打たれ弱いの意味とは?打たれ弱い人の特徴11選!仕事が原因?
自分の打たれ弱いのを克服したいと思っている人や、周囲の打たれ弱い人を何とか克服させたいと思っている人はたくさんいるでしょう。そこで、打たれ弱いとはどういう意味かということから打たれ弱い人の性格や特徴、そして原因や克服するにはどうずればよいかなどを紹介します。
目次
打たれ弱い自分をどうにかしたい!
日常生活を送っていると、仕事を始め、頑張っていても打ちのめされてしまうことは誰にでも起こりうるものです。しかし、打ちのめされた時に打たれ弱い人はなかなか立ち直ることができなかったり、怖くなって同じような場面に立ち向かえなくなってしまいます。
そんな打たれ弱い自分を何とかしたいと思っている人はたくさんいるでしょう。そこで、そういう人達のために、打たれ弱いとはどういう意味かという基本的なことから、打たれ弱い人についていろいろ紹介していきます。
そもそも「打たれ弱い」の意味とは?
そもそも打たれ弱いとはどういう意味なのでしょうか。普段何気に使っていたり、人から言われて何となく解釈している人も少なくないでしょう。
打たれ弱い人についていろいろ知っていく前に、まずは打たれ弱いとはどういう意味かを確認し、しっかりと理解しておきましょう。
「打たれ弱い」の意味
ますは、打たれ弱いとはどういう意味かを紹介します。打たれ弱いとは「気が弱い」「傷付きやすい」という意味で使われる言葉です。
ボクシングや野球などスポーツでよく使用されていて、ダメージを受けたり、ピンチになると急激にパフォーマンスが下がる人や、なかなか立ち直れない人のことを指します。
そこから仕事など日常生活でもピンチの場面でパフォーマンスを発揮できなかったり、傷付きやすく落ち込んだらなかなか立ち直れない人という意味で「打たれ弱い人」とよく表現されます。
「打たれ弱い」の類義語
打たれ弱いとはどういう意味か紹介しましたが、打たれ弱いと同じような意味やニュアンスがある類義語も紹介します。
打たれ弱いの類義語は「メンタルが弱い」「精神的にもろい」「豆腐メンタル」「傷付きやすい」「すぐにめげる」「根性がない」「気が弱い」などがあります。
打たれ弱い人の性格的特徴6選
打たれ弱いとはどういう意味かわかったところで、次は打たれ弱い人の性格的特徴を紹介します。
打たれ弱い人の性格的特徴を知ることで、打たれ弱いと自覚している人や克服したいと思っている人は、自分のどういった性格的特徴が原因となっているかを分析することができます。
また、打たれ弱い人を何とか克服させたいと思っている人も打たれ弱い人の性格的特徴を知ることで、どういった性格が原因となっているかを把握することができるようになります。
プライドが高い人
打たれ弱い人のなかにはプライドが高い人もたくさんいます。
プライドが高い人は打たれ弱い人の性格的特徴のイメージには結びつきにくいかもしれませんが、プライドが高い人は自分が優秀だと思っているので失敗したり、否定されたりすることがないので、防御は必要ないと、心を防御する意識が日頃から薄い人が多いです。
なので、思わぬ失敗をしたり自分を否定されたりすると、どう対応して良いかわからずにめった打ちを食らってしまいやすいやすく、そのダメージからなかなか立ち直ることができません。
完璧主義な性格
打たれ弱い人には完璧主義な性格の人が多いのも特徴です。完璧主義な性格とは、何をするにしても100点満点でなければ気が済まないというような性格です。仮に95点と高得点であってもマイナス5点の方にばかり目がいって自分を責めたりしてしまいます。
こうした完璧主義な性格も人もプライドが高い人と同じように、一見心が強そうなイメージがあるかもしれませんが、物事に取り組んでいる途中で100点満点がとれないとわかってしまうと、もう駄目だと心が萎えてしまいがちです。
その結果、パフォーマンスが大きく低下してしまったり、途中で諦めてやめてしまうことも少なくありません。
ネガティブな思考
打たれ弱い人は基本的にネガティブ思考である人が多いのも性格的特徴です。ネガティブな思考が癖になってしまっていて物事を何事も悪くとらえてしまうため、受けなくてもよい精神的ダメージを受けてしまったり、必要以上に大きなダメージを受けてしまいがちです。
例えば、たまたま聞こえていなかったり、タイミングが悪かったために挨拶や返事を返してもらえなかっただけでも自分が怒らせるようなことをしたかなとか、嫌われているのではないかと考えて落ち込んでしまったりしてしまいがちです。
また、ネガティブ思考で打たれ弱い人はどうせうまくいかないと言い聞かせることで、ダメージを少なくしようという気持ちから「どうせ」が口癖になっている人が多いのも特徴です。
自分が大好き
