アネモネの花言葉は?色別(白,ピンク,赤,オレンジ,紫,青)の意味

ちょこんとしたフォルムが可愛いアネモネですが、その花言葉はあまり知られていません。今回は意外と知らないアネモネの花言葉の意味を、オレンジやピンクなどの色別に紹介していきたいと思います。合わせてアネモネの名前の由来や、プレゼント方法なども見ていきましょう。

アネモネの花言葉は?色別(白,ピンク,赤,オレンジ,紫,青)の意味のイメージ

目次

  1. 1アネモネとはどんな花
  2. 2アネモネの花言葉
  3. 3アネモネの花言葉と意味【色別】
  4. 4アネモネの花言葉に関係するギリシャ神話
  5. 5アネモネを楽しむ際の注意点
  6. 6アネモネの花の上手なプレゼント方法
  7. 7アネモネを楽しもう!おすすめスポット3選
  8. 8ギリシャ神話が主な由来となったアネモネの花言葉の意味

アネモネとはどんな花

ヨーロッパから北半球の広い地域で愛されているアネモネには青やピンク、紫やオレンジなどのバリエーション豊かな色別に花言葉が設定されています。国によってもその花言葉の意味は異なっているのです。

しかしアネモネの花言葉の詳しい意味やその由来を、知っているという人は少ないと思われます。そこで今回はアネモネの色別の花言葉を、詳しく見ていきましょう。

さらにアネモネとギリシャ神話の関わりや、アネモネの花言葉に合わせたプレゼント方法、アネモネを楽しめるスポットなども紹介していきたいと思います。アネモネやその花言葉に興味がある人は、ぜひ注目してみて下さい。

アネモネの名前の由来

春風が吹く時期に咲く花であるアネモネの名前は、ギリシャ語で風を意味するの「anemos」という言葉が由来とされています。

ギリシャでは古くからアネモネは、ギリシャ神話に登場する特別な花とされており、今でも美と愛の象徴する花として親しまれているのです。

ヨーロッパでは穏やかな春風に誘われるように咲くアネモネは、儚い美しさを象徴する花とされており、アネモネには全体的に切ない印象の花言葉が設定されています。

アネモネの歴史

春に咲くアネモネは、その可憐さで世界中の人から長年愛されています。地中海東部沿岸で見つかったとされるアネモネは、キリスト教を広めた十字軍によって世界中で育てられるようになったとされているのです。

またキリスト教の巡礼者達も、アネモネを世界中に広めたとされています。日本ではアネモネは長野県や福岡県などで古くから自生しており、牡丹一華や花一華と呼ばれて長年愛されてきました。

アネモネの新種開発が盛んな今では、アネモネの種類は全部で約120種類以上になっており、日本でも16種類ほどのアネモネが楽しまれています。

アネモネの特徴

アネモネの花の直径は4cm~10㎝ほどで、それほど目立つ花ではありません。しかし青やオレンジ、ピンクや紫など花の色数も多いですし、一重咲きや八重咲きなど花の咲き方の種類も豊富という特徴があります。

茎が長い種類や短い種類もあり、様々な用途に使える花なのです。さらにアネモネの花びらとされるものは、実は花を支える「がく」という部分とされています。

またアネモネの種には綿毛が付いており、その種は風に乗って拡散していくのです。その様子から、風を意味するギリシャ語が名前の由来となったとも言われています。

アネモネの花言葉

日本で古くから親しまれているアネモネには、さまざまな花言葉が設定されています。海外でもアネモネの花言葉はたくさんあり、その意味は国によって大きく異なるのです。

以下ではアネモネの花言葉を確認していきましょう。海外のアネモネの花言葉も取り上げるので、ぜひ日本のアネモネの花言葉と比較して楽しんでみて下さい。

アネモネの日本での花言葉

日本のアネモネの花言葉は、全体的に悲恋を連想させるものが多いとされています。それはアネモネが登場するギリシャ神話の悲しい恋の物語にちなんで、花言葉が付けられたためとされているのです。では日本のアネモネの花言葉を、詳しく見ていきましょう。

