エッセンスの意味とは?言葉の使い方も紹介!
メイク特集などでよく見る言葉に「エッセンス」がありますが、この言葉の意味をきちんと把握できていますか?エッセンスはメイク関連だけでなく、ビジネス用語でもしばしば使われる言葉ですので、一度は意味をしっかり確認しておきましょう。
目次
「エッセンス」という言葉の意味を理解しよう
カタカナの英単語が色んなところで取り入れられているのが現代の日本ですが、ファッション雑誌のメイク特集などでよく目にする言葉が「エッセンス」です。しかしこの言葉をあやふやなイメージではなくしっかりと理解できているでしょうか?
実はビジネスでも使われることのある言葉、「エッセンス」とは何か?その言葉の意味や使い方を理解しましょう。
「エッセンス」の意味とは?
雑誌や新聞、テレビなどで見聞きするので、普段から何気なく使っているかもしれない言葉、「エッセンス」ですが、意味としては大きくわけると2つ、細かくみると3つあります。
一体どういう意味があるのか順番にみていきましょう。
意味①「重要な部分」
エッセンスの最初の意味は「重要な部分」です。これは「本質的なもの」を表していて、ものごとの根本に関わるさまということです。
「エッセンスを理解する」といったような文章は、その本質を理解するという意味で使われています。
意味②「真髄」
真髄の意味は「物事の最も肝心な点」です。最も根本となるものの意味で、エッセンスと同じ意味なのです。
「この仕事のエッセンスは接客技術だ」という場合などは、この意味で使います。
意味③「精油」
エッセンスの意味には「植物などから抽出した食用、または香料用の精油」というものもあります。こちらは化粧品などの原料としての限定された意味です。
精油はアロマオイルのことを指し、エッセンシャルオイルというのはつまり精油のことになります。
「エッセンス」の使い方
「エッセンス」とは何か、言葉の詳細な意味を見てきました。では次に、この言葉を実際に使うときはどういう風になるかをみていきましょう。
例文を使って「エッセンス」の使い方や、場面などをお伝えします。
「エッセンス」を使った例文
3つの詳細な意味がある言葉、「エッセンス」ですが、文章ではこのように使っていきます。大体のイメージで使うことのないように、一度は確認しておきましょう。
例文①話のエッセンスをまとめた本
最初の例文は「話のエッセンスをまとめた本」です。
この例文でのエッセンスは、肝心なところや重要な部分という意味で使われています。重要で大切な箇所だけをまとめた本を読んだり紹介することで、著者の一番言いたいことを理解できるようになります。
インターネットでも「まとめ」という言葉をめにすることがありますが、あれもエッセンスをかき出して集めたものということです。
例文②技術のエッセンスを極める
次の例文は「技術のエッセンスを極める」です。
この例文のエッセンスは物事の真髄という意味で使われています。例文1と同じく「物事の重要なところ」という意味でもありますが、学問や芸術、技術や武術において「エッセンス」を使用する場合、その道の奥義や極意を指すのです。
例文③バラのエッセンスを配合している化粧水
最後の一つの例文は「バラのエッセンスを配合している化粧水」です。
ここで使われているエッセンスとは「精油」です。植物から不要な成分を取り除き、特定の成分のみを抽出して工業的に利用可能な状態にしたものが精油、つまりエッセンスですから、バラの精油を配合している化粧品ということです。
例えばバラの香りは女性のホルモンに影響するなどいわれていて、化粧品に使われることが多いですし、ロングセラー商品もたくさんあります。ここではバラの香りなどを精油を使って化粧品に応用した商品ということです。
化粧品やコスメでの「エッセンス」の意味は?
