居留守はバレる?居留守を使うと犯罪になる?訪問者の確認方法!
居留守を使う時、訪問者にバレるのではないかと心理が不安になりますよね。NHKの訪問などで居留守を使うと犯罪になるという話や居留守が犯罪に繋がる危険があるという話も聞いた事があります。どんな対策をすれば居留守を使うことができるのかを一つずつご紹介します。

目次
居留守を使うと案外簡単にバレる?
セールスが帰ったので「やれやれ…居留守が上手くいったな」と胸をなでおろすのですが、居留守は案外簡単にバレています。同じセールスはまた来るでしょう。次はもう少ししつこくしてやろう…などと心理的に意地になっている可能性はあります。
居留守はどこからバレるのでしょう?そして、居留守と犯罪の危険な関係、居留守は罪になるのか、訪問者かNHKやセールスかを確認する方法、どんな対策を使うと居留守だとバレにくいのかについてお話していきます。
一人暮らしの女性は居留守を使うと安全?
一人暮らしの女性は基本的には居留守を使って防衛したほうがいいでしょう。居留守をしたくない場合でも、必ずインターホン越しで一度確認してから出るようにしてください。しかしやはり、基本的にはインターホンでも出ないほうがいいです。何度も尋ねてくる訪問者に「女性の一人暮らし」だとバレると危険だからです。
彼氏や男性の家族の声を録音させてもらおう!
女性の一人暮らしでは、どんな訪問者であろうと無防備にドアを開けてはいけません。居留守を使うなら徹底的に使ってください。訪問者の根気に負けて中途半端にドアを開けると、文句を言われたり高圧的な態度を取られたりして、嫌な思いをする場合があります。
悪質なセールスだった場合、一度ドアを開けてしまって営業が始まると、居留守を使っていた罪の意識から断りにくい心理状況に追い込まれる恐れもあります。ですので、居留守を使うなら最後まで貫き通したほうが、心理的負担がこれ以上増えなくて済みます。
居留守を使わないなら、どなたか身近な男性に協力してもらって「は~い」や「どちらさま?」「いりません」など、インターホン越しに流せるように声を録音したものを用意しておきましょう。iPhoneユーザーなら男性の声で応答できるアプリがあります。インターホンがある場合は、訪問者への対応の第一声は必ず男性の声を使うと危険は減るでしょう。
インターホンがない部屋の場合
できたら大家さんにお願いしてインターホンをつけさせてもらうのが一番ですが、そうもいかない場合は、やはり身近な男性に協力をお願いして声を録音させてもらいましょう。訪問者への対応でドアを開けることが多くなるので、ここで使う声は「誰~?」「変わろうか?」です。
部屋に置いてドアを開けたタイミングで「誰~?」が流れるようにして、あなたが「わからない~」録音「変わろうか?」あなた「いや大丈夫~」などのように録音に向かって会話して、いかにも奥に男性がいるように装うのです。
しかし、タイミングなどが難しかったり、男性の協力者がいないこともあります。そんな場合は居留守を使って危険防止対策を行ったほうが良いでしょう。
居留守を使うと犯罪になる?
