ぞなもしの意味や使い方とは?キャラクターが使ってた方言?
ぞなもしの意味や使い方について紹介します。ぞなもしと聞いたところで、「何それ?何の言葉なの?」と思ってしまうことでしょう。ぞなもしは、ある県の方言になります。ぞなもしの意味や使い方を見て、その県の方言を1つ覚えましょう!

目次
「ぞなもし」の使い方を覚えよう!
ぞなもしと聞いても、「え?なに?」と思ってしまいませんか?ぞなもしと急に誰かに使われたときに「何?何て言っているの?」とか「今のどんな意味なの?」と思ってしまうはずです。
ぞなもしというのは、そもそも、そんな言葉が存在するのか?とか、誰かが作った言葉ではないのか?と思う人も多いはずです。しかし、ぞなもしは決して誰かが作ったネット用語みたいなものではありません。
一体、ぞなもしにはどんな意味があるのでしょうか。なんだか面白い言葉なので、意味も面白いものがあるのでしょうか。言葉というのは、意味が分からないほど興味が出てくるものです。
ぞなもしが通じる人はいるの?
日本には、日本語という日本の中で共通している言葉があります。実は、「ぞなもし」も日本語なのです。しかし、日本人なのにぞなもしが通じないという人はたくさんいるでしょう。
そもそも、ぞなもしを知っている人というのはいるのでしょうか?ぞなもしを知っている人がいるとしたら、とてもレアな人物ではないのか?と思ってしまいませんか?
それぐらい、ぞなもしについてピンと来る人は少ないのです。むしろ、ぞなもしと言われても、その意味を考える暇もないぐらい「?」が頭の中に浮かびまくるはずです。
ぞなもしを知っている県が存在する
実は、ぞなもしを知っている県が存在しています。県単位で知っているということは、ぞなもしは方言になるということです。
その県で、「ぞなもし」を使うと、多くの人が答えてくれるのではないでしょうか。その県がどこかというのは、後ほど紹介します。ここでは、ぞなもしが通じる人がいるということだけを覚えておいてください。
ぞなもしが通じる県があるというのを知るだけでも、かなりの進歩です。ぞなもしという日本語はないとか、そんな日本語はおかしいと思う人もいるので、変な日本語ではないということを知っておいてください。
ぞなもしを知らない県がほとんど
ぞなもしを知っている人がいるということは、知らなかったらマズいのでは?と思う気持ちも出てくるでしょう。しかし、ぞなもしは知らなくても大丈夫です。なぜなら、多くの人が知らないからです。
知らない人というのも、県単位になるため知らない県が多いと思ったほうが分かりやすいでしょう。日本の中でも、ぞなもしが通じる県というのは、非常に少ないのではないでしょうか。
そのため、ぞなもしを知らなくても恥ずかしいことではありません。いまから、ここでぞなもしについて知ったところで、それを使う機会というのもそうそうないでしょう。ただ、意味を知っておくぶんには困る事はないでしょう。
そもそも「ぞなもし」の意味とは?
そもそも、ぞなもしの意味とは何?と思いませんか?ぞなもしの意味とは、「~ではないですか?」というものになります。なぜぞなもしからこの意味があるの?と思ってしまうでしょう。
誰もぞなもしから、「~ではないですか?」という意味を読み取ることはできないはずです。やはりこの言葉は、知っていないと通じない言葉であるということです。
一体どこの誰になら通じる言葉なのでしょうか。「~ではないですか?」の代わりに「ぞなもし」を使う件があるということです。ぞなもしにすると、確かに言葉は短くなりますが、略語という感じでもないので、より気になるものです。
「ぞなもし」は愛媛県松山市周辺の方言
実は、ぞなもしは、愛媛県松山市周辺で使われている方言になります。この方言は、とても濃い方言になるでしょう。おそらく、愛媛県に近い県でも、知らない人には知れ渡っていない方言ではないでしょうか。
愛媛県松山市と言えば、愛媛県の県庁所在地にもなります。そのため、愛媛県なら誰でも使っている言葉なのかな?とも考えられますが、今の若い子とかは知らない可能性もあるのではないでしょうか。