恋の苦しみ

アネモネは儚さや切なさを象徴する花として有名です。そのためアネモネの「恋の苦しみ」という花言葉の意味は、嫉妬や猜疑心に苛まれるような激しい恋の苦しみでは無く、報われない恋心を密かに抱き続けるような苦しみを指しているのでしょう。

純真無垢

アネモネはその丸みを帯びた可愛らしい見た目から、無邪気さや清らかさを象徴する花ともされています。そのため花言葉にも「純真無垢」という言葉が設定されているのです。

可憐さが魅力的なアネモネの純真無垢という花言葉は、清廉潔白な心というよりも、無邪気な様子を意味しているのでしょう。

薄れゆく希望

アネモネが登場するギリシャ神話では、愛する人を失う悲しみや絶望がテーマになっています。そのギリシャ神話が由来となって、「薄れゆく希望」という意味深な花言葉がアネモネに設定されているのです。

この花言葉は、愛する人が消えていってしまう深い悲しみと絶望を意味しているのでしょう。

その他

アネモネの花言葉には、他にも「見捨てられた」や「見放された」といったものもあります。この花言葉にもアネモネが登場するギリシャ神話が関係しているそうです。

また「期待」や「可能性」といったポジティブな意味の花言葉もあります。アネモネは春に咲くため、春の新しい何かが始まるような前向きなイメージにちなんで、花言葉が設定されたのでしょう。

アネモネの海外での花言葉

トルコとアゼルバイジャンの間に位置している国、アルメニアでは国花とされているアネモネ。そんなアネモネの花言葉は、日本以外の国々にも存在しています。以下ではそんな海外のアネモネの花言葉やその由来を確認していきましょう。

期待

ヨーロッパでもアネモネは春を告げる可憐な花として、愛され続けています。ヨーロッパでは春の新しい何かが始まるワクワク感にちなんで、アネモネの花言葉に「期待」という言葉を設定しているのです。

またヨーロッパではアネモネは恋や愛情を象徴する花ともされているので、恋愛におけるドキドキ感も、「期待」という花言葉に込められているのでしょう。

嫉妬のための無実の犠牲

ヨーロッパでは「嫉妬のための無実の犠牲」というアネモネの花言葉があります。その語源は、美の女神アフロディテが一目惚れした相手、アドニスがアフロディテの恋人だった軍神アレスによって殺されてしまったというギリシャ神話です。

そのギリシャ神話では、アドニスが殺された時に流した血が真っ赤なアネモネになったとされています。そのためアドニスの不幸な死そのものが、アネモネの花言葉になったのでしょう。

見捨てられた

海外の「見捨てられた」というアネモネの花言葉も、アネモネとの関連が深いギリシャ神話にちなんで設定されたとされています。

そのギリシャ神話とは、春の女神フローラが、西風の神ゼピュロスの恋人である娘のアネモネを、嫉妬から追放してしまったという物語です。

その物語では結局ゼピュロスはアネモネを見捨て、春の女神フローラを選んでしまいます。そのときのアネモネの気持ちそのものが、同じ名前の花であるアネモネの花言葉になったのです。

アネモネの花言葉と意味【色別】

アネモネには白や赤、青やオレンジなどの様々な色があり、その色によって花言葉も異なるのです。そこで以下ではアネモネの花言葉とその意味を、色別に紹介していきましょう。

白いアネモネの花言葉

白いアネモネの花言葉は、「希望」と「真心」、「真実」と「期待」です。アネモネには切ない意味の花言葉が多いですが、白いアネモネは明るくポジティブな意味合いの花言葉が設定されています。

日本では清く神聖なものには、白色を組み合わせることが多いですし、海外でも白い百合は純真な乙女の象徴とされています。

そのため白色には、穢れの無さや清廉潔白さをイメージする人が多いでしょう。そこで白いアネモネの花言葉には、「真心」や「真実」などの言葉が選ばれたのです。

また白はこれから何色にも染まることができる色ということで、「期待」や「希望」といった可能性を表わす言葉も、花言葉として設定されたと考えられます。

ピンクのアネモネの花言葉

ピンクのアネモネの花言葉は「待ち望む」です。ピンク色の花の花言葉には、ポジティブな恋愛の言葉が設定されていることが多のですが、ピンクのアネモネは少し切ない花言葉になっています。

