社交的とは?社交的な人の性格や特徴15選や社交的になる方法を解説
誰とでもすぐに打ち解けたり、初めて会った人でも会話がはずんだり、社交的な人ってうらやましいですよね。そんな社交的になるには何かテクニックが必要なのでしょうか。今回は、社交的とは?社交的な人の性格とは?社交的になる方法をじっくりとご紹介していきたいと思います。
目次
社交的な人に憧れる人は多い
初めて会う人に積極的に話をかけたり、友達や恋人を作るのが上手な社交的な人って憧れますよね。
大抵の人は、初めて会う人に人見知りをしてしまったり、緊張して上手く話せないなど、なかなかすぐには打ち解けられないという方がほとんどではないでしょうか。
その為、「社交的な人になりたい!」と思う方も多いと思います。では、そんな社交的になるにはどうしたら良いのでしょうか。
今回は社交的とはどういった意味なのか、社交的な人の性格や特徴、長所や短所、社交的になるにはどうしたら良いか、社交的になる為の方法をご説明していきたいと思います。
そもそも社交的とは?
そもそも社交的とはどういったことを言うのでしょうか?社交的な人になるための第一ステップとして、まずは社交的の意味や類語について理解していきましょう。
社交的の意味
社交的とは、名詞の「社交」に接尾辞の「的」が付いたものです。「社交」の意味は、社会生活を営む上で必要な人と人との付き合いのことを言います。
その「社交」に接尾辞の「的」が付けば、その人との付き合いが上手なこと、人との付き合いに積極的な意味になります。
「社交」という言葉には、社会的な評価の意味も含まれているので、友達や家族だけの付き合いだけではなく、その他の広い範囲での付き合いがなくては「社交的」とは言えません。
ですので、友達や家族だけではなく、周囲の人に対して積極的にコミュニケーションをとったり、上手に周りの人と付き合っている人は「社交的」といえるでしょう。
社交的の類語
社交的の類語を調べてみると、社交的の意味を、「知り合いが多くいる」という意味と「人付き合いに積極的で上手」という意味の二つに分けることが出来ます。
「知り合いが多くいる」とは、知り合いが多い、社交性のある、人脈のある、友達が多いなど、その人の周りに人が集まっていて、付き合いが広い様子が伺えます。
「人付き合いに積極的で上手」とは、人付き合いが上手な、世間付き合いに長けた、社交性に富むなど、人との付き合い方が上手な様子が伺えます。
類語からもわかるように、「社交的な人」とは世間づきあいが上手で、人脈の広い人のようですね。社交的な人の長所と言ってもよいでしょう。
社交的の対義語・反対の意味は?
社交的の対義語は、「社交的でない」「非社交的」です。言葉どおり、人との付き合いを好まない、積極的ではないという意味になります。
よく、近い意味の「内向的」や「奥手」という言葉が対義語として思われがちですが、正式な対義語ではありません。
「内向的」とは、興味や関心が自分の内部にばかり向かうさまという意味があります。
「奥手」とは、弱気、優柔不断、人見知り、控えめなどの意味があります。
こうして意味を見比べると、「非社交的」との違いが判りますね。これらの事を踏まえ、次は社交的な人の性格についてご紹介していきたいと思います。
社交的な人の性格5選
人との付き合いが上手で、人との付き合いに積極的な「社交的な人」とは、いったいどんな性格の持ち主なのでしょうか。
世間の人が思う、「社交的な人」の性格についてまとめてみました。
明るくてポジティブ
社交的な人とは、とにかく明るくてポジティブな性格の人が多いです。周りの人に暗い顔は見せず、いつもニコニコと笑顔を絶やさないのが印象的です。
その為、人から慕われやすく、その人の周りには自然と人が集まってきます。いつもニコニコしている人には親しみが湧きますよね。
また、そのポジティブな性格から、周りの人が悩みを持っていたとしても、「大したことじゃない」「ちっぽけな事で悩んでいた」と思わせてくれます。