愛媛県は、なんとなく九州の言葉や関西の言葉が混ざっているように感じられることもありますが、九州も関西も「ぞなもし」は分からない人が多いはずです。愛媛の人でないと、ぞなもしには反応できないでしょう。
夏目漱石「坊ちゃん」
実は、ぞなもしという言葉は、夏目漱石の代表作ともいえる「坊ちゃん」で登場しています。坊ちゃんでは、語尾によく「ぞなもし」が使われています。そのため、坊ちゃんを読んだことがある人なら、「ぞなもし」に触れたことがあるでしょう。
そのときにも、「ぞなもしって何?」という疑問が沸いたはずです。夏目漱石がぞなもしを坊ちゃんで使ったことで、一時期はぞなもしというのが愛媛の方言であることに注目された可能性もあるでしょう。
ただ、最近は、坊ちゃんが夏目漱石の作品というのを知っていても、それを読んだことがないという人のほうが多いでしょう。そのため、ぞなもしを聞いても「え?」となってしまうのです。
「ぞなもし」を使う人は少ない
ぞなもしは、確かに愛媛県の方言になります。しかし、そんな愛媛県でもぞなもしを使っている人はとても少ないとされています。そのため、若い人になると、ぞなもしって何だっけ?と思う人もいる可能性があるのです。
また、愛媛県の人の中には、「ぞなもしは知っているけど、愛媛でも使っている人を見たことないかも…。」と言う人もいるはずです。それぐらい、ぞなもしはレアな方言ということになるのです。
愛媛県の方言というよりは、坊ちゃんで使われたというほうが有名な可能性もあるでしょう。ぞなもしを使う人は少ないですが、もしかしたらお年寄りなら使っている可能性もあるので、お年寄りの会話に注目してみてください。
「ぞなもし」の使い方《例文紹介》
ぞなもしの使い方ですが、主に語尾に使うことになります。ぞなもしの意味から考えてみると、語尾に使われるというのは、なんとなく分かるものでしょう。
ぞなもしの使い方をよりマスターするためにも、ここで例文をチェックしていきましょう!ぞなもしのように、イマイチつかみきれない方言は、例文で覚えたほうがいいでしょう。
ぞなもしの例文を見ても、ぞなもしに慣れていないので、やはり使い方が難しいと感じるでしょうが、語尾に使うということとぞなもしの意味をしっかり把握して使っていきましょう!
例文①~ぞ、なもし?
ぞなもしの例文には、ぞなもしを疑問系で問いかけるものがあります。会話中に「~ぞ、なもし?」などのように、「~でしょう?」という使い方をします。
他にも、ぞを入れずに「~なもし」のような使い方をすることもあります。これも、意味はぞなもしと同じになります。
意味を知らなかったら、ぞなもしと言われたことで何かを聞かれているということには気づけない可能性もありますね。
例文②知っとるぞなもし
ぞなもしの例文には、「知っとるぞなもし。」というものがあります。これは、「知っていますか?」とか「知ってるの?」などのような疑問文になります。
知っとるという使い方は、九州地方でも見られるのですが、愛媛でも使われている方言になります。そのため、「知っとるぞなもし」というのを使っても、関東地方の人は何が何だかさっぱり分からないという人もいるのではないでしょうか。
何かの呪文のようにも感じますが、実際に使われている言葉でもあるのです。
例文③分かっとるぞなもし
ぞなもしの使い方の例文には、『分かっとるぞなもし」もあります。これは、「分かってますか?」などのような意味を持つことになります。
知っていれば通じる言葉ではありますが、やはり知らないと全然意味が分からない言葉になってしまいます。使い方の例文を見ても、やはり人に通じるのは難しいのではないか?と思ってしまうでしょう。
「ぞなもし」を使っていたアニメキャラクター
実は、ぞなもしの登場は、小説だけではありません。アニメのキャラクターにもぞなもしを使っていたものがあるのです。
こう考えると、意外とぞなもしは人気がある方言なのではないか?と思いませんか?結構有名なキャラクターがぞなもしを使っています。
ぞなもしに親近感を持つためにも、ぞなもしを使っているアニメのキャラクターとは一体何なのかをチェックしましょう!
