竹内愛美とは?弟をバラバラにした酒々井バラバラ殺人事件の真相とその後
酒々井バラバラ殺人事件は、記憶に新しいバラバラ殺人事件です。2016年に、千葉県酒々井町で起きた弟の竹内諒が姉である竹内愛美によって殺害、遺体をバラバラにされた殺人事件です。今回はこの酒々井バラバラ殺人事件の真相やその後、そして竹内愛美について調べていきます。
目次
弟を殺害しバラバラに【酒々井バラバラ殺人事件】
自分の弟の竹内諒を殺害、そしてバラバラにするという信じがたいバラバラ殺人事件を引き起こした弟の竹内諒の姉、竹内愛美とはどのような人物だったのでしょうか。二人の仲など、この酒々井バラバラ殺人事件には多くの謎があります。
2016年という比較的最近起きたバラバラ殺人事件であり、現在もその多くは明かされていなく、真相はどうなっているか、非常に気になる事件の1つなのではないでしょうか。常識では理解しがたいこの異常な殺人事件の真相を追っていきます。
なぜ、弟の竹内諒を姉である竹内愛美は殺害したのか、なぜバラバラにする必要があったのか、二人の間になにがあったのかなど、疑問は尽きません。裁判での判決や殺人事件のその後、そして竹内愛美という人物について調べていきます。
犯人は姉の竹内愛美(当時25歳)
このニュースを見た人はこのバラバラ殺人の犯人が被害者の竹内諒の姉、竹内愛美であることを知った時に衝撃を覚えたのではないでしょうか。弟である竹内諒が姉である竹内愛美によって殺害、しかもその遺体はバラバラにされる異質な事件です。
竹内愛美はなぜ弟である竹内諒を殺害したのでしょうか。姉が弟を殺害、遺体をバラバラにするバラバラ殺人事件は近年でも例を見ない非常に特殊で異質、異常な殺人事件です。また、2016年という比較的最近の事件であり、記憶に新しいです。
竹内愛美は殺人事件当時25歳、弟の竹内諒は当時21歳と報道されていました。この二人は同じ家に住んでいたそうです。この二人の間に何があったのでしょうか。そして、竹内愛美はなぜ弟の竹内諒の遺体をバラバラにしたのでしょうか。
弟の竹内諒と姉の竹内愛美の仲は良かった
近所の人の事件後の話では、竹内諒と竹内愛美の姉弟の仲は良かったという話がありましたが、仲の良い二人の間でこのような残酷で異常な狂気の殺人事件とも言える酒々井バラバラ殺人事件は起きるはずがありません。
別に近所の人の話では事件が起きる前から二人の仲は悪くなっていたと言う話もありました。ではなぜ仲の良かった二人の仲は悪くなってしまったのでしょうか。この酒々井バラバラ殺人事件の殺害、遺体遺棄の動機もそこにあるのではないでしょうか。
今回はこの二人の間で起こったであろう問題についても調べていきます。そこにこの事件の真相があるのではないでしょうか。
酒々井バラバラ殺人事件の概要
酒々井バラバラ殺人事件は2016年8月~9月にかけて、千葉県酒々井町上本佐倉1丁目に住むアルバイト店員の竹内愛美容疑者が同居する実の弟竹内諒を殺害、その遺体をバラバラに切断し、遺棄したバラバラ殺人事件です。
両親は離婚していた
2人の住んでいた家は15年以上前に建てられ、いぜんは両親と竹内愛美、弟の竹内諒とその他に2人の妹の計6人が住んでいたそうです。しかし、両親の離婚により、子ども達は母方に引き取られ、家には父親が1人で住んでいたようです。
5年ほど前に父親が孤独死して、その後、竹内愛美と弟の竹内諒の2人が移り住んだようです。
事件の発覚は弟の知人の通報
被害者の竹内諒の遺体が発見され、この酒々井バラバラ殺人事件が発覚したのは、弟の竹内諒の知人3人が竹内諒と連絡が取れないことを心配し、この家を訪れたことがきっかけであったようです。この時に竹内愛美が対応していました。
竹内愛美は訪れた弟の知人3人に対し、「ごめん、諒はちょっといないんだよね」などと話していたようですが、このやり取りを不審に思った知人は「自分の目で確認したいから、諒の部屋に入れてくれないか?」と申し出たそうです。
しかし、竹内愛美は頑なに「入れられない」と繰り返し「バイトの時間だから」と玄関を閉めたそうです。この様子を不審に思った知人が通報、その後、この酒々井バラバラ殺人事件が発覚しました。
遺体はバラバラに分解
その後の警察の家宅捜索により、この事件の異常な実態が明らかになりました。遺体は各パーツごとに細かく分解され、1階のリビングにあった複数のビニール袋にバラバラにされた遺体が入れられていたそうです。
遺体は頭、両腕、胴体、両足とに細かく分解され、頭部については下あごから切断され、一部の皮膚がはがされていたそうです。25歳の女性が1人で行なったとはにわかには信じられないほどの異常な行為であり、遺体の損傷具合だったそうです。
しかし、その後の警察による調べでは、竹内愛美は遺体の遺棄について2週間ほど前に1人でやった、と話していたそうです。一体のこの2人の間に何があったのでしょうか。この事件の真相が非常に気になります。
竹内愛美が弟を殺害した動機とは?3つのルール?
