硬派の意味とは？硬派な男性の恋愛の特徴！

硬派と聞いて、あなたは眉をひそめますか？それとも好感を抱きますか？硬派な男性に抱くイメージは人それぞれ、怖い、強い、悪いという印象を持っている人もいれば、頑固、真面目、一本気といった印象を持っている人もいるでしょう。

硬派と一口で言っても、その外観や性格、嗜好、主義はさまざまですが、「硬」の字が示すように、強固で強靭な意志を持っている点は、共通しています。そして、硬派な男性には、いくつかの特徴があります。

恐れられる一方、一部の男性や女性には圧倒的な人気がある硬派な男性。あなたの周りにも、いるかもしれません。特徴や性格から、探してみませんか？

「硬派」には、複数の意味があります。まず一つ目の硬派の意味とは、組織の中で、自分の主義主張を曲げず、決して妥協せず自説を押し通そうとする一派のことです。二つ目の意味は、新聞社の政治部と経済部、放送でのニュース、教養関係の俗称です。

そして、女性との付き合いが苦手で、正義を主張し、ときに暴力に訴えることもある人たちという意味もあり、最後の意味から派生して、硬派とは、腕力や暴力をふるう不良集団と解釈する場合もあります。

しかし、硬派な男性といった場合は、意志強固で、真面目、融通が利かない頑固者ととらえるのが一般的です。

硬派の反対語は、軟派です。「硬」に対して「軟」ですから、わかりやすいです。「軟派」を辞書で引くと、積極的に自分の意志や説を主張せず、穏やかに物事が進むほうに賛同するグループ、新聞社における文化部や社会部の俗称とあります。

また、女性に対する不良行為との意味もあり、いわゆる「ナンパ」の語源です。このことから見ると、軟派の反対語である硬派とは、女性に対して紳士的という意味になります。

硬派の意味に、女性に関する記述があるように、硬派な男性は、女性や恋愛に対して、はっきりとした特徴があるようです。とりあえず新聞社や報道における硬派の意味は脇に置くとして、硬派な男性の恋愛シーンでの特徴をみていきましょう。

硬派な男性は、チャラチャラした恋愛が嫌いです。「ナンパ」などもってのほか、好きな女性に自分から積極的にアプローチすることも苦手です。とは言っても、好きになったら一直線で、目移りしたり、浮気をしたりすることはありません。

しゃれた会話や軽いジョークでコミュニケーションを図るのも苦手なので、女性にとっては近寄りがたく、「もしかしたら嫌われているのかも」と思ってしまいがちですが、ぶっきらぼうでもなんとか会話が成立しているなら、あなたに好意を持っている証拠です。

硬派な男性は、回りくどくて面倒くさいことが嫌いです。嫌いな相手に気を使ったり、ご機嫌をとったりすることはまずありません。特に苦手な女性とは、できる限り距離を置こうとします。

自分から告白するのは、死ぬほど恥ずかしいと思っていますが、本気で好きになった女性のためなら、どんなことでもするという強い意志と覚悟を持っています。

愛情表現が下手な傾向にあるので、告白もわかりにくかったりしますが、一度恋愛関係になると、女性のことをとても大事にします。しかし、硬派な男性は、恋愛には一途なぶん、嫉妬深く独占欲が強いという特徴もあり、いい加減な気持ちで付き合ってはいけません。

恋人に対しては一途に愛を貫く硬派な男性ですが、いったん恋愛関係になると、冷たいと感じることも多いかもしれません。

硬派な男性は、恋人と一緒にいても、友だちに誘われると遊びに行ってしまったり、友だちが困っていると、恋人そっちのけで相談に乗ったりしがちです。

硬派な男性としては、恋人をないがしろにしているつもりはなく、恋人は自分の分身だと思っているので、何をしても、何も言わなくてもわかってもらえると思い込んでいます。つまりは甘えです。

女性から見れば、冗談じゃないと思うかもしれませんが、硬派な男性は、女性心理にも疎いので、放っておかれる女性の気持ちには無頓着です。一切の悪気なく恋人より友だちを優先してしまいます。

硬派な男性にとって、恋人と友だちは別次元の存在なので、比べることはできません。比べるという発想自体がないのかもしれません。

幾つもの恋愛を渡り歩く軟派な男性に比べて、硬派な男性の恋愛遍歴は短めです。この人と心に決めたら、真剣に愛を貫きます。意外と古風で責任感が強い特徴がある硬派な男性は、初めての女性と結婚することも少なくありません。

