横須賀のデートスポット！横須賀中央のデートコースも紹介

港町横須賀。明治期から第二次世界大戦後まで、軍港として栄えた歴史のある街で、見どころがたくさんあります。東京からのアクセスもよく、ドライブデートにも最適です。

また、横須賀は、日本で唯一、アメリカ海軍が基地を置く街でもあり、他の土地にはない独特の魅力があります。グルメスポットも多く、デートで訪れるカップルが後を絶ちません。

港を眺めながらのんびりデートもよし、戦争の面影に歴史を感じるもよし、話題のグルメを堪能するもよし、魅力的なデートスポット満載の横須賀で、恋人と素敵な思い出を作ってみませんか？

横須賀市は、神奈川県の南西部に位置する三浦半島の、大部分を占める都市です。東京湾の入り口にあたるため、古くから国防の拠点となっていましたが、江戸時代末期に黒船が来航し、開国のきっかけになりました。

横須賀市の東側は東京湾に、西側は相模湾に面し、海産物が豊富で、風光明媚な観光地としても人気があります。東京からはJR横須賀線、京浜急行鉄道を使って、それぞれ「横須賀駅」や「横須賀中央駅」まで、乗り換えなしで行くことができます。

横浜と横須賀を繋ぐ国道16号線、横浜横須賀道路は、「横横線」と呼ばれ、人気のドライブコースにもなっています。

三浦半島周辺の海は、黒潮が流れているので、冬は暖かく、夏は涼しく、過ごしやすい気候です。春の訪れが早いので、房総半島と並んで、花の名所もたくさんあります。

歴史ある建造物や、アメリカ軍基地関係、自衛隊関係のイベントも多く、何度行っても飽きることがない絶好のデートスポットです。

潮風に吹かれながら、のんびりと港町デートはいかがですか？横須賀で昼間にデートをするときにおすすめのスポットをご紹介します。

海に面したうみかぜ公園は、ロケーション抜群で、天気の良い日の散策にぴったりです。海を眺めながら語らうカップルの姿がよく見られる、人気のデートスポットです。夏は、円形の水盤が噴水になり、涼を誘います。夜のライトアップもロマンティックで素敵です。

スケートボード、テニス、3×3バスケットボール、オフロードバイクなど、スポーツを楽しむこともできますが、うみかぜ公園の一番の目玉は、海のそばのバーベキュー広場です。休日にはたくさんの人が訪れ、海側の一等地は午前中には埋まってしまうほどです。

うみかぜ公園の海側は、階段状の護岸になっており、海のすぐそばで腰かけて休むことも、海の生き物を観察することもできます。海を間近に感じられる、気持ちのいい公園です。
 

横須賀を代表する公園としてその名も高い三笠公園。「日本の都市公園百選」にも選ばれた「水と光と音」をテーマにした公園です。せせらぎに沿って三笠公園通りから桜並木を進むと、音楽に合わせて水が舞い踊る、音楽噴水があります。

三笠公園の見どころはいくつもありますが、中でも壁面を轟轟と水が流れ落ちる壁泉は圧巻で、水の奥に壁画が浮かび上がります。三笠公園のシンボルともいえる「平和のアーチ」は、高さが18mもある壮大なモニュメントです。

さざなみの階段、野外ステージ、芝生公園と、どこにいても「水」を感じられる素敵な公園で、デートはもちろん観光にもぴったりのスポットです。音楽噴水は、夜にはライトアップされ、昼とは違った幻想的な世界を繰り広げます。
 

長井海の手公園、通称ソレイユの丘は、農業体験やバーベキューができる、南プロバンスをイメージした総合公園です。相模湾に臨む岬に立ち、天気のいい日には富士山も眺望できます。

春は菜の花、秋はコスモスが咲き乱れ、畑や温室では、その時々の農作物の収穫を体験でき、四季を通じて楽しめます。三浦半島唯一の観覧車からは、相模湾の絶景を一望できます。パンやピザづくりなど、食の体験ができる施設や人工温泉もあります。

