人や他人を見下す人の心理や特徴・態度!下に見る人への対処法
人や他人を見下す人というのは、男性でも女性でも嫌われることが多い人です。他人を見下す人はどんな心理で見下してしまうのでしょうか。今回は他人を見下す人の特徴や、どうしても他人を見下す人と付き合わなくてはいけないときの対処法を紹介します。
目次
人を下に見る人ってすごく感じが悪い!
あなたの周りには人や他人を見下す人はいるでしょうか。人を見下す人というのは、職場の上司など、社会的に立場が上の人にみられることが多いとも言われています。
あなたの上司が他人を見下すタイプの特徴であれば、仕事をするのも大変になるかもしれません。今回は人や他人を見下す人の特徴と、他人を見下す人への対処法を紹介させていただきます。
あなたも他人を見下す人にならないように、自分に特徴が当てはまらないかチェックしておきましょう。
人や他人を見下す人の心理
他人を見下す人というのは、どういう心理から人を下に見るのでしょうか。何か理由があって他人を見下してくるのでしょうか。ここでは人を見下してくる、他人を見下す人の心理についてみていくことにしましょう。
弱い自分を見せたくない
人や他人を見下す人の心理には、弱い自分をみせたくないという心理が隠れています。他人を見下す人というのは、実は自分の弱さを誰かに知られることを恐れていることもあるのです。
自分の弱みをみせないようにするために、他人を下に見ることでコンプレックスを感じないように、自分の心理を抑えようとしているところがあります。
自分の弱さが出そうになると、見下してくるというのが、人や他人を見下す人の心理になっているのです。
他の人とは違うと思っている
他人を見下してくる人というのは、自分は他人とは違う人間だから、他人と同格に見られたくないという心理であることもあります。
自分は特別な人間だと感じているので、自分が人から見下されることは絶対にあってはいけないという心理も働きます。
周りの人へも自分のほうが上であることを示したいという心理から、他人を見下してくるのです。
人に認めてもらいたい
人に認めてもらいたいという心理を、承認欲求という言葉で表されることもあります。人に認めてもらいたいという心理が強い人も、他人を見下すという特徴があるようです。
自分がスゴイということをわかってもらいたくて、他人を見下したり、他人の悪いところを並べたりしてしまうのです。
自分のスゴイところを伝えることで人に認めてもらうのではなく、他人の悪いところを伝えて人に認めてもらおうとすることで、他人を見下してくることになるのです。
ブランドに弱い
他人を見下す人は、ブランドに弱いという特徴があります。他人を見下す人は、社会的に立場た強い人や、みんながスゴイと認めるものに対しては、心理的に敵わないとかんじているのです。
みんなが認めてくれているブランドのものを身につけるということが、他人を見下す人にとっては自分を高めてくれるものになると信じているのです。
ブランドものを身につけることで、自分のコンプレックスを隠したいという心理も働いているようです。
優越感に浸りたい
毎日のストレス発散のために、他人を見下す人もいます。誰からみても自分よりも立場などが下の人をバカにして見下すことで優越感に浸りたい、ストレスを発散させたいという心理があるようです。
自分のほうが優れているということを、他人を見下すことで確認して、優越感に浸ることで、仕事が大変なのは仕方がないのだと思い込みたいと思っているのです。
人や他人を見下す人の特徴【性格編】
人や他人を見下す人は、心理から他人を見下しているということがわかりました。そんな心理になってしまうのは、他人を見下す人の性格が原因になっているのかもしれません。他人を見下す人は、どんな性格をしているのでしょうか。
自信家である
自信家の性格である人も、他人を見下す人になりやすいようです。自信家の人というのは、自分は他人とは違うと強く思い込むような場合もあります。
自分に自信を持っているので、他人がときどき頼りないと感じたり、劣っていると思ってしまうこともあります。
自信家の性格の人は、自分が他人を見下しているという感覚がないけれど、他人からすると見下してくる人だと感じることもあるようです。
負けず嫌い
例えゲームであっても負けることが大嫌いだというような、負けず嫌いな性格の人も、他人を見下す人の特徴になることがあります。
負けず嫌いな性格の人は、自分以外の誰にも負けたくないという心理を持っています。負けないようにするために、他人を陥れる、他人を見下す人になってしまうということもあるのです。