居留守を使うと「嘘をついている」感覚になり、罪の意識を覚えるものですが、急な訪問者に対応する義務はないので犯罪にはなりません。安心してください。
特に多くの方が心配しているNHKの訪問ですが、NHKの訪問を無視し続けるとどうなるのでしょうか?合わせて見ていきましょう。
NHKの訪問者を無視しても犯罪にはなりません
特にNHK訪問員が訪ねてきた場合、NHK受信料は放送法に定められているので、NHKの訪問を拒み続けると罪に問われるのではないかと心理的に不安を抱いている方も多いようですが、居留守自体は犯罪ではありません。
ちなみにNHKは、未契約の場合と、滞納が続き集金の必要がある場合に訪ねてきます。契約済であれば、未納にならないような引き落とし方法に切り替えておけばもう訪問してきません。
未契約の場合は再び訪問に来ますが、居留守でやり過ごしておけばそれほど頻繁にやってくることはなく、裁判へ発展することも稀でしょう。しかし過去に裁判になった例はあるので、NHKはきちんと契約して受信料を滞納なく収めておくのが一番の対策となります。
非常識な時間に尋ねてくる人には対応しよう
ただし、訪問者にいつも居留守を使うのはあまりおすすめしません。極まれに非常識な時間帯に訪ねてくる人がいますが、この場合は対応しておいたほうがよいでしょう。
非常識な時間に訪ねてくる人は「緊急の可能性」があるからです。隣人や警察官、終電を逃した友人など、何かを緊急に伝えに来た訪問者の可能性があります。非常識な時間のほうが訪問には意味があると思って必ず対応しましょう。
ただし女性の一人暮らしでは、緊急の場合でもドアをいきなり開けるのは危険です。必ずインターホン越し、またはドア越しに誰なのかを確認してからドアを開けましょう。
常識的な時間の訪問者は居留守を使ってもOK
非常識な時間帯ではない朝8時~夜21時頃までに訪ねてくるのは、主にセールスや宗教の勧誘、NHK、そして宅配便です。宅配便は時間指定をしておけばおおよその察しは付きますので、不意の訪問が嫌いな人は時間指定を使って対策しましょう。セールスや宗教の勧誘などは居留守でOK。居留守がバレても別に構いません。わざわざ出る義務はないし、罪にも問われません。
ただし、居留守を使った後はしばらくの間、玄関付近やベランダの物音に注意しましょう。チャイムを押してくるのはセールスや勧誘が圧倒的に多いですが、空き巣が在宅状況を確認している場合があります。
留守を確認した空き巣がドアや窓を破って侵入してくる可能性はゼロではありません。変な音がしたら、女性ならすぐに110番、男性なら110番もしくはドアを蹴ったり、カーテンを開けて存在を示しましょう。
居留守かどうかバレる理由
居留守がバレるのは別に犯罪にはならないので気にする必要はありませんが、嘘をついている罪の意識から、絶対にバレたくない!と思う方はいます。来てもらうと困るNHKやセールス、宗教の勧誘、そして犯罪者などは、何を確認して居留守を見破るのでしょうか?
いきなり戸別訪問をする仕事をしている人や、空き巣などの犯罪者には共通して見ている部分があると言います。そのポイントを知っていれば、居留守がバレない対策を取れるかも知れません。
部屋の明かりや話し声がする
超強力な遮光カーテンでもない限り、カーテンを閉めていても部屋の中の明かりは漏れます。昼間はわかりにくいですが、夜はひと目で在宅かどうかがわかります。まず訪問する前に窓から漏れる明かりを確認してからチャイムを押していますので、居留守を使うと即バレます。
そして、古い造りの住宅では、家の中の話し声やスマホの着信音が外に丸聞こえなことがあります。歩く時の床のミシミシ音も聞こえてると言いますから、チャイムが鳴ったらスマホの音量を切って、一切動かずやり過ごさないといけません。
チャイムが鳴ってから明かりを消しても遅いし、夜に真っ暗にするのは嫌なので、明かりが漏れる対策はどうしようもありません。開き直って居留守を決め込みましょう。
電気メーターは回っている
在宅かどうかを確認する方法に「電気メーターの回転を確認する」という方法があります。「え?でも冷蔵庫など、いつも電気が入ってるものがあるからメーターは回ってるんじゃないの?」と疑問を持ちますが、留守の時の電気の使い方では回転はゆっくりに、在宅の時の電気の使い方では回転は早くなります。
チャイムを押す前にメーターを確認してから押していますので、玄関前から簡単に確認できる位置に電気メーターがある場合は諦めたほうがいいでしょう。チャイムが鳴ってから電気を消しても遅いですから。
対策としては、普段からあまり電気を使わない生活をするか、逆にいつも電気をつけておくことですが…電気代をかけてまで居留守対策をするのも現実的ではありません。犯罪ではないのですから、開き直るしかないでしょう。
玄関のドアスコープを覗き込む
訪問者は、玄関ドアに付いているのぞき穴から中を覗いて在宅を確認している場合があります。外から覗いてもハッキリとはわからないんですが、明かりの存在くらいは確認できます。その前を人が横切ると明かりが一瞬途切れるので居留守がバレることがあります。
ドアスコープを覗かれる対策は、内側から何かを貼ってしまうことでバレる危険を回避できます。ガムテープでもいいし、自分で開閉式の簡単なものを作って、自分が見る時だけパカっと開けて覗けるようにしておきます。
インターホンにカメラがついてるなら、ドアスコープはほとんど使わないものです。完全に塞いでも問題はないでしょう。
営業の人は居留守かどうか事前に確認している?