ふれあい動物村では、カピバラやカンガルーなどの動物たちと直接触れ合うことができ、動物好きのカップルにはたまらないデートスポットです。
 

猿島は、東京湾唯一の無人島であると同時に、東京湾最大の自然島でもあります。映画「天空の城ラピュタ」を思わせる廃墟が注目を集め、映画、アニメファンのみならず多くのカップルや観光客が訪れる、横須賀きっての人気スポットです。

猿島は、そのほとんどを公園として横須賀市が管理しており、無人島といえども不便はありません。砂浜ではバーベキューが楽しめ、夏には海水浴場もオープンします。

手つかずの自然と、旧日本軍の要塞跡が残る猿島は、散策にもレジャーにもぴったりな人気のデートスポットです。

猿島へは、京浜急行「横須賀中央駅」から徒歩15分のところにある三笠桟橋から渡し船で渡ります。乗船時間は10分ほどです。この、プチ船旅も、デートの演出にはもってこいで、猿島がおすすめのデートスポットになっている理由の一つでもあります。

ただ、天候によっては渡し船が運休になることがあるので、荒天時のデートには向きません。
 

横須賀は東京からドライブがてら訪れるにもちょうどいい距離です。横須賀でドライブデートを楽しみたいカップルにための、おすすめのデートスポット、ドライブコースをご紹介します。

日本初の洋式灯台がある観音崎は、一帯が総面積70万㎡に及ぶ、県立公園として整備されており、おすすめスポットが大集結したような人気の観光地です。馬堀海岸直線道路を、海を見ながらドライブして行くことができます。

海水浴もできる砂浜はもとより、磯遊びができる岩礁、うっそうと茂った森など、手つかずの自然が残る一方で、旧日本軍砲台跡、観音崎自然博物館などがあり、一日いても飽きることがありません。

ほとんどどの場所からでも東京湾を眺望することができ、行き交う大型船や房総半島を望むことができます。
 

横浜横須賀道路佐原ICから約4kmのところにあるくりはま花の国は、自然保護を目的とした都市公園で、首都圏の花の名所として知られています。四季折々、色とりどりの花が咲き誇る様は荘厳ともいえる美しさで春のポピー、秋のコスモスは必見です。

くりはま花の国には、ハーブ園や足湯など、おすすめスポットがたくさんあります。また、中でもひときわ目を引くのが冒険ランドにあるゴジラの滑り台です。

ゴジラの滑り台は、1954年に公開された映画「ゴジラ」をもとに、1958年、観音崎の南側にあるたたら浜に作られましたが、老朽化のため1973年に取り壊され、その後、有志による募金活動が行われ、1999年にくりはま花の国にて復活しました。

観音崎には現在ゴジラの滑り台はありませんが、滑り台があったところには、ゴジラの足跡のプレートが残されています。

ゴジラ好き、映画好きなら、観音崎からくりはま花の国へのドライブコースを楽しんでみるのもいいかもしれません。
 

うみかぜ公園から、海辺つり公園、観音崎公園へと続く海岸沿いの道路が、通称「うみかぜの路」として親しまれている、絶好のドライブコースです。視界を遮るものが何もない一直線の道路をドライブできるこのコースは爽快そのもの。

とくに「ドン・キホーテ横須賀店」を過ぎたあたりからの直線道路は、南国のリゾートを走っているかのようです。

観音崎に向かう途中には破崎緑地があり、展望デッキからは雄大な海が見下ろせます。その少し先には、横須賀風物百選に選ばれた旗山崎公園があり、観音崎砲台、猿島砲台と並び、東京湾要塞の一つであった「走水低砲台」跡が残されています。
 

夜の横須賀も、デートにぴったりの素敵なスポットがいっぱいです。ちょっと大人のデートを楽しみたいカップルのための、夜の横須賀をご紹介します。

かつては臨海公園の名で親しまれていましたが、対岸に、フランス人技師ヴェルニーが建設に貢献した横須賀製鉄所跡が望めることから、フランス風のヴェルニー公園に生まれ変わりました。広場の中央付近の噴水は散策の途中の休憩にぴったりです。

海沿いのボードウォークを歩きながら、係留された戦艦や、アメリカ海軍基地、海上自衛隊地方総監部を眺めることができます。園内にはフランス種を中心とした約1400株ものバラが植えられ、シーズンにはバラの香りが漂います。