けじめを大事にし、正式な手続きを重んじる傾向にあるので、ズルズルと恋愛関係を続けるより、きちんと家庭を築くことを選びます。硬派な男性は弱い者いじめが大嫌いで、保護意識が高いので、驚くほど子煩悩です。

本当の硬派なら、虐待やネグレクトなど、絶対にありえません。子ども嫌いを気取っていても、いざ子どもが生まれると、スマホの待ち受けに子どもの写真を使うほど、いいパパになる傾向にあります。

硬派な男性は、馬鹿がつくほど正直で、くそがつくほど真面目です。結婚してからはもちろんのこと、恋愛中も浮気などあり得ません。自分が真っ正面なぶん、女性にも貞節を求めます。男友だちと遊びに行くのさえ嫌がるかもしれません。

もし軽い遊びのつもりでも、浮気がばれたら、考えるのも恐ろしいほどの修羅場が待っているでしょう。

硬派な男性は一度に複数の女性と恋愛関係になれるほど器用ではありません。もし、硬派な男性が浮気をした場合、それはもう浮気ではなく本気です。

真面目で正義感が強く、恋愛に奥手な硬派な男性。とは言え性格はさまざまです。硬派な男性に共通する性格的な特徴をみてみましょう。

硬派な男性は、ルールや秩序を重んじ、年長者への敬意も忘れません。友だちと一緒にいると、調子に乗って悪ふざけをすることもありますが、限度をわきまえ、決して他人に迷惑をかけるような行為はしません。

安易な道に逃げたり、壁にぶつかって挫折することが嫌いで、困難な状況になればなるほど燃えるタイプです。周りの人からは、「もっと肩の力を抜けばいいのに」と心配されるほど、自分に厳しくストイックな性格です。

休日には、厳しいトレーニングで体を鍛えることも多いです。自分を律して生きることができるのが、硬派な男性の特徴といえます。

硬派な男性の一番の特徴は、正義感が強いことです。ずるいこと、卑怯なことを見過ごすことができません。会社の備品を使用に使うなど、誰もがやりがちな小さなルール違反、ミスをごまかすための言い訳や責任転嫁も、硬派な男性にとっては、許されざる悪行です。

とくに硬派な男性は、嘘が大嫌いです。自分が嘘をつかないせいか、硬派な男性は他人の嘘にとても敏感です。その場しのぎの出まかせも、硬派な男性には通用しません。

硬派な男性は、恋愛における態度でもわかるように、口下手、交渉下手です。深謀遠慮を張り巡らすなどもってのほか、単刀直入が身上です。硬派な男性は、昨今流行りの忖度からも遠く離れた存在です。世渡り下手とも言えます。

当たり障りがないように、周りに気を配ったりするのは面倒くさいと思っています。硬派な男性の中では、必要なことと、不必要なことがきっぱりと分かれています。要らないことには一切時間も労力も裂かないのが、硬派な男性の特徴です。

ナルシストと聞くと、鏡に映った自分の姿を見てうっとりと微笑んでいる美少年を思い浮かべるかもしれませんが、美少年とは正反対と思われる、硬派の男性も、実はかなりのナルシストです。

硬派な男性は、自分の中に、正義感が強く、弱者を守るという理想の男性像を持っています。そして、自分がそういった理想像に近づいていることに喜びを感じます。

自分に厳しくストイックに生きるのも、理想の男性像に近づくためです。自覚はないかもしれませんが、硬派な男性は、硬派で格好いい自分が好きという特徴があります。

硬派な男性は、一匹狼的な生き方を好む傾向がありますか、組織の中で頭角をあらわすこともあります。嘘が嫌いで世渡り下手な硬派な男性は、仕事面ではどのような特徴があるのでしょうか。

友だちを大事にするという特徴からもわかるように、硬派な男性は、仕事面でも仲間を大切にします。スタンドプレーで自分だけが評価を受けるより、チームワークで成果をあげることを第一に考えます。

硬派な男性は、リーダーシップがあり、チームをまとめるのが上手です。また、男性に好かれるという特徴もあるので、チームになると驚くほどの成果をあげることもあります。

困ったときはドンと任せろという男気も、硬派な男性の特徴です。誰もが尻込みするような難しい仕事や、先が読めない厄介な仕事は、自分から率先して取り組みます。もし、手こずっているような同僚や後輩がいたら、助け船を出さずにはいられません。

