他人の目が気になる人の心理!視線を気にしすぎる時の克服方法も紹介
他人の目が気になる人の心理とは?人は他人と関わりながら生きていくことが多いため、少なからず他人の目が気になるものです。ただ、その視線を気にしすぎる人もいるため、他人の目が気になる人の心理や特徴、行動、さらに視線が気になる自分を克服する方法などをご紹介します。

目次
人の視線を気にしすぎる自分が嫌!
人は生きていく上で、多くの人と関わりながら過ごすことになりますが、その関わりのある人からの視線というのは気になるものです。
また、直接的に関わることはなくとも、同じ学校や社内にいる人や待ち行く人々など、自分の視線に入る、もしくは自分が相手の視線に入る機会がある人もたくさんいて、そういった人の目が気になるシーンもあります。
少し気にする態度であればいいのですが、それを気にしすぎる人もいますので、そんな人の心理や特徴、行動を探っていきましょう。さらに、人の目が気になる自分を克服する方法や気にするメリット・デメリットも取り上げます。
他人の目が気になる人の心理
それではさっそく「他人の目が気になる人の心理」を探っていきましょう。人の目が気になる、他人の視線を気にしすぎる人というのはどんな思いを秘めているのでしょうか。
意識的に考えている心理もあれば、無意識に感じてしまっている心理もありますので、どちらも含めてチェックしていきます。
どう評価されているのか気になる
他人の目が気になる人の心理としては「どう評価されているのか気になる」というものがあります。自分がどう見られているか、どんな人間と思われているのかが気になって仕方がないという心理です。
「評価」といってもシーンや相手によっても様々で、会社などで成績や実力などの評価もあれば、友達としてどう捉えられているのかという評価、さらには異性としてどう見られているのかという評価もあります。
他人の目を気にする人、人からどう見られているか視線を気にしすぎる人というのは、会社や友達、異性としてなど、その「全ての評価」を気にしているケースが多いです。
嫌われたくない
他人の目が気になる人の心理としては「嫌われたくない」というものがあります。とにかく人から嫌われたり、避けられたり、嫌な顔をされたりすることが嫌いで、そうなっていないかばかりを気にしている心理です。
他人から嫌われる、避けられるなどに対して「恐怖心」を持っていると言えるほどなので、それを相手の顔つきや態度、仕草、言動などから読み取れるように、常に相手からの視線を気にしているのです。
視線を気にしているのは、もし少しでも嫌われていそうな態度や言動が見られたら何かしらの対策がすぐに打てるように常にチェックしているということです。
常に見られている気がする
他人の目が気になる人の心理としては「常に見られている気がする」というものもあります。これは他人から見られているような感覚、誰かから監視されているような意識が常にあるというものです。
「他人の目が気になる」というのは実際に見られることではなく「評価」のことを言っているケースも多いのですが、これは物理的に見られている気がして、その視線を気にしているというものになります。
この心理のパターンとしては「自分は注目を浴びているな」などのポジティブな場合もあれば、「監視されている…」というようにネガティブな場合などどちらもあります。
そもそも人から見られるのが苦手
他人の目が気になる人の心理には「そもそも人から見られるのが苦手」というものもあります。この場合は人から見られることに対して普通の人よりも敏感であるケースが多いです。
つまり、見られること自体が嫌なので、実際に見られている回数や場面は少ないとしても、その少ない視線ですら気になってしまうし、「見るな」と感じてしまうということです。
この心理の場合はどんな見方をされているかは問題ではないのですが、やはり基本的には見られていることに対してネガティブな理由を考えているケースが多くなります。

他人の目が気になる人の特徴
他人の目が気になる人の心の内である「心理」を確認しましたので、続いてはこのような心理を持って他人の目を気にしている人の「特徴」を探っていきましょう。
他人の目を気にしている人が見せる分かりやすい特徴をご紹介しますので、これに当てはまる人がいないか、もしくは自身が当てはまっていないかも照らし合わせながらチェックしてみてください。
ネガティブ思考の持ち主
他人の目が気になる人に見られる特徴としては「ネガティブ思考の持ち主」というものが挙げられます。ネガティブな考えを持っているがゆえに他人の目を気にすると言い換えることもできます。