営業の人に限らず、NHKや宗教勧誘など、突撃訪問してくる人はチャイムを押す前に在宅しているかどうかを必ず確認していると思ってください。
一度、自宅の玄関周りを確認してください。夜は部屋の明かりが漏れるので在宅はバレバレですが、昼間は電気メーターくらいしかハッキリした確認はできません。電気メーターはわかりやすい位置にありますか?あれば在宅はバレている、なければ居留守は有効かもしれません。
訪問者がしつこい時は居留守がバレている?
営業もNHKも宗教勧誘もドアを開けてもらってからが仕事なので、在宅であると確信を持つと出ないといけない心理にさせるために、しつこく食い下がってくる場合があります。
電気メーターが簡単に確認できる家や夜に明かりが漏れている時は、在宅がほぼ確定するので、ドアをしつこく叩いてみたり、チャイムを連打したりと迷惑な行為をしてくる訪問者もいます。特にNHKは在宅が確認できるとしつこいと言われています。
居留守を使っている時にドアをガンガンされると、心理的に追い込まれて「開けないといけないかな!?」という気になりますよね。しかし、そういう迷惑行為をしてくる人ほど悪質だと見ていいでしょう。心理戦に負けてうっかりドアを開けると、思わぬトラブルに巻き込まれる危険もあるので注意しましょう。
居留守は合法!対応するのは危険な場合も?
ドアをガンガン叩いたり、チャイムを連打して心理的に追い込むような行為をする相手は徹底的に無視しましょう。居留守を貫き通してください。うっかり負けてドアを開けると、悪態をつかれて嫌な思いをしたり、居留守を使っていたという負い目から話を切れなくなり、商品購入まで追い込まれるかも知れません。
しっかり断れば大丈夫と思っていても、断れる性格なら最初から居留守を使わず対応して、ハッキリとした意思表示で追い払えます。一度ドアを開けてしまうと相手も営業や勧誘のプロです。あなたに合わせながら、威圧的な言動や丁寧すぎる言動を使い分けてうまく心理を煽ってきます。
居留守を使うという罪悪感を持ちながらキッパリと断れるでしょうか?トラブルの危険を避けるためにも居留守は貫いてください。あまりに高圧的で恐怖を感じる場合は警察に通報しましょう。
一人暮らしの人は居留守を使う人は多い
年配の人の一人暮らしでは人恋しさや律儀さから、どんな訪問にも対応する傾向がありますが、若い人の一人暮らしでは、居留守を使う人の割合はかなり高くなっているようです。
なぜ若い人は居留守を使う割合が高いのでしょう?その背景を探っていきましょう。
居留守は一人暮らしのセキュリティ代わりになります
近年は、隣人を狙った殺人事件や強盗事件が毎日のようにニュースで流れてきます。特に女性は危険がいっぱいですが、男性も昨今はいつ狙われるかわからない状況です。男性だからこそ犯罪者が恐れて殺してしまうという図式も成り立ちます。
マンションでは隣の人の顔も知らないのが当たり前の時代背景も手伝って、男性女性問わずセキュリティの意識は最高潮に高まっています。誰が訪ねてきたのかわからない突然の訪問は「良からぬ人が訪ねてきたのかも!」という疑心暗鬼を生みやすい時代なのかも知れません。
関わりが薄くなり人を信用できない心理が、居留守を当たり前にしていると言えます。
女性の居留守はもはや当たり前
特に女性の一人暮らしは対策に対策を重ねて、厳重に警戒しないと本当に危険な時代になりました。若い女性は特に危険ですが、女性の一人暮らしだとバレると高齢者でも油断はできません。
