ホルホルの意味や語源とは?ホルホルするなどの使い方を紹介
ホルホルの意味や語源とは?ホルホルという言葉を聞いたことがあるでしょうか。この言葉の意味や語源についてご紹介します。ホルホルするなどの使い方についても取り上げていますので、意味を理解し間違った使い方をしないようにチェックしてみてください。
目次
ホルホルの意味や使い方をマスターしよう!
「ホルホル」という言葉の意味を知っていますか。主にインターネットの掲示板やSNSなどで頻繁に見られる言葉で、以下にもご紹介していますが、「ホルホルしている」や「ホルホルする」などの使われ方をしています。
実はあまり良い意味ではなく「ネガティブな言葉」になりますので、しっかりと意味を理解しておく必要があります。間違った使い方をすると反感や怒りを買うことになりますので注意してください。
間違った理解や間違った使い方を避けるためにも、以下に「ホルホルの意味とは?」から語源、例文を交えた使い方などをご紹介しますので、チェックして確認してみてください。
ホルホルの意味とは?
ホルホルの意味とは、もともとは韓国語でいうところの「咳払い」の意味になります。日本語でたとえるなら「エヘンエヘン」「ゴホンゴホン」のような表現になる意味です。
この「エヘン」が転じて、日本、特にインターネット上では韓国人が有頂天になっている様子や誇らしげにしてる様子を表している言葉となります。つまり「すごいだろ?エッヘン」というような意味合いです。
ホルホルの語源
ホルホルとは、もともとは韓国語いうところの咳払いなので、そこが語源になっていますし、それが日本語の咳払いの「エヘンエヘン」から「エッヘン」になったというところです。
ただ、ホルホルがなぜ咳払いなのかという語源を探っていくと韓国人が韓国語での笑い声を「ホルホル」と機械翻訳したというのが有力な説となっています。
ホルホルの使い方
ホルホルという言葉の意味や語源は上記のようになりますが、この「ホルホル」という言葉はどのように使うのでしょうか。
先にも少しだけ触れましたが、「ホルホルしている」とか「ホルホルする」という使い方が多いです。つまり誇らしげにしている人に対して「ホルホルしている」などというように使うのが基本的な使い方となります。
そして、もともとは韓国人に対して使うものだったのですが、今では特に人種や国籍関係なく、日本人に対しても誇らしげにしている人や有頂天になっている人に使うので、そのように認識しておきましょう。
「ホルホル」を使った例文
さらに「ホルホル」の使い方を掘り下げるために実際に「ホルホル」を使った例文をご紹介します。ときには口頭でも使われますが、多くはインターネット上の文章として使われるので例文のような場面も見られることが多いです。
基本的に誇らしげにしている人や有頂天になっている人に対して使うものですが、以下に挙げているように「テレビ番組」にも使われるケースがあるので、それらも確認してみてください。
例文①あの人、ホルホルしてるな
「あの人、ホルホルしてるな」という使い方は非常に頻繁に使われる使い方です。自分の実績を掲げて自慢げに誇らしげにしているような人を見つけると「あの人、ホルホルしてるな」という表現をします。
これは基本的には「有頂天になっててめでたいやつ」というような馬鹿にしたような意味で使われるので、使う相手を選ばなくては自分の立場を危うくする可能性もあるので注意してください。
例文②日本ホルホル番組
ホルホルの使い方としては、「日本ホルホル番組」という使い方もされます。これもとても良く使われる使い方ですが、「日本ってこんなにすごいんだよ」と自画自賛して誇らしげにしているようなテレビ番組を総称してこのように呼びます。
日本ホルホル番組にどのようなものが当たるのかは、のちほどご紹介していますのでここでは割愛しますが、基本的には、日本人が日本のすごいところを「すごい!」と紹介するのが「なんかダサい」と考える人がそのように命名した形です。
例文③ホルホルしてるよね?