「どうせ自分なんて…」というネガティブな思考を持っているのですが、見られているかを気にしていて、見られていることが分かれば「今、悪い評価されたな」と根拠もなく勝手に解釈します。
また、実際には自分のことなど話していないのに、誰か周りにクスクス笑いながら話している人を発見すれば「自分が笑われてる」「自分が悪口を言われている」とネガティブに捉えがちです。
恥ずかしがり屋な性格
他人の目が気になる人はそもそもが「恥ずかしがり屋」な性格をしていることで、「見られるのが恥ずかしい」と考えているケースも多いです。
恥ずかしがり屋な人は見られるのが恥ずかしいので、他人が見ているかどうかを敏感に察知してしまうという側面があります。
どんな見方をされているか、どう思われているかということが気にならないわけではありませんが、それを抜きにしても「見られているだけ」で恥ずかしいので、視線が気になってしまうのです。
神経質で些細なことが気になる性格
他人の目が気になる人というのは「神経質」「些細なことが気になる」という性格的な特徴を持っているケースも多いです。
色々なことを気にしている中の1つとして「他人の視線」があるということです。なので、「他人の目が特に気になる」ということはなく、あらゆるものが気になって仕方ないということになります。
そして、人の視線に気づいたのであれば、今度は「見ていた理由」が気になり、その理由を知ったならどうしてそう思ったのかが気になり、どこまでも気になるものが増えていきます。
他人の目が気になる人の行動
他人の目が気になる人にはどんな特徴があるのかという部分を見てきましたが、主に性格的な部分を取り上げましたので、続いては「行動」を確認してみましょう。
他人の目が気になる人というのはどのような行動を取ることが多いのでしょうか。
何かするたびに周りをキョロキョロ見る
他人の目が気になる人の行動には「何かするたびに周りをキョロキョロ見る」というものが挙げられます。
これは自分の行動が他人に見られていないかということを気にしているケースもあれば、自分を見ている人たちがどんな評価をしているかを気にしているケースもあります。
もちろん見られてマズイことをしているわけでもないですし、人から評価されるようなことをしているわけでもない…という場面でもなぜかキョロキョロと人からの視線を気にしています。
すぐにカッコつけたり良いところを見せようとする
他人の目が気になる人というのは常に見られている意識があるため「カッコつける」「良いところを見せようとする」傾向にあります。
直接関わっている人に良いところを見せようとするのはもちろんのこと、直接関わっていなくても「周りの人も見ている」と考えているので、その人達に向けてもカッコつけています。
カッコつけるのは男性が多いですが、良いところを見せようとするのは女性でも同じで、その部分については特に男女差はありません。
猫をかぶる・ぶりっ子
他人の目が気になる人というのは「猫をかぶる」「ぶりっ子する」ということが多いです。これは基本的には他人の目を気にする女性に多く見られるものです。
ただ、このパターンは少し特殊なものとも言える内容で、他人の目が気になるというよりは「男性の目が気になる」もしくは「恋愛対象となる人の目が気になる」というものになります。
そしてどちらかと言えば「女性からどう見られようと気にしない」と考えていることも多く、すべての視線を気にしているわけではありません。
他人の目が気になる自分を克服する方法
他人の目が気になる人の心理や特徴などを確認してきましたが、続いては「そんな自分が嫌だ」と考えている人のために「他人の目が気になる自分を克服する方法」を見ていきましょう。
他人の目を気にすることは必ずしも悪いことではありませんが、気にしすぎてしまっていたり、そちらばかりに意識が向いてしまうのは避けたいと考える人も少なくありません。
そんな自分を克服する方法は色々なものがありますが、その中でもよく挙げられるもの、効果の高いものをピックアップしてご紹介します。
自分磨きをして自己評価を上げる
他人の目を気にしてしまうのは自分に対する自信のなさが原因となっているケースも多いので「自分磨きをして自己評価を上げる」ことで克服することができます。
実は他人よりも自分自身が自分のことを見ていて、しかもあまり良くない評価をしてしまっているのです。そして、「他人もそう思っているだろう」「そう見ているだろう」という考えから他人の視線が気になるのです。
