和をもって尊しとなすの読みや意味とは?聖徳太子の言葉を紹介

聖徳太子の言葉の和をもって尊しとなすの読みや意味についてご存知でしょうか。聞いたことすらないという人も多いのではないでしょうか。今回は、そんな聖徳太子の言葉の和をもって尊しとなすの読みや意味について紹介していきたいと思います。

和をもって尊しとなすの読みや意味とは?聖徳太子の言葉を紹介のイメージ

目次

  1. 1「和をもって尊しとなす」の本当の意味とは?
  2. 2「和をもって尊しとなす」の読み方
  3. 3「和をもって尊しとなす」の意味とは?
  4. 4「和をもって尊しとなす」の由来
  5. 5「和をもって尊しとなす」の英語表現
  6. 6理想の場所を

「和をもって尊しとなす」の本当の意味とは?

皆さんは、「和をもって尊しとなす」の本当の意味についてご存知でしょうか。「和をもって尊しとなす」の意味は、時折、間違って使われやすいです。なので、意味が複数存在してしまったりしています。

そもそも「和をもって尊しとなす」とは、何が由来で、どういった意味が込められているのでしょうか。しっかりとそれを理解することで「和をもって尊しとなす」を十分に使えるようになりましょう。

今回は、そんな「和をもって尊しとなす」の読み方や「和をもって尊しとなす」の本来の意味、「和をもって尊しとなす」のビジネス上の意味、「和をもって尊しとなす」の由来、「和をもって尊しとなす」の英語表現などについて紹介していきたいと思います。

「和をもって尊しとなす」の読み方

「和をもって尊しとなす」の読み方について皆さんは、ご存知でしょうか。「和をもって尊しとなす」の読み方とは、「和」は、そのまま「わ」で「尊し」に関しては、読み方が二種類ほど存在しています。

それは、「とうとし」または、「たっとし」です。なので、「わをもってとうとしとなす」か「わをもってたっとしとなす」が「和をもって尊しとなす」の読み方となります。どちらでも間違いでは、ありません。

ですが、「わをもってたっとしとなす」よりも「わをもってとうとしとなす」のほうが一般的な読み方に近いので、基本的には、「わをもってとうとしとなす」を使うのが良いでしょう。

「和をもって尊しとなす」の意味とは?

「和をもって尊しとなす」の意味についてご存知でしょうか。「和をもって尊しとなす」の意味は、「和をもって尊しとなす」の本来の意味と「和をもって尊しとなす」のビジネス上の意味の二つが存在しています。

「和をもって尊しとなす」のビジネス上の意味というのは、はっきり言うと誤用のようなものですが、それでも覚えておいて損は、ないです。なので、両方の意味について、しっかりと覚えていきましょう。

今回は、そんな「和をもって尊しとなす」の意味について紹介していきたいと思います。

「和をもって尊しとなす」の本来の意味

「和をもって尊しとなす」の意味の一つ目とは、「和をもって尊しとなす」の本来の意味です。「和をもって尊しとなす」の本来の意味は、和の状態を作って納得が行くまで議論を続けなさいという意味です。

誰か偉い人の発言に皆が逆らえずに賛同するだけでは、良い議論には、なりません。なので、和の状態をしっかりと大事にして、誰でも気軽に意見を出せて議論をしていくことが大事なのです。

「和をもって尊しとなす」というのは、そういった意味なのです。聖徳太子だからこその言葉でもある「和をもって尊しとなす」をしっかりと理解して、これからの生活に活かしていきましょう。

「和をもって尊しとなす」のビジネス上の意味

「和をもって尊しとなす」の意味の二つ目とは、「和をもって尊しとなす」のビジネス上の意味です。「和をもって尊しとなす」のビジネス上の意味は、誰もが発言できるようにといった風ではないです。

とりあえず変に場の空気を乱さずに形だけでも仲良くすることが大切、といった意味で使用されることが多いです。「和をもって尊しとなす」の本来の意味を聞いた後だと、とてもおかしく感じます。

ですが、現状の日本のビジネスの場では、そういったことのほうが出世には、繋がるということがあります。相手や状況に合わせていかなければならない生きづらい世の中ですが、頑張っていきましょう。

Thumb大丈夫ですの敬語は?ビジネスメールでの丁寧語や謙譲語などの使い方
ビジネスメールで「大丈夫です」と送ったことはありますか?ビジネスシーンでは言葉使い一つで人間...