フランス式庭園様式を取り入れた園内は異国情緒漂うロマンティックな空間になっており、デートにぴったりです。夜になると海面にライトが揺れ、幻想的で魅惑的な雰囲気を醸し出します。
 

大人の夜のデートなら、飲み歩きもおすすめです。京浜急行「横須賀中央駅」界隈には、昭和レトロな大衆居酒屋や、新鮮な海産物が自慢の鮮魚居酒屋など、リーズナブルで個性的な居酒屋が密集しています。

そして、横須賀といえばホッピー。一般的な割合より焼酎を多めに入れるのが、横須賀流です。おじさんの飲み物という認識が強かったホッピーですが、最近は飲み方を多様化し、おしゃれな女性にも人気があります。
 

京浜急行「横須賀中央駅」から徒歩15分ほどのところにある横須賀中央公園。旧日本軍演習砲台跡に創建された公園で、船首のような形の戦没者慰霊塔があります。公園の中央付近には、「平和のモニュメント」がそびえ、核兵器廃絶と平和都市宣言を強く訴えています。

サクラ、ウメ、ツバキ、アジサイなど季節に合わせて咲き誇る花も豊富で、横須賀市民の憩いの場にもなっています。

海からは少し離れますが、起伏に富んだ園内は、周囲より一段高くなっているので見晴らしは最高です。昼の眺望も素晴らしいですが、夜景の絶景ポイントとしても知られています。
 

横浜横須賀道路馬堀IC近くにある日帰り温泉施設「湯楽の里」は、2階の露天風呂から東京湾が一望できるのが、最大の魅力です。天気の良い昼間は、遠く千葉県まで見通せることもあり、夜は東京湾の夜景が見える、穴場スポットです。

カップルで一緒に入ることができる岩盤浴もあり、デートにはぴったりです。海岸沿いのドライブコースの途中にあるので、ドライブデートの帰りに立ち寄るのもおすすめです。
 

海に挟まれた横須賀は、屋外のデートスポットが注目されがちですが、屋内でも素敵なデートが楽しめるスポットがあります。恋人の聖地に認定されたスポットや、横須賀デートでは外せない定番スポットなど、横須賀らしい屋内デートスポットをご紹介します。

建物自体がアートのような横須賀美術館は、観音崎公園の中にあります。こここそが、横須賀のデートコースでは絶対に外したくない、「恋人の聖地」です。屋上広場には、それを証明する銘板が設置されています。

芸術鑑賞もさることながら、三方を山に囲まれ、海に面して建つ横須賀美術館の一番のおすすめポイントは、全面ガラス張りの館内から望む絶景の数々です。まるで自然の中にいるかのような豊かな気持ちにしてくれます。

館の外の二つの広場からも、美しい風景を眺めることができ、恋人の聖地の名の通り、二人の気持ちをぐっと近づけてくれるおすすめスポットです。
 

司馬遼太郎の長編小説『坂の上の雲』がドラマ化されたことがきっかけで一躍注目を集めた戦艦「三笠」。東郷平八郎指揮のもと、日露戦争で日本を勝利に導いた連合艦隊旗艦です。現存する世界最古の鋼鉄製戦艦で、日本遺産の構成文化財にも認定されています。

三笠公園に保存されており、海をバックにした姿は勇壮そのもの。大きさと迫力に圧倒されます。艦内部を見学することもでき、中央資料室には日本海海戦のパノラマ模型が設置され、貴重な資料も数多く展示されています。
 

事前に予約が必要ですが、車好きなら、国内初の本格的な乗用車工場として操業を開始した工場を見学できる、日産自動車追浜工場の工場見学もおすすめです。

コンピューター制御された最新鋭の生産ラインは迫力満点です。電気自動車の試乗もでき、メカ好きにはたまりません。
 

どぶ板通りのほぼ中央に位置するライブハウス、ROCK CITY。アメリカンムードたっぷりのこのライブハウスは、「X JAPAN」加入前のhideが、自身初のライブを行った店として有名です。外国人客も多く、アメリカ海軍兵士の姿も見かけます。

