ネパール人男性・女性の性格や特徴！国民性はどう？

ネパールの正式名称は「ネパール連邦民主共和国」といい、南アジアの連邦共和制国家です。世界で唯一、長方形ではない国旗を持つ国としても知られています。

そんなネパールの基本情報についてご紹介していきたいと思います。

ネパールは、北側を中国、東・西・南側をインドと接しており、東南に細長い内陸国です。日本の北海道の約1.8倍で、意外にも小さな国のようです。近国にはブータンやバングラデシュがあります。

ネパールの首都はカトマンズというネパール最大の都市です。カトマンズのある盆地一帯を「カトマンズの渓谷」と呼び、ユネスコの世界遺産に登録されています。

ネパールの人口は約2800万人です。そのうち首都カトマンズの人口は100万3000人となっています。

公用語はネパール語ですが、多民族・多言語国家であるので、各民族によって異なる言語を使用したり、同じ民族同士であればその民族の言語を使うといったこともあります。

しかし、現在のネパールの若者は、ネパール語より英語の方が話しやすいという理由から、英語を使う人達が増えているそうです。

ネパールは、世界で一番高い山「エベレスト」がある国として有名です。そんなネパールには、魅力的な観光名所が多数あり、観光地として海外からの人気も高いです。

特に、首都カトマンズにはたくさんの観光スポットがあります。ネパール最古の仏教寺院とされる「スワヤンブナート」やネパール最大のヒンドゥー教寺院でシヴァ神を祭っている「パシュパティナート」。

ネパール最大のチベット仏教の巨大仏塔「ボダナート」など、色々な宗教が混在したネパールならではの観光スポットです。

また、その他にも「チトワン国立公園」という象にまたがり園内を散歩できるという観光スポットがあったり、「サガルマータ国立公園」というヒマラヤ山脈を一望できる事で人気の観光スポットがあります。

ネパールにはまだまだたくさんの観光スポットがあり、旅行者を飽きさせません。一度は訪れたい国の一つではないでしょうか。
 

多民族、多言語国家であるネパールの人々は一体どんな性格なのでしょうか。日本人の性格と似ていると言われることもあるようですが、ネパール人ならではの性格もあるようです。

次はネパール人の性格についてご紹介します。

ネパール人は、時間に対してとてもルーズな性格です。ネパールの人は時間を守れません。約束をしていても時間に遅れてくるのは当たり前で、それを悪いとは思わず反省をすることもないのです。

そんな時間にルーズな性格を「ネパリタイム」と呼びます。ネパール人自身も時間にルーズな性格ということを自覚していて、遅れてきても「ネパリタイムだよ」と逆に開き直ってしまい、悪いとは思わないそうです。

比較的時間に几帳面な性格の日本人にとっては、イライラしてしまうかもしれません。

ネパール人は人が好きです。知らない人でも仲良くなるために楽しく会話をしようと努力します。その為、人懐っこいと感じる反面、馴れ馴れしいと思う人もいるでしょう。

集団やグループでいることを好むので、仕事中でも暇があれば電話したり、メールをしたりします。寝る時でさえ一人部屋を嫌がるようです。

一人の時間が欲しいという感覚が無く、日本人にとっては少し息苦しく感じることがあるかもしれません。

そんなに親しくなくても、ネパール人は知り合うと、家族のように想ってくれます。昨日出会ったばかりの人に対しても、次の日には「あの人は家族同然」と言ってくれます。

もちろん家族に対しても愛情深く、とても大事にします。

ネパール人は、他力本願なところがあります。困難なことや難しいことがあると、すぐに周りの人の手を借りようとします。

自分自身で解決するというよりも、周りに助けてもらうのが当たり前といった考え方の様です。

他力本願なネパール人ですが、その為か人助けの精神がとても強いです。知らない人でも困っている人を見かけると、進んで助けに行きます。

その為、ネパールに旅行に行けば必ずと言っていいほど人々が助け合っている場面に出くわすそうです。

ネパール人の男性には、どのような特徴があるのでしょうか。ネパール人の男性の特徴についてまとめました。

ネパール人の男性は、物事を楽観的にとらえます。何らかのトラブルが発生したとしても、少しも慌てずイライラもしません。「なるようになる」という考えなのです。

先程記述したように、ネパール人は時間にルーズで、約束した時間は守りません。待たされる側も怒ったりせず、「遅刻は当たり前だよね」なんて楽観的にとらえてしまうのです。