竹内愛美が弟の竹内諒を殺害、遺体をバラバラにまでした動機は一体なんなのでしょうか。未だにはっきりした真相が明かされていないようですが、この家に2人が住むにあたり3つのルールを設けたようです。しかし、弟はその全てを破っていたそうです。
そのことで殺人、遺体遺棄にまで至った、というのが現在でのこの事件の真相とされていますが、他にも何か竹内愛美には思っていたことがあったのかもしれません。この3つのルールというものについて詳しく調べていきましょう。
ルール①食費など生活費の折半
1つ目のルールとして食費などの生活費を折半するというものがあったようです。姉の竹内愛美はスーパーでレジ打ちのアルバイトをしていたそうです。しかし、それだけでは収入が足りなかったようでした。折半にはそんな理由も含まれていたのでしょうか。
収入が足りなかった竹内愛美は、趣味で描いていたイラストでキャラクターデザインなどをして副収入も得ていたそうです。でも現実ではそれでも足りていなかったようです。家に2人で住んでいたためこのようなルールで生活費を削ろうとしていたようです。
しかし、この生活費の折半というルールを弟は守ってなかったとされています。生活が厳しい中で、弟にそのような態度を示されていたのも動機に含まれると見られています。
ルール②2〜3階の居住スペースの住み分け
2つ目のルールとして2~3階の居住スペースの住み分けというものがあったそうです。これには異性によるものや、個人的に立ち入られたくないという心理があったと思われます。それなりに年頃の2人にはお互いに見られたくないものあったでしょう。
しかしこれも弟の竹内諒は守っていなかったとされています。これも殺害、遺体遺棄の動機に含まれるとして見られているようです。
ルール③客を招き入れる時は事前許可が必須
3つ目のルールとして、家に客人を招き入れる時にはお互いに事前に許可を得てから招き入れるというものがあったようです。同じ家に住んでいるため、他の知らない人が家に来るということを姉として、女性として把握しておきたかったのかもしれません。
そのためこのようなルールを設けたのではないでしょうか。しかし、このルールも弟の竹内諒は破っていたとされています。つまり、姉の竹内愛美が知らないところ、知らないうちに弟の客人が家に上がりこんでいたと言うことになります。
このことからこのルールを破っていたことも殺人の動機として考えられると見られているようです。
音ゲー部屋?
弟の竹内諒は姉の部屋の隣にある妹の部屋をまるでゲームセンターのような音ゲーの部屋に改造していたそうです。改造と言っても音楽ゲーム機を複数設置した簡易的なもののようですが、その音量は相当なものと推測されます。
しかも昼夜とわずひっきりなしに音ゲー仲間を連れ込んで、音ゲーをするほどの音ゲーマニアであったそうです。また、その部屋は音ゲー仲間のたまり場になっていたようです。毎日隣で音ゲーする人間たちがいることや、その騒音は相当なものだったようです。
竹内愛美はそのようなことにも日々ストレスを感じていたのではないでしょうか。そしてその怒りが抑えられなくなってこのような事件を引き起こしてのではないかと言われています。
竹内愛美の経歴や仕事について
竹内愛美の経歴や仕事、竹内愛美という人物について調べていきます。どのような生活をしていたのかなどについて詳しく調べて紹介していきます。
竹内愛美のプロフィール
竹内愛美は千葉県酒々井町出身で事件当時25歳でした。事件の起きた家に弟と2人で暮らしていたと見られています。
竹内愛美の経歴
竹内愛美は、自宅近くの小中学校を卒業しています。卒業後、公立高校に進学して、陸上部に所属していました。高校の同級生の話では、部活、勉強ともに一生懸命な明るい性格の活発な女子高生だったといわれています。
竹内愛美の仕事
竹内愛美の仕事は事件前に自宅近くのスーパーでレジ打ちのアルバイトをしていたそうです。また、趣味だったイラストでキャラクターデザインの副収入も得ていたそうです。
竹内愛美の家族構成・関係はどのようなものだったか?