ライブがない日でも店内にはロックが流れ、ビリヤードやお酒を楽しむことができます。横須賀らしさを体感するにはぴったりの店です。
 

横須賀といえばグルメの街。横須賀にデートで訪れたら、ぜひ食べてほしいメニューがあります。アメリカ軍基地がある街らしく、アメリカっぽいメニューや、ご存じ海軍カレーなど、人気メニューが目白押しです。

おすすめのランチスポットをご紹介します。

横須賀に行ったらぜひ食べてみたいのがネイビーバーガー。アメリカ海軍で食されている、シンプルながらダイナミックな肉の旨味を感じられるハンバーガーです。基地公開イベントのときに、食べることができます。

そんなネイビーバーガーのレシピの提供を受け、開発されたのがご当地バーガーの「ヨコスカ ネイビーバーガー」です。TUNAMIは、そんな「ヨコスカ ネイビーバーガー」の提供店の一つです。

どぶ板通りにあり、もとは「La Costa」というメキシコ料理店でしたが、今では「ヨコスカ ネイビーバーガー」の名店として大盛況しています。

人形やオブジェが出迎える、混沌とした店構えに、早くもテンションが上がります。バーガーの他に、タコスやブリトーなどのメキシコ料理もあり、店内はラテンの陽気な雰囲気に満ちています。アメリカ海軍と横須賀がコラボしたもう一つの名物、「チェリーチーズケーキ」も人気メニューです。

2階にはダーツとビリヤードがあり、自由に遊ぶことができます。お酒の種類も多いので、夜のデートにもおすすめです。また、隣接する姉妹店「TSUNAMI CURRY&GRILL(カレー&グリル)」でも、「ヨコスカ ネイビーバーガー」を食べることができます。
 

テレビ番組のロケやライブの場所としてもよく使われるカフェ・アートスタジオの「かねよ食堂」は、本業が漁師だけあって新鮮な魚介類をふんだんに使った料理が人気です。

海の近くに行ったからには、新鮮な海の幸を堪能したいというカップルにはおすすめのランチスポットです。海沿いのドライブコースの途中にあるので、ドライブの途中に立ち寄るにも絶好の立地です。

漁師小屋を改装した店舗は、すぐ目の前が海という抜群のロケーション。気取らないスタイルが雄大な海の風景にマッチして、開放的で気持ちのよいランチスポットです。
 

ハワイ語で「出会い」を意味する「LAUNA」を店名にした、ハワイアンムードたっぷりの可愛いレストランです。「LAUNA」は「ヨコスカ ネイビーバーガー」の老舗で、2008年に横須賀市が認定した5店舗の「ヨコスカ ネイビーバーガー」の販売店の一つです。

「ヨコスカ ネイビーバーガー」は、アメリカ海軍からのレシピをもとにしてはいますが、各店舗ごとに独自の工夫を凝らしており、一つとして同じものはありません。「LAUNA」の「ヨコスカ ネイビーバーガー」はボリューム感が特徴です。

さらに、「LAUNA」には、横須賀市が認めた、総重量1.5kgもある「メガトンネイビーバーガー」なるものまであり、人気を博しています。

「LAUNA」では、「ヨコスカ ネイビーバーガー」だけでなく、「横須賀海軍カレー」や「チェリーチーズケーキ」など、鉄板の横須賀グルメを一度に味わうことができるのも魅力の一つです。

京浜急行「横須賀中央駅」から徒歩7分、三笠公園からも近い立地がランチデートには嬉しいです。
 

軍艦マーチとともに運ばれてくる、特大サイズの「横須賀海軍チキンカツビッグカレー砲featuring戦艦三笠」が人気メニューの「横須賀海軍カレー本舗」。1階は、横須賀の特産品が並ぶアンテナショップ、2階が「よこすか海軍カレーレストラン」です。

イギリス製のポットに入った、元祖日本海軍カレーを味わうこともできます。店内は戦艦三笠の艦内をイメージしており、まるで水兵になったかのような気分を味わえます。

京浜急行「横須賀中央駅」から徒歩2分の好立地も、デートにはぴったりです。食事のあとは、1階のショップで横須賀土産を探すのもおすすめです。
 

夜になると趣ががらりと変わる横須賀。ちょっと大人のムードが漂います。横須賀では、おしゃれなフレンチの他にも、ビールと一緒に食べる、アメリカっぽい豪快なハンバーガーなどが人気です。

