陰湿の意味とは?陰湿な人の性格や特徴!
今回は陰湿な人の性格や特徴を紹介します。陰湿とはどんな人のことを言うのでしょうか。陰湿意味から陰湿とはどんな性格なのかをまとめていきます。またいじめの中での陰湿意味について、具体例もみながら解説していきます。陰湿な人への対処法なども参考にしてください。
目次
陰湿な人とはどんな人?
あなたの周りには陰湿な人だと思う人はいないでしょうか。今回は陰湿とはどんな意味なのか、陰湿な人の性格や特徴を紹介させていただきます。
もしもあなたが陰湿ないじめのターゲットにされてしまった時の対処法や、陰湿な人が近くにいる時の付き合い方なども紹介します。
陰湿な人とはできるかぎり関わり合いにならないように注意をしながら、最低限の付き合い方ですむ方法をチェックしてみましょう。
そもそも「陰湿」の意味とは?
そもそも陰湿とはどういう意味がある言葉なのでしょうか。陰湿の意味とは、暗くてじめっとしているということです。
多くの場合は、場所のことを意味しています。地下室は陰湿だったというような感じで使うことが多かったのですが、最近では人の性格について使われることが多くなってきました。
人に使われる時も陰湿とは暗くてじめっとしていることとか、陰気な様子というような意味があります。陰湿な性格とはじめじめしていて陰気な性格という意味になります。
「陰湿」の類語
人の性格にも使われる陰湿とは、どんな類語がある言葉なのでしょうか。陰湿の類語とはどんなものがあるのかをみていきましょう。
陰湿の類語には、欝陶しいや陰気、陰欝、うしろ暗いというようなものがあります。じめじめしている様子や、嫌な雰囲気が漂っているという言葉が陰湿の類語となるようです。
陰湿な性格の人って?
それでは陰湿な性格の人とはどんな人なのでしょうか。あなたの周りにいる陰湿な人にも同じような性格の特徴があるかもしれません。陰湿な性格の人にはどんな特徴があるのかもチェックしてみましょう。
プライドが高い
陰湿な人とは、プライドが高いという性格の特徴があります。陰湿な性格の人とは、プライドが高いので、自分よりも優秀な人や、自分よりも優れている人が許せないという気持ちを持ってしまうという意味で、陰湿になってしまうのです。
相手が何かをしたから許せないというのではなく、自分より優れたところや秀でているところがあることが、陰湿な人のプライドを傷つけてしまうことで、その許せないという気持ちがいじめになってしまうこともあるようです。
裏表がある
裏表があるというのも、陰湿な人の性格の特徴です。陰湿な人というのは、多くの場合目上の人には「いい人」とか「素直な人」と思われていることが多いという特徴があります。
目上の人の前ではとても素直で、できるかぎり意見を聞いたり、指示されたことに従おうとするという特徴があります。しかし同僚の人や後輩の人に対してはわがままな態度をとったり、上から目線の態度を取るというようなこともあります。
対する相手によって性格が変わったり、性格に裏表があるというのが、陰湿な人の性格の特徴になります。
執念深い
陰湿な人の性格とは、執念深いという特徴もあります。執念深いので「もう飽きた」ということや「これくらいでいいか」というようなことがありません。
陰湿な人のいじめがしつこいのは、陰湿な人が執念深く、いつまでもネガティブな気持ちを消すことができないということも関係しているのです。
陰湿な人の特徴
それでは陰湿な人とは言動や態度にどんな特徴があるのでしょうか。陰湿な人が言ってしまう言葉や、取ってしまう態度などがどんなものなのかをみていきましょう。
あなたの周りにもこんな人がいるかもしれません。またあなたがこんな態度になっていないかどうかもチェックしてみましょう。
人の幸福を喜べない
陰湿な人の特徴には、人の幸福を喜ぶことができないという特徴があります。誰かが成功をして、目上の人に認められたというようなことは喜ぶことができません。
「自分の方が優れているのに、どうして自分よりも先にこの人が認められてしまうのだろう」と思ってしまうのが陰湿な人なのです。
表面上では幸福を掴んだ人に「おめでとう」なんて声をかけることはあっても、心の中では全然喜んでいません。幸福を掴んだ人がいないところでは悪口を言っていることさえあります。
愚痴が多い
愚痴が多いというのも陰湿な人の特徴です。目上の人がいる前では愚痴を言うことがありませんが、目上の人がいないところでは、口を開けば愚痴を言っているというようなイメージです。
