江戸時代のセックス事情！昔の人の性行為はすごかった？

江戸時代の人のことを考えると、今よりも何もかもが発展していないと思ってしまいませんか？時代が進んでいる分、今のほうが便利な時代になっているのは確かです。

しかし、セックスについてはどうでしょうか。今も昔もセックスは同じ行為なのではないかと考えてしまいませんか？今回は、江戸時代のセックス事情について紹介します。江戸時代の人々はどんな風に性生活を送っていたのでしょう。

歴史について学んでいると、ふとしたときに「昔の人のセックスはどんなものだったのかな？」と思うことがありませんか？江戸時代のセックスにはどんな特徴があったのでしょうか。

江戸時代のセックスは、おそらく現代のセックスよりも積極的でした。気持ちが昂ったら、思うままにお互いが抱き合い、最後まで興奮しっぱなしのセックスというものです。

今のセックスのように、「ムードが大事」とか「シチュエーションを考えて」などのような悠長なことはありません。その場で気分が盛り上がったら洋服を着たまま行為に及んだり、前戯なしで行為を済ませるなんてこともあったのです。

どちらかというと、男性が積極的で男性の快楽を達成させるためのセックスが多かったのではないでしょうか。今のようなレディファーストよりも男性主体だったはずです。

江戸時代のセックスは、濃厚なキスが繰り広げられるという特徴があります。江戸時代では、キスをするときはディープキスが基本で、舌を絡ませるだけではなくお互いに舌を吸い上げるようなキスの仕方をしていたと言われています。

今のキスよりもはるかにお互いの密着度も強くなるでしょう。このキスは、セックスの間に何度も繰り返されたと言われているので、いかに江戸時代のセックスが今のセックスよりも濃厚で濃密だったかが分かります。

ちなみに、江戸時代ではキスのことを「口吸い」と言っていたとも言われています。

江戸時代には、今のように優れたコンドームはありませんでした。避妊具として、茎袋というものがあったものの、大量生産もされておらず、入手するのは困難だったと言われています。また、避妊具の金額が高かったという情報もあります。

江戸時代では、女性が膣内に和紙を入れたりして、避妊をすることもありましたが、結果的には十分な避妊ができなかったのです。さらには、女性が避妊するための薬もあったと言われていますが、適格な避妊に繋がったかは謎です。

今のような避妊効果が高いコンドームやピルの存在はなかったため、基本的には避妊はしていないのが江戸時代のセックスです。

江戸時代のセックスの特徴には、子供を作る目的で行うというものがありました。江戸時代はその家を継ぐ男の子を産むことが求められていた風潮があります。そのため、どんどん子供を産むためにセックスを営むところがあったのです。

現代のように、女性が妊娠しないと不妊治療があるというようなシステムも完備されていないため、江戸時代で子供が産めなかった女性は女性として欠陥があると思われるところもあったでしょう。

そう考えると、今以上に江戸時代の女性にとってセックスをして子供を産むというのはプレッシャーであった可能性もあります。現代も子供を産むためのセックスはあるので、その点は江戸時代とさほど変わっていない可能性もあるでしょう。

現代にも、風俗がありますが江戸時代には、お金や生活のために家族から身を売られてしまう女性もいました。そういう女性は、「遊女」と呼ばれるのですが、遊女の中にもランクがあり、上位の遊女はとても稼ぐことができたのです。

この意味で見ると、江戸時代のセックスはお金を稼いだり、生活をしていくために家族の誰かが犠牲になるということも考えられました。また、遊女の中には相手をした男性との子供を妊娠するものも珍しくなかったと言われています。

江戸時代の人は、セックスに誘うときにどんな手を使っていたと思いますか？今は、いいなと思う人に声をかけたり、お付き合いをしてから順序を守ってセックスに流れ着くということが多いでしょう。

江戸時代では、恋愛事情も今とは違うので、実際にどんな風にセックスに誘っていたのか気になりませんか？

江戸時代にもナンパが行われていました。多かったのが、お祭りなどでのナンパです。しかし、現代のナンパと違うのは、現代は声をかけて誘い出すのが一般的ですが、なんと江戸時代は女性のお尻を掴むのがナンパの常識だったのです。

女性のお尻を掴んで、反応がよければナンパ成功です。今このナンパをすると、犯罪になるでしょう。江戸時代では、その意味でも男性も女性もセックスに対して気持ちが大きかったということです。