そんな硬派な男性の姿を見て、仕事仲間は、「この人についていこう」という気持ちを固めるのでしょう。

難しい仕事にやみくもに手をあげるだけでは、誰もついてきません。硬派な男性は、引き受けた仕事は簡単には諦めませんし、硬派な男性の辞書には、「妥協」の文字はありません。

硬派な男性は、仕事にも理想を持って取り組むという特徴があります。理想の自分に近づくために、自分をストイックに追い込むことも否まない硬派な男性は、どんなことがあっても途中で投げ出したり、諦めたりはしません。

そうした姿勢が、硬派な男性は信頼できるという評判になって返ってきます。

見た目で硬派な男性かどうか、判断するのは難しいです。しかし、体形や顔つきは、そこはかとなくその人の性質があらわれるものです。さらに、硬派な男性はどのようなファッションを好むのでしょう。

硬派な男性の見た目にどのような特徴があらわれるのか、みてみましょう。

硬派の反対は軟派です。硬派な男性の外観的な特徴を考えるとき、軟派な男性を思い浮かべて、その対極をイメージすればわかりやすでしょう。

硬派な男性は、ファッションやヘアスタイルにこだわるのは男らしくないと考えていますが、まったく関心がないわけではありません。自分なりのポリシーがあり、流行に後れていようが、代わり映えがしなかろうが、気にしません。

自分が好きなナルシストなので、何が自分に似合っているのかもよく知っています。ファッショナブルではありませんが、センスはよく、清潔で好感が持てるという特徴があります。

硬派な男性は、正義を貫くためには、ときとして戦わなくてはならないということを知っています。硬派な男性が必ず喧嘩が強いとは限りませんが、力にひるんで逃げるような真似は恥だと思っています。

ナルシストでもあるので、ストイックにトレーニングに励むのが好きです。ですから、全員ではないにせよ、多くの硬派な男性は、引き締まった筋肉質な体形をしています。

ファッションや流行に興味がない硬派な男性は、服や髪形にあれこれ手を加えたり、凝った装飾を施したりすることに意味を見出すことができません。

奇抜な色や形の服を着ている硬派な男性は、皆無といっていいでしょう。硬派な男性が好むのは、質が良くて長く着られる、シンプルな服装です。

白いシャツに履きなれたジーンズでも、しっくりと格好良く着こなしてしまうのが、硬派な男性の特徴です。

女性とは縁遠いとは言っても、硬派な男性も恋愛はします。当然好きなタイプの女性もあります。硬派な男性が好む女性とは、どのようなタイプでしょうか。

硬派な男性は、どちらかといえば人見知りなタイプが多いです。気心が知れてしまえば、とても頼りになる友だちになれますが、硬派な男性は基本的には社交的ではありません。

人間はなぜか、自分と正反対のタイプに魅かれる傾向があります。誰とでもすぐに打ち解けられて、自分に対しても物怖じせず話しかけてくる女性は、硬派は男性の目には、新鮮で魅力的に映ります。

硬派な男性にとって、始めは「鬱陶しい」と思っていても、いつの間にか気になっている、そんな存在になり得るのが、社交的で明るい女性です。

硬派な男性は、正直で真面目な人間が好きです。面白味はなくても、自分の仕事をコツコツと実直にこなす女性は、尊敬に値します。男性と女性の関係において、尊敬が愛に変わるのはよくあることです。

地味で目立たない女性でも、自分の仕事に誠実で真摯に取り組んでいれば、見ている人はいるものです。けばけばしい派手さを嫌う硬派な男性には、真面目な女性が一番ふさわしいのかもしれません。

硬派な男性は、女性に関してはとても消極的ですが、母親には深い愛情を注ぎ、母性に強い憧れと尊敬を抱いています。ですから、恋愛対象となる女性にも、母性を求めます。

マザコンとまではいきませんが、母親なように優しく、大きな愛で包んでくれる、慈悲深い女性に、硬派な男性は魅かれる傾向にあります。なので、硬派な男性は年上の女性に魅かれることも多いようです。とくに姉がいる場合は、その傾向が強いようです。