打たれ弱い人のなかには自分のことが好きだという人が多いのも性格的特徴です。打たれ弱い自分が嫌いだという人も、もちろんいますが、打たれ弱い自分は損だと思うことはあっても嫌いではないと思っている人は少なくありません。
そういった人達は、打たれ弱いのは自分が繊細な心をもっていて、いろんなことに気付いたり、人の気持ちがわかってしまうから傷付きやすいのだと思っていて、そういった繊細な心がない鈍感な人にはなりたくないと思っています。
そういう繊細な心をもっている自分が好きという気持ちがあるため、打たれ弱いのはつらいけど、改善しようとは思わないという人がこのタイプには多いのも特徴です。
自分を持っていない
打たれ弱いには自分を持っていない人もたくさんいるというのも性格的特徴です。自分を持っていない人とは自分の意思は主張をもっていないという意味、または意思や主張があっても表に出せない人という意味です。
自分の意思を主張したことが少数派であったり、反対されたらどうしようという気持ちが強く、自分の意思とは関係なく常に多数派にいようとするのが、自分を持っていない人の特徴です。
打たれ弱いので、反対されたりしてダメージを受けるくらいなら自分の意思はない方が良いと心の防御をしているのです。
打たれ弱い人の仕事での特徴5選
日常生活のなかでも仕事中は責任があることを任されたり、上下関係、人間関係などで精神的にもダメージを受ける場面が多くなりがちです。
打たれ弱いことが原因で悩んでいる人のなかには、自分の打たれ弱さが仕事に影響しているため悩んでいる人もたくさんいるでしょう。そこで、次は打たれ弱いの仕事での主な特徴を紹介していきます。
ちょっとした指摘や注意を重大事と捉える
打たれ弱い人は仕事中に間違いを指摘されたり、注意をされたりしたときに必要以上にダメージを受けてしまいがちです。
大したミスではなく今度から気を付けてくれればいいと思って周囲がミスを指摘したり、こうした方がもっと効率が良いよという意味でアドバイスをしたりした場合でも、致命的なミスをして怒られた気分になったり、要領の悪さを指摘されたと思って落ち込みます。
自分で必要以上に追い込んでしまって、その後の仕事もミスが怖くなって積極的に取り組むことができなくなってしまいがちです。
他人に対して攻撃的になる
打たれ弱い人のなかには、周囲に攻撃的になる人も少なくありません。仕事場では、自分よりも優秀な人材が部下や同僚、後輩にいると思うと、自分が劣っているのを認めたくないという気持ちが働いて、攻撃的になってしまう人がいます。
また、仕事で注意されたり、責められたりするのを回避するため、先に自分から攻撃をして自分の身を守ろうとします。
攻撃的になっているときは、そこを突かれたら困るからであり、そういう人はそこを論理的に指摘されると、論理的には対抗することができないので、さらに感情的になって攻撃してきますが、心の中では自分が完敗しているのがわかっているため落ち込みます。
この仕事自分には無理だろうと決めつける
打たれ弱い人は、どうせこの仕事は自分には無理だろうと自分に言い聞かせて、できるだけ責任ある仕事から逃れようとしがちです。
責任ある仕事を請け負うということはそれだけリスクを背負うことになります。打たれ弱い人はとにかくリスクを負いたくないと考える人が多いので、仕事でもせっかくのチャンスも見逃してしまったり、周囲から遅れをとってしまいがちです。
慎重なのは一概に悪いとは言えませんが、慎重すぎて何もできなくなってしまうと仕事ではマイナスとなることが多いです。
仕事でミスをすると頭が真っ白
打たれ弱い人は仕事でミスをすると頭が真っ白になってしまいがちなのも特徴です。仕事でミスをしてしまうのは誰にでもあることですし、ミスをしたときはその後をどう対処するかが大切になりますし、失敗を糧に今後に活かすことも大切です。
しかし、打たれ弱い人は失敗したことに対して怒られることや周囲の評価が下がってしまうのが気になってしまったり、どんでもないミスをしてしまったと必要以上に大げさに捉えてしまってパニックで頭が真っ白になってしまいます。
そして、何もできない自分を見かねた周囲の人にフォローしてもらって落ち込んだり、周囲から「落ち込んでいないで、とりあえず対処しなさい」と言われて、さらに怒られたと思って落ち込んでしまいます。
自分の意見を言えない
打たれ弱い人は仕事場で自分の意見を言わない人が多いです。言いたいことがあっても反論されたりするのを恐れて何も言えなくなってしまいます。そのため仕事も言われたことを言われたまま行うだけになってしまいがちです。
また、言いたいことを言えないため仕事の不満やストレスを溜めてしまいがちなので結局精神的ダメージを負うことなってしまいやすいのも、こういうタイプの人の特徴です。
打たれ弱い原因とは?