犯罪を警戒するのは言うに及びませんが、セールスも女性の一人暮らしは良いカモになると考えています。ブラック会社の営業研修では「女性の一人暮らしを狙え」と教育されるらしく、ドアを開けたら最後、あの手この手を使って契約までこぎ着けようとするでしょう。
女性の一人暮らしでは、できればモニター付きのインターホンを付けてください。絶対にすんなりドアを開けてはいけません。先程もお話したiPhoneのアプリで男性の声が出るものを利用して、時々男性の声で対応して女性の一人暮らしだとバレない工夫が必要です。
ポストに何かを入れるか入れないかで訪問者の危険度が判断できる
居留守が無事成功して訪問者が帰った後、一体誰が来たのか気になりますが、それを大まかに確認する方法があります。それは「ポストに何かを入れて行ったか行かないか」です。
何かを入れて行くのは、宅配や何かのお知らせで来た人の可能性が高くなります。特に危険な人ではないので、折返しの連絡を入れるかしかるべき対応を取りましょう。店舗の宣伝などは対応しなくても構いません。気になるなら来店してあげてください。
ポストに何も投函せずに立ち去った人は、再び訪問しようと目論んでいる人です。セールスやNHKや宗教勧誘の可能性が高いということです。ポストに何かを入れてしまうとそれで完結するか会社に苦情を入れられて、契約を取るという最大目標を達成できないから何も入れないのです。
ポストを利用して訪問したことを知らせる人は危険のない人、ポストという連絡手段があるのに利用せず立ち去る人は危険な人と判断することができます。
居留守で訪問者をやり過ごす方法
どうしても居留守がバレるのを防ぎたい!という人は、以下の対策をやってみてください。100%の対策ではないですが、やっておけば心理的に少しは楽になるでしょう。
訪問者が居留守を見抜くポイントは先程も述べたように、電気メーターの回転を見る、ドアスコープを覗く、電気の明かり漏れで確認するの3つがありますが、これを丁寧に潰していくと効果的です。
ドアスコープカバー
まずは覗き見られるのを防止しましょう。悪質でしつこいセールスやNHK訪問員はチャイムを鳴らした後、高い確率でドアスコープから中を覗いていると思ってください。
電気メーターの回転は変更のしようがないですが、メーターは動いていても在宅していると確定したわけではありません。最近は防犯のために明かりをつけて外出していたり、ペットがいる家はヒーターなどつけっぱなしにしているものです。
ですので、在宅しているかどうかは電気メーターだけではまだ確信には至りません。確信を得るためにドアスコープを覗いて中の様子を見る必要があります。
チャイムに驚いて部屋の中で動く様子をキャッチしようとしているのです。そして在宅を確認すれば、しつこく食い下がろうとしてドアを叩いたりチャイムを連打してきたりします。
まずはこのドアスコープをふさいでしまいましょう。覗き見を防止するカバーも売っています。別に市販のものでなくても、ダンボールを加工したりガムテープなどで自作しても大丈夫です。とにかくふさいでしまえば、中を覗いて視覚的に確認することはできません。
遮光カーテン
夜の部屋の明かり漏れを防止するために遮光カーテンに替えてしまいましょう。遮光カーテンには1級から3級まで種類がありますが、1級が一番遮光性が高くなります。1級の遮光率はなんと99.9%になり、部屋の明かり漏れもしっかり防いで居留守がバレる心配を減らしてくれます。
部屋の明かり漏れだけではなく、外からの強い日光も防いでくれますので、西日などで部屋の温度が上がって冷房効率が悪い場合にはとても役立つでしょう。紫外線も防ぎますので、快適度と美容アップも見込んで、ぜひカーテンを替えてみてはいかがでしょうか?