硬派な男性は、恋愛経験が少ない傾向にあります。しかも、恋愛に関しても理想を持っているので、いい加減な気持ちで彼氏として付き合うのはお勧めできません。

そして、決して人付き合いが得意とはいえない硬派な男性が彼氏だった場合、上手く付き合っていくにはコツがあります。上手く付き合っていけば、結婚に発展する可能性が高い恋愛です。どうすれば硬派な彼氏と、幸せな恋愛を続けることができるでしょうか。

硬派な男性の恋愛の特徴でも述べましたが、硬派な男性は、愛した女性には本当に一途です。自分が一途に愛するのだから、相手の女性も当然そうあるべきだと考えます。

また、硬派な男性は、秩序や規律を重視するので、不倫や浮気、二股などの恋愛は、許すことができません。軽い遊びのつもりでも、彼氏が硬派なら、浮気は絶対にしてはいけません。浮気や裏切りは、彼氏の真心とプライドを粉々に打ち砕く行為です。

もちろん、彼氏が硬派でなくても、不倫や浮気は褒められたものではありませんが、お互いさまと考えて、あまり気にしない軟派な彼氏も存在します。浮気に関して寛容と言うか、寛大な考え方をする彼氏もいますが、硬派な男性に限っては、浮気は絶対にNGです。

浮気と同じで、硬派な男性が非常に嫌悪するのが、嘘です。何気ない嘘、つまらない嘘、小さな嘘、相手のことを思ってついた嘘、どんな嘘でも嘘は嘘、嘘をつくことは、硬派な彼氏にとっては、許しがたい行為です。

もし、やむをえない理由で嘘をつかなくてはならなかったとしたら、彼氏には正直に告白しましょう。真っ当な理由があれば、許してくれるだけの度量の大きさが、硬派な男性にはあります。

硬派な男性には、慕ってくる友だちがいるものです。男性のこともありますし、女性のこともあります。硬派な男性は、友だちとの付き合いを何よりも優先させる傾向がありますので、恋人とはいえ、友だちと会うことを嫌がったり、邪魔したりされると、面白くありません。

彼氏は、浮気は絶対にしないので、女友だちと遊びに行ったり、相談に乗ったりしても、心配はありません。友だちに慕われるのは、彼氏の長所の一つだと割り切って、自由にさせてあげましょう。

硬派な彼氏と上手く付き合っていきたいなら、彼氏を束縛してはいけません。同じように、彼氏の言葉を疑ってもいけません。硬派な男性は、自分は正直な人間だと自負していますから、恋人にあらぬ疑いをかけられると、怒り出すかもしれません。

硬派な男性のイメージが変わりましたか？具体的なイメージを抱きやすいように、硬派といわれている男性芸能人をご紹介します。

すでに鬼籍に入って4年になりますが、日本を代表する名優であった高倉健さんは、硬派な男性の代表格です。

無口で、ストイック、簡単に諦めず、子どもや女性に優しい、一途で真面目な高倉健さんは、役の上でも私生活でも、硬派な男性の条件にすべて当てはまる、パーフェクトな硬派な男性です。

硬派は不良のことだと思っている人もいるかもしれませんが、本当の硬派は、やむをえない場合以外、腕力や暴力に訴えるようなことはありません。硬派な男性とは、自分の信じたもの、愛したもののためには、力を尽くす男性のことです。

硬派な男性は、頑固で融通が利かない、寡黙で近寄りがたい、と敬遠されがちですが、優柔不断でいい加減な男性より、恋人としても、同僚としても、友だちとしても、よっぽど信頼できます。

恋愛についても、いい加減なことはしません。硬派な男性は、肉体関係を持ったからには、結婚するのが男として当然の責任と考える人も少なくありません。結婚願望が強い女性にとっては、これほど信じられる恋人はいません。

女性に守ってもらいたがるか弱い男性が多い中で、古い考え方かもしれませんが、男は強くあるべきだと、固く信じて疑わない硬派な男性は貴重な存在です。多少男尊女卑的な部分はあるかもしれませんが、女性を蔑視しているわけではありません。

臨機応変、柔軟に対応できたほうが、楽に生きられるかもしれませんが、無骨に自分の意志を押し通そうとする硬派な男性は、敵を作ることも、損をすることも多いです。

しかし、純粋で愛情深い硬派な男性は、一人の人間として、とても魅力的です。あなたの周りにいるかもしれない硬派な男性、注目してみてはいかがですか。