強がりの意味とは?強がる人の心理や特徴を紹介
あなたの周りに強がりな人はいますか?もしくは、自分の発言・行動について「今のは強がってしまったなぁ」なんて、思ったことはありませんか?今回は強がりな人について紹介します。また、強がり度診断もあるので気になっている人は是非チェックしてみてください。
目次
強がる人の心理や特徴を知りたい!
友達や親戚との会話で「またまた~、強がっちゃって!」なんて会話が出ること、経験ありませんか?助けてほしい、手伝ってほしいのに周りにうまく頼れなかったり、甘えることが苦手な人に対して使うことが多いのが「強がり」という言葉です。
では、その強がりな人の心理はどうなっているのでしょうか。家族や友達に強がりな人がいる場合、心理を知ることでうまく声をかけてあげることができます。
また、自分が強がりな場合、自分の心理を客観的に見ることができて、少しでも周りに頼ることができるようになるかもしれません。強がりな人の心理や特徴をみていきましょう。
「強がり」の意味とは?
そもそも強がりの意味について、あなたは言葉で説明できますか?強がりとは、弱みを見せないように虚勢を張ることという意味です。虚勢とは、見せかけ、うわべだけの勢い・威勢という意味です。「弱みを見せないように、見せかけの威勢を張る」ということですね。
強がりな男性の心理とは?
では、男女別に強がりな人の心理をみていきましょう。まずは強がりな男性について紹介します。強がりな男性はプライドも高いことが多いので、もしあなたの周りに強がりな男性がいるのであれば、心理を知ってプライドを傷つけないように、うまく言葉をかけてあげましょう。
男らしく・強くありたい
「自分は男だから、このくらい平気でいないといけない」と思っています。小さい頃に「男の子なんだから、このくらいで泣かないの!」「男の子なんだから大丈夫!」と言われることが多かった人がこのタイプに多いです。
また、学生時代に運動系の部活をしていた男性もこのタイプの強がりになりがちです。部活のルールが厳しければ厳しい程、「男はこうであるべき!」という心理が身にしみついて、大人になってからも無意識にそう考えているのです。
「男だからこんなことで弱音なんて吐けない」と思っていますが、女性に弱い部分も見られたくない気持ちが強い人も多いので、プライドを傷つけないようにしつこく心配しないようにしましょう。これが、男らしくありたい・強くありたい男性の心理です。
自信がない・恥ずかしい
自信のない強がりな男性は、自分に自信がなくて本音が言えなかったり、女性と接する機会が少なくて会話をすることすら恥ずかしいという心理です。
また、過去に本当の自分を見せたことでからかわれた辛い経験をしていたり、自己肯定感が低い人もいるかも知れません。自分に自信がない為に自分の弱い部分を見せたくなくて、ついつい強がってしまうのです。
相手に引かれたくないと思っているので、まずはこちらが本音をさらけ出し、「あなたのありのままを受け入れるよ」というスタンスで接しましょう。ただし、あまり焦りすぎると引かれてしまうので、時間をかけてゆっくりと向き合うことが大事です。これが、自信がない・恥ずかしい男性の心理です。
甘え方がわからない
責任感が人一倍強い強がりな男性は甘え方がわからなかったり、甘えるということを知らなかったりします。そういう人は小さい頃から「お兄ちゃんなんだから」と言われることが多かったり、生徒会長や委員長などグループのリーダーを任されることが多かった経験があるかもしれません。
「自分がしっかりしなければ」「自分がやるべきことだからやり遂げなければいけない」と思っています。仕事や任務を頑張りすぎたり、一人で背負い込みがちなので、手伝えることはさりげなく手伝ってあげると良いです。
単刀直入に「手伝うよ!」と言うと「大丈夫だよ」と返ってくるので、さりげなくが大事です。これが、甘え方がわからない男性の心理です。
強がりな女性の心理とは?
