星島貴徳容疑者は現在自殺して死亡？江東マンション神隠し殺人事件の犯人

江東マンション神隠し殺人事件を覚えている方は多いかと思います。2008年東京都江東区で起こった事件で、マンションに住む会社員女性が帰宅後忽然と姿を消したことで波紋を呼んだ事件です。まず江東マンション神隠し殺人事件の概要から見ていきましょう。

江東マンション神隠し殺人事件は2008年4月18日に起こりました。東京都江東区のマンションに住んでいた会社員女性が自宅マンションに帰宅後、忽然と姿を消し、そのことを不審に思った姉が被害者女性の捜索願を出したことから事件が発覚しました。

マンションの入り口には可視カメラが設置されていましたが、そこには被害者女性が外出したような痕跡はなく、また自宅の部屋にも一切姿が見当たらないことから、まさに神隠しの様相の事件として多くのメディアで報道されることとなりました。

また、当時被害者女性が住んでいたマンションには3分の1程度の空室があり、警察もマンションの全住民から事情聴取を取り任意での指紋採取や家宅捜索を行うなど大規模な捜査に出たこともあり、ようやくその犯人を逮捕することができました。

およそ事件発生から1ヶ月後の5月25日、被害者女性の自宅の隣の部屋に住む男性が逮捕されました。その犯人こそが星島貴徳容疑者です。最初、被害者女性の自宅に侵入した痕跡があったことから、星島貴徳容疑者は住居侵入容疑で逮捕されました。

ですが、その後星島貴徳容疑者が被害者女性の殺害と死体遺棄も行ったことを供述したことから、江東マンション神隠し殺人事件の犯人は星島貴徳容疑者であることが明らかになり、事件の全貌が明らかとなりました。

それでは、江東マンション神隠し殺人事件の経緯や全貌についてご紹介いたします。星島貴徳容疑者はどのようにして被害者女性を殺害したのでしょうか。また、忽然と自宅で消えたように見せかけたその手口についてもご紹介いたします。

まず、2008年4月18日、事件が起こった当日星島貴徳容疑者は被害者女性への乱暴目的で狙いを定めていました。そしてその夜被害者女性が帰宅したことを確認し、被害者女性の自宅に押し入って乱暴をはたらこうとしたところ、抵抗されたため殺害しました。

頭部を殴られたことにより被害者女性は意識不明となりました。星島貴徳容疑者はその後被害者女性を自宅の部屋へと連れて行き、自宅のベッドに縛り付けました。この時、被害者女性と同居していた姉が不審に思い、すぐに捜索願が出されました。

頭部を殴打して自宅である隣の部屋へと拉致した星島貴徳容疑者は乱暴目的で被害者女性を拉致したため、この時被害者女性はまだ生きていた可能性があります。ですが、被害者女性の姉が早くに捜索願を出してマンション内での捜査が始まりました。

自宅に無理やり連れ去られたような痕跡があるなど、被害者女性とその姉の自宅には様々な異変が残っており、被害者女性の姉はすぐに警察に通報し、江東マンション神隠し殺人事件として早くから警察でも捜査が始まり、メディアでも大きく取り上げられました。

星島貴徳容疑者の想定よりも早くに事件が世に知られ、マンション内での警察の捜査も始まりました。捜査は被害者女性の住んでいたマンション内の住人にも及び始めたことから、焦りを感じた星島貴徳容疑者はまだ息があった被害者女性を包丁で刺殺しました。

被害者女性の首を刺して殺害した後、星島貴徳容疑者は被害者女性の姿をこの部屋から消すために、被害者女性の肢体を解体・隠蔽しようと動き始めました。

包丁とノコギリを使って、被害者女性の遺体を解体し、下水に流すなどして少しずつ遺棄を始め、事件発生からおよそ2週間後の5月1日には遺体の全てを遺棄しました。星島貴徳容疑者は被害者宅に被害者女性を拉致した時に付いたとされる指紋を残していました。

