でしゃばりの意味とは?職場のでしゃばりな女性の心理
あなたの周りにでしゃばりな人はいませんか?あなたの職場などにでしゃばりな女性もいるかもしれません。でしゃばりであることは迷惑や不快感を与える原因になります。今回は「でしゃばり」の意味から、でしゃばりな人の特徴や心理についてご紹介いたします。
目次
でしゃばりな人は嫌われやすい!
「でしゃばり」という言葉をご存知でしょうか?あなたの職場にも「でしゃばりな女性」がいるかもしれません。でしゃばりな人は嫌われやすい特徴を持っており、自分が当てはまる場合注意が必要です。今回はでしゃばりの意味や特徴についてご紹介いたします。
また、あなた自身ついでしゃばりになってしまってはいませんか?でしゃばりなことは自分では気付きにくいことが多いです。だからこそ、でしゃばりな性格とうまく付き合っていくことで、でしゃばりな性格を上手に克服する方法を見つけましょう。
「でしゃばり」の意味とは?
「でしゃばり」とは「自分が関係のないことまで首を突っ込んで手出しをする人」という意味を持ちます。「でしゃばり」は「でしゃばる」という動詞が変化してその人の性質を表す単語として誕生しました。
ミーハーで自分が何かをしなければという必要のない使命感から、出る場面ではないところにも出て手や口を出すことを意味します。類語として「しゃしゃりでる」「厚かましい」などの言葉が挙げられ、どれも不要なおせっかいを焼くことを意味します。
でしゃばりな人の特徴【性格編】
それではでしゃばりな人は実際どのような性格を持ち合わせているのでしょうか。こちらではでしゃばりな人の特徴についてご紹介いたします。でしゃばりな性格の特徴が自分にも当てはまっていないか、冷静に自分を思い返して見ましょう。
基本的に自己中心的
基本的にでしゃばりな人は自己中心的な性格です。自分を大切にすることは人として当たり前の心理ではありますが、でしゃばりな人は特にその傾向が強く、でしゃばりな人は自分のことが大切で、自分が中心に立っていないとあからさまに機嫌が悪くなります。
人の気持ちも顧みずに、不要なことにも口出ししつつ、それは他人のことを本当に思ってしている行動ではなく、自分が感謝されたい・自分が優位に立ちたいという、全て自分本位で自分の価値観のみで行動していることが多いです。
なんでも仕切りたがり
なんでも仕切りたがりで、幹事を任されたわけでもないのに職場の飲み会をやたらと仕切るなど、なんでも自分が物事の中心に立つことで目立ちたいという性格が現れています。過去学生時代に部活動などでリーダー経験をしたことがある人が多いです。
でしゃばりな人はその性格上、過去のリーダー経験を未だに誇っていることが多く、その経験から「自分が仕切るのが一番良いに違いない」という思い込みを起こしている人が多いです。仕切りたがりで目立ちたがりであることがでしゃばりな人です。
優越感に浸りたい
自己中心的な性格と合わせて、でしゃばりな人は人の上に立って、自分が人よりも優れているという優越感に浸りたい性格の持ち主であることも性格の特徴のひとつです。いつでも自分が一番優れている、特に他の同性よりも優れていると思い込みがちです。
自分で勝手に思っているだけなら迷惑もかからないかもしれません。ですがでしゃばりな人は人に認められたいという欲求が人一倍強く、その優越感を自他共に分からせるような、わかりやすい行動や言動で表そうとすることに必死な人が多いです。
知ったかぶりをすることも
でしゃばりな人は虚勢を張りがちで、知ったかぶりをしがちなことも性格のひとつです。自分が他人よりも優れている、また自分が目立ちたいという気持ちから、知らないこと、できないことも知っているように振る舞ってしまう性格の特徴があります。
ですが虚勢を張ってその場しのぎで言っているだけなので、その性格は案外簡単に他人に透けて見えるようになります。自己中心的な性格であることと合わせて、自分が目立って他人に賞賛されればなんでも良いという短絡的な考え方をしてしまいます。
でしゃばりな人の特徴【言動・行動編】
人の性格や心理は無意識的な言動や行動にもわかりやすく現れます。でしゃばりな人も例に漏れず、でしゃばりであることがその人の言動や行動にわかりやすく現れます。こちらではそんなでしゃばりな人の言動や行動の特徴についてご紹介いたします。
また、それらの行動にはどのような性格や心理が反映されているのでしょうか。先ほど触れたでしゃばりな人の性格と合わせて、その行動の特徴について見ていきましょう。
