2019年02月25日公開
2019年02月25日更新
エンドコンテンツの意味や語源とは?使い方やオワコンとの違い
最近ではゲームファンの間で「エンドコンテンツ」という言葉が流行しています。ゲームに詳しくなくても、「オワコン」と似ている言葉として、「エンドコンテンツ」を知っている人もいるでしょう。今回は、その「エンドコンテンツ」の意味や語源などに迫っていきたいと思います。
目次
「エンドコンテンツ」の意味や具体例を知ろう!
最近ゲームを愛する人達の間では、「エンドコンテンツ」という言葉が流行しています。「エンドコンテンツ」はゲームに詳しい人ならばよく使う言葉だと思いますが、あまりゲームに興味が無い人にとっては聞き馴染みのない言葉でしょう。
そこで、今回はその「エンドコンテンツ」の意味や具体例について、取り上げていきたいと思います。
さらに、今回は「エンドコンテンツ」と混同しやすい「オワコン」との違いも確認するので、「」と「」の違いがよく分からないという人も、ぜひ注目してみてください。
「エンドコンテンツ」の意味とは?
「エンドコンテンツ」とは、本編をクリアした後にも、サブストーリーを楽しむことができたりアイテムを収集できたりというゲーム内容を意味します。
主人公を操作してストーリーを追っていくRPGという種類のゲームにあることが多く、ゲーマーの間でエンドコンテンツの充実具合は、そのゲームをやり込める度合の指標になっているのです。
また、「エンドコンテンツ」はゲーム本編の最後の部分と勘違いしやすいので、注意しましょう。
「エンドコンテンツ」の語源
「」とは、元々は海外のゲーマー達の間で流行っていたゲーム用語です。当初は「End Game Content」と言われていましたが、日本のゲーマー達にもその言葉が広まっていきました。
日本で広まると、「End Game Content」は次第に短縮されて「エンドコンテンツ」と言われるようになったのです。
「エンドコンテンツ」の「エンド」は最後、「コンテンツ」は内容物という意味の英語で、「エンドコンテンツ」自体は和製英語とされています。そのため、海外のゲーマーに「エンドコンテンツ」と言っても通じない可能性が高いので、注意しましょう。
「エンドコンテンツ」の特徴
ゲームをあまりやらないという人は、「エンドコンテンツ」とはどのようなものなのかイメージしにくいでしょう。
そこで、以下では「エンドコンテンツ」の特徴を紹介していきたいと思います。以下で紹介する特徴から、「エンドコンテンツ」をイメージしてみてください。
長時間楽しむことができる
エンドコンテンツの特徴には、長期間楽しむことができるという点が挙げられます。エンドコンテンツの中には、約50時間もの間楽しめるものが多く、ゲーム本編よりも長期間エンドコンテンツを楽しむ人も多いのです。
プレーヤーの意思でどこまでもやり込める内容が多い
エンドコンテンツには、無限ダンジョンやアイテム収取などの、やればやるほどのめり込める内容が多いという特徴もあります。さらに、本編のサイドストーリーが用意されていたり、装備強化を極められたりすることもよくあるのです。
そのため、エンドコンテンツは、ゲームファンをゲームに夢中にさせるために重要なものとされています。
長くシリーズが続いているゲームによくある
長くシリーズが続いているゲームによくあるということも、エンドコンテンツの特徴でしょう。シリーズが長く続いているゲームには、かなり昔からそのゲームをプレイしていて、本編だけでは満足できないというファンも多いのです。
そのため、シリーズが続いているゲームには、充実したエンドコンテンツがよく含まれています。
また、シリーズが長く続いているゲームは売れ行きが安定しているので、ゲーム会社から割り当てられる製作費が高くなる傾向にあるのです。そのことも、充実したエンドコンテンツが製作されやすい理由とされています。
「エンドコンテンツ」の具体例
エンドコンテンツとはどのようなものか確認した後は、具体例も見ていきましょう。以下では、充実したエンドコンテンツがある代表的なゲームを紹介していきたいと思います。
ドラクエの場合
ドラゴンクエストは、80年代から老若男女のゲーマー達の心を掴んできた人気RPGゲームです。11シリーズも続いており、エンドコンテンツはかなり充実しています。
特にドラゴンクエストⅩのエンドコンテンツは、難易度が高くやり込めるとドラクエファンの間で話題になりました。