そのわずかな指紋を照合しようとしましたが、報道などにより指紋が残っていたことを知った星島貴徳容疑者は指紋を薬品などで消してしまいました。ですが、指紋は1ヶ月程度で皮膚の治癒能力により再生します。そこで指紋照合を行い犯人だと断定されました。

ここまで江東マンション神隠し殺人事件の事件の全容についてご紹介いたしましたが、ここで犯人として逮捕された星島貴徳の生い立ちについてご紹介いたします。凄惨な事件の犯人となった星島貴徳はどのような人生を送ってきたのでしょうか。

まず、星島貴徳は岡山県で誕生しました。地元の県立高校の情報処理科に通うなど、特に理数関係において得意な様子を見せていたことが判明していますが、特に両親との折り合いが悪く、父は星島貴徳に厳しく、母親は父親に対ししつけを任せきりにしていました。

そんな星島貴徳は1歳の時に猫を追いかけて風呂場まで行ってしまい、そこで熱い湯が張られていた風呂に落ちてしまったことから大火傷を負ってしまいます。特に足の部分には学生時代になっても残る大きな火傷痕が残ってしまいました。

ですが、父親は構わず火傷痕が見えるような半ズボンを履かせるなど、自身の下半身に残る傷跡に大きなコンプレックスを抱いていたことから、学生時代になると火傷痕を気にしてプールの授業も見学するようになりました。

その後、県立高校の情報処理科を卒業した星島危篤は、大手ゲームメーカーに就職しました。未来へ大きな希望を抱きながら入社したものの、希望していたゲームプログラマーの職ではなく、任せられたのはゲームセンターの店長でした。

その職に不満を抱いたことから、星島貴徳は大手ゲームメーカーを退職しました。

その後、星島貴徳はコンピューター会社に派遣社員として勤めており、事件発生当時も派遣社員としてそこで働いていました。また、その際の月収はおよそ50万円程度で、生活するのには十分な金額を稼いでいたことも判明しています。

凄惨な事件と報道された江東マンション神隠し殺人事件の犯人である星島貴徳。彼は小さな頃から両親との確執を感じていたり、火傷痕をコンプレックスに思っていたことなど様々な生い立ちについて取り上げられています。

そんな江東マンション神隠し殺人事件の犯人の星島貴徳には他にも様々な異常性がメディアで取り上げられていました。また、ゲームメーカーに勤めていたこともあり、ゲームと残忍な殺人の相関性までメディアに取り上げられることとなりました。

まず、星島貴徳は四肢切断に異様な執着を見せていたことがわかります。当時の星島危篤のSNSには四肢切断された女性のイラストをアップロードしており、その趣味を公開していました。また、同人誌即売会であるコミックマーケットにも出店していました。

コミックマーケットでも四肢切断や四肢欠損の女性の同人誌を何冊も製作していることが確認されており、四肢切断に異常な執着を見せていました。

そんな星島貴徳が事件の犯行に及んだ動機は性奴隷目的であると報道されていることもあります。星島危篤は過去の火傷痕により女性とまともに付き合うことはできないと考えており、恋愛や女性との交際に大きな悩みを抱えていたことがわかります。

ですが、その動機には様々な憶測が飛び交っており、マンションの隣同士の部屋に住んでいたことから、以前から被害者女性に対して恐怖を抱いていたことや、無差別的に女性を襲いたいと思っていたなど様々な動機に対する憶測があります。

そして江東マンション神隠し殺人事件の犯人である星島貴徳は被害者女性を殺害後、残酷すぎる方法で証拠隠滅を謀りました。そこでもまず足や腕を切断してから少しずつ下水に流したり、骨をノコギリで切断して冷蔵庫で保管しています。

残酷すぎる手口で少しずつ被害者女性の肢体を遺棄し、中には可燃ゴミとしてゴミ袋に入れてマンションのゴミ捨て場に遺棄したことも供述していますが、警察はゴミ捨て場に捨てられた死体の一部は見逃すこととなっています。

また、江東マンション神隠し殺人事件は不可解な事件であったことから多くのメディアがマンションに押し寄せていました。逮捕前、星島貴徳はマンションに待ち構えていたマスコミのインタビューにも平然と答えており、その映像も報道されています。