アネモネはギリシャ神話の苦しい恋の物語に登場する花なので、「待ち望む」という花言葉は、苦しい恋をしている心の状態を意味しているのでしょう。

赤いアネモネの花言葉

赤いアネモネの花言葉は「君を愛する」です。美の女神アフロディテが登場するギリシャ神話では、アフロディテの恋人の軍神アレスにより、嫉妬で殺されてしまった美青年のアドニスから流れた血が、赤いアネモネになったとされています。

また赤は激しい恋情をイメージさせる色でもあるので、「君を愛する」という花言葉になったのでしょう。

オレンジのアネモネの花言葉

オレンジのアネモネには、特に決まった花言葉は無いようです。そのためアネモネ自体の花言葉から、自分の解釈で花言葉を決めることができます。

アネモネの切ないイメージに注目するなら、「恋の苦しみ」という花言葉と捉えてもよいでしょう。オレンジという明るい色のイメージを重視するなら、花言葉を「純真無垢」とすることもできます。

ぜひオレンジのアネモネの花言葉を、自分なりの解釈で考えてみて下さい。

紫のアネモネの花言葉

紫のアネモネの花言葉は、「あなたを信じて待つ」です。今では紫はミステリアスなイメージが強い色ですが、日本では昔から紫は高貴さや長寿を象徴する色としても親しまれてきました。

そのため紫のアネモネには、長い時間の流れを感じさせる花言葉が付いたとされています。

またアネモネが登場する切ない恋をテーマにしたギリシャ神話のイメージから、愛する相手を信じ続ける人の姿が連想される花言葉が付いたとも考えられるのです。

青いアネモネの花言葉

青いアネモネの花言葉は「固い誓い」です。人間は青に冷静さや落ち着きといったイメージを抱きやすく、実際に青色を見ると心拍数が少なくなる人が多いとされています。

そのため冷静に約束を守り続けるという意味の花言葉が、青いアネモネに設定されたと考えられるのです。また青という色からイメージしやすい水や空の爽やかさから、誠実な印象の花言葉が付いたともされています。

アネモネの花言葉に関係するギリシャ神話

アネモネはギリシャ神話に登場していることでも有名な花です。そこでアネモネの花言葉の由来となった、ギリシャ神話について、詳しく取り上げていきましょう。

アネモネに興味がある人は、ぜひアネモネと深い関わりがあるギリシャ神話にも、興味を持ってみて下さい。

西風の神ゼピュロスとアネモネ

アネモネは春の女神フローラとその娘のアネモネ、西風の神ゼピュロスの三角関係をテーマにしたギリシャ神話に登場しています。

春の女神フローラは、西風の神ゼピュロスに恋をしますが、ゼピュロスは娘のアネモネと交尾と同士だと知り、嫉妬でアネモネを追放してしまうのです。

その後ゼピュロスはアネモネを花のアネモネに変えて、ずっと近くに置き続けたという結末になります。そのためアネモネには切ない恋や悲しみのイメージが強く付くようになったのです。

またゼピュロスがアネモネを見捨て、フローラを選んでしまうという結末もあり、その結末にちなんで「見捨てられる」といったネガティブな花言葉が付くようになったともされています。

アネモネを楽しむ際の注意点

花言葉を知っていく内に、オレンジや青などのカラフルなアネモネ自体を、楽しんでみたいと思った人も多いのではないでしょうか?そこでアネモネを安全に楽しむ上で、重要な注意点も紹介しましょう。

実はアネモネの茎には、プロトアネモニンという毒素が含まれているのです。プロトアネモニンが皮膚に付着すると、炎症を引き起こす恐れがあります。そのためアネモネの茎を切って、切り花として楽しむ場合は、必ずゴム手袋をして皮膚を守るようにして下さい。