実力で勝てないのであれば、勝てる方法を探すというような、負けず嫌いの性格の人も他人を見下す人になってしまいます。
粗探しが好き
他人を見下す人の性格の特徴には、粗探しが好きであるという性格の特徴もあります。人の失敗をみるのが好きであったり、人が苦労しているのを面白がるような性格をしていることもあります。
「また失敗した」と他人の粗を探して、大げさに周りの人に伝えることで、他人を下に見ることを楽しんでいるという性格です。
粗探しが好きな人というのは、他人を見下す人ではなくても嫌われてしまう人になります。
見栄っ張りなところがある
見栄っ張りなところがある性格だという点も、他人を見下す人の性格の特徴になります。見栄っ張りな性格なので、周りの人に自分を良く見せたいという心理を持っています。
仕事など誰でも気持ちよく評価できるもので実力がある人はいいのですが、そういう実力をもっていない人は、ブランドのものに頼ったり、他人を見下すことで自分を良く見せようとしてしまう性格なのです。
自分に誇れるものがない人ほど、他人を見下す人の性格になってしまうようです。
人や他人を見下す人の特徴【態度編】
他人を見下す人の性格には、自分を良く見せたいという心理が関係しているようです。それでは他人を見下す人は、他人にどんな態度をとってしまう人なのでしょうか。他人を見下す人の態度の特徴をチェックしていきましょう。
見下してくる
他人を見下す人の態度の特徴には、他人を見下してくるという特徴があります。まさに見下してくるのです。
自分のほうが上にいると強く信じているので、上から目線で指示を出したり、傲慢な態度をとられることがあります。
根拠もなく「どうせお前にはできないだろう」とか「あなたには無理だと思うけれど」と見下してくるという態度の特徴があるのです。
自分が正しいと思っている
何をするのも自分が1番正しいと思っているというのも、他人を見下してくる人の態度の特徴になります。他人の考えには否定的で、自分の考えを強引に推し進めようとするところもあります。
自分の考えを強く推すのは、自分が正しいと信じているからです。他人の考えは自分の考えよりも劣っているという自信家な性格が、他人を見下してくる態度の理由となっています。
人の良いところは見ない
他人を見下してくる人の態度の特徴には、人の良いところはみないという特徴もあります。他人を見下してくる人というのは、その人の悪いところや粗を探すことは好きですが、良いところがあるとは思っていません。
ないものを探すことはできないというのは、他人を見下してくる人の態度の原因になります。例え人から認められるような良いところがあったとしても、他人を見下してくる人はそれを認めないという特徴もあります。
謝ることがない
自分は完璧なにんげんだと思っているところがあるのが、他人を見下してくる人です。そんな他人を見下してくる人は、自分がミスをするはずがないとも思っています。ミスや失敗をするはずがないと思っているので、謝ることがないという態度でもあります。
謝らない態度というのは、イラっとくるものです。しかし他人を見下す人は周りの人のそんな態度にも気が付かないという特徴もあるようです。
人や他人を見下す人の特徴【行動編】
他人を見下す人の態度は、周りの人から嫌われてしまう態度も多くありますが、他人を見下す人の行動も、態度と同じように嫌われてしまうものが多くなります。
他人から嫌われてしまう、他人を見下す人の行動の特徴にはどんなものがあるのでしょうか。
自慢話が大好き
他人を下に見るような人は、自慢話が大好きであるという行動の特徴があります。自分がいかに優れているのかを周りの人に話すことは大好きなのです。
自分がいかに優れているのかを知ってもらうための話なので、周りの人がひいてしまうほど話がながかったり、大げさになりすぎるという特徴もあるようです。
人の意見は聞かない
人の意見は聞かないというのも、他人を下に見るような人の行動の特徴になります。他人を下に見る人は、自分が1番正しいと思っています。そのため周りの人から意見を聞く必要性を感じていません。
むしろ「自分の考え通り行動していれば上手くいくはずなのだから、ごちゃごちゃ言う前に行動しろ」とすら考えています。
比較するのが好き
AさんのほうがBさんよりも優れている、CさんとDさんは同じくらいだというように、誰かと誰かを比較するのが好きだというのも、他人を下に見る人の特徴です。
