回りくどいの意味とは？回りくどい人の話し方･言い方って？

あなたの周りに回りくどい話し方をする人はいませんか？「もっとはっきり言えばいいのに」とか「結局要点がよく分からない」「話が長くてわかりにくい」そんな回りくどい人ってちょっとめんどくさい存在ですよね。

こういった話が回りくどい人の心理状態とはどのようなものなのか。回りくどい話し方をする人はなぜそんな話し方なのでしょうか。回りくどい人はどのような性格なのか。回りくどい人とうまく付き合うにはどうすれば良いのか。このような疑問に答えます。
 

回りくどい、とは「直接的でなく、遠回しで煩わしい」という意味です。
簡潔に要点や結論を言えばいいのに、そこにたどり着くまでに遠回りをし、話が長く、結局何が言いたいのか分からなくなってしまいます。

山もなく、オチもない話を延々とされるとこちらも疲れてきてしまいますよね。回りくどい人は周りの人から「ちょっとめんどくさい人」「話すと長くなるから話しかけないでおこう」などと思われがちです。

回りくどい人はなぜ話を回りくどくしてしまうのでしょうか？はっきり言って話を回りくどくすることにメリットがあるとは思えませんよね。なぜ、回りくどい人の話は長くなってしまうのかその心理状態を解説します。

話が回りくどい人は、相手はこの件について詳しくないだろうからわかりやすく喋ろうと、話さなくてもわかることまで話してしまいます。

そして、自分もあまり理解ができていないため、話のゴールが途中で見えなくなってしまいます。何を伝えたいのかはもちろん、話す順序も決めていないと結局訳がわからない話になって相手に迷惑をかけてしまいます。

そして話がわかりづらいことに焦ってしまい、さらに話が回りくどく、わかりづらくなって話もどんどん長くなってしまうのです。
 

回りくどい話し方をする人にありがちなのが、自分に自信がないということです。こんなことを言ったら笑われるのではないか、バカにされてしまうのではないか、という気持ちが先行し、回りくどい話し方なってしまいます。

ストレートに物事が言えない原因は相手に配慮しすぎている場合もあります。特に上司や目上の人間に対しては自分の意見が否定されてしまう気がして、つい物言いが回りくどくなってしまうのです。

伝えたいことに対して自信がない場合も余計な尾ひれをつけて話してしまいがちなので、そうなると話もまた回りくどくなってしまいます。

話しながらいちいち相手の反応を伺っているとつい、話が回りくどくなりがちです。

自分の話に自信がないのと、周りに合わせたい気持ちが強いので話の節目節目で相手の反応をみて話の流れを変えていきます。そのため最初に結論や自分の意見を言うことは避け、相手の反応を見ながら相手の望むようなことを言うようになります。

なので話の流れが途中で変わりやすく、はっきりとしたことは相手の反応を待ってからでないと言えないので話が回りくどくなってしまいます。途中で話が二転、三転するので結論が分かりにくいのは、相手の反応に合わせすぎて結論が定まっていないせいです。

回りくどい人の性格に特徴はあるのでしょうか。回りくどい人にはどんな性格が反映されているのでしょうか。回りくどい人にありがちな性格の特徴をまとめてみました。

回りくどい話し方をする人はネガティブな人が多いと言えます。はっきりとした物言いをして、拒絶されるのが怖いので、曖昧な表現を使用したり、回りくどい話し方になっているのです。

こんな事を言ったらバカにされるのでは、と不安になり、はっきりと言えないので回りくどい話し方になり、意思が相手に伝わりにくくなってしまいます。

ネガティブなので、相手のネガティブでないちょっとした発言もネガティブに捉えてしまいます。そして余計に怖くなり、余計に話が回りくどくなります。

回りくどい話し方をする人は臆病な性格と言えるでしょう。こんな事を話すと相手はどう思うかな、などと相手の様子を気にするあまり、自分の本当に言いたいことが言えなくなってしまいます。