次は強がりな女性について紹介します。強がりな女性は、天邪鬼のような一面があり、本音を引き出してあげると内心とても喜びます。ただ、男性のようにプライドが高い女性もいるので、プライドを傷つけないようにしましょう。
素直になれない
素直になれない強がりな女性は、とにかく不器用です。不器用すぎて本音を伝えることができないのです。完全ではなくても、少し心を閉ざしている部分があります。「こう言ったらどうなる」など、余計に考えすぎてしまう部分があります。
本当は強がっていることに気づいてほしいと思っているので、優しく声をかけると少し素直になれるかもしれません。これが、素直になれない女性の心理です。
頑張りすぎてしまう
周りに迷惑をかけたくないと思っている強がりな女性は、ついつい頑張りすぎてしまいます。体調が悪くてもキャパオーバーでも、人に迷惑をかけることが嫌だから一人で背負い込んでしまうのです。
小さい頃に「お姉ちゃんなんだから」と言われることが多いと「自分がしっかりしなければ」と、責任感が人一倍強い女性になります。これが、頑張りすぎてしまう女性の心理です。
優しすぎる
優しすぎる強がりな女性は、自分のことよりもまずは家族や友達を大事にする人が多いです。自分のことはついつい後回し…なんてことも少なくありません。相手を優先して自分が遠慮することから「私はいいよ」「私は大丈夫だよ」と、強がってしまうのです。
「手伝うよ」と言っても「大丈夫だよ」と返ってくるので、声のかけ方の工夫が必要です。これが優しすぎる女性の心理です。
強がりな人の特徴
では、強がりな人の特徴を男女合わせてみてみましょう。特徴を掴むことで、自分や相手がどのタイプの強がりか判断することができます。
周りを気にしすぎる
自分が周りからどう見られているか、周りから見た自分の評価はどうかなど、人の目を気にしがちです。これは自分に自信がない人に多い傾向で、「ここで人に助けを求めたら自分の評価が下がってしまう」という思いから、ついつい強がってしまうのです。
また、その場の空気も悪くしないように常に気を付けています。会社の飲み会の場で苦手なお酒を上司に勧められると、「断ることで場の空気が乱れてしまう、それなら飲もう」と強がってしまいます。
責任感が人一倍強い
自分のやるべきことは自分でやり遂げなければならない、という固定概念が無意識にあります。例えば朝礼当番の日に体調が悪くても「今日は自分が朝礼当番だから、何が何でも出社しなければ」と無理しがちです。何もかも一人で背負い込みがちで、人に助けを求めるという考えがなかなか浮かびません。
プライドが高い
人に頼ることが恥ずかしいと思っていたり、自分は人より上でありたいと思っている部分があります。
周りから見下されるのが嫌いで、誰かに指示・指摘されると感情的になってしまいます。自分のミスを認めることが苦手で人のせいにしてしまったり、自分の欠点を認められずに強がってしまいます。
遠慮することが多い
相手にできるだけ迷惑がかからないように、自分の負担を多くしてしまいがちです。頼りたいけど、頼ることで相手の負担が多くなることは苦手で、それなら自分でなんとかしよう!と強がってしまうのです。
例えば、周りは仕事が終わって自分だけ残っているような時に「もう終わったから手伝うよ」と声をかけてもらっても、既に仕事が終わってる相手に迷惑をかけるわけにはいかない、と考えて断ってしまいます。
強がりな人との上手な付き合い方
では、強がりな人が周りにいる場合、どのように付き合っていけば良いのでしょう。強がりな一面が苦手で関わりたくない!という人もいるかもしれません。ですが、声のかけ方や接し方を知っていれば、案外うまく付き合っていける場合もあります。
具体的に声をかける
「大丈夫?」と声をかけると、強がる人は大丈夫ではなくても「大丈夫」と返してしまいます。そこで、「私が〇〇をするね」「こっちを手伝うね」と、具体的に声をかけてあげましょう。そうすると強がる人でも「ありがとう」と、素直に助けてもらうことができます。
否定・拒絶をせずに受け止める
「何その態度?」と冷たくしてしまうと、強がる人は「そういうつもりじゃないのに」と傷ついてしまいます。そこで、「この人はこういうもんだ」と受け止めてあげましょう。強がりを言ったら聞き流すくらいの気持ちで良いです。