ネパール人男性は明るくてとてもフレンドリーです。包容力もあるのでどんな人でもすぐに受け入れることが出来ます。その為、人見知りをせず、初対面の人にも笑顔で話しかけ親しくなることが出来ます。

話しかけられる側も会話がしやすいので親しみを感じ、すぐに打ち解けてしまうでしょう。

ネパール人の男性は、愛する女性に一途です。結婚してもそれは変わることはなく、奥さんを愛し続けます。浮気をするネパール人の男性はいないと言っても過言ではありません。

ネパール人の男性は、とにかく大きな声で話します。夜でもお構いなしに大声で話したりします。

また、ネパールは家事は女性の仕事という考えが強いので、男性は家事を一切しません。むしろ散らかしたり、片付けが出来ないというガサツなところがあります。

ネパール人の女性の特徴は、ネパール人の男性とはまた違った特徴があります。男性とどんな風に違いがあるのかも見比べながら、ぜひご覧ください。

ネパール人の女性はとにかくおしゃれです。宗教的な理由から制限される部分もあるようですが、制限があってもおしゃれを欠かしません。

こだわりのある衣装やアクセサリーを身にまとい、おしゃれを楽しんでいます。

ネパール人の女性は、シャイで大人しい人が多いのが特徴です。宗教上の理由から、派手な行動は慎み、小さいころから女性らしく育てられます。

年齢が若いほどシャイで大人しいという傾向があり、恋愛でも女性からアタックすることはまずありません。男性が好みの女性にアタックするのが当たり前で、女性は常に受け身であることが多いです。

ネパール人の女性の特徴として、我慢強いことが挙げられます。ネパールという国は決して裕福な国ではありません。その為不便に感じることも多々あり、幼いころから我慢することを身につけています。

グチや弱音は吐きますが、それでも、結婚してもちゃんと家事をこなしたりと、我慢強い女性が多いのです。

ネパール人の女性は「空気を読む」という事が出来ません。ネパール人の男性が女性に対してアタックする時は、とても積極的でわかりやすいアプローチをかけます。

わかりやすいアプローチでないと、空気の読めないネパール人の女性はアプローチされている事に気が付かないのだそうです。逆に言えば、ネパール人の女性はとても純粋で素直なのかもしれません。

ネパールは多民族国家のため、色々な人種の人たちがいます。その為、ネパール人の顔はこうだ！と断言することは出来ないのですが、ネパール人に多い顔の特徴についてまとめてみました。

ネパール人と聞いて思い浮かぶのはアーリア系の顔ではないでしょうか。

アーリア系の顔は、彫りが深く、濃い顔をしているのが特徴的です。目は二重で鼻は高く、口も大きくて目鼻立ちがはっきりとしています。

アーリア系は、アジアとヨーロッパの血が混ざっていることが多く、それぞれの良いところが際立っている顔と言えるでしょう。

モンゴロイド系の顔とは、顔は平坦で鼻は広くなくて低いのが特徴です。日本人や、中国人、韓国人もモンゴロイド系に入ります。

アーリア系と比べると、かなり薄い顔と言えるでしょう。

アーリアとモンゴロイドの混血がネパール人には多いそうです。カースト制度により、人種の混じり合いが抑制されてはいたそうですが、大体がアーリアとモンゴロイドの混血なのだそうです。

次は、ネパール人の国民性についてご紹介したいと思います。嘘つきであったり、人の物を平気で壊したりと、日本人からするとあり得ないと思うネパール人の国民性があります。

ネパール人の国民性の一つに挙げられるのが、全体的に嘘つきが多いということです。どの国でも嘘つきと言われる人はいると思いますが、ネパール人はだいたいの人が嘘つきなのです。

その為、最近では日本人旅行者をだましてお金を巻き上げるといった詐欺被害が増えています。

どう考えても悪いのは嘘つきの方ですが、ネパール人は「だまされた方が悪い」という考え方で、嘘つきを悪いと思う様子はありません。

また、「嘘つき」と言っても全てが人をだます「嘘つき」という訳ではなく、知ったかぶりの「嘘つき」や、見栄を張る「嘘つき」もあるそうです。

日本人からすると、あり得ないと思うネパール人の国民性ではないでしょうか。

ネパール人は、何かにつけて「ネパールの政治家が悪いんだ」「ネパールの経済が落ち込んでいるから悪い」など、周りのせいにしてしまいます。

また、ネパール人の国民性としていい訳がましいところもあり、自分が悪いことをしてもいい訳ばかりして「悪い」と認めることはありません。

ネパール人に物を貸すと、必ずと言っていいほど壊れたり、傷が付いたりして返ってくるそうです。例えば、携帯を貸すと画面が割れていたり、車を貸すとぶつけて帰ってきます。