打たれ弱い人の性格的特徴や仕事における打たれ弱い人の特徴などを紹介してきましたが、そもそも打たれ弱くなってしまった原因は何なのでしょうか。
打たれ弱い人の打たれ弱くなった原因まで深く掘り下げていくことが、打たれ弱いのを克服するためのヒントにつながるので、打たれ弱くなった原因について紹介していきます。
叱られることに慣れていない
打たれ弱い人のなかには、叱られることに慣れていないのが大きな原因となっている人も多いです。小さいころに叱られることがほとんどなかったという人は叱られたときの対処法もなく、叱られたときに大きく落ち込んでしまいます。
また、ちょっとした指摘や注意であってもすごく怒られたと思ってしまい大きなダメージを受けてしまったり、叱られたくないと過敏になってしまい、何事にも消極的になってしまう原因にもなってしまいます。
相手の真意を理解していない
打たれ弱い人のなかには、相手の真意を理解していない(理解しようとしない)のが大きな原因となっている人もいます。
意見を言ってくる人のなかには、期待をしていて叱咤激励をしたりアドバイスている人もいますが、その真意を理解しようとせずに、ただ注意されたと解釈してしまう人も打たれ弱い人には多いです。
また、注意しないとこのままでは大きな失敗につながるから注意したという場合でも、相手の真意を理解せずに、ただ注意されたということだけに目がいってしまい、あの人に嫌われてしまった(嫌われている)と落ち込んでしまいます。
周囲の評価を気にし過ぎている
打たれ弱いという人のなかには周囲の評価を気にしているのが原因の人も多いです。
周囲の評価を気にし過ぎているのが原因で、周囲の何気ない一言で落ち込んでしまったり、必要以上に心を傷つけてしまっている人は多いです。なかには周囲が小声で話しているだけで、自分の悪口を言われている気がして落ち込んでしまう人もいます。
周囲の評価を気にし過ぎている人は、打たれ弱いというよりも周囲を気にし過ぎて無駄なダメージを受ける機会が多く、そのダメージを必要以上に大きく感じているだけの可能性もあります。
打たれ弱いと思い込んでいる
打たれ弱い人は、自分は打たれ弱い人だと過剰に思い込んでいることが原因となっている可能性もあります。
打たれ弱いという言葉は日常生活のいろいろな場面でよく使われます。なので、人から打たれ弱いと言われたり、自分で打たれ弱いと言っているうちに、どんどん自分が打たれ弱いと思ってしまっている人もいるでしょう。
本当はそこまで打たれ弱くない人でも、自分は打たれ弱いからと言い訳にして、責任やリスクのあることから逃れるのが癖になってしまうとそれが原因で本当に打たれ弱くなってしまうこともあるので注意が必要です。
打たれ弱い性格は直せる?克服する方法
打たれ弱いのを何とか克服したいという気持ちはあるけど、打たれ弱いのは性格だから克服することはできないだろうと諦めてしまっている人もいるでしょう。
たしかに性格を変えることは簡単にできるものではありません。しかし、自分の意識を変えていったり、努力をしていくことで少しずつ打たれ弱いのを克服していくことはじゅうぶんに可能です。
そこで、打たれ弱いのを克服するためにはどういった意識をもったり、努力をしていけばよいのかを紹介していきます。
この後どうするかだけに集中する
打たれ弱いのを克服するためには、失敗したり、ピンチになったときはとにかくその後をどうするかを考えることに集中する習慣をつけることが大切です。
打たれ弱い人は、失敗したり、ピンチになったりすると、頭が真っ白になったり、ただ落ち込んでしまったりしてしまいがちですが、落ち込むのは後回しにしてとにかく今はどう対処すればいいかだけを考えようと集中することが大切です。
そうすることで、ミスをしてもそのミスによるダメージを最小限に食い止めることができますし、対処することに気持ちがいくことで落ち込むことも少なくなります。
他人と立場を置き換えてみる
打たれ弱い人は、失敗したり、人から注意されたりしたときに、周囲の人の評価を大きく下げてしまったと思って落ち込んでしまう人もたくさんいます。そういう人は現在の自分の立場を一度他人に置き換えてみると良いでしょう。