結果話が二転、三転してしまいます。臆病な性格だから、回りくどい話し方になってしまうのです。回りくどい話し方の人は自尊心が高く、相手に否定されると人一倍凹んでしまいます。

なのでつい予防線を張って話を回りくどくしてしまうのです。要するに打たれ弱いのでそれを避けるために回りくどい話し方になってしまうのです。
 

律儀な性格の人も話が回りくどくなってしまいます。説明がとても丁寧な場合が多く、１から１０まで全てを伝えたいと思っているので必然的に、話は長くなりなかなか結論がわかりづらくなってしまいます。

講義などでそのような話し方をするのは、分かりやすくいいのですが、こと普段の会話において全てを説明しようとすると話が長くなってしまいます。

時間が限られる仕事の場だとどうしても時間の無駄になり、めんどくさい、と感じられてしまうでしょう。

通常は、話したいことが決まっていて、そこに向かってまっすぐ話していくのでわかりやすい話し方ができます。でも主体性のない人はそもそも結論が定まっていません。

自分の考えというものがなく、いつも指示を待つ指示待ち人間にもこのような回りくどい話し方をする人がいます。自分の発言したいことが定まっていないため、話が間延びしてしまいます。

いわば、「自分の考えが思いつかず、追い詰められている状態」と言えるでしょう。なので回りくどい話し方をしてしまいます。相手の反応を伺いながら話しているのでいつまでも結論にたどり着きません。

回りくどい話し方の人はどんな話し方、言い方をするのでしょうか。こんな言い方をしてくる人は要注意！？な話し方を具体的な例をあげて紹介します。

怒りっぽい話し方をする人は要注意！！回りくどい話し方をしながら自分が怒っている事を相手に知らせようとしてきます。怒っているので自分がどれだけ怒っているのか延々と説明したくなるのでしょう。

怒っている話し方を捨人は怒っている自分に注目してもらいたい、相手を言い負かしてやりたい気持ちで、話が回りくどくなっていきます。

この特徴の人は延々と回りくどい話し方をするうちに、なんで自分が怒っているのかその理由も、結論もわからなくなってしまうのでタチが悪いです。

おどおどしている人は、自分に自信がない証拠です。性格編でも述べましたが、自信のない人は自分の意見に自信がなく、相手がどう思っているのかが常に不安なので相手にいう事を合わせようとしすぎて話が二転、三転し、回りくどい話し方になります。

自身の意見に自信がないので否定されるのを恐れてつい予防線を張ってしまう傾向があります。そして他人に合わせてコロコロと意見を変えてしまいます。

おどおどしていて自信がなさそうなら、結論を予測して「〇〇という事でよろしいですか？」などとまとめてあげると話がスムーズに進むでしょう。

例えば、遅刻した人が「あんなことやこんなことがあってこうでこうでああで（この部分が長い）、結局○時に起きました」などと先に理由から説明しだすのは話が回りくどい人の特徴と言えます。

「寝坊してしまいました。」と結論から話して、相手が理由を聞いてきたら答えれたら良いのに、寝坊した理由を長々と話してしまいます。このような話し方も話が回りくどい人の特徴と言えます。

回りくどい話し方をする人の特徴として、エピソードをいちいち細かく話してくることが挙げられます。「この時これがここにあってこれがあそこにあってあれがこうで」などと本編に全く関係ないエピソードを挙げてくるので話が間延びして分かりづらくなります。

エピソードを話しているうちに最初に話したかった事を忘れてしまうので話が脱線していき、そこからまた話が長くなってしまう傾向があります。

回りくどい人にはどのように接したら良いか悩みますよね。ここでは回りくどい人に対する上手な接し方についてまとめました。

あなたの周りにいる回りくどい人にもここで書いているように接してみれば意外にあっさり話が済むかもしれません。

回りくどい人は結論が自分で言い出せないのかもしれません。なので回りくどい人の言いたいであろう結論が少し見えかけたら「〇〇って事だよね？」とこちらで言ってあげると話がスムーズに進みやすいでしょう。