自分に自信を持って堂々と振る舞えるようになれば、他人の目など気にならず自分らしく生きることができますので、そのためにも自分磨きをして自己評価を上げるようにしましょう。
他人は自分をそれほど見ていないことを理解する
他人の目が気になる人というのは「かなり見られている」と考えてしまっています。ですが実は、他人というのはそれほど他人に関心を抱いていません。
自分のことで精一杯だったり、特定の気になる人、仲が良い人だけを見ていたりして、赤の他人やそれほど関わりの無い人には目を向けていないものなのです。
「見られている」と思っても実は自分の後ろのほうを見ているだけだったり、「変な評価されてる」と思っても評価をするも何も関心自体がなかったりしますので、そのことを理解すればそれほど視線が気にならなくなります。
没頭できる趣味を見つける
他人の目が気になる人というのは色々なことに意識が向きがちなために他人の視線に気づいたり、どう見られているかを考えてしまったりします。
ですから、「没頭できる趣味を見つける」ことで、それに集中したり、空いてる時間も趣味のことを考えたりしていれば他人の目を意識している暇がないような状態になります。
また、集中して没頭できるほどの趣味があれば、それをやっている時は視線を感じても気にしないですし、「やりたいこと」「好きなこと」をやっていて何か悪いことでもあるか?と特に他人を意識しなくなります。
他人の目を気にすることのメリットは?
他人の目を気にすることはあまり良いことではないという意見もありますが、そうとも言い切れない部分があります。良いと思えるような部分もありますので、「メリット」としていくつかご紹介しますのでチェックしていきましょう。
犯罪や非難されるような行動を取らない
他人の目を気にすることのメリットとしては「犯罪」や「非難されるようなこと」をやらないというものが挙げられます。
いつでも他人から見られているという意識があるので、悪いことはできないと考えますし、物理的に見られているという状況ではなくとも「これをしたら周りからどう思われるか」ということを意識するのでおかしなことはしません。
ルックスや態度を良くしようと心がけられる
他人の目を気にする人というのは、「ルックスや態度を良くしようと心がけられる」というメリットもあります。
芸能人やモデルなどの「見られる仕事」をしている人は、男性でも女性でもどんどんルックスが良くなっていくというのはよくある話です。
これは「見られている」という意識があるからこそ、身なりを整えたり、日頃からのケアをしっかりしていることで得られるメリットなので、他人の目を気にする人も同じように得られるメリットと言えます。
他人の目を気にすることのデメリットは?
他人の目を気にすることのメリットをご紹介しましたので、それに対するものとして「デメリット」についても見ていきましょう。
メリットがあるので他人の目を気にすること自体が悪いということではなく、「気にしすぎ」などの部分で出てくるデメリットとしてチェックしてみてください。
気にしすぎてストレスがたまる
他人の目を気にするいことのデメリットとしては「気にしすぎてストレスがたまる」というものが挙げられます。
常に「見られている」とか「あの人は自分のことをどう思っているのか」などを気にしているので、心が休まる時がありません。その状態にさらされていればストレスがたまるのも当然でしょう。
自分が本当にやりたいことをできない
他人の目を気にすることのデメリットとしては「自分が本当にやりたいことをできない」というものもあります。
やりたいと思っていることがあっても「これをやったらみんなはどう思うのかな」など他人の目を気にしてしまって、自分の感情を優先できずに、他人からも評価ばかりを気にしてしまうのです。
これはもちろんストレスの原因にもなりますし、「やりたいこと」は「没頭できること」の可能性も高いので、自ら他人の目を気にしないようにできる機会を潰してしまっていることにもなります。
他人の目を気にするのはバランス感覚も大切
ここまでにお伝えしている通り、他人の目を気にするのは必ずしも悪いことばかりではありません。他人を気にせずやりたい放題に振る舞うのが良いということはないからです。
ただそれでも、他人の目を気にしすぎてしまって息苦しくなったり、ストレスを感じたり、本当の自分を出せないというのは良くないことと言えるでしょう。
どちらに偏りすぎてもデメリットといえるものがありますので、他人の目を気にするのはバランスを考えて「良い度合い」で気にするようにしましょう。