この時事件と無関係であることを装った答え方をしており、被害者女性を心配するようなコメントも残しています。また、監視カメラの数が足りないことをマンションの管理会社にクレームを入れるなど、あくまで事件と無関係を装った態度を取っています。

それでは、ここまで江東マンション神隠し殺人事件と犯人である星島貴徳についてをご紹介いたしましたが、その後行われた裁判により、星島貴徳はどのような判決が下されて、現在はどのようになっているのでしょうか？裁判の様子についてご紹介いたします。

まず、第一審は事件発生からおよそ1年弱が経った2009年1月に執り行われました。東京地方裁判所にて、星島貴徳は女性の殺害や死体遺棄の概ねを認め、公判内では先ほどご紹介した星島貴徳の異常性や遺棄の詳細まで事細かに取り上げられました。

また、弁護側は星島貴徳の生い立ちや火傷に対するコンプレックスなどから情状酌量を訴えたことや、星島貴徳自身が事件の犯人であることを認め反省していることから、検察側の死刑求刑に対して、第一審判決では無期懲役が言い渡されました。

およそ5ヶ月後、2009年6月には1度目の検察側の控訴審が行われ、改めて検察側から死刑が求刑されました。ですが、過去の判例と照らし合わせ、無期懲役が適切であるとの結論に至り、控訴棄却となりました。

ですが、同年9月には控訴審判決が行われましたが、星島貴徳に前科がないことや事件の犯行を認めて悔いている様子から、検察側も控訴を棄却し、判決は無期懲役で刑が確定しました。

星島貴徳が極刑とされなかった理由として、まず犯行の計画性がなかったことが挙げられます。結果的にはとても残虐な事件となりましたが、犯行が行き当たりばったりで、前科もないことが極刑とならなかった理由となっています。

また、被害者が1人で死刑となった過去の判例と照合し、その判例と照らし合わせたことからも、星島貴徳を無期懲役の判決にするのがもっとも適切であることを明らかにしていますので、星島貴徳は現在刑期中で生きているということになります。

それでは、江東マンション神隠し殺人事件の全貌が明らかになり、星島貴徳に無期懲役の判決が下されましたが、江東マンション神隠し殺人事件はその後、現在はどのようになっているのでしょうか。星島貴徳は獄中で自殺を図ったなど様々な憶測があります。

ですが、実際星島貴徳は自殺したのでしょうか？その自殺の噂が飛び交っている原因と、星島貴徳の死亡説や現在についてもご紹介いたします。まずは自殺して死亡したという噂から触れていきましょう。

まず、星島貴徳が獄中で自殺して死亡したという話が出回っていますが、こちらは本当である可能性は低いです。なぜ現在自殺して死亡したという話が出ているかというと、星島貴徳が服役中、同年代の男性が箸を目に突き刺して自殺したことが挙げられます。

この自殺して死亡した同年代男性の名前は伏せられていましたが、その男性が星島貴徳ではないかと憶測が飛び交いました。この自殺して死亡した男性は他の事件を起こした男性であることが明らかになっており星島貴徳は現在も生きている可能性が高いです。

一方で、被害者女性が死亡した当時のマンションはどうなっているのでしょうか。もちろん殺人事件が起こったマンションに住みたいと思える人は少ないでしょう。そうした理由もあり、家賃は当時よりも数段安くなっていることが確認されています。

現在ではマンションのオーナーが変わり、名前も変えています。事件当時新築で、おしゃれな外装のマンションでオートロックも付いていました。当時は退居者が続出しましたが、現在では徐々に人が増えているようです。

いかがでしたか？今回は江東マンション神隠し殺人事件とその犯人である星島貴徳についてご紹介いたしました。女性がマンション内で死亡した事件として現在でも語り継がれている凶悪事件で、星島貴徳は刑務所内で自殺して死亡したとの噂も流れています。

ですが、その死亡した噂は憶測のものである可能性も高く、現在も星島貴徳は刑務所内で生きており、服役していると考えられます。また、拘置所内で自殺を謀ろうとしたことも死亡説の噂となった理由と言えるでしょう。