話が回りくどすぎて相手の言いたいことがよくわからない場合は、正直に質問してみましょう。「ごめんなさい、ちょっと何が言いたいのかわからないのだけど、分かりやすく教えてもらっていいですか？」

このような感じで優しい口調で聞いてみましょう。そうすれば相手も自分の話し方が伝わりにくいことに気付いて軌道修正してくれるでしょう。

回りくどい言い方をする人にイライラしてしまうこともあるでしょう。ですが、短気は損気。回りくどい人は、自分に自信がなく、話し下手なかわいそうな人なのです。

回りくどい人には、よく分からないけど聞いて挙げているふりをする、適当に相槌を打ってごまかすなど、のらりくらりと接していくのが人間関係に波風が立たない一番の方法でしょう。

回りくどい話し方をする人がそもそも関わらなくてもいいような人なら関わらないようにするのも一つの手です。話が回りくどい人といるとイライラしてしまいますし、こちらの貴重な時間も奪われてしまいます。

回りくどい人が話しているときに他ごとを始めたり、返事をしないようにすれは自然にその人はあなたから去っていくでしょう。

ここでは回りくどい話し方を直したい人に向けて、どのように話せば回りくどくなくなるのかを説明していきます。回りくどい人は正直嫌われやすいです。できることから初めて爽やかな話し方ができる人になりましょう。

まずは結論から話すようにしましょう。結論を先に言うと、あとはなぜその結論に行き着いたのか過程を話すだけで良いのです。先に結論を話しておくと、自分も相手も話のゴールが分かっているので話を予想しやすくなります。

また、話すのが苦手ならば、結論だけ言ってみてください。意外と相手はそれだけでも納得してくれることもありますし、もし疑問点があれば質問してくれるはずです。

もし結論が出ていない場合は「まだ結論は出ていないのですが」と言ってから話始めると良いでしょう。そうすれば相手から助言を貰ったり論議に発展させることができ、良い結論が導き出せることでしょう。

自分ばかり延々と話続けてしまっていませんか？？時折相手に質問を投げかけたり、同意を求めてみたり、相手にも話してもらう事を意識すると会話が弾みます。

正直、人の話を延々と聞いているのは辛いものです。あなたが誰かに話を聞いてもらいたいのと同じように、相手も自分の話を聞いてほしいものです。

相手にも会話を振ることを意識してみてください。

話をするときは、「話は相手に伝えるもの」と意識しましょう。自分の話したいように話しているだけでは相手に伝わりません。

話をするときに大切なのは「聴き手」です。分かりやすい話をするには、主観でなく、第三者目線で話すようにしましょう。

たまには自分の感情や受け取ったことを加えて話しても良いですが、回りくどい話の癖が抜けるまではなるべく避けて、相手に分かってもらえるような話し方を心がけましょう。

言いたいことをメモにまとめてから話すようにすると、頭の中が整理されて、うまく話しやすくなります。最初は、メモを見ながら話しても良いです。

慣れてきたら最初にメモに話すことをまとめ、そのあとはメモを見ないで話すようにしてみましょう。メモを取っておけば後から見返すことができるので、話し終わった後にきちんと話したいことが話せたのか確認することもできます。

どうしても話が長くなってしまう人は、あらかじめ自分の中で「この時間までに話切るようにしよう」と決めてみるのも良いかもしれません。

そうすることでどうすれば効率よく話を相手に伝えることができるようになるのか考えることができるからです。ただ、焦って早口になりすぎたり、大幅に話を削りすぎてしまわないように注意しましょう。

回りくどい人はちょっとめんどくさいと思いわれがちです。そんな人にはこちらから結論を言うようにしたり、質問しながら話を誘導してあげると良いでしょう。

また、回りくどい人は自信がない人が多いです。過度に否定されたり、バカにされていることを恐れている場合が多いので、広い心で接してあげると良いでしょう。

回りくどい人とも円滑なコミュニケーションを取って円満な人間関係を築けるようにできると良いですね。