竹内愛美の家族構成や家族関係はどのようなものだったのか詳しく調べていきます。竹内愛美の家族構成や家族関係からこの事件の真相や背景を読み取ることが出来るのではないでしょうか。
弟・竹内諒(21歳)
竹内諒は21歳、母親が離婚した際に家から出たものの、父親の孤独死のあとこの家に戻って姉の竹内愛美と2人暮らしをしてたようです。音ゲーが好きでゲームマニア、ゲーマーとして仲間達を家に集めていたようです。
また、部屋も音ゲーをするために改造して音ゲー専用の部屋として使っていたようです。そして姉とのトラブルから殺害されてしまいます。
父親と母親は?
父親は事件発覚の約5年ほど前に孤独死しています。なお、この死亡は変死として見られているようです。母親については5年以上前に離婚してこの家から出て行っています。現在の住所、生存などは不明です。
その他の兄弟は?
この家族には竹内愛美と諒のほかに2人の妹がいるとされていますが、どちらも母親が離婚して家から出て以来生存不明です。次女22歳と三女18歳がいるとされています。
竹内諒のTwitterなどネットでの反響
殺害された竹内諒はSNSツイッターを利用していたようで、本人のものと思われる投稿を多く目にします。ツイッターなど、ネットによる竹内諒の反響などについて調べていきます。部屋を音ゲー専用の部屋にしていたというのは上記で紹介しました。
竹内諒はツイッターで「音ゲー屋敷ならぬ音ゲー部屋へようこそ。スタッフ一同皆様の御来園お待ちしております」などといった投稿をツイッターでしていたと見られています。
騒音被害を受けていた姉を擁護する声
ツイッターなどのネットユーザー達の声は姉の竹内愛美を擁護する声が多く見られました。隣の部屋で毎日音ゲーによる大音量の騒音被害を受けていたとするならば、擁護の声にも頷けます。このようなストレスから事件が起きたのかもしれません。
父親の遺産でトラブル?
また、一部のネットの情報によると、竹内愛美は父親の遺産を1人で継いでいたとされていて、竹内諒はこの遺産のことについて何も知らされていなかったとされています。その後、この遺産の話を知って言い争いになった可能性もあります。
そして、このトラブルがもとで今回の事件が起きてしまったのかもしれません。
竹内愛美の判決は懲役10年・千葉地裁(2018年3月)
竹内愛美の裁判による判決が2018年3月に下されました。判決は、懲役10年が言い渡されました。この判決は「殺意があったと断ずることはできない」と述べて殺人罪の成立を否定、傷害致死罪を適応した判決となりました。
求刑では懲役18年でしたが、殺意の有無についての確証がなかったことでこの判決が下されたようです。判決理由として、包丁などを使って死亡させ、遺体を切断したことは「極めて危険で身勝手な犯行だ」と指摘しました。
その上で、殺意の有無については「証拠隠滅目的の可能性がある」という理由からこの判決になったようです。判決によると、竹内愛美は2016年8月31日に弟を殺害、9月12日までに遺体を切断、冷蔵庫などに隠すなどしたとされています。
この判決のネットの声
この判決に対してネットユーザー達の意見は正当防衛や妥当、重すぎると言った様々な意見が飛び交っています。果たして竹内愛美本人はどう思っているのでしょうか。
竹内愛美の現在
その後、竹内愛美の現在ですが、事件のその後、裁判で判決が言い渡され、現在の竹内愛美については多くを知ることは出来ません。このような事件を引き起こしてどのような心境なのでしょうか。懲役のその後の話が聞ければ真相も知れるかもしれません。
この事件のその後、竹内愛美の状態は不明です。
竹内愛美はかわいいとネットの声が
ネットでは竹内愛美がかわいいという声が多くありました。かわいいとされているのは学生時代の卒業アルバムの写真です。この写真がかわいいとネットでは「こんなかわいいのに殺人か」「こんなかわいい笑顔してたのか」といった声がありました。
かわいいという意見が多かったのが卒業アルバムの写真ですが、数年前の写真や逮捕時の写真では大きく変わっています。学生時代はかわいいようですが、逮捕時などの写真ではかわいいかどうかの判断は難しいです。
また、「殺人犯をかわいいと言う奴はどうかしてる」という声や、「かわいいわけないだろ」「かわいいとしても犯罪者」といった声も多くありました。
酒々井バラバラ殺人事件の真相
この事件の真相はその全てが未だに明かされていません。竹内愛美の口から真相を話される比は来るのでしょうか。しかし、弟との間に今回紹介したトラブルがあったのは間違いないようです。本人にとってそれが重大な理由だったかもしれませんから。