したたかの意味とは?したたかさなどの使い方や例文を紹介
したたかの意味とはどんな意味があるのでしょうか。「したたかな人」という言葉を聞いたことがあるという人は多いでしょう。したたかさという言葉の使い方や、したたかな男性やしたたかな女性の特徴について見ていきましょう!したたかさとはある程度は必要な能力です!
目次
「強かな(したたかな)人」ってどんな人?
したたかな人に出会ったことがありますか?したたかな人を見ていると「この人怖い!」と思う気持ちもあれば、「絶対に敵に回さないほうがいい!」と思う気持ちもあるでしょう。
そんな風に人に思わせるしたたかな人とは、一体どんな人のことを言うのでしょうか。今回は、したたかな人の特徴などについて見ていきましょう。
したたかな人が周りにいるという人や、自分がしたたかだと言われる人、そして、したたかな人になりたいと思っている人は要チェックです!
「したたか」の意味
したたかという言葉の意味を紹介します。したたかとは、「強い」「手強い」「一筋縄ではいかない」「しっかりしている」という意味があります。
他にも、「はなはだしい」とか「勇猛な」という意味もしたたかという言葉は持っています。したたかは漢字にすると強かなので、強いという意味は分かりやすいものになるでしょう。
確かに、したたかな人というのは、ある意味強い人でもあります。強さがあるからこそ、したたかな気持ちを持てているということです。
「したたか」という言葉の使い方
したたかという言葉の使い方をチェックしましょう。したたかという言葉は、図太さがあるとか、根回しが上手などの意味を持つ使い方もあれば、「かなり」とか「とても」などのようなニュアンスとして使う使い方があります。
したたかという言葉は、誰でも使ったことがあるでしょう。どんな使い方が適切なのか、例文を見ていきましょう!
「したたか」を使った例文
したたかの使い方が分かるように、例文を3つ紹介します。「したたか」という言葉も、使い方で少し意味が変わってくるところもあるので、そこに注目してしたたかの使い方を見ていきましょう!
例文①したたかな気持ち
したたかの例文1つめは、したたかな気持ちです。例えば、「彼女には、したたかな気持ちがある。」とか「したたかな気持ちで人に接してしまう。」などのような使い方があります。
したたかな気持ちとは、素直ではない気持ちとか、計算した気持ちなどを意味しています。したたかな気持ちを向けられていい気分がする人は少ないでしょう。
そのため、「したたかな気持ちがある」とか「したたかな気持ちが見える」というのは良い意味では使われないことが多くなります。
例文②したたかに生きる
したたかの例文2つめは、したたかに生きるです。「嫌なことに負けずにしたたかに生きる」とか「したたかに生きるのが正しい」などの使い方があります。
したたかに生きるとは、強く生きるという意味になります。そのため、この場合のしたたかというのは良い意味で使われたり、決意表明の意味で使われることが多くなるでしょう。
「したたかに生きた女」とは、「計算高くも強く生きた女」という意味を持つでしょう。女としてのかっこよさも感じられるはずです。
例文③したたかさが大事
したたかの例文3つめは、したたかさが大事です。例えば、「いつも騙されてばかりではいけない。人間したたかさが大事だ。」とか「そこはしたたかさを大事にしよう!」などの使い方があります。
したたかさが大事となると、この使い方も良い意味を持つ使い方になります。勝負ごとなどでは、素直に戦っては負けてしまうこともあります。そのため、「したたかさが大事!」という場面が多くなるでしょう。
特にスポーツ選手は、スポーツの世界ではしたたかさを大事にしないと、相手から弱点を見つけられてしまいます。
「したたか」の類語
したたかの類語 |
・計算高い ・図太い ・しっかりしている ・根性がある ・ガッツがある ・タフ ・しぶとい ・はがねのような ・一枚上手 ・手強い ・押しの強い |
したたかの類語には、「計算高い」とか「図太い」、「根性がある」、「手強い」などがあります。類語を見るだけで、したたかな人が、色んな意味で凄い人というのが分かるでしょう。
計算高い
したたかの類語を使った例文を見ると、「彼女はいつも計算高い」というものがあります。何かをするときに必ず頭の中で損得を計算している人のことを意味しています。
計算高いが1番したたかな人を意味するのには分かりやすい類語ではないでしょうか。最近では、したたかという言葉よりも「計算高い」という言葉のほうが使われることも多いでしょう。
根性がある
したたかの類語で分かりやすいのには図太いもあります。例えば、「断られたにも関わらずまだ粘っている。図太い人だな。」などがあります。
図太いというのは、強さを表している言葉でもあるため、したたかという言葉と同じような意味を持つのです。確かに、したたかな人を見ていると「図太い人!」と思うことはあるでしょう。
タフな
したたかの類語には「タフな」というものもあります。タフというのは、精神的にタフという意味です。そのため、なかなか心が折れない人のことも、したたかな人というのです。
「何度も挑戦するタフな精神がある人」とか、「立ち直りが早いタフな人」というような使い方をします。精神的にタフというのは褒め言葉になります!