また、大雑把なのは物の取り扱いだけではなく、お金の計算なども大雑把で、どんぶり勘定が多いのだそうです。

几帳面な日本人からすると、あり得ないと思う人もいるのではないでしょうか。でも、ネパール人には決して悪気はなく、それも国民性の一つなのです。

次は、ネパール人特有の国民性ともいえる、ネパール人の不思議な習慣についてご紹介します。

日本人は、通常首を縦に振れば「イエス」を表し、横に振れば「ノー」を表します。しかし、ネパール人にとっては、全く逆の意味になります。

もし、ネパール人と交流する機会があれば、このことに注意をしてコミュニケーションをとりましょう。

日本人のご飯は、朝・昼・夕の1日3回に、3時のおやつがあります。ですが、ネパール人は朝・夕の2回しか食事をとりません。その代わりおやつがとてもボリュームがあるそうです。

ネパール人は男性同士でも手をつなぎます。それは、ネパール人にとって恥ずかしいことではありません。親愛を表す方法の一つなのです。

男女の付き合いに対して厳しいネパール人にとっては、男女で手をつなぐ方が恥ずかしいと考えられているようです。

ネパールでは、初潮がくる前の女の子が生き神「クマリ（処女という意味）」として選ばれ、クマリの館と呼ばれる宮殿で生活し、国の預言者としての役目が与えられます。

また、娘自体が女神「クマリ」と考えられていて、お父さんでさえ、自分の娘に敬意を払い、娘の足に触れて挨拶をするそうです。

 

日本人の考え方と大分違うネパール人ですが、そんなネパール人の恋愛や結婚事情はどうなっているのでしょうか。

次は、ネパール人の恋愛・結婚事情についてお話します。

ネパールでは、婚前交渉は悪いこととされています。これは、世界的に見てもネパール特有の国民性と言えるでしょう。その為、恋愛しても肉体関係を持つことはなく、むしろデートでさえあまりしません。

 

恋愛と言っても、ネパール人の恋愛は私たちの考える恋愛観とは大きく異なります。付き合いながら結婚相手を探していく・・といった感覚はありません。

結婚前のデートやお付き合いはほとんどなく、「好きだから」「好みの顔だから結婚してもいい」という理由だけで結婚を決めたりします。

恋愛をするというよりも最初から結婚が前提になっているようです。

ネパールは、多民族国家でカースト制度が今でも存在する為、結婚においては同民族、または同カースト間が良しとされています。

その為、条件に当てはまる人を探して恋愛をするより、条件に合う人とお見合いをする方が話は早いのです。

また、家族の許しがないと結婚できないという事も、お見合いが主流という理由の一つなのでしょう。

ネパール人の顔は、顔立ちがはっきりとしていて濃い、アーリア系の方が多いので、ネパール人にモテる女性の顔もアーリア系の濃い顔では？と思いがちですが、実際は違うようです。

ネパールでは、アーリア系の濃い顔の女性よりも、モンゴロイド系の平坦で優しい顔立ちの女性がモテるのだそうです。

また、モンゴロイド系の中でも日本・中国・韓国の極東アジアの女性の顔がモテます。日本人からすると、ネパール女性の方が美人が多いと思う人もいるのではないでしょうか。

しかし、ネパールの男性は日本人女性を美人と思うようです。普段からアーリア系の濃い顔を見慣れているからかもしれません。

ネパール人は、明るくてフレンドリーで人助けの精神があり、社交的という良い点もあれば、嘘つきであったり、自分が悪いと認めなかったり、大雑把であったりと、子どものような一面もあります。

また、男性同士で手をつないだり、「イエス」は首を横に振るといった不思議な習慣もあります。

ネパール人を知ると、もっと知りたいという気持ちになるのは、ネパール人に親しみを感じるからなのかもしれません。ネパール人を理解して接することで、より良い関係を築くことが出来るでしょう。