人見知りをすることもありませんので、第一印象は好印象であることが多く、初対面の人ともすぐに打ち解けることが出来るでしょう。
楽天的
社交的な人には、楽天的な性格の人がほとんどです。例えば、仕事でミスをしたり落ち込むようなことがあっても「まいっか、次がんばろう!」とすぐに立ち直ることが出来ます。
また、細かいことにこだわらないので、人が何か間違えたことをしてしまっても、「誰にでも間違いはある」と受け止めてくれます。
周りの人からは「心が広く寛容な人」と思われることが多いでしょう。
オープンな性格
オープンな性格の人というのは、隠し事を出来ない、もしくは隠し事をしません。
大抵の人は、自分の知られたくない部分を持っていて、信頼できる人以外に打ち明けることはなかなか出来ないと思います。
ましてや初対面の人にはなかなかオープンにはなれないですよね。
オープンな性格の人は、初対面の人でも隠さず何でも正直に話すので、相手からすると「自分は信用されている」と思うのです。相手は、信用されているから「私も信用しよう」と思います。
その為、社交的な人は、人から信用されやすい人が多いのです。
人なつっこい
社交的な人とは、人を恐れずに積極的に話をしたり、すぐに親しくなったり、とても人なつっこい性格で人見知りをしません。
たとえ苦手な人や嫌われている人がいたとしても、自ら積極的に話しかけたり距離を縮めたりするので、結局は仲良くなっている、なんてこともあります。
また、人なつっこいので、相手からすると「好かれている」と思います。人から好かれて嫌な人はいないですよね。
寂しがり屋
意外にも、社交的な人には寂しがり屋が多いのです。普段から周りに人が集まってくるので、いざ一人になると、寂しさを感じてしまうようです。
裏を返せば、一人でいることが苦手なので、いつも積極的に人に話しかけたり、誰かと居ることを好むのかもしれません。
社交的な人の特徴10選
社交的な人の特徴とは、一体どういうものなんでしょうか。次は、社交的な人の特徴についてご紹介していきます。社交的になるには重要なポイントになりますので、ぜひご覧ください。
誰にでも平等
大抵の人は、親しい友人に対する態度と、苦手な上司に対する態度って変わりますよね。しかし、社交的な人の特徴として、誰に対しても平等に接することが挙げられます。
誰に対しても平等に接するのはなかなか難しいことですが、社交的な人は当たり前のように出来るです。
どんな人に対しても常に同じ態度なので、周りの人から「裏表のない性格」だと思われ、好感を持たれることが多いです。
笑顔を絶やさない
社交的な人の特徴として、笑顔を絶やさないのも特徴の一つです。いつもニコニコして話を聞いてくれるので、相手も自然と笑顔になります。
また、相手はその笑顔に安心し、心を許してしまいます。その結果、良好な交友関係が生まれるのです。
社交的になるには、方法として、まずは笑顔でいることから取り組んでみてはどうでしょうか。
友達が多い
社交的な人は、人見知りをしません。初めて会う人でも、積極的に話かけます。
また、周りからよく思われていない人が居たとしても、社交的な人は偏見を持たないので、その人を受け入れることが出来ます。
その為、誰とでもすぐ仲良くなり、友達が多いのです。社交的な人は、友達をつくる方法を知っていると言えます。
継続した人間関係
社交的な人の特徴として、継続的な人間関係が挙げられます。人見知りをせず、人付き合いが良いので自然と色々なお誘いを受けます。
人は、気が乗らない時やあまり親しくない人からの誘いにはとまどってしまいますよね。行きたくないけど渋々・・なんてことも良くあります。
しかし、社交的な人は快く誘いを受けてくれるので、誘う側も、「また誘おう!」という気持ちになり、継続した人間関係が築ける事が多いのです。
多趣味
社交的な人は、趣味を多く持っているのが特徴です。その為、人と会話をする時に話題が絶えず、楽しませることが出来ます。
初めて会う人や馴れない人と話をする時に、会話に間があるのって気まずくなりませんか?