基準になっているのは他人を下に見る人なので、その比較が正しいものかどうかはわかりません。ただ自分の基準で優劣をつけるのが好きなのです。
人に対してだけではなく「このお酒はこのお酒よりも優れている」など、物に対する優劣もつけたがります。ただしブランドものには弱いという特徴があるのです。
誰かのせいにする
人を下に見る人は責任感がないわけではありませんが、ミスをしたときにはとりあえず誰かのせいにするという特徴もあります。
「自分はこうしろと言ったのに」とか「こういう指示は出していない」と、自分ではない誰かのせいにすることで、ミスをしたのは自分ではないと思いたいのです。またミスをしたことで、自分が劣っていると思われることをとても嫌います。
自分が劣っていないことを周りの人のも理解してもらいたくて、ミスなどを誰かのせいにしてしまうのです。
人や他人を下に見る人への対処法
他人を見下す人というのは、見ていてイライラするものです。できれば関わりたくない人になりますが、他人を下に見る人へはどんな対処をするといいのでしょうか。付き合わなくてはいけない他人を下に見る人への対処法を紹介します。
適当にあしらう
他人を下に見る人への対処法には、適当にあしらうようにするという対処法がおすすめです。イチイチ真剣に話を聞いていたら、イライラとしてストレスが溜まってしまいます。
自慢話を始めたら「そうなんですね」などといいながら、忙しそうにして違うところに移動をするという対処法がいいでしょう。忙しくしている人を捕まえてまで話そうとはしないはずです。
あなたのことを下に見る発言をしているのではないときには、同調するのも反論するのもよくありません。「あいつは仕事ができない」など、他人を下に見る発言を始めたときには「そうですかね~?」などと言いながら、距離をとるといいでしょう。
他人を下に見る人とあまり一緒にいると、周りの人からの評価が下がってしまうこともあります。適度に距離をとり、適当にあしらうという対処法がおすすめです。
冷静になる
他人を見下す人の他人を見下している態度にイライラしたときには、冷静になるという対処法も大切です。イライラした気持ちのまま。他人を見下す人に対処すると、相手のペースに巻き込まれてしまうことがあります。
他人を見下す人というのは、正論に弱いという特徴があります。自分の基準で他人の優劣を決めたり、自分の思い込みで自分はスゴイと考えているところがあるので、「常識的には」と言われるとひるんでしまうのです。
他人を見下す人と対等に話をしたい、対処したいと考えているときには、イライラした気持ちを落ち着かせて、理論的に話ができるように冷静になるということが必要です。
他人を見下す人のペースに飲まれてしまわないように、客観的な意見やルールやマナーなどと言ったものを取り入れていくという対処法もおすすめです。
反論しない
他人を見下す人には反論しないというのも、上手な対処法になります。反論をしてしまうと、他人を見下す人は反論している人よりも上の立場になろうとして、あなたを攻撃してきます。
できるかぎり深く付き合いたくないという気持ちがあるのであれば、反論することなく、肯定することもないという対処がいいでしょう。
反論しないというのが難しいという人は、他人を見下す人の声を聞かないようにするというのもおすすめです。
学生の頃に朝礼の話を右から左に流していたという人もいるのではないでしょうか。右から左に流す要領で、聞いてはいるけれど反応はしないという対処法もいいようです。
気にしない
他人を見下す人を見ているとイライラします。自分が見下されている人になっているときも、誰かが見下されているのを見ているときも、不快な気持ちになってしまいます。
仕事などでどうしても他人を見下す人と付き合わなくてはいけないという場合には、気にしないようにするという対処法がおすすめです。
他人を見下す人を居るとは思わないようにするという方法もあります。仕事以外のところではスルーするという対処法もいいでしょう。
仕事では同じチームにならないようにするという対処法や、ランチや飲み会などでも関わらないようにする、他人を見下す人にとって陰の薄い存在になるように努めるという対処法もあるようです。
どうしても顔を会わせなくてはいけない人なら、あなたが人見知りっぽい対応をするというのもよい対処法になりそうです。
忠告をしてあげる
他人を見下す人があなたの友達であったり、仕事仲間であるという場合には、忠告をしてあげるというのも1つの対処法になります。相手の悪いところを注意することになるので、悪者になる覚悟も必要になる対処法です。