ドアスコープとカーテンの対策をすれば、目視で在宅を確認するのはほぼ無理となります。そうなれば立ち去るまで息を潜めるだけです。心理的にもかなり楽になるでしょう。
雨戸をしっかり閉める
遮光カーテンに替えても、カーテンレールとピッタリ合わないと隙間があいて光が漏れることがあります。マンションに雨戸がついている場合は、日が沈む頃に毎日しっかり閉めましょう。
そうすればもう光漏れの心配はありません。夜中の防犯にも役立ちますし、せっかくある雨戸を利用して快適な生活を目指しましょう。
雨戸がないマンションも多いので、これは誰にでも出来る対策ではないですが、ない場合は遮光カーテンがしっかり機能するようなカーテンレールに交換したり、サイズをきっちり合わせて光漏れを極力防ぐ対策を取りましょう。
居留守だとバレた時の対処法
せっかく居留守を使い息を潜めていたのに、なぜかバレてしつこく食い下がってきた時はどうしたらいいでしょう?バレているとしたらこのまま黙っているわけには…いや!出たってどうせセールスだし、なぜわざわざ対応しなきゃいけないんだ!と葛藤する心理が面倒くさいですね。
どうしたら早々に諦めて帰ってくれるのでしょうか?出るべきか?このまま居留守を使い通すべきか?そして、エスカレートしてなかなか帰らない時の対処法も合わせて考えてみましょう。
セールスや営業の人が帰らなかった場合
セールスやNHKがなかなか帰らないのは、十中八九居留守がバレていると思ってください。別に居留守を使っても犯罪にはならないので、そのまま堂々と続ければいいのですが、心理的に難しい人はいっそ対応したほうがこの嫌な時間が早く終わるでしょう。
ドアは開けずに、インターホンやドア越しに一言「帰ってください!」と言います。NHKは大体これで退散すると言われています。セールスもよほど悪質でない限り「帰ってください」と言われたら帰るしかありません。
刑法第130条に「不退去罪」というものが定められているからです。許可なく住居に侵入してきた場合は「住居侵入罪」になりますが、玄関先でしつこく居座るセールスや宗教の勧誘などに「帰ってください」と言ってもなお居座る場合に適用されます。
「帰ってください」と言ってから物理的に立ち去れる時間を置いてから適用になります。例えば、靴を脱いで家の中に入ってきた人に何らかの理由で帰ってもらいたい場合、帰ってくださいと言い渡してから、その人が立って歩いて靴を履いて玄関から出ていくまでの物理的時間を超過すれば不退去罪の適用となり、立ち去れば罪には問えないということになります。
セールスなどは「帰ってください」と言われたらすぐに玄関前から離れる行動をしないといけませんが、それでもしつこくドアを叩いたりチャイムを鳴らす場合は警察に通報しても構いません。罪に問える状況にあります。
NHKはその点において教育がしっかりされているようで、「帰ってください」の一言には敏感なようです。
不法侵入や恐喝・器物損壊はすぐに通報!
あり得ないことですが、居留守がバレるなどして、激昂したセールスマンがドアを蹴破り中に侵入してきた時は、完全に不法侵入、恐喝、器物破損の犯罪になるので、周囲に知らせるなどして身の安全の確保をしてから即警察に通報です。周囲に大声で知らせている段階で普通は逃げると思いますので、容姿や特徴をよく覚えておきましょう。
元は居留守を使った自分が悪いと考える人もいますが、何度も言いますが居留守は犯罪ではありません。セキュリティの意味合いを持った安全対策のひとつです。後ろめたい心理は捨てて、犯罪には毅然と立ち向かってください。
居留守を使うと犯罪被害に遭う?