化粧品売り場や雑誌の特集などでよく目にする単語、「エッセンス」ですが、成分ではなく化粧品に特化した場合にはどんなものを指すでしょうか。
化粧品において「エッセンス」とは、美容液のことを指しています。
多くの女性が毎日の自分の肌や体のお手入れで使っている基礎化粧品には、「化粧水」と「乳液」、「クリーム」に「美容液」がありますが、エッセンスという単語で使われる化粧品は「美容液」です。
美容液は保湿や美白など美容成分をより多く配合していますので、高価なものも多いですが、化粧水や乳液などとあわせて使うことで効果を高めることが出来るものです。
基礎化粧品は同じ会社が作る同じ目的のために作られた製品の「ライン使い」が良いといわれますが、自分の肌質にあったもので予算内のものを正しく使えば綺麗への近道になります。
美容液であるエッセンスは成分・効能で選ぶのも勿論良いですが、どんな精油を使っていてどんな香りがするのかで選ぶのもおすすめです。毎日のケアタイムが好きな香りに包まれると、それだけで心は癒され嬉しくなってしまうでしょう。
「エッセンス」という英語を学ぼう
日本語でカタカタ表記であるものは外来語が一般的です。エッセンスも元々日本語ではなく、英単語であることは皆さんご存知でしょう。では英語のエッセンスはどう書き、どういう意味があるのかなどを見ていきましょう。
「エッセンス」のスペル
英語の「エッセンス」のスペルは「essence」です。意味は「本質、真髄、香水、香料、精」などがあります。
「エッセンス」と「エッセンシャル」の違い
エッセンスでなくエッセンシャルという言葉を聞いたり見たりする人も多いでしょう。「エッセンシャル」は英語では「essencial」と書き、意味は「必須、非常に重要なこと、精の」というものがあります。
エッセンスは名詞であるのに対し、エッセンシャルは形容詞で「本質の~」といったように他の言葉を飾ることが出来る、というのが違いです。
バニラエッセンスの効果や使い方
アイスクリームやクッキー、ケーキなどの匂い付けに使われることで子供も知っているエッセンスが、バニラエッセンスでしょう。
バニラエッセンスとはラン科バニラ属の蔓性植物の種子の鞘の成分を溶剤に溶かし込んだ精油です。バニラといえば甘い香り、という認識がありますが、実は原料である植物には甘い香りはありません。
乾燥させたりする工程を経て、あの独特の甘い香りが出てくるのです。
バニラエッセンスの効果
バニラエッセンスを使うことで、甘くて優しい香りを出すことが出来ます。ケーキやアイスクリームに香り付けなどで広く使用されていますが、バニラエッセンスは非常に香りが強いので、使用は数滴で済みます。
クッキーなどを作る際に使うときには、是非使う数量に注意するようにしましょう。かけすぎてしまうと強烈な匂いが出てしまい、折角の美味しさが損なわれてしまいます。
また、バニラエッセンスには様々な効果・効能があることが知られています。例えば、「緊張状態を緩和させ、リラックスさせる」とか「身体に残る疲労感やストレスの軽減につながる」などです。
身体を若々しく保つとか肌荒れの予防に繋がるなど、美容を気にする女性には嬉しい効果がたくさんあるエッセンスなのです。
バニラエッセンスの使い方
御菓子などの香り付けに使われることが多いバニラエッセンスですが、ダイエットに使う人もいます。
バニラエッセンスを使うことで甘い香りを出せますが、バニラエッセンス自体には糖分がほとんどありません。そのために御菓子造りに砂糖を使わずに香りだけは甘くして、嗅覚から甘さを堪能して実際には糖分は摂取しない、という使い方が出来るのです。
また、肌荒れの予防に繋がるなどの効果がありますので、入浴剤として使う方法もあります。甘い香りが苦手ではない方は、湯船からふんわりとたちのぼるバニラの香りで癒されてみてはいかがでしょうか。
色んな商品にも使われています
エッセンスの意味や使い方は理解できましたでしょうか?様々なシーンに使われているエッセンスですが、これを商品名に応用して使っている会社もあります。
例えばシャンプーやメイクアイテムなど、精油を使っていることなど色んな意味をひっかけて商品名にしていますから、身近なものでないか探してみても面白いでしょう。
ちなみにエッセンスは英語ですが、フランス語では「ガソリン」という意味に変わってしまいますので、それも覚えておいてください。
物事の本質を見つめてみましょう
エッセンスとは物事の本質という意味、また植物の精製香油という意味があります。化粧品特集や売り場でよく見聞きする言葉ではありますが、仕事や重要な文章などでも見かけることがある単語なのです。
私たちも普段から物事の本質、大切なことは何か、一番重要なことはどういうことなのか、を見つめ、考える習慣をつけるようにしましょう。それには集中力や解析力が必要となり、手にしたそれは生活の助けとなるはずです。
エッセンスを見つめ、追求すること、それで毎日はもっとキラキラと輝くことでしょう。素敵な毎日を送るためのちょっとした努力として、考えてみてはいかがでしょうか。