他人を見下す人というのは、自分が正しいと思っている人が多いので、自分が他人を見下しているという感覚を持っていない場合もあります。
自分が言っていることは正論で、他人を見下している気持ちはなかったという場合もあるのです。
あなたは人や他人を見下す人になっていない?診断してみよう
他人を見下す人の特徴や対処法を紹介してきましたが、あなたは周りの人から、他人を見下す人だと思われてはいないでしょうか。ちょっと不安に感じた人は、人や他人を見下す人度診断でチェックしてみてください。
人や他人を見下す人度診断
□ブランド物が好きだ。
□雑誌などで「飲食店第1位」のお店のものは美味しいと感じる。
□食べ比べや飲み比べが好き。
□ゲームでも負けるのは嫌いだ。
□人の意見はあまり信用していない。
□自分の中にランキングがある。
□他人がコンプレックスに感じていることをネタにしてしまう。
□過去に自慢できる賞をとったことがある。
□社会的に地位があるほうだと思う。
□今までミスをしたことはない。
診断結果
【0から3チェック 自分が好きなタイプ】
3つまでのチェックが入ったあなたは、自分が好きなタイプです。周りの人から嫌われることはありませんが、周りの人のことも少し考えてあげるといいでしょう。
【4から6チェック 自意識過剰ぎみ?】
6つまでのチェックが入ったあなたは、自意識が少し高めのようです。周りの人に迷惑をかけることはありませんが、少し注意が必要です。
【7から9チェック 自信家タイプ】
9つまでのチェックが入ったあなたは、自信家タイプのようです。自分のことをアピールしすぎていないか、自慢話が増えていないか注意をしていきましょう。
【10チェック 他人を見下す嫌な人】
10つまでのチェックが入ったあなたは、他人を見下す人になっているかもしれません。周りの人から距離をとられているかもしれないと感じているなら、性格を見直していきましょう。
人や他人を見下す人をやめるためには
他人を見下す人というのは、周りの人から嫌われてしまう性格になります。あなたが他人を見下す人なら、その性格は早めに直しておくといいでしょう。それでは他人を見下す人をやめるためにはどんなことに気をつければいいのでしょうか。
見下していることを自覚する
他人を見下す人をやめるためには、自分が他人を見下しているということを自覚する必要があります。他人を見下す人をやめようと思いながらも、そこまで見下しているだろうかと疑問に思っている人は、自覚をするところから始める必要があります。
周りの人から嫌われているような気がするのはどうしてだろうか、自分の言動に問題があったのだろうかと、これまでの人間関係のことを思い出してみましょう。
立場などを一度忘れる
自分が他人を見下していると自覚できたら、一度立場などを忘れてみるという方法もおすすめです。他人を見下している人というのは、社会的に立場が上の人が多いと言われています。
社会的な立場というのを一度忘れて、周りの人と接するようにしていきましょう。部長だから課長だからという考えを失くすことで、その人本来の姿や考え方をみつけることができるかもしれません。
ブランドのものも一度ブランドから離れてみる事で、自分に本当にぴったりくるものをみつけることができるかもしれません。
いいところを探してみる
今までは悪いところばかりに目がいっていたという人は、いいところを探してみるようにするという方法もおすすめです。
今まではみつけようとしなかっただけで、あなたが劣っている人だと思っていた人にも、いいところがあるはずです。
じっくりとその人と向き合ってみることで、あなたにしか見つけることができない、その人のいいところを見つけることができるかもしれません。
人や他人を見下す人は弱い人間である
今回は人や他人を見下す人の心理や特徴・態度を紹介しました。また他人を下に見る人への対処法も解説させていただきました。あなたの周りにいる他人を見下す人と上手に付き合うことができそうな対処法はあったでしょうか。
人や他人を見下してしまう人というのは、どんなに社会的に立場が上の人であっても、精神的には弱い人になります。あなたがそんな弱い人にならないように、注意をすることも必要です。
どうしても上手な付き合い方がみつからないという場合には、「あの人は弱い人で、かわいそうな人なのだ」と思うことで、気持ちを楽にすることができる場合もあるようです。