居留守は犯罪ではない、バレるのを恐れる必要はないと何度も言ってきましたが、居留守を使うにあたり、ひとつだけ注意してほしいことがあります。それは「犯罪者が留守かどうかを確認するためにチャイムを鳴らしている可能性」がゼロではないことです。
居留守を使うことで犯罪に合わないためにできることを考えていきましょう。
強盗は居留守かどうか確認をしに来る?
空き巣に入るためにチャイムを鳴らして在宅確認をしているケースがあります。この場合、居留守を使うと恐ろしいことが起こる可能性が高まるので注意が必要です。
実際に、チャイムが鳴って居留守を使った直後に侵入してきた強盗に襲われ死亡する事件なども起きています。ネットでも、居留守を使っていたら空き巣に入られそうになり、存在を示して事なきを得たが怖かった…という話があります。
空き巣被害にあう前の特徴として「空き巣に入られる前の1週間はやたらチャイムが鳴ることが多かった」という点です。何度も何度も犯罪者が訪れてチャイムを鳴らして在宅状況を確認しているんです。
そこで居留守を使い続けると「あ、この時間帯は留守なんだな」と判断されて、後日犯行に及ぶ確率が高くなるわけです。
チャイムが鳴っただけでは誰が来たのかはわかりません。セールスかも知れないし犯罪者かも知れないのです。居留守を完璧にするよりも、バレるくらいのほうが安心とも言えます。
居留守のあとは玄関周りのチェックを!
居留守を使った後は、必ず表札やドアのチェックをしてください。何か書き込まれている文字や記号はありませんか?表札や電気メーター、インターホンの側面、ドアの右下に書かれていることもあります。
M=男性、W=女性、S=シングル、R(ル)=留守、D=大学生、9-18R=9時から18時まで留守、2024=20時帰宅24時就寝。記号は○=話を聞く、✕=ダメ、☆=押せば買う…他にもありますが、一人暮らしの部屋ではこの辺の文字や記号が多くなるでしょう。
例えば、WSDRは「女性の一人暮らしで大学生。留守がち」という意味になります。このマーキングは主に犯罪者が書き込んでいて、セールスも便乗して利用しているものです。何度も買い物をしてお金を持っていそうな家なら、両者ともに利益があり、男性が住人なら触らないほうが無難…という共通項が両者共にあるために共有されているものです。
見つけたらすぐに消しましょう。やたら訪問が多い部屋は、共通で使っている印を見て犯罪やセールスに都合が良いと判断されている可能性があります。
バレずに訪問者を確認する方法は?
居留守がバレるのが怖ければ、もういっそちゃんと対応したほうが精神衛生上よいでしょう。
それでもどうしてもバレずに訪問者を確認したい場合は、モニター付きのインターホンなら居留守を使いながら姿を確認することができます。もし交換できるのであれば替えてしまったほうが心も落ち着くでしょう。
NHKは社員証を首からぶら下げているのでわかります。スーツ姿や作業着はセールスか犯罪者だと思っておけばいいでしょう。立ち去るまで見ておけば、何か書き込む様子なども確認できるかも知れません。
インターホンにモニターがついてない場合は、ドアスコープから覗くしかありません。姿を見ればおおよその検討はつくでしょう。
居留守を使うのは時々にしてみては?
居留守は犯罪ではないし、バレるのを恐れなくても大丈夫ですが、犯罪に巻き込まれる恐れもありますし、NHKも拒み続けていると裁判に発展する可能性もあります。
NHKは支払いをきちんとしておけば来ないので、契約して支払状況を確認しておくのが一番の対策です。犯罪防止には、あまりに頻繁な訪問にはランダムに対応してみるのが一番でしょう。「この家はいつ留守にしているかわからない」と思わせておくのが最善です。
セールスは「いりません。帰ってください」の一点張りで対応してください。話をする必要はありません。しつこい場合は「帰ってくださいと言いましたよね?」でOKです。
ただし女性は男性の声を使って応答してください。女性の一人暮らしだと悟られないように気をつけましょう。くれぐれも、玄関周りに「WS=女性のシングル」と書かせないような対応をしてください。