上野健一社長(マネーの虎)の今現在！死亡してる？ノシアス理想都は倒産？

リアリティ番組「マネーの虎」で一躍有名社長となった、上野健一さんについて紹介します。「マネーの虎」は、2001年から2004年の間に放送された番組で、起業したい人がお金を持っている社長などにプレゼンをして、資本金を得るという番組でした。

この番組で、資本金を渡していた社長の会社が次々と倒産をしたようです。上野健一さんの会社は、現在どうなっているのでしょうか。上野健一さんの現在の様子もみていきましょう。

まずは上野健一さんのプロフィールを簡単にみていきましょう。リアリティ番組「マネーの虎」で活躍されていたのは、今現在では15年ほど前の話です。「マネーの虎」をみた事がないという人もいるかもしれません。

それでは2001年から2004年頃の上野健一さんの経歴をみていきましょう。上野健一さんは、どんな男性で、「マネーの虎」に出演されていたのでしょうか。

上野健一さんはノシアス理想都株式会社グループの社長であり、株式会社ZKRの社長でもありました。会社内容については詳しくわかりませんが、不動産業をされていたようです。

ノシアス理想都という社名ですが、その前は全管連グループという名前だったようです。その後ノシアス理想都に改名したようです。

株式会社ZKRはノシアス理想都を改名した会社だという説もあれば、グループの別会社だという見解もあります。

株式会社ZKRでは不動産事業のほかに、リゾート会員権販売業者としての仕事も請け負っています。高齢化問題にも取り組んでいて、シニア世代が望む環境作りを目指していたと言われています。

株式会社ZKRに関しては、グループ4社で構成されていて、高齢者向けに田舎暮らしを提案するという事業を行っていたようです。売り上げを好調に伸ばしていたものの、顧客とのトラブルが時々あったといわれています。

「マネーの虎」に出演されていた時の年商は50億円とも言われ、2010年には72億ほどの売り上げがあったそうです。

50億から72億へと売り上げを伸ばしていた当時の上野健一さんは、怖いものなしという、自信に満ちた男性でした。その自信は、「マネーの虎」でもみる事ができます。

上野健一さんが「マネーの虎」に出演していたのは、番組初期の頃でした。番組がゴールデンに移ってすぐに、番組の降板を発表しています。

またこの当時、人気があった事から何冊か本も出版されました。「ボクはやんちゃな『成り上がり』」や「勝つための非常識のすすめ―あなたの人生と事業を成功に導く密教法則 」などがあります。

上野健一さんの会社であるノシアス理想都株式会社は、「マネーの虎」の放送後に倒産しています。売り上げを順調に伸ばしていたようにみえたノシアス理想都は、どうして倒産してしまったのでしょうか。

ノシアス理想都と株式会社ZKRは、2013年に経営破綻し東京地裁に民事再生法の適用を申請しました。2010年まで好調に売り上げを伸ばしていましたが、2012年に突然売り上げが落ち、経営破綻する事となってしまったのです。

経営破綻したのは、グループ会社の株式会社キャピタルF、株式会社住光、株式会社ノシアスでした。株式会社キャピタルFの従業員は15名、株式会社住光と株式会社ノシアスには従業員は0名で、社長のみの会社となっています。

たくさんのグループ会社があったものの、従業員がいない会社なども存在していたため、民事再生法の適用を申請したという発表当時は、どうしてそんな会社があるのだろうかと言われたようです。

経営破綻した上野健一さんの会社はグループ3社で、負債額の総額は200億円を越えました。しかも負債の大部分は、顧客からの預かり金で、まだ商品を顧客に渡す事ができていない状態での破産となったのです。

経営破綻する直前には、負債総額200億円に対して、売り上げが53億程度に落ち込んでおり、返済する事が難しいと判断し民事再生法の適用を申請したようです。

預かり金が負債のほとんどを占めていたという事から、上野健一さんには当時悪い噂がありました。

2012年頃から売り上げが伸び悩んでいたのに、負債の大部分が預かり金だったという事から、商品を渡す事ができる見込みがないのに、顧客からお金を預かっていたのではないかと言われたのです。

お金を集められるだけ集めて、計画倒産したのではないかという噂がありました。しかしそれは噂だけだったようです。上野健一さんが、計画倒産で逮捕されたという噂があったようですが、実際には上野健一さんは逮捕されていませんでした。

しかし今現在でも上野健一さんの会社が倒産した事で、被害者となってしまった人たちにはお金が戻る事はなく、詐欺だと思った人もいたでしょう。

会社が倒産してしまった上野健一さんは、今現在はどんな活動をしているのでしょうか。上野健一さんの、現在の様子や活動についてみていきましょう。

会社が倒産してしまった上野健一さんは、現在は上野玄津として、僧侶の活動をしています。和歌山にある宗教法人千光寺で、代表役員をやっているようです。会社が倒産して出家されるというのは、昔の日本人のようでもあります。

経営者としての道は捨てて、宗教家として生きていくのだろうと、最初は誰しもが思ったようです。しかし上野健一さんは、実業家としての生き方も捨てる事は出来なかったと言われています。

出家して俗世を離れたのだなと思った人も多いと思いますが、上野健一さんは現在も不動産業のような事をやられているようです。KRGグループの会長となっていました。

KRGグループは、和歌山にある不動産業のようです。経営をされているわけではなさそうですが、会長となっているという事は、KRGグループからの収入もあるようです。

上野健一さんは宗教法人千光寺代表役員も務めています。代表役員が本来具体的にどういう仕事なのかはわかりませんが、上野健一さんはコンサルタントのような仕事をされているようです。

代表役員となるくらいなので、かなり重要な事まで決める事ができるコンサルタントをしているのでしょう。

上野健一さんは、現在は上野玄津として活動をされています。「マネーの虎」の頃からぽっちゃりとしていましたが、現在でもそれほど体型は変わっていないようです。

上野健一さんはSNSを開設しています。以前から使っていたようですが、2018年に「玄津」として、あらためてSNSを始めたようです。

上野健一さんはノシアス理想都株式会社などが倒産した事で、僧侶になったような経歴になっていますが、実際にはノシアス理想都株式会社の経営者となったすぐ後くらいの時期に、僧侶になっていた事が分かっています。

上野健一さんが僧侶となったのは28歳の時、1989年頃の事でした。色々と上手くいっていなかった上野健一さんが、空海の真言密教と出会った事で心が救われたのだそうです。

28歳の時に僧名「玄津」を授かりましたが、「実業の世界で頑張りながら、あなたのやり方で真言密教を学び、広めなさい」と総本山金剛峯寺座主の竹内崇峯大僧正に諭されたため、この時は僧侶とはならなかったそうです。

今回はリアリティ番組「マネーの虎」で有名となった社長、上野健一さんについてまとめました。上野健一さんの会社は、現在では倒産してしまったようです。

しかし上野健一さんは僧侶となりコンサルをしながら、新たの不動産業の仕事にも手を出していると思われます。