ナンパの仕方は今とは全く違いますが、セックスに誘う方法にナンパを持ってくるというのは変わっていません。

江戸時代では、夜這いは一般的に行われていました。夜這いとは、夜寝ている女性の部屋に男性が訪れてセックスをするというものです。今考えると、夜這いなんて性犯罪の一つだと思うでしょう。しかし、江戸時代の夜這いは許可制だったのです。

相手の許可を得てから夜這いするというのが基本でした。許可を得てからの夜這いとなると、許可を出した女性もかなりドキドキするのではないでしょうか。今よりも刺激的なセックスをしているように感じます。

ただ、この夜這い制度みたいなものを装ったレイプなども存在していました。この場合は、レイプした男性側がとても厳しい処罰を受けさせられます。つまりは、性犯罪を犯したということになるのです。

先ほど紹介した遊女は、遊郭という性風俗のお店にいた女性です。つまりは、性サービスを行う性風俗が江戸時代にはあったということになります。性風俗に行く男性ももちろんいたため、セックスしたいと思ったら遊女のところに行くこともあったでしょう。

遊女にはランキングがあり、最も気高い品位を持ったのが花魁です。花魁は、一般男性では手が出せる存在ではありませんでした。気品、教養、美貌がそろった女性だけが花魁になり、幼いころから教育もされていたのです。

そのため、一般的には一般的な遊女とのセックスが多かったでしょう。花魁とセックスできる男性だとしても、花魁が気に入らないと言えば、相手にしてもらえません。遊郭では、花魁が絶対なところがあったのです。

江戸時代以外の時代でのセックス事情も見てみましょう！どんな時代も今よりも過激なのでしょうか？

縄文時代のセックスは、かなり過激です。主に外でセックスをすることが多く、昼間に行われていたと言われています。また、1対1のセックスではなく男女が複数人集まって行う乱交のようなことも行われていた可能性があります。

縄文時代は、性欲があるならすぐにセックスするというのが基本でした。また、体力もあり女性の体も敏感だったことから、一日に何度も何度もセックスすることができたとも言われています。

縄文時代は、今よりももっと本能的に暮らしていた時代なので、よりセックスに対しての熱も高かったのではないでしょうか。

平安時代のセックスは、縄文時代よりも比較的大人しめです。江戸時代にあった夜這いが平安時代にもありました。また、男性に飽きられないために女性は一生懸命にテクニックを磨いたと言われています。

平安時代のセックスは、どちらかというと男性主体のものだったのでしょう。また、キスをするのはご法度で、キスをしたら変態と言われていたとのことです。

体の相性が良ければ結婚があったり、夜這いが3日連続あれば結婚だとも言われていたので、結婚よりもセックスのほうが先という文化もあったのでしょう。

戦国時代のセックスですが、戦国時代はいつ自分が死ぬのか分からない状態が続いた時代です。そんな状況に置かれると、人間は性欲も開花すると言われています。子孫を残すために本能的にセックスしたくなるのでしょう。

そのため、戦国時代にはセックスは盛んにおこなわれていました。不倫も浮気も普通に存在し、一般庶民の性生活は乱れがちだったと言われています。また、驚くのが男同士のセックスも普通に行われていたというものです。

ただ、戦国時代は出陣する前夜は女性を抱いてはいけないという決まりのようなものがありました。女性は穢れとされていたためです。出陣の前日以外でセックスが頻繁に行われていたのでしょう。

昔の時代のセックス事情を見ていると、現代のセックスはかなり控えめということが分かるでしょう。現代は、特に男性に性欲がなくなっている人が多くなっているとも言われています。

女性のほうがどちらかというと積極的になってきているのではないでしょうか。社会に対するストレスも男女ともに強くなっています。しかし、ストレス発散の意味でセックスがあるというよりも、ストレスがあるからセックスできない状態にもなっています。

現代の男性も女性も、昔の人の情熱的なところや積極的なところは見習ったほうがいい部分もあるでしょう。

江戸時代のセックス事情を見ていると、やはり今よりもすごいとか、今では考えられないことがあると感じませんか？

時代はどんどん進んでいますが、性についてもこれだけ違うというのはびっくりです。今後、もっと時代が進むにつれて、また何かしらの変化があるのでしょうか。