聞き流すと言っても無視をするのではなく、いったん自分の心の中で「はいはい」と受け止め、さりげなく話題や行動を変えると良いでしょう。
助けてもらうことで生まれるメリットを伝える
強がる人は、助けてもらうことで自分の評価が下がったり相手に迷惑がかかったりと、デメリットを考えていることが多いです。そこで、助けてもらうことで良いこともある、ということをさりげなく伝えましょう。
例えば「こっちを手伝うね、その方が早く終わるよ」「体調が悪そうだから少し休もう。その方が悪化せずに治って仕事も捗るよ」など、具体的に提案しましょう。
強がりな性格を直す方法
自分が強がりだな、と思う人はきっと「この性格を直したい」と思っているはずです。
では、どうしたら性格は直すことができるのでしょうか。
まずは肯定から入る
強がる人は相手の意見を否定・拒絶することが多いですが、「でも」「そうじゃなくて」から入るより、まずは「そうだね、でも」などと、いったん相手の意見を受け入れましょう。
思っていなくても「そうだね」を最初につけることでクッションができて、相手も嫌な思いをしづらいです。
自分の気持ちと向き合う
強がる人は自分に正直になれていないことが多いです。そこで、自分がどうありたいか、どうしたいかをゆっくりと考え、常日頃意識するようにしましょう。
また、「強がる人の方が損をしてしまう」「弱音を吐くのは決して悪いことではない」など、自分自身に教えてあげることも大切です。その際、自分を否定しないように気を付けましょう。
強がり度診断でチェックしてみよう
では、自分がどのくらい強がりなのかチェックしてみましょう。下記の項目に当てはまった数で診断します。2~3分程で終わるので是非試してみてください。
□気付けば「大丈夫」とよく口にしている
□人に涙は見せられない
□悩み事は人に相談しない
□自分のせいで人に迷惑をかけるなんて許せない
□断ることが苦手だ
□小さい頃「長女(長男)なんだから」と言われたことが多い
□人が自分をどう思っているのか気になる
□なかなか疲れがとれない
□いつも「〇〇しなくちゃ」と考えている
□自分は弱い人間だ
あなたの強がり度は?
さて、あなたはいくつ当てはまりましたか?強がり度を確認してみましょう。
ただしこれは科学的・医学的根拠に基づくものではありませんので、たくさん当てはまったからといって深く考えず、参考程度にしてください。
[0~2個…強がり度15%]
あなたは強がりな面はほとんどありません。
頼ることが上手で悩み事も人に相談できて、むしろとても甘え上手といえます。
一人で何かを背負い込むことはほとんどないでしょう。
[3~4個…強がり度40%]
あなたはそこまで強がりではありません。
助けてほしい時には素直に助けを求めることができます。
無理をしないスタンスなので、自分で程よくバランスをとることができるでしょう。
[5~7個…強がり度75%]
あなたはやや強がりな傾向にあります。
どうしても!という時には人に助けを求めることもできますが、基本的には自分で済ませてしまうタイプです。
頑張りすぎると体調を崩してしまうので、もう少しだけ頼ることを増やしてみましょう。
[8~10個…強がり度95%]
あなたは人に弱い部分を見せることが許せないタイプです。
何もかも一人で背負い込んでしまい、体調も崩しがちではありませんか?
キャパオーバーになって人に迷惑をかけてしまう前に、早い段階で助けを求めるようにしましょう。
強がる人は素敵な一面を持っている
強がる人は周りから少し「付き合いにくいな」「この人苦手だな」と思われがちですが、実はとても素敵な人なのです。少し不器用で繊細で、とても優しい心を持っているからこその強がりなのです。言い方を変えると、強がりは素敵な一面になります。強がりは決して悪いことではありません。
強がりだって個性の一つです
強がる人の心理や特徴はわかりましたか?強がりは決して悪いことではありません。少し不器用で繊細で、とても優しい心を持っているからこその強がりなのです。言い方を変えると、強がりはとても素敵な一面になります。
自分が強がりでも周りの人が強がりでも、否定せずに受け止めましょう。自分が強がる人は、自分の意識を少し変えてみるだけです。周りの人が強がりの場合は、声のかけ方を少し変えてみるだけです。
小さな変化を積み重ねて、自分の気持ちも変えていきましょう。最後までお読みいただきありがとうございました。