デートコースの締めくくりは美味しいディナーでというカップルも、夜の横須賀を満喫したいというカップルもきっと満足できるおすすめのディナースポットをご紹介します。

カレーレストランの「ウッドアイランド」は、カレー人気店コンテストで1位に選ばれたこともある、1980年創業の老舗洋食屋です。ごろごろと具が入ったカレーは昔懐かしい優しい味ながら、旨味が凝縮された奥深い味わいが特徴です。

平成23年に発売したレトルトカレー「横須賀海軍キーマカレー」は、お土産としても人気があります。お店で味わうこともでき、海軍カレーと並んで、人気メニューとなっています。
 

どぶ板通りにある「Perry」は、横須賀でも屈指の人気店です。店内のインテリアは、細部に至るまで空母艦のキャビンを再現しており、本当に船の中にいるような錯覚に陥ります。

人気メニューの「よこすか海軍カレープレート」は、実際にアメリカ海軍で使用しているものと同じミールプレートで提供されます。

「Perry」は、「ヨコスカ ネイビーバーガー」や「チェリーチーズケーキ」の人気店でもあり、デートで横須賀を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみたい店の一つです。
 

相模湾に面した「レストランDon秋谷店」は、潮騒を聴きながら食事が楽しめる人気スポットで、ランチコースもあり一日中たくさんの人が訪れます。フレンチやイタリアンをベースにしつつ、地元食材をふんだんに使った創作料理には定評があります。

ラグジュアリーな店内はデートにぴったり。とくにテラス席や2階のメインダイニングの窓から眺める夕焼けは息をのむほどの美しさです。ディナーに訪れるなら、日没前がおすすめ。沈む夕日を眺めながらのディナーは、デートの気分を最高に盛り上げてくれます。

パスタコースもアンティパスト、サラダ、デザート、ドリンクがついてお得ですが、せっかくのデートなら、ディナーコースや2人用のスペシャルディナーコースがおすすめです。
 

観音崎公園内にある横須賀美術館に併設されたオーシャンビューレストラン「アクアマーレ」。東京南青山の人気店「リストランテ アクアパッツア」のオーナーシェフが総料理長を務める本格的イタリアンレストランです。

恋人の聖地を訪れたら、そのままここで新鮮な海の幸を使ったイタリアンを堪能するのもおすすめのデートコースです。

ディナータイムにはキャンドルの灯りがともり、ムード満点です。全面ガラス張りの店内からは、海上を行き交う船の明かりが見えるかもしれません。
 

横須賀には美味しい食べ物、人気のある飲食店がたくさんあります。観光よりグルメというカップルには、横須賀中央は天国のような場所です。横須賀中央駅周辺には、おしゃれなバーや陽気な飲み屋も多いので、車ではなく電車で行くのがおすすめです。

横須賀中央駅のすぐ近くにある「横須賀ベーカリー」は、横須賀では知らない人はいないほどの有名店です。焼きたてのパンを買って、横須賀中央公園に行き、高台からの景色を楽しみながら食べるのもいいです。

横須賀中央駅から徒歩5分のところには、ボリューム満点の海鮮天丼が評判で、行列が絶えない「天丼の若松」があります。横須賀中央駅徒歩1分の「STONE BURG 横須賀モアーズ店」で、本格テイストの「ヨコスカ ネイビーバーガー」をいただくのもいいですね。

腹ごなしには、三笠公園散策がおすすめです。コンピューター制御された音楽噴水の、優雅な音と水の共演に時のたつのを忘れてしまいます。ちょっと足を延ばしてヴェルニー公園まで行ってみるのも食後のいい運動になるかもしれません。

陽が陰ったら、大人のデートタイムの始まりです。ライブハウスに繰り出すもよし、アメリカンムードたっぷりのジャズバーに行くもよし、人情味あふれる居酒屋で飲むもよし、遊び場はより取り見取りです。