ドラゴンクエストⅩの「アストルティア防衛軍」という8名で遊べるエンドコンテンツは、ドラクエファンの間でかなり参加条件が厳しいことで有名です。
実質ゲームが上手い人でないと遊べなかったことから、ゲーマー達がエンドコンテンツの定義を議論するきっかけにもなりました。
FF14の場合
ファイナルファンタジー(FF)も、ドラクエと同じく80年代から日本のゲーマー達を惹きつけてきた人気RPGゲームです。
FFは現在14シリーズが販売されており、海外にも熱狂的なFFファンがたくさんいます。累計販売本数は、世界で最も売れたゲームのギネス記録に登録されているのです。
そんなFFでは、シリーズそれぞれにエンドコンテンツが製作されています。FFの製作会社であるエニックスは、エンドコンテンツを「本当の冒険」と位置付けているため、主にサイドストーリー付きのやり込めるエンドコンテンツを製作しているのです。
「FFXIV新生エオルゼア」というシリーズでは、クリアするには装備の強化段階も重要になるエンドコンテンツが製作されています。その忍耐力と努力が必要になるエンドコンテンツは、FFファンの間で特に話題になりました。
ラグナロクオンラインの場合
2000年代から台頭してきたオンライン型RPG「ラグナロクオンライン」も、エンドコンテンツが充実していることで有名なゲームです。中世ヨーロッパのような雰囲気の広大なフィールド内で、自由度が高いエンドコンテンツが楽しめます。
オンラインという特徴を生かして、プレーヤー同士が協力してクリアするエンドコンテンツも多く製作されているのです。そのため、1人でも世界中のゲーマー達とエンドコンテンツを楽しむことができます。
ソシャゲのエンドコンテンツ
最近では、ソーシャルネットワークを利用して遊べるソーシャルゲーム(ソシャゲ)が人気です。ソシャゲのエンドコンテンツも充実しつつあり、エンドコンテンツという言葉をソシャゲで知ったという人も増えています。
ソシャゲのエンドコンテンツは、アイテムや装備などを収集するタイプのものが多いので、ライトユーザーも気軽に楽しむことができるのです。
しかし、現実の金銭を注ぎ込むことで、より早く強くなれる課金制であることが多く、ゲームファンが課金しすぎてしまうことが問題になっています。
しかし、ゲームに詳しくない人でも手軽に楽しめる「モンスターストライク」や「シャドウバース」などのソシャゲの人気は、どんどん高まっているのです。
ちなみに、「降臨アルティメットモンスター」というソシャゲのエンドコンテンツは、特に充実しているとされています。
エンドコンテンツを楽しむ際の注意点とは
ゲームのエンドコンテンツは、そのゲームが好きであればあるほど、のめり込んで行ってしまうものです。
しかし、エンドコンテンツは、自由度が高く自分の意思でどこまでものめり込めるために、本業に影響が出るまでエンドコンテンツにのめり込んでしまう人もいます。
勉強や仕事などの本業が疎かになってしまうと、心身の状態が悪くなりがちです。エンドコンテンツを思いっきり楽しむためには、心身共に健康であることが重要な条件になります。
そのため、エンドコンテンツをプレイする時は、本業に影響が出ないように注意しましょう。
「エンドコンテンツ」と「オワコン」の違い
「エンドコンテンツ」と混同しやすい言葉に、「オワコン」が挙げられます。「オワコン」とは、「終わったコンテンツ」を省略した言葉で、主に一度は流行したものの廃れていき、もう人気が回復する見込みがないゲームのことを意味する言葉です。
最近では、「オワコン」はゲームだけでなく、人気が回復する兆しのないアイドルやスマホアプリなどにも使われるようになってきています。
「エンドコンテンツ」の「エンド」と「オワコン」の「終わった」という部分が似ているので、2つを混同しやすいのです。
しかし、ポジティブなニュアンスが強い「エンドコンテンツ」と、ネガティブなニュアンスが強い「オワコン」は全く違う言葉なので、しっかり区別して覚えましょう。
じっくりゲームを楽しみたい人をときめかせるエンドコンテンツ
今回は、最近ゲーマー達の間でよく使われている「エンドコンテンツ」という言葉について、詳しく解説しました。「ゲームコンテンツ」は、じっくりお気に入りのゲームを楽しみたいゲームファンにとって、心がときめくものでしょう。
じっくり楽しめるゲームを探している人は、ぜひエンドコンテンツが充実しているゲームを選んでみてください。