自分が周囲の人の立場だったとして、他の人が自分と同じような失敗をしたら、自分はその人の評価を大きく下げたり、嫌いになったりするかを考えてみましょう。そうすると、そこまで評価を落とすようなことはしていないということに気が付くことができます。
そうやって俯瞰で見る習慣をつけることで、打たれ弱さを徐々に克服していくことができるでしょう。
小さな成功を積み重ねて自信をつける
打たれ弱さを克服していくためには自信をつけていくことが効果的です。打たれ弱い人はダメージを受けたくないため、何事にもリスクや責任を負うのを避けようとしがちです。そうなると失敗を減らすことができたとしても、成功する機会まで減らしてしまいます。
成功体験が積み重なっていくと自信につながり、失敗を恐れずリスクや責任を負う勇気もだんだんと湧いてくるようになります。これまで避けていたような事にどんな小さなことでもいいので挑戦する習慣をつけて小さな成功体験を積み重ねていきましょう。
自分で逃げ道をつくる
打たれ弱さを克服するためには、自分で自分の逃げ道をつくる習慣をつけることが必要な人もいます。打たれ弱い人のなかには、必要以上に自分が悪いと思ってしまったり、自分は何をやっても駄目だと自分を追い込んでしまう人も少なくありません。
そういう人は、全て自分で背負い込むのではなく、精神的な逃げ道を自分でつくってあげることも大切です。
自分にも非はあるけど外的要因もあって仕方ない部分もあると思ったり、ミスはしたけど致命的なミスではないし、ちゃんと後のフォローさえしっかりやれば大きな問題ではないと多くの人は思っているのだということを知っておきましょう。
打たれ弱い人への接し方
打たれ弱いことで悩んでいるのは打たれ弱い人本人だけではありません。打たれ弱い人との接し方に悩んでいた李、打たれ弱い人を何とか克服させることはできないだろうかと悩んでいる人もいるでしょう。
そこで、打たれ弱い人へはどのように接していけば良いのかについて紹介していきます。
打たれ弱い人の良い面にも注目する
打たれ弱い人を見るとマイナスのイメージにばかり目がいってしまいがちですが、打たれ弱い性格は悪いことばかりではありません。
周囲の感情に敏感であったり物事に慎重になることが良い方向にいくこともありますし、何より、同じような性格の人の気持ちを汲み取ってフォローしてあげることができるという強みもあります。
打たれ弱い人との接し方に悩んでいる人もそうした良い面に注目していけば、接し方も変わってくるでしょう。
考え方の癖を変えてあげる
打たれ弱い人の多くは、何でもネガティブに捉えてしまったり、何をやっても自分はダメだというような考え方が癖になってしまっています。なので、打たれ弱い人を何とかしてあげたいという人は、違ったものの見方や考え方を示してあげることも大切です。
ものの見方や考え方は簡単に変わるものではないので、根気が要りますが考え方の癖をちょっとずつ改善してあげましょう。その時もこうするべきと強制するのではなく、こういう考え方もあるよという感じで提示してあげるのがポイントです。
話を最後まで聞いてあげる
打たれ弱い人の話を聞いていると、言い訳が多かったり、ネガティブな発言が多かったりすることも多いので、言葉を遮って注意や指摘をしてしまいたくなることもあるでしょう。
しかし、そういった場合は遮るのを我慢して最後まで話を聞いてあげるのが上手な接し方です。言いたいことを全て言わせてからこちらの話をすることで、耳を傾けやすくなりますし、こちらの指摘や注意もしやすくなります。
経験を積むことで打たれ強くなる?
打たれ強い、打たれ弱いは性格も大きく関わってくるので先天的なものが大きいのは確かですが、経験など後天的なものもあるのも確かです。
実際、たくさんの失敗を経験していくことで、対処法や気持ちの整理のつけ方を身につけていって打たれ強くなった人はたくさんいます。
打たれ弱いのはもって生まれたものだから仕方がないと諦める必要はありません。
打たれ弱さを少しずつ克服していこう
打たれ弱いの意味から打たれ弱さの克服方法までいろいろと紹介しましたが、打たれ弱さを克服すれば、いろいろなことに積極的に挑戦することができるようになり、仕事やプライベートでも大きく可能性が拡がります。
いきなり打たれ強くなることはありませんが、ちょっとずつ克服していきましょう。