いちいちへこんでいては、したたかではいられません。そんな暇なく次のステップに向かっていく強さがあるのがしたたかな人なのです。
したたかな男性の特徴
したたかな男性の特徴について見ていきましょう。したたかな人と聞くと女性を思う人が多いでしょう。しかし、男性にもしたたかな人はたくさんいます。
ビジネスシーンなどで、したたかさを持っていたほうが良いときも多いので、ある意味したたかな人というのは男性に多いという意見もあるほどです。
どんな男性がしたたかな男性と言われているのでしょうか。したたかな男性の特徴を掴んでいきましょう!
物事を計算するのが早い
したたかな男性の特徴には、物事を計算するのが早いというのがあります。瞬時にバーっと色んなことを計算して行動しています。いわゆる、計算高いというものです。
計算高い男性は、頭がとても良く、要領の良さまで持っています。「ここは下手に出たほうが後で得をする」とか「ここは大きく行かないと足元見られてしまう」というのをしっかり把握しているのです。
色んなことを経験しているからこそできる計算でもあるので、したたかな男性は、人生経験が豊富だという特徴も持っているでしょう。
人の感情を動かずのが上手
したたかな男性の特徴には、人の感情を動かすのが上手というものがあります。したたかな男性は、自分の心は完璧には開かないものの、相手の心の中にスっと入っていくのが上手なのです。
だからこそ、人の感情を上手に動かすことができます。そのため、したたかな男性は目上の人から可愛がられたり、同級生から慕われるという特徴も持っているのです。
生き方が上手だと感じさせる特徴の1つにもなっているでしょう!
何かと成功している
したたかな男性の特徴には、何かと成功しているというものがあります。したたかな男性は、その性格から成功者に多いのです。人を味方にするのも上手ですし、騙されないように計算するのも上手です。
したたかな男性というのは、ある意味では孤独感を持っている男性でもあります。人を心から信じることがあまりないので、公平な立場にいるようにも見せかけていますが、実はのし上がろうという気持ちが強くあります。
この心の強さが孤独感を上回っているために、成功する人も多いのです。
したたかな女性の特徴
したたかな女性の特徴について紹介します。したたかな女性に出会うと、同じ女性なら「本当に計算高くて嫌!」とか「関わったら巻き込まれる!」と思う可能性もあります。
男性は、「やられた!」と思うことも多いでしょう。したたかな女性にはどのような特徴があるのか見ていきましょう!