会話が続かなくなると何を話してよいのか焦って余計に話し出せなくなることもありますよね。
社交的な人は、多趣味であることから色々な経験があるので会話をすると話題が絶えません。そうすると相手も気まずいなんて思わず、逆に楽しくなり好感を持ちます。
趣味が多いという事から、人に出会う機会も多くなり、知り合いがどんどん増えて人との繋がりが出来ていくのでしょう。
アクティブ
社交的な人は、アクティブという特徴があります。
人と遊ぶことや外出するのが大好きなので、突然お誘いがあっても嫌な顔ひとつせず、むしろ喜んでお誘いを受けます。喜んでもらえると誘う方も嬉しいですよね。
また、何事にも恐れずチャレンジしようとします。失敗したらどうしよう・・出来るかな?なんて考えている時間がもったいないので「まずはやってみよう!」とすぐに行動するのです。
そんな前向きの姿勢が、周りの人たちからすると、好印象なのかもしれません。
連絡がマメ
社交的な人は、マメに連絡を取る人が多いのが特徴です。メールが来るとすぐに返信しますし、電話が取れなかった場合も、忘れずに折り返し電話をします。
こまめに連絡をするので、人との交流が途絶えることはありません。先ほど記述したように、マメに連絡をするという方法で人との付き合いも継続していると言えるでしょう。
話題が豊富
社交的な人の特徴として、多趣味であるので色々な経験を持っていて、話題がとても豊富な人が多いです。
その為、どんな話題にもついてきてくれたり、面白い話や為になる話をしてくれるので、飽きずに楽しく会話することが出来ます。
ノリがいい
社交的な人は、ノリが良いのでその場の雰囲気を楽しむことが出来ます。冗談を言われても冗談で返してくれるので、相手は気楽に話すことができ、居心地よく感じます。
また、初対面でも人見知りせず、人を楽しませることにも長けているので、一緒にいる人からは好感を持たれやすいです。
聞き上手だから話しやすい
社交的な人は、おしゃべりが上手なイメージが強いですよね。おしゃべりも上手ですが、実は聞き上手でもあるのが特徴です。
一方的に話されると、聞いている側は嫌になってきますよね。社交的な人はアドバイスをしたり共感をしたりと、相手の話を親身になって聞くので、人の心をつかむことが出来ます。
自分が話すことだけに満足するのではなく、相手の話も上手に聞き、相手にも満足してもらいたいと思うのです。
社交的な人の長所と短所
社交的な人は長所ばかりのように見えますが、実は社交的な人ならではの短所があります。
一体どういった長所と短所があるのでしょうか。次は、社交的な人の長所と短所についてご紹介したいと思います。
社交的な人の長所
前述でご紹介した「社交的な人の特徴」にたくさん長所も含まれていましたが、さらに改めて長所をご紹介したいと思います。
気持ちの切り替えが早い
社交的な人の長所で、気持ちの切り替えが早いことが挙げられます。
社交的な人は、何事にも積極的に取り組みます。その為、成功体験も多くありますが、同じぐらい失敗することや挫折を経験したりします。
大抵の人なら、同じ失敗を繰り返さないように慎重なり、次の一歩を踏み出すことが遅くなったりします。
しかし、社交的な人は気持ちの切り替えが早いので、その失敗した経験を活かしてもう一度トライして、成功する方法を見つけるのです。
空気を読むことが出来る
社交的な人の長所として、空気を読むのがとても上手という事が挙げられます。
相手の気持ちを汲み取り、話や行動を合わすことが出来るので、相手から好感を持たれることが多いでしょう。
面倒見が良い
社交的な人の長所として、面倒見が良いと言えます。社交的な人は、周りに困っている人や、輪から外れて寂しそうにしている人がいると放っておけません。
すぐに察して声をかけたり、コミュニケーションを図るなど、とても面倒見が良いです。初対面の人でも人見知りをせずに声をかけて、自分の輪の中に引き込んでいきます。
社交的な人の短所
いつも明るくニコニコしていて、人当たりが良さそうな社交的な人の性格に、短所なんてなさそうですよね。しかし、そんな社交的な人ならではの短所があるようです。
社交的な人の短所について、今度はご紹介していきたいと思います。
八方美人と思われる
社交的な人の短所として、誰に対しても愛想がよく積極的にコミュニケーションを図るので、八方美人と思われることがあります。
本人にはそんなつもりがないのに、「誰にでも好かれようと愛嬌を振りまいている」「調子よく振舞っている」と誤解されやすくあります。
馴れ馴れしいと思われる
社交的な人は、フレンドリーを通り越して馴れ馴れしいと思われることが短所として挙げられます。
人には「距離感」というものがあり、初めて会う人やあまり親しくない人にグイグイ距離を詰められると不快に感じるものです。
社交的な人は、自分の距離感で相手に近づいてしまうと、馴れ馴れしいと思われてしまうことがあります。
最初は、出来るだけ相手との距離を保ち、親密になっていけば距離を縮めるといった方法が良いようですね。
無理をすると鬱になりやすい
社交的な人は周りから「いい人」「明るい人」と思われていることが多いです。
その為、本人も常にそうでなければならないと思い、辛いことがあってもみんなの前では明るく振舞ったり、悩み事を相談できずに抱え込んだりと、無理をすることがあります。
そんな性格を短所と言ってもいいでしょう。そうすることによって、ストレスが溜まってうつ病になってしまう人もいるようです。
社交的になるにはどうする?社交的になる方法!