「どうして自分がこんなことをやらなくてはいけないのか」とか「こんなの自分たちがやることじゃない」なんて大きな声で言っているのです。
しかし目上の人が目の前にいると、「自分達がやっておくので」なんていい格好をしようとするというようなこともあります。
責任転嫁する
ミスをした時に素直に謝ることができないというのも、陰湿な人の特徴です。ミスをしてもプライドが高い陰湿な人は、できれば謝りたくないと考えます。そのため自分が起こしたミスであったとしても、誰かのせいにしようとするのです。
「○○さんがそう言ったから」とか「○○さんがやっていた」なんて嘘まで平気で言ってしまうことがあります。
目立つことをやりたいという気持ちはあるものの、悪いことの責任は取りたがらないというのが陰湿な人の特徴です。
劣等感が強い
劣等感が強いというのも陰湿な人の特徴です。プライドが高い陰湿な人は、必ずしも優秀というわけではありません。努力はするものの、本当に優秀な人よりも勉強や仕事をすることができない人のほうが多いのです。
自分が優秀では無いということをどこかでわかっているので、陰湿な人になってしまうのかもしれません。
劣等感が強いことで、本当に優秀な人から褒められると、相手に馬鹿にされたと感じてしまうことがあります。相手の褒め言葉などを素直な気持ちで聞くことができないというのも陰湿な人の特徴です。
表面上はいい人
陰湿な人の特徴には、表面上は誰に対してもいい人であるという特徴があります。陰湿な人というのは、陰湿になる相手、ターゲットを決めて陰湿になることがほとんどです。
そのため多くの人は、陰湿な人のことを「いい人」だと認識していることが多いというのが特徴です。目上の人や自分の生活圏内にいる人のほとんどに、「いい人」の顔を見せているというのが陰湿な人なのです。
陰湿ないじめの具体例
陰湿な人で困るのが、陰湿な人がやる陰湿ないじめです。陰湿ないじめとはどんなものなのでしょうか。陰湿ないじめの具体例をみていきましょう。
具体例1.新人はターゲットになりやすい
陰湿ないじめというのは、社会人になると新人がターゲットになりやすいという傾向があります。新人というのは、会社では一番下の存在になります。
そのためにミスをなすりつけやすく、相手から口答えされにくいというのがターゲットになりやすいポイントです。
「入社して半年、仕事の失敗のほとんどを自分のせいにされて、上司から『いいかげんにしてくれ』と言われてしまった。いいかげんにしてほしいのはこっちなのに」なんてこともあるようです。
具体例2.可愛いことが理由で
陰湿ないじめというのは、女性同士でも起こりやすい問題です。女性同士のいじめが陰湿で怖いのは、1対大人数になるというところです。
「中学の頃から自分で言うのもだけど『可愛い』と言われていました。高校生になったらクラスの女子から『そうでもないじゃん』とか『むしろブス』とSNSに書き込まれるように。それ以来、SNSはやっていません」
社会問題にもなっているSNSでのいじめも、陰湿な人のいじめになります。女性の嫉妬はとても怖いのです。
具体例3.親のいじめが子供に影響
SNSのいじめも陰湿ですが、ママ友や保護者の間でのいじめも陰湿だと言われています。家庭環境がちょっと違ったり、目立っていることでいじめられてしまうということがあるようです。
「小学校に入学した時から私立の中学受験を考えていました。しかしそのことがママ友の1人からクラスの保護者に伝わったようです。どういうわけか『他の子よりも優秀だから中学受験をするつもりだ』と私が言っているということになってしまったのです。
それ以来、他のママ友とも疎遠に。私だけならいいのですが、『○○くんとは遊んではダメだと』と、どうも子供も仲間はずれにされているようで、どうしたらいいのか悩んでいます。」なんて話もあるようです。
陰湿な人との上手な付き合い方
もしもあなたの周りに陰湿な人がいたら、どうやって付き合っていくといいのでしょうか。陰湿な人との上手な付き合い方について考えてみましょう。
態度をはっきりさせる
陰湿な人とどうしても付き合わなければいけないという時には、態度をはっきりさせることが大切です。陰湿な人の前で、おどおどしたりウジウジしたりするとターゲットにされやすくなります。
言いたいことははっきりと言うようにすることも大切です。ただし、無駄に敵をつくる必要もありません。陰湿な人のことが嫌いだと思っても、わざわざ本人に「嫌いだ」と言いに行く必要もありません。