自分をプロデュースする能力が高い
したたかな女性の特徴は、自分をプロデュースする能力が高いというものがあります。プロデュースする能力とは、つまりは自分の魅せ方が上手ということです。
アピールする力もありますし、自分の強みもしっかり分かっています。自分をきちんと把握することができているからこそ、したたかさというものを身につけているのでしょう。
自分をプロデュースする能力が高いとなると、どこに行ってもうまくやっていくことができます。その能力を持っていること事態が、したたかだということでもあるのでしょう。
持ち上げ上手
したたかな女性の特徴には、持ち上げ上手というものがあります。したたかな女性は、相手の良いところを見つけるのが本当に上手です。
そして、「この人には好かれたほうがいいな。」と思う人がいたら容赦なく持ち上げるのです。ある意味、褒め上手とも捉えることができるでしょう。
そして人を褒めているときは、心から褒めるので相手をその気にさせるのがかなり上手なのです。そのため、褒められた人は、したたかな女性をついつい甘やかしてしまうでしょう。
自分のペースに人を巻き込んでしまう
したたかな女性の特徴には、自分のペースに人を巻き込んでしまうというものがあります。したたかな女性は自分のペースを絶対にくずさないマイペースな人です。
計算高いので、その計算が狂うのを嫌います。そのため、マイペースなところが出てくるのです。したたかな女性のマイペースさに付き合っていると必ず巻き込まれるでしょう。
人を巻き込んで成功を掴むところがあるのです。したたかな女性に巻き込まれると、「利用された」と感じる人もいるので、あまりに人を巻き込むと嫌われることもあります。
したたかさを身につけるには?
したたかな人の特徴を見ていると、したたかな人というのは何かと得をしているような気がしませんか?そのため、したたかさを身につけたいと思う人もいるでしょう。
ある程度のしたたかさは、生きていく上でプラスに働くことのほうが多いため、ある意味、したたかな人は生きるのが上手な人でもあるのです。
したたかさを身につけるためにも大事なことについて見ていきましょう!
損得を瞬時に考えられるようにする
したたかさを身につけるためには、損得を瞬時に考えられるようになることが大事です。何かがあったときにパっと良いと思ったことに飛びついてはいけません。
したたかさがない素直な人は、自分が良いと思ったものにパっと飛びついて失敗します。そうならないためにも瞬時に頭の中で「これをしたらどうなるのか。」というのを考えましょう。
これが計算をするということです。計算は早いほうがいいので頭の回転を早くすることも、したたかさを身につけるには大事なことになります。
ちょっとではへこたれない精神も必要
したたかさを身につけるには、ちょっとではへこたれない精神が必要です。したたかな人になりたいなら、何かあっても踏ん張れるタフさが必要になるのです。
人生は、色んなことがあり、何もかもが嫌になることもあるでしょう。しかし、それをバネにして飛躍する人を見たことがありませんか?したたかさがあるからこそできることです。
したたかになりたいなら、切り替える回転の早さと、踏ん張る心の強さの両方を持っていないといけないのです。
謙虚さがないとダメ
したたかさを身につけるには、実は謙虚さも必要です。したたかな人って図々しいイメージがあるので謙虚さなんてないのでは?と思う人もいるでしょう。
確かに、結果的に図々しさを感じさせることもありますが、基本的には謙虚な姿勢を持っていないといけません。人から好かれるためです。周りのサポートも受けてしまうのがしたたかな人の特徴です。
謙虚な性格が周りを味方にしてしまうものなのです。謙虚さを忘れた人は、したたかな人ではありません。ただの嫌な人になってしまいます。
したたかさを持つことは悪いことなの?
したたかさを持つことって悪いことというイメージがつきがちです。したたかな人と聞くと、「一癖ある人だ!」とか「計算高い人だ!」と思われることが多いでしょう。
そのため、イメージがいつも良いかと言われたら、それは違います。ただ、したたかさというのは皆持っているものではないでしょうか。したたかさがなければ、上手に世の中を渡っていくことができません。
世渡り上手な人は確実にしたたかさを持っている人です。したたかさを持つことは、絶対的に悪いことではないのです。なんなら、適度なしたたかさは持っていたほうがいいぐらいです!
したたかな人は強い人でもある!
したたかな人について紹介しました。したたかな人は、心がとても強い人でもあります。したたかな人よりも素直な人のほうがいいという人もいるでしょう。
もちろん、素直な人はとても素敵な人ですし、無条件に愛される人でもあります。しかし、時と場合によっては、素直だけでは生きていけないことも沢山あるのです。
得に商売をしている人や、向上心があって上に行きたいという目標を持って生きている人は、したたかさが必要になるでしょう。したたかさはある意味では、長所でもあるのです!