横須賀中央駅からほど近い「酒のデパートヒトモト」にある立ち飲みコーナーも、ざっかけない大人のデートを楽しむなら、おすすめのスポットです。
 

横須賀らしいデートコースといえば、軍港を抜きには語れません。YOKOSUKA軍港巡りは、所要時間45分、アメリカ海軍基地と海上自衛隊施設をぐるりと回るクルーズツアーで、横須賀デートの目玉ともいえるコースです。

目前に迫る本物の戦艦は迫力満点。運がよければ最新鋭の空母やイージス艦を間近に見ることができます。普段は立ち入ることができないエリアを探索するチャンスを見逃す手はありません。予約が優先なので、できれば前日までに予約してから出かけることをお勧めします。

三笠公園で記念艦三笠を見学した後、軍港巡りを楽しみ、ヴェルニー公園で陸から軍艦を眺め、軍艦ショップでお土産を買う。そんな軍港を丸ごと楽しむコースは横須賀ならではの素敵なデートコースです。
 

ディープな横須賀を満喫するデートコースなら、どぶ板通りは必見です。横須賀中央駅からでも行けますが、一つ隣の「汐入駅」からのほうが近いです。汐入駅からアメリカ海軍基地にかけての約300mにわたって延びる商店街で、横須賀名物のすべてが揃います。

アメリカ軍兵士が多く利用することもあり、どの店もアメリカンムードたっぷりです。スカジャン発祥の地としても知られるどぶ板通りには、手縫いのスカジャンを販売する「プリンス商会」があり、オリジナルのスカジャンをオーダーすることもできます。

実際にアメリカ軍で使われていたフライトジャケットやヘルメットなどを数多く取り揃えたミリタリーショップ、外国人も立ち寄る角打ちなど、個性的な店が軒を連ね、日本にいることを忘れそうになるくらいです。

ネイビーバーガーの人気店、「TSUNAMU」も、どぶ板通りにあります。ジャズバー、ジャズ喫茶も多く、真夜中を過ぎても人通りが絶えることがありません。横須賀に馴染みのある有名人の手形をプレートにして通りに埋め込んであるので、探しながら散策するのも楽しいです。
 

ペリーが来航したことで知られる浦賀。歴史ロマンと昭和の風情が感じられる街です。史跡を辿りながらぶらぶら散策するのんびりデートはいかがですか。恋愛成就の願いが叶うと噂の神社もあり、デートにぴったりのコースです。

浦賀ドックは、古くは「咸臨丸」の整備も行い、平成15年に閉鎖されるまで、1世紀以上にもわたって1000隻以上の船を造ってきた歴史ある造船所です。正式名称は「住友重機械工業株式会社旧浦賀工場跡地」です。

ドックを囲むレンガ壁は、フランス積みという手法で積まれています。レンガ積みのドライドックは世界に4つしかなく、国内で見られるのはここだけです。

普段は敷地内に立ち入ることはできませんが、レンガ壁越しに中を伺うことができます。イベントの際にはドライドックを含め一部が一般公開されます。
 

文覚上人が源氏の再興を祈願して建立した西叶神社。創建は1181年で、1837年に再建された現在の社殿は、200点を超える見事な彫刻で飾られています。

ここで売られている勾玉を、対岸の東叶神社で売られている守り袋に入れて身につけていると、恋が叶うといわれています。東叶神社は、西叶神社と同年に創建された古社で、境内には源頼朝が植えたとされるソテツがあります。

神社の裏山の頂上には、勝海舟が咸臨丸の航行の無事を願って断食修行をした跡があります。西叶神社から東叶神社へは、渡し船に乗って浦賀港を横断します。わずか3分の船旅ですが、情緒ったっぷりです。

西叶神社界隈は、紺屋町と呼ばれ、浦賀でもとくに昭和の雰囲気を残したノスタルジックなエリアです。脇道や路地を曲がれば、映画のセットのような光景が広がります。
 

国防の要として歴史に名を刻んできた横須賀には、まだまだ見どころがいっぱいです。歴史に興味がなくても、海に囲まれた自然豊かな横須賀は遊び場や風光明媚な観光地に事欠きません。とくに海岸沿いはデートコースにはぴったりです。

歴史ロマンと異国情緒が融合した魅力的な街、横須賀。ロマンティックな港町のデートを存分に楽しんでください。