注意点を守って、オレンジや赤などの色の違いで印象が大きく変わるアネモネを、安全に楽しみましょう。

アネモネの花の上手なプレゼント方法

ピンクや青などの色によって花言葉が異なるアネモネをプレゼントするときは、そのシチュエーションに合った花言葉のアネモネを選ぶことをおすすめします。

そこで以下では上手なアネモネのプレゼント方法を、シチュエーション別に取り上げていきましょう。

プロポーズするときに贈る《花言葉・君を愛す》

愛の告白のときに、相手にアネモネを贈る場合は、赤いアネモネがおすすめです。赤いアネモネの花言葉は「君を愛す」と情熱的なので、プロポーズにはぴったり合うでしょう。

赤いアネモネの華やかさもプロポーズの場にマッチしています。「君を愛す」というシンプルかつ情熱的な花言葉は、そのままプロポーズの言葉に取り入れることもできるでしょう。

スポーツや受験する人に贈る《花言葉・信じて待つ》

スポーツや受験で頑張っている人へのエールとして、アネモネを贈りたい場合は、紫のアネモネがおすすめです。紫のアネモネには「信じて待つ」という花言葉があり、頑張っている人に贈ることで、安心感を与えることができます。

相手に紫のアネモネを花を贈る時は、花言葉がすぐ分かるように、花言葉を書いたメッセージカードを紫のアネモネの花束に忍ばせておくとよいでしょう。

出産祝いに贈る《花言葉・待望》

出産祝いとしてアネモネを贈る時は、ピンクのアネモネがおすすめです。ピンクのアネモネの花言葉は「待望」なので、生まれてきた赤ちゃんへの祝福の気持ちを伝えることができます。

ピンク色は癒しのイメージが強い色なので、ピンク色のアネモネを贈ることで、お母さんへの労わりの気持ちも表すことができるでしょう。

アネモネを楽しもう!おすすめスポット3選

アネモネの花言葉を知ったら、実際のアネモネを見てみたくなった人も多いのではないでしょうか?そこで以下では、アネモネを楽しめるスポットも紹介していきたいと思います。ぜひ実際に足を運んで、可憐なアネモネの花に癒されて下さい。

富士芝桜まつりで有名な「富士本栖湖リゾート」

アネモネのおすすめスポットの1つは、「富士本栖湖リゾート」です。「富士本栖湖リゾート」では毎年4月から5月にかけて「富士芝桜まつり」が開催されており、一面を覆う芝桜は有名でしょう。

実はそんな富士本栖湖リゾートでは、2月から5月頃にかけて、様々な色のアネモネも楽しめるのです。また近くには花畑を一望できる展望カフェや展望足湯だけでなく、ご当地グルメを楽しめるイベント会場もあります。

広大なアネモネの花畑を楽しめる「昭和記念公園」

東京都の立川市にある「昭和記念公園」も、アネモネを楽しめるスポットです。春には一面に咲くカラフルなアネモネを楽しむことができます。開放感のある広い花畑の中で、アネモネに囲まれた癒しの時間を過ごすことができるでしょう。

可愛らしいポピーの種類も豊富なので、ぜひアネモネと合わせて楽しんでみて下さい。

大人も子供もアネモネを楽しめる「浜名湖ガーデンパーク」

3つ目のスポットは、静岡県の「浜名湖ガーデンパーク」です。浜名湖に自生する多種類の花を展示しており、2月~4月頃まではアネモネも魅力的に展示されています。

花の美術館や遊覧船ガーデンクルーズ、展望台などもあり、何時間でも飽きずに楽しむことができるでしょう。子供広場や食事処、休憩所なども整備されているので、家族連れでも落ち着いてアネモネを楽しむことができます。

ギリシャ神話が主な由来となったアネモネの花言葉の意味

今回はオレンジや青などの色別に、アネモネの花言葉の意味や由来について取り上げてきました。可憐な見た目なアネモネですが、切なかったり悲しかったりする花言葉が多く、驚いた人も多いでしょう。

その花言葉の主な由来となったものが、悲恋をテーマにしたギリシャ神話です。そのためアネモネの花言葉のさらに詳しい由来が気になる人は、ぜひアネモネが登場するギリシャ神話を調べてみて下さい。

アネモネの花言葉に興味が湧いた人には、今回紹介したおすすめスポットを参考にして、実際のアネモネを愛でてみることをおすすめします。

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