「和をもって尊しとなす」の由来

「和をもって尊しとなす」の由来についてご存知でしょうか。「和をもって尊しとなす」という言葉は、とても有名なことわざですが、一体、何が由来でここまで有名な言葉になっているのか、知らない人は、多いでしょう。

その由来について知ることで、より「和をもって尊しとなす」の意味を強く噛みしめて覚えることができるようになるのではないでしょうか。今回は、そんな「和をもって尊しとなす」の由来について紹介していきたいと思います。

十七条の憲法の第一条が由来

「和をもって尊しとなす」の由来の一つ目とは、十七条の憲法の第一条が由来ということです。「和をもって尊しとなす」は、十七条の憲法の第一条の最初の部分に書かれている言葉です。

十七条の憲法とは、聖徳太子が制定したものです。十七条の憲法は、日本書紀に原文があり、その内容は、全て漢文で書かれており、「和をもって尊しとなす」とは、書かれておりません。

日本書紀に原文がある

「和をもって尊しとなす」の由来の二つ目とは、日本書紀に原文があるということです。その原文とは、「一曰。以和爲貴、無忤爲宗。人皆有黨亦少達者、是以、或不順君父乍違于隣里。然、上和下睦諧於論事則事理自通、何事不成」というものです。

漢字だらけで全く意味がわからないという人もいるかもしれません。ですが、それは、日本書紀が全て漢文で書かれているからです。なので、もちろん、十七条の憲法の第一条も漢文で書かれているのです。

では、これのどの部分が「和をもって尊しとなす」なのかというと、それは、「以和爲貴」という部分です。詳しくは、四字熟語では「以和為貴」ということについて紹介しているので、見てみましょう。

四字熟語では「以和為貴」

「和をもって尊しとなす」の由来の三つ目とは、四字熟語では「以和為貴」ということです。「和をもって尊しとなす」は、四字熟語では「以和為貴」と言いますが、それだけで終わりでは、ありません。

実は、「以和為貴」には、続きが存在していて、「以和為貴、無忤為宗」となっており、「以和為貴」だけのほうが言いやすく、覚えやすいなどの理由から「以和為貴」だけが広く伝わっているのです。

知っておいて損は、ない情報ですが、基本的には、「以和為貴」だけを覚えておけば、問題は、ないでしょう。

「和をもって尊しとなす」の英語表現

「和をもって尊しとなす」の英語表現についてご存知でしょうか。「和をもって尊しとなす」の英語表現というのは、少し難しいです。ですが、意味がとても伝わりやすい英語表現もあります。

覚えるのは、少し難しいですが、いずれ使う機会があるかもしれません。なので、覚えておいて損は、ありません。今回は、そんな「和をもって尊しとなす」の英語表現について紹介していきたいと思います。

Cherish the harmony among people.

「和をもって尊しとなす」の英語表現の一つ目とは、「Cherish the harmony among people.」です。「people」は、「人々」で「among」は、「間」、「harmony」は、「調和」、「Cherish」は、「大切に」です。

つまり、もう一度日本語に戻すと、「人々の間の調和を大切にしましょう」というような形になり、「和をもって尊しとなす」の英語表現としては、かなり近い形となります。最初は、覚えにくいかもしれません。

ですが、「Cherish the harmony among people.」は、意味としては、かなり伝わりやすいはずなので、是非、「和をもって尊しとなす」を表現したいというときに使用してみましょう。

Harmony is the greatest of virtues.

「和をもって尊しとなす」の英語表現の二つ目とは、「Harmony is the greatest of virtues.」です。「Harmony」は、調和、「greatest」は、「最大の」、「virtues」は、「美徳」です。

つまり、調和こそが最大の美徳であると言いたいわけです。「和をもって尊しとなす」とは、少し違うかもしれませんが、雰囲気としては、間違っていません。ですが、知らない人に使うのには、微妙かもしれません。

なので、基本的には、「和をもって尊しとなす」の英語表現には、「Harmony is the greatest of virtues.」よりも「Cherish the harmony among people.」を使ったほうが良いと言えるでしょう。

理想の場所を

今回は、聖徳太子の言葉の和をもって尊しとなすの読みや意味について紹介していきました。「和をもって尊しとなす」という言葉は、字面だけ見ると、すごく難しそうに思えてしまう言葉ですが、実際は、違います。

言っていること自体は、とても簡単でシンプルなことなのです。だからといってそれを実現するのは、中々難しいことです。ですが、「和をもって尊しとなす」が実現できている場所というのは、とても素晴らしいです。

効率良く何かを成すための理想の場所を作るためにも、「和をもって尊しとなす」を大事にすることは、とても重要です。是非、「和をもって尊しとなす」の心を忘れずに頑張っていきましょう。

関連するまとめ

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