自分の話ばかりする
基本的にでしゃばりな人は自分の話ばかりします。特に自分の自慢話が多く、いかに自分が人よりも優れているか、また自分がどれだけ良い思いをしているかを長々と話します。放っておくと面白いくらいずっと話している、なんて人も珍しくありません。
またでしゃばりな人は空気を読むことができず、他人が話している時もその話を遮ってまで自分の話をずっとしている人もいます。場の空気を悪くする行動で他人から邪険に思われる原因にもなりますが、当の本人は空気が読めないので気づいていません。
人の話を聞かない
空気が読めないことに加えて人の話も聞けません。それは他人の話なんてどうでもよく、それより自分の自慢話がしたいという気持ちが勝っているからです。でしゃばりな人は他人そのものには興味がなく、自分のことが一番かわいいと思っています。
なので人の話が聞けずに自分の話にシフトしてしまったり、話を聞いている時はあからさまにつまらなさそうな態度を出すなどの行動が挙げられます。ある意味では「聞き上手」の対極にあるのがでしゃばりな人であると言えます。
自分のことは棚上げで怒る
とてもでしゃばりで職場でもプライベートでも、他人の悪いところを自分のことは棚に上げて怒り出す人もいます。その人には関係のない他人のプライベートのことですら、聞きつけたらずけずけとそのことを指摘してつらつらと責め立ててくることが挙げられます。
基本的に自分のことは棚上げで、怒られた方にとっては「あなたに言われることではない…」と思ったり「お互い様でしょ」と思ってしまいます。実際それを口に出すと余計に火に油を注ぐ形になり、聞いている方はうんざりしてしまうことが挙げられます。
できなくてもできると言う
知ったかぶりをすることと合わせて、特に職場などで仕事を頼んだ時、虚勢を張ってその人に到底できる能力がなくても「できる」と言うことも行動の特徴として挙げられます。基本的にでしゃばりな人は他人から求められることに快感を覚えます。
他人に頼られたら仮に自分のキャパオーバーなことでもついできると言って引き受けてしまい、結局できずに返ってトラブルを産む形になってしまいます。そうした意味でトラブルメーカーになりがちであることもでしゃばりな人の言動の特徴です。
職場に必ずいる「でしゃばり女性」の心理
あなたの職場に「でしゃばりな女性」はいませんか?なぜか職場に必ず一人はいると言って良いでしゃばりな女性はどのような心理を抱いているのでしょうか?職場にでしゃばりな女性がいることで、不要なストレスを感じている方もいるかもしれません。
特にでしゃばりな職場の女性には、いわゆる「お局様」と言われる職場の人間関係を牛耳っている人や、発言権力が強い人もいるかもしれません。そういった人たちの特徴やうまい付き合い方を見つけることは職場環境を快適にするためにも重要です。
褒められることが嬉しい
人は誰でも褒められると嫌な気はしません。ですがでしゃばりな女性は褒められること、他人から認められることに人一倍喜びを見出しており、むしろそれを受けることが全ての原動力であるという心理を持ち合わせている女性も珍しくありません。
自分が優越感を感じられればそれで良いので、職場などでも虚勢を張ったり、自分の自慢話をして人から褒められることに快感を見出している人も多く、そうしたことが他人に嫌がられる原因になってしまっていることも、職場のでしゃばりな女性の特徴です。
自分が目立ってないと嫌
でしゃばりな女性とは自分が目立っていないと嫌だと思っている人も多く、特に同性に対するライバル視がひどいケースも多いです。職場の他の女性よりも容姿も内面も優れて、男性に好かれたい、誰よりモテたいという心理が強いことが挙げられます。
危険なのが強いライバル視が嫉妬となって、他の職場の女性に降りかかることです。優越感が欲しいという心理から、自分より目立つ女性に嫌がらせをしたり根も葉もない噂を吹聴して評価を落とすなど、自分を妨げる相手に対して容赦がないことも特徴です。
世話を焼くのが大好き
一方で、でしゃばりな女性とは他人の世話を焼くことが大好きです。ただ世話を焼くだけなら良いですが、それが度を過ぎており、また他人に喜ばれると勝手に思い込んで要らないおせっかいまでしてしまうことがでしゃばりな女性の特徴です。
その心理として「この人は自分より劣っているから自分が世話を焼いてあげなきゃ」という勝手な使命感が挙げられます。特に職場の部下などに過剰に世話を焼くことが多く、その世話も自分のものさしで測った価値観のものなので人からは迷惑に思われることも。