これまで、社交的な人の性格や特徴、長所や短所についてお話してきました。「やっぱり社交的な人に憧れる!」という人もいると思います。
では、社交的になるにはどうしたらいいでしょうか。次は、社交的になるにはどうしたら良いのか、社交的になる方法についてまとめてみました。
社交的な友達と付き合う
社交的になるには、社交的な友達と付き合うことが一番の方法です。社交的な人を友達に持つと、少なからず影響は受けます。
いつの間にかコミュニケーション能力や前向きな姿勢が身に付く事でしょう。また、社交的な友達と付き合うことで周りに人が集まり、友達も増えていきます。
社交的になるには一番の近道かもしれませんね。
他人を意識しすぎない
社交的になるには、他人を意識しすぎないという事が重要です。社交的な人のオープンな性格というのは、他人の目を意識していないからこそ出来る事でもあります。
社交的な人は、「人からどう思われるか」より「人とどう付き合うか」を重視しているのです。
社交的になるには、方法として必要以上に他人を意識せず、自分の気持ちを大切にして行動していくことで、社交的な人に近づいていくはずです。
笑顔を心がける
社交的になるには、方法として笑顔でいることを心がけましょう。
無表情な人やムスッとしている顔の人って話しかけづらいですよね。逆に常にニコニコ笑顔でいる人は話しかけやすく、自然と周りに人が集まってきます。
そうするとコミュニケーションもとれるようになり、友達も増えていくでしょう。
また、自分の長所にもなります。社交的になるには笑顔を心がけることが一番簡単に出来る方法なので、おすすめです。
考えるより行動してみる
社交的になるには、何事も恐れずにチャレンジすることが大切です。
今までやってみたかったことや、やりたくても中々踏み出せなかったことなどにチャレンジしてみてはどうでしょうか。
行動をしなければ何も変わりません。色々なことにチャレンジをして経験を積むことで社交的な自分を目指しましょう。
自分を好きになる
「自分を好きになる」事は、社交的になる方法にとっては一番大事なことと言っていいでしょう。
自分を好きになれない人は、自分の短所ばかりに目がいって、人に自分がどう見られるか気にしてしまいがちです。
その為、人とコミュニケーションをとるのが苦手と感じ、自らコミュニケーションをとらなくなってしまうのです。
社交的になるには、方法としてまずは自分の長所を挙げていき、自分を好きになりましょう。自分を好きになる事で自信が付きます。
自信が付けば、だんだん人とのコミュニケーションが楽しくなり、社交的になれるはずです。
社交的に見えて実は人見知りの人もいる
日本人の9割以上の人が人見知りなんだそうです。そうは言ってもそんなにたくさんの人が人見知りには見えないですよね。
生きていく上で人とは必ず関わらないといけませんから、人見知りな人は、人とうまく付き合っていくためにあえて社交的な自分を演じているそうです。
本当は人見知りなので、初対面の人に自分から話しかけたり、自分を知ってほしいからリアクションを起こすという事はほとんどしません。
また、人と付き合うときはニコニコ顔で愛想がよく、周りからも「いつも明るくて元気だね」なんて言われている人が、本当は一人でいる方が好きだったりします。
社交的に見える人見知りの人は、「社交的」が必要な時だけ、なるべく人見知りの部分や、人に見せたくない短所を隠して、相手と接しているのです。
それを幼い時から身につけていて、自分が人見知りだと気付かない人もいるようです。社交的に見える人でも、実は人見知りの人って案外いるんですね。
しかし、人見知りの人が社交的な人を演じると疲れてしまいます。無理をしない範囲で人とうまくコミュニケーションをとっていきましょう。
まずは自分をすきになろう!
これまで「社交的」についてご紹介しましたが、意味や理解を深めることが出来たでしょうか。社交的な人に憧れる人は、「社交的な人になるための方法」を実践していくのもいいでしょう。
しかし、社交的になれたから全てがうまくいくとも限りませんし、人見知りの人が社交的に見せようと、無理して頑張りすぎると自分がパンクしてしまいます。
社交的になるには、まずは自分の長所も短所も受け入れて、自分自身を好きになりましょう。
そして、自分自身を180度変えるのではなく、友達や、周りの人とのコミュニケーションを上手く図るためのスキルとして、身につけてみてはいかがでしょうか。