相手への感情はうやむやにしてもいいですが、陰湿な人に意見を言うときや考えを言う時にはひるまないようにしましょう。
「わからない」を貫く
陰湿な人と付き合わなくてはいけない時には、陰湿な人からよ寄ってこないようにするようにさせるという方法もあります。
陰湿な人に何を聞かれても、きっぱりと「わからない」と答えてしまうというのも1つの方法です。「今はよくわからないので、あとで書類にして渡します」とか「それは自分ではわかりません」というように、なんでもわからないと言ってしまえば、相手が諦めてくれることがあります。
わからないを貫いて、どうしても相手に答えなくてはいけない物に対しては、書面にして証拠を残すというようにしておくことで、ミスをなすりつけられるということがなくなります。
表向きだけ付き合う
陰湿な人とは表向きだけ付き合うという方法もあります。仕事などでどうしても付き合わなければいけないのであれば、業務に関してだけ付き合って、プライベートには踏み込まない、踏み込ませないという関係を作ってしまうのです。
笑顔で挨拶もするし、仕事の話はするけれど、LINEの交換や、私用の携帯電話の番号は教えないようにするという方法になります。
陰湿な嫌がらせへの対処法
もしも陰湿な嫌がらせを受けた時にはどうするといいのでしょうか。万が一嫌がらせを受けてしまった時の対処法をチェックしておきましょう。
目上の人に相談する
陰湿な嫌がらせを受けた時の対処法は、目上の人に相談をするという方法があります。会社の場合は人事に相談をするという方法もあります。
相談をする時には、どんないじめを受けたのか、メモでもいいので残しておくといいでしょう。スマホには録画や録音の機能があるので、証拠として動画や音声を残しておくのも1つの方法です。
あまりにも嫌がらせがヒドイという場合には、裁判などに訴えるということになるかもしれません。証拠になりそうなものは残しておくようにしましょう。
はっきりと伝える
陰湿な嫌がらせをする人ほど、相手から強く言われるとひるむものです。嫌がらせをされていると思った時には、できれば多くの人がいる前で、やめてほしいということをはっきりと伝えるようにしましょう。
嫌がらせがそれほど酷くない時には2人きりで話し合うという方法がありますが、あまりにも陰湿な場合には証拠とともに、やめて欲しいということをはっきりと伝えた方がいいこともあります。
嫌がらせされないくらいの実力をつける
嫌がらせをされるのは、嫌がらせをする人よりも優れているからという理由であることもあります。
嫌がらせをしてくる人よりも、自分が優れていることで陰湿な嫌がらせを受けているという場合は、もっと頑張って嫌がらせをされないくらい目上の立場になってしまうという方法もあります。
嫌がらせをされなくなるまで、少し時間はかかってしまいますが、目上の立場になるということが、陰湿な人への仕返しにもなります。
関わり合いにならない
陰湿な嫌がらせへの対処法で最も効果的なのが、関わり合いにならないということです。嫌がったりすると、それを見たくてまた嫌がらせをするというのが陰湿な人の陰湿な嫌がらせです。
嫌がらせをされたと思った時には距離をとって、嫌がらせをされても気にしないようにしてしまったほうがいいでしょう。
陰湿な嫌がらせをされた時のNG行動
陰湿な嫌がらせをされると、ついついやってしまうNG行動があります。陰湿な嫌がらせをされた時にやらないほうがいいこととはどんなことなのでしょうか。
仕返しをしようとする
陰湿な嫌がらせをされても、同じような嫌がらせで仕返しをしようとするのはよくありません。陰湿な人がその時は嫌がるかもしれませんが、さらにヒドイ嫌がらせを受けるようになってしまうかもしれません。
仕返しをするなら、陰湿な人の目上の立場になるという方法が一番効果的です。
相手を無理にわかろうとする
陰湿な嫌がらせをされた時には、相手のことを無理にわかろうとするのも意味がありません。陰湿な人が嫌がらせをやることに、深い意味がないからです。
なんとなく目障りだったとか、自分より優秀なのが鼻についたという、とてもくだらない理由で嫌がらせをしてきているのです。そんな気持ちをわかろうとする必要はありません。
陰湿な人には注意が必要!
今回は陰湿の言葉の意味から、陰湿な人の特徴などを紹介させていただきました。陰湿な人とは、一見いい人が多いので、付き合う時には注意が必要です。ある日突然、陰湿ないじめのターゲットにされてしまうということもあるのです。