押し付けがましい
過剰な世話焼きと合わせて、押し付けがましいこともでしゃばりな女性です。その心理として「自分が良いと思うことは他人も良いと思うに違いない」という勝手な決めつけが根元にあります。押し付けがましい親切心を迷惑に思う人も多いです。
自分が好きなものは他人にも好まれるに違いないから、あの人に勧めてあげようという間違った親切心を押し付けてくることが押し付けがましい心理の特徴で、でしゃばりな女性、特に年齢を重ねたいわゆる職場のお局様に多い心理だと言えます。
人のうわさ話が大好き
でしゃばりな女性は人の噂話が大好きです。なので職場の人間のちょっとした話にもすぐに飛びついて、それを一気に広めます。それは噂のターゲットとなった人の評価や職場での居場所を奪う形になりますが、でしゃばりな女性はそんなことは関係ありません。
でしゃばりな女性は人のうわさに敏感で、また人のうわさ話は人を惹きつけます。自分の話に注目してもらえることに繋がります。他人同士の人間関係にも敏感で、また要らないお節介を焼いたり、必要以上に荒波を立ててしまうので注意が必要です。
でしゃばりだと思われないための注意点
ここまででしゃばりな人の性格や特徴、またでしゃばりな女性の心理についてご紹介いたしましたが、もしかしたら自分、でしゃばりな人に当てはまるかも。そう思ったら、その性格を克服しましょう。そう思われないための注意点についてご紹介いたします。
できないことはできないと言う
でしゃばりな人は虚勢を張って人より優れていることをアピールしたい性格を持ち合わせています。なのでできないこともできると言ってしまいがちですが、時には「できない」と正直に言うことも、仕事においては不要なトラブルを起こしません。
合わせて、知ったかぶりもせずに正直に知らないことは「知らない」と言いましょう。人は全知全能ではありません。それぞれに知らないことや苦手なこともあり、逆にできることや優れていることもあります。偶然今回は前者が来てしまったと思いましょう。
話したいことを我慢する
でしゃばりな人は「自分の話をしたい!」と思う気持ちが人一倍強いです。ですが、その欲求そのままにおしゃべりを始めると、それはでしゃばりだと思われる原因になります。思い切って、自分の話をすることを絶ってみましょう。
会話に入ったとしても、聞かれたことに答えるだけで、人の話を聞くことに徹底することが大切です。最初は2回に1回、3回に1回などおしゃべりの回数をだんだん減らすのもストレスがなく、でしゃばりを克服するのに効果的な方法だと言えます。
感謝や謝罪を素直に口にする
でしゃばりな人は基本的に人よりも優れていると思い込んでいることが多いです。何かをしてもらうのが当たり前になっている人も多いかもしれません。ですが、仕事などにおいて「ありがとう」「ごめんなさい」を素直に伝えることは大切です。
それは上司と部下、同僚など立場は関係ありません。部下に対しても素直に感謝や謝罪の気持ちを伝えることを意識することで、他人を認める意識作りをすることに繋がります。これらが素直に言えることで、自然と人からも評価される人になることができます。
人には人の考え方があることを認める
人には人の考え方があることを認めましょう。でしゃばりな人はつい自分のものさしで価値観を決めつけてしまいます。ですが何が良くて何が悪いかを決めるのは人それぞれで、それを認めることもでしゃばりな性格への対処法のひとつです。
自分の価値観を大切にすることはとても重要です。自分が良いと思うことは素直に大切にしていきましょう。それと合わせて、他人には他人なりの大切なものがあることを意識することで、人との線引きをして余計なことに首をつっこむ癖もなくすことができます。
でしゃばりな人への対処法
職場などにでしゃばりな人がいて、正直イライラするからなんとかしたい、そう思っている人もいるかもしれません。仕事を辞める原因に最も多いのが人間関係です。正直その人のせいで必要ないストレスまで感じているという方はこの対処法をすぐ実践しましょう。
聞き流して話を広げない
でしゃばりで延々と喋っているなら、聞き流して話を広げないでおきましょう。他人を邪険にすることに躊躇いを感じているかもしれません。ですがそこで興味を持った風をして質問などをしてしまうと、余計に話が長くなる原因になってしまいます。