「いなかっぺ大将」ニャンコ先生
いなかっぺ大将のニャンコ先生は、「~ぞな、もし。」という言葉を使っています。ニャンコ先生が使うと、とても可愛い言葉に聞こえるのではないでしょうか。キャラの雰囲気にも合っています。
ニャンコ先生は、昔はとても人気があるキャラクターでした。そのため、ぞなもしをついつい使ってしまう子供もいたのではないでしょうか。
ニャンコ先生世代の大人なら、ぞなもしというのを聞いたことが1度はあるでしょう。昔の子供の間では、ぞなもしを使う会話が流行ったときもあった可能性も否めないものです。
「アンパンマン」いずみのせい
アンパンマンのいずみのせいというキャラクターもぞなもしを使っています。いずみのせいのことは、知らない大人も多いでしょう。しかし、子供なら知っている可能性もあります。
いずみのせいは、語尾に「~ぞなもし。」とつけて会話をするのが特徴です。アンパンマンのキャラにしてはめずらしい見た目をしていますし、独特の方言を使っているので、レアキャラの可能性もあるでしょう。
いずみのせいは、特に方言が強いというわけではなく、語尾に「ぞなもし」をつけて会話するというのが特徴になっているだけですので、話し方全てが愛媛の言葉ではありません。
「ぞなもし」以外の愛媛の伊予弁の語尾を紹介
方言は、知れば知るほど楽しいと思いませんか?同じ日本なのに、通じない言葉があるというのはとても面白いですし、知っていくことで勉強になるものでもあります。
ここでは、ぞなもし以外の愛媛の言葉で主に伊予弁と呼ばれるものを紹介します。ここで紹介する方言は、語尾に使うものです。ぞなもしと合わせて使われることはないですが、同じように語尾に使う方言の仲間として覚えておきましょう。
これから知り合う人に、愛媛出身の人がいれば、この語尾を使うことで喜ばれることもあるでしょう!
「~わい」
ぞなもし以外での愛媛の方言には、「~わい」があります。「~わい」とは、「~しておくね。」などのような意味を持っています。そのため、「これ見とくわい。」は「これ見ておくね。」になるのです。
自分が何かをしておくということを相手に伝えるときに使う言葉だと思ってください。標準語には出てこない言葉でしょうが、この「~わい」というのは、愛媛ではよく使われているのではないでしょうか。
「寝よわい」なら「もう寝るね。」という意味になります。なんだか可愛い方言だと感じる人も多いでしょう。意味を知ったら、「~わい。」はクセになる方言でもあります。
「~がね」
ぞなもし以外での愛媛の方言には、「~がね。」もあります。「~がね。」とは、「~でしょう。」になります。例えば、「この前~と言っていたがね。」なら、「この前~と言っていたでしょう。」という意味になります。
他にも、「~がね」には、「~じゃないの?」という意味もあります。「それしたらいいがね。」なら、「それ、やってみたらいいんじゃないの?」という意味になるのです。「~がね。」は、非常に短縮された言葉になります。
なんとなく疑問系の言葉になるのが「~がね。」なのです。九州でも~がね。と使う人が稀にいますが、その場合は、「~しとったがね。」などのように使い、意味は「~してたじゃん。」になります。
「~なんよ」
ぞなもし以外での愛媛の方言には、「~なんよ」もあります。「~なんよ」とは、「~ですよ。」という意味を持ちます。例えば、「昨日寝よったんよ。」なら「昨日寝てたんですよ。」になるでしょう。
この「~なんよ。」という言葉も、九州で使われることがあります。主に福岡県の北九州地方で使われるでしょう。意味は、同じく「~ですよ。」になります。「~なんよ。」の方言は、比較的伝わりやすいものがあるでしょう。
愛媛の人もよく使う方言なのではないでしょうか。可愛い方言で、真似したくなる可能性もあります。「~なんよ。」は、結構耳に残りやすい方言なのです。標準語を話す地域の人からは、「その方言いいな。」と思われる可能性もあるでしょう。

「ぞなもし」はなかなか通じない方言!
ぞなもしについて紹介しましたが、やはり馴染みのない方言というイメージがとても強いでしょう。愛媛の人にぞなもしを使ってみると、「なんで知っているの?」とビックリされることが多くなるはずです。
ぞなもしは、おそらく知らない人のほうが多いので、ぞなもしを知っているということは「本当によく知っているね!」と関心される可能性もあるのです。なかなか通じない方言ではありますが、通じないからこその面白さもあるでしょう。
是非、愛媛の人に出会ったら、この「ぞなもし」を使ってみてください。使うときは、語尾に使いましょう。急に使うと、愛媛の人も「うわ!懐かしい!」と感じてくれる可能性があり、大変盛り上がるでしょう。
方言について!