自分のことを自慢げに話していたり、自慢話を有頂天になってブログやSNSなどに書き込みしている人に対して、「ホルホルしてるよね?」とコメントするような形で使われます。
これは、その自慢話をしている人に対して「煽り」や「小馬鹿にしたような」形で言っているものです。
また、ホルホルしてるというのが、すでに「お国自慢」のような意味合いも兼ねていますので、そういった内容の書き込みに対して「ホルホルしてるよね?」という言葉が使われます。
日本ホルホル番組の例
さきほどの「ホルホル」の使い方の例文の中に挙げた「日本ホルホル番組」ですが、具体的にはどのような番組が日本ホルホル番組と言われるのかをご紹介します。
ここに挙げているもの以外にもいくつかあるのですが、これらが代表的なものなので、「このような番組が日本ホルホル番組なんだな」と考えるようにすれば問題ありません。
和風総本家
和風総本家は日本人のマナーや礼儀作法、しきたりなどをクイズ形式で紹介する番組です。これらを普通に紹介してクイズにするだけならホルホルとは言われません。
ですが、「このマナーが素敵」や「礼儀などが美しい」というように称賛するような内容やコメントがVTRやら出演者から飛び出すのでホルホルと言われます。
また、最近ではマナーや礼儀よりも職人を紹介しつつ、そこでのクイズになっていて、その職人の技術などを称賛し、それを「日本人の技術はすごい」に繋げることが多く、ホルホル番組と言われます。
COOL JAPAN~発掘!かっこいいニッポン~
良い悪いということは抜きにしても「COOL JAPAN~発掘!かっこいいニッポン~」というタイトルの時点でホルホルしています。
この番組は日本人でも知らないような日本のカッコいいところを外国人視点で「発掘する」というのがテーマなので、称賛しているのは外国人なのですが、当然、日本人も一緒になって称賛するのでホルホルしている番組です。
未来世紀ジパング
未来世紀ジパングはテレビ東京系列で放送されている経済ドキュメンタリー番組です。日本経済新聞が広告や制作に協力している『日経スペシャル』という枠の第3弾にあたります。
普通に経済関連の話をしているだけなのですが、少しずつ「ホルホル」が進み、他の国が日本の技術を取り込もうとしている、この国は実は親日国で日本がこんなに良いことをした、などホルホルしている内容が語られている回も多いです。
ホルホル以外のネットスラング用語
ホルホルというのはまさに「ネットスラング」と言われる言葉の1つです。ネットスラングというのはインターネット上で独自に発達した「崩れた言語」や「新しく作られた言葉」という意味になります。
もちろん、このネットスラングには「ホルホル」以外にも多くの言葉がありますので、それらについて以下にご紹介します。「無数」といえるほどありますので、これらはほんの一部です。
DQN
ネットスラングには、「DQN」という言葉があります。発音は「ドキュン」です。これは簡単にいうと「不良」、「ヤンキー」や「チンピラ」のような人のことを指して使われる言葉です。
「コンビニにDQNがたむろしてる」とか、「バイト先にDQNがきてうっとうしかった」などの使い方をします。
また、そういったDQNが好むようなものに当てはめて使うこともあり、たとえば「DQNネーム」と言われのは不良やヤンキーが好きそうな名前のことを言います。
ネトウヨ
ネットスラングには他にも「ネトウヨ」という言葉があります。これは「ネット」と「右翼」をつなぎ合わせた造語で、インターネットの掲示板等で右翼的な発言を繰り返す人のことをネトウヨと呼びます。
ただ、その右翼的な発言といっても「右翼」というもの自体が抽象的なものとも言えるので、しっかりとした定義はなかなかできるものでもなく、このネトウヨの定義についても曖昧な部分はあります。
ピザ
ネットスラングには、「ピザ」という言葉もあります。これはいわゆる「デブ」のことを指しています。もともとの言葉は、「ピザでも食ってろデブ」が略されたものです。
欧米系の映画やドラマなどで太ったキャラがピザを食べているシーンが多いことからこの言葉が生まれたとされています。
ただ、「デブ」を「ピザ」と呼ぶようになったのは、「デブでも食ってろピザ」と意図的に間違えて使うような言葉遊びからという説もあります。
なぜ日本ホルホル番組が増えたのか
日本はアメリカに次いで世界第二位の経済大国だということをずっと言われていたところから、少しずつ別の国に追い抜かれたり、追いつかれたりしています。
そういった中で海外に目を向けたり、日本の良いところを挙げて「こんなにすごいんだよ」と言う番組は「見ていて気持ちが良い」と感じる人が多いからだと言われています。
つまり難しいことを考える必要もなく、「ホルホルの需要があるから供給も増えている」ということです。
ホルホルするのは別に悪いことではない
ホルホルするのを悪い事のように言う人もいますが、それはその人の価値観であって、特に悪いことだと考える必要はありません。
誰しも「自分はダメだ」と考えるよりも、「自分はすごい」と考えたほうが気持ちが良いですし前向きになれます。また、ホルホルを批判している人自身も「ホルホルをダサいとしっかり批判できる俺カッコいい」とホルホルしてるとも言えるのです。
日本人は「謙虚が美しい」という考え方がありますので、あまりおおっぴらにホルホルするのは批判を浴びやすいですが、心の中でこっそりとホルホルするのは決して悪いことではないでしょう。