和で彼女に対しても優しいことがほとんどとされています。そのためお酒や車の運転で、性格が激しく変わるか見てみることも、マザコンの見分け方とされているのです。
母親に選んでもらったものを長期間使い続ける
母親に選んでもらったものを、長期間使用しているかどうかの確認もマザコンの見分け方になります。ほとんどの人は大人になると、母親から選んでもらったものにあまり興味を示さなくなります。
しかしマザコンの人は大人になっても、母親から選んでもらったものを特別大切にする傾向が強いのです。
家に母親の写真が複数枚飾られている
彼氏の家に母親の写真が複数あるかどうかということも、マザコンの見分け方になります。多くの人は1人暮らしに慣れると、母親を恋しく思うことは少なくなり、あまり母親の写真を飾るということもなくなるでしょう。
しかしマザコンの人は1人暮らしをしていても、母親を恋しく思い、寂しさを和らげようと母親の写真を何枚も飾ってしまうこともあるのです。
マザコンを治す方法はある?
彼氏がマザコンであった場合は、どうにかマザコンを改善できないかと思う女性もいるでしょう。マザコンは治すことができないものではありませんが、治すには本人が努力を長期間続けることが重要になります。
そこでマザコンを治す方法も、いくつか見ていきましょう。
物理的に母親から遠ざかる
マザコンの最大の原因には、母親への根深い依存心が挙げられます。母親の姿が目に入るだけでも、その依存心が出てきてしまうため、マザコンを治すには物理的に母親から離れることが有効なのです。
実家で母親と暮らしている場合は、1人暮らしを検討してみることをおすすめします。
心理カウンセリングを受けて心の傷と向き合う
マザコンの原因が、幼い頃の父親による家庭内暴力で受けた心の傷であることもあります。そのため心理カウンセリングを受けて、心の傷に向き合うこともマザコンを治す方法として有効なのです。
しかし幼いころ受けた心の傷を癒すには、時間がかかりますから、焦らないように注意しましょう。
自分の意思だけで選択するという機会を増やす
マザコンを治すには、本人が自分の意思で選択するという経験を積み重ねることも有効とされています。マザコンの人の多くは、母親に自分の選択権を委ねてしまっている状態なのです。
そのため積極的に周囲の人が本人に、自分の意思で決める機会を与え続けていると、マザコンが治ることもあるとされています。
マザコンの特徴や原因を把握して的確な見分け方を習得しよう
今回はマザコンの意味や原因、見分け方について紹介しました。マザコンの特徴はたくさんありますが、より多くの特徴を把握しておくことで、より的確なマザコンの見分け方を習得できるでしょう。
マザコンの見分け方を習得できれば、一見似ている母親思いの人とマザコンの人の見分け方も習得できると思われます。また複雑なマザコンの原因をしっかり理解することで、マザコンの人とも上手く付き合えることができるでしょう。
ぜひ今回取り上げたマザコンの意味や原因、見分け方を人間関係に生かしてみて下さい。