にこやかに話を聞いている風を装って、でも質問など話を広げるようなことはしない。その意識を持つだけでも、人間関係にヒビを入れずに対処することができます。今夜の晩御飯のことでも考えておきましょう。
とりあえず褒めておく
でしゃばりな人はその心理として他人に認められたい心理が人一倍強い人が多いです。自慢話をされたら、「へぇ、すごいね」ととりあえず褒めておくことで人間関係を害さずに済みます。そうすることででしゃばりな人の心は満たされます。
特に上司などの場合、邪険にすることは仕事にも影響が出てしまいます。頼られることが好きなので、その心理を利用して簡単な仕事を頼んでみるのも良いでしょう。もちろん何かを頼んだ時はその人にちゃんと感謝の気持ちを伝えましょう。
噂の種を作らない
特にでしゃばりな女性は噂話が大好きです。ほんの小さな噂にも飛びついて尾ひれをつけて広めてしまう人もいます。仮にでしゃばりな人を邪険に扱って反感を買えば、根も葉もない噂を立てられてしまうかもしれません。
なので、難しいかもしれませんができるだけ噂が立つ原因になるようなことをしないことが重要です。おとなしく淡々と仕事をして、念入りにチェックしてミスもしないよう気を遣いましょう。仕事で成功する要因にもなって一石二鳥です。
できるだけ距離を置く
最後に、本当にストレスを感じていて嫌悪感があるなら、距離を取ることも大切です。仕事などで必要最低限の会話のみ、休憩や通勤もその人に接触するような機会を極力減らしましょう。人は様々な人がいるからこそ時には合わない人も存在します。
もちろん邪険に扱わなければいけない訳ではありません。ですが、それでもつきまとわれそうなら周りに「あの人が本当に嫌いだけど波風立てたくないから、距離を取ることにする」とこっそりと公言しておくとトラブルが起きず安全な対処法です。
「でしゃばり」と「おせっかい」の違いとは?
「でしゃばり」と一緒に聞く「おせっかい」ですが、これらは違うことなのでしょうか?そこには微妙にニュアンスの違いが存在し、「でしゃばり」は「関係ないことに首を突っ込んで要らないことをすること」という意味であることをご紹介いたしました。
一方で「おせっかい」は「余計なことまで人の世話を焼くこと」という意味があり、特に自分の価値観から人に余計な親切心を押し付けることに対して使う言葉である場合が多いです。
なので心理の違いとしてでしゃばりは「自分が目立ちたい」、おせっかいは「自分が世話を焼きたい」というニュアンスの違いがあります。
あなたは大丈夫!?でしゃばり度診断
ここまででしゃばりな人の特徴についてご紹介いたしましたが、あなたはでしゃばりになってしまってはいませんか?こちらでは10の項目に当てはまるかどうかで、あなたの「でしゃばり度」を診断いたします。何個当てはまったか数えてみましょう。
でしゃばり度チェック
□ 気付けば自分がいつも喋っている
□ 人に優しくする、教えることが好き
□ 誰かに認められたいといつも思っている
□ 正直、自分のことが好き
□ 何かのリーダーやまとめ役をしたことがある
□ 人前に立つことが苦にならない
□ 友達は多いがいつも違う人と一緒にいる
□ 人の噂話が大好き
□ 人に頼まれたら断れない
□ 長時間人の話を聞くのが苦手
診断結果
【0〜3個当てはまる でしゃばりではありません】
チェックが3個までなら、でしゃばりではありません。むしろ奥ゆかしく誠実な人だと言えます。
【4〜6個当てはまる 少しでしゃばりかも】
4から6個当てはまるという場合、少しでしゃばりかもしれません。ですが今ならすぐに克服することができるレベルです。
【7〜9個当てはまる でしゃばりです】
7から9個当てはまる場合、あなたは一般的に見るとでしゃばりです。日頃の行動をよく見直してみましょう。
【10個全て当てはまる でしゃばりで身を滅ぼすかも】
10個全て当てはまった場合は要注意!あなたはかなりのでしゃばりで、すでに周りの人から邪険に思われているかもしれません。
でしゃばりは無意識だからこそしっかりと見直そう
いかがでしたか?今回はでしゃばりな人の心理や特徴についてご紹介いたしました。でしゃばりな人は自己中心的で目立ちたがりな性格の人が多く、自分がそれに当てはまるという場合は、十分な注意が必要です。
また、職場などにでしゃばりな人がいて正直困っているという人もいるかもしれません。でしゃばりな人の対処法で、うまくその人と付き合っていきましょう。でしゃばりは自分では気付きにくいからこそ、しっかりと向き合って見直すことが大切な意味を持ちます。