加虐心の意味とは?加虐心が強い人の心理や特徴も紹介

「加虐心」の意味をご存知でしょうか?加虐心は人とのトラブルを生んでしまうものでもありますが、誰でも持ち合わせているものでもあります。特に加虐心が強い人にはどのような心理や特徴があるのでしょうか?意味と合わせてご紹介いたします。

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目次

  1. 1「加虐心」という言葉の意味を知ろう!
  2. 2「加虐心」の読み方や意味とは
  3. 3「加虐心」の使い方
  4. 4加虐心が強い人の心理
  5. 5加虐心が強い人の特徴
  6. 6加虐心が強い人への対処法
  7. 7自分の加虐心を抑えるためには?
  8. 8「加虐心」の類語
  9. 9加虐心は誰の心にも宿るもの

「加虐心」という言葉の意味を知ろう!

「加虐心」という言葉をご存知でしょうか?人の残酷な一面を表す言葉でもある「加虐心」ですが、今回はその正しい意味と使い方とは何かご紹介いたします。合わせて加虐心が強い人の心理や特徴とはどのようなものかも合わせて見ていきましょう。

「加虐心」の読み方や意味とは

まずは「加虐心」の読み方や意味についてご紹介いたします。「加虐心」という言葉は小説や物語、文章として目にする機会も多いです。なんとなく意味は知っているけれど漢字の読みなどをないがしろにしてしまってはいませんか?

「加虐心」の読み方

「加虐心」は「かぎゃくしん」と読みます。特に難しいのが「虐」の漢字ではないでしょうか。「虐待(ぎゃくたい)」「残虐(ざんぎゃく)」などにも使われる漢字ですが、訓読みでは「虐(しいた)げる」と読み、人に対して危害を与えることを表す漢字です。

また、合わせて読めはするけれど書けないという人も多いかもしれません。特に最近ではネット社会が主流となりつつあって、ペンで紙に文字を書くという機会は失われつつあります。だからこそいつでもさらっと書けるようになるとかっこいいです。

「加虐心」の意味

「加虐心」とは「人をいじめたい、苦しませてやりたいと思う気持ち」を意味します。特定の人物、もしくは身近な人物に対してネガティブな感情を抱いており、その嫌がらせや、もしくはゆがんだ好意から苦痛を感じさせたい気持ちを表す言葉です。

「加虐心」の使い方

それではこちらでは「加虐心」の使い方についてご紹介いたします。「加虐心」という言葉を使った慣用句や慣用表現も様々あり、それらを合わせて覚えていくことで、「加虐心」という言葉の使い方について正しくマスターすることができます。

「加虐心」を使った例文

それでは「加虐心」という言葉を使った例文から使い方を学んでいきましょう。「加虐心」とは人に対する危害を与えたい心理を表す言葉でありながら、人の性格そのものを表す言葉でもあります。

加虐心は誰もが持ち合わせているものでもあります。ですがそれを表に出すかどうかはその人次第で、「人をいじめたい」という気持ちを表す使い方だけではないことを覚えておきましょう。

例文①加虐心を煽られてつい意地悪を言った

まずは人に対するイラつきやネガティブな感情を表す「加虐心」の使い方から見ていきましょう。何か人から言われたくないことを言われ、仕返しをしたいという気持ちから「意地悪を言った」ように、人に対して明確に危害を与えたい心理を表しています。

例文②弱気な顔に加虐心をくすぐられる

いつもは精悍な、キリッとした表情の人も時には弱気な一面を見せることもあります。そうした弱気な一面に可愛いという気持ちと共に、もっといじめてやりたい、からかってやりたいとゆがんだ愛情を見せることもあります。

特に恋人同士など、決して嫌いなわけではなく、好きな人の意外な可愛い一面を見たからこそ、もっとその表情を見たいという気持ちからいじめたい、加虐心を持つ様子を、慣用句的表現で「加虐心をくすぐる」と表現することも多いです。

加虐心が強い人の心理

加虐心とは誰でも持っている心理のひとつですが、それを表に出すか出さないかで性格が分かれます。加虐心をあからさまに表に出す人を「加虐心が強い」と表現します。実際加虐心が強い人とはどのような心理や性格の持ち主なのかについてご紹介いたします。

人の気を引きたい

加虐心が強い人は、わざと人をイラつかせるような発言をしたり、人を乏しめるようなことを言って人の気を引いているのです。「好きな子はいじめたい」という小学生男子にありがちな心理を大人になっても持ち続けている人でもあります。

また、特別好きな人でなくても、身近な人物に対して自分にかまってほしいという心理から人を乏しめる発言をする人もいます。もはやそれが癖になっており、自分でも無意識であったり、発言に対して悪気を持っているわけではないのがポイントです。

自分に自信がない

加虐心が強い人は自分に自信がありません。自分の能力や容姿などに自信を持てないからこそ、周りにどう思われているのかが不安になってしまいます。不安な心理とはその対象への攻撃性を強める要因にもなってしまい、それが加虐心が強いことに繋がります。

要するに、周りに悪く思われていそうで不安だから、その周りの人物に先に言葉で攻撃することで自分の心の安定を取ろうとしている心理が挙げられます。ほとんどの場合が思い過ごしで、被害妄想が強いタイプであるとも捉えることができます。

優越感がないと不安

自分に自信がないことと合わせて、もうひとつ挙げられる心理があります。自分に自信がなく、無価値な人間だと思い込んでしまうこともその心理として挙げられます。周りの人間の方がなんとなく優れて見えてしまい、一方で自分には何もないように見えてしまいます。

その心理から、自分を高める努力をするのではなく、周りを乏しめて下げることで自分に優越感を持たせようとしていることも、加虐心が強い人の心理です。人のことを悪く言っているように見えて、本当は弱気な心を隠して虚勢を張っているようです。

頭が固く柔軟性がない

社会に出ると、様々なシーンに対応できる柔軟な思考能力がとても大切です。ですが、加虐心が強い人はそれを持ち合わせていません。頭が固く、こうと決められたことに対してワンパターンな解決法しか見出せない頑固な考え方しかないことが言えます。

実際、加虐心が強い人は仕事に対してそこまで優秀な成績を残している人ばかりではないことが挙げられます。正論だけの一本道しか知らず、それ以外の道を行く柔軟な思考力の持ち主の考え方を認められずに攻撃することで乏しめようとしているのです。

加虐心が強い人の特徴

加虐心が強い人とはどのような特徴を持っているのでしょうか。こちらでは加虐心が強い人の特徴についてご紹介いたします。あなたの身の周りにこれらの特徴が当てはまっている人がいるかもしれません。その人は加虐心が強いことが原因である可能性もあります。

トラブルメーカー

加虐心が強い人は頭ごなしに言葉で他人を傷つけ、いじめてしまいます。そんなことをされれば誰だって不満やストレスを感じます。なので加虐心の強い人に対して反論することで、議論は激化してしまい対人トラブルに発展してしまうケースもあります。

加虐心が強い人は悪意を持って人を乏しめようとしているのではなく、人を傷つける発言をしている自覚が無いケースも多いです。なので自分がなぜ怒られているのか理解できず、さらにその人の悪いところを論って火に油を注ぐ形になってしまいます。

正論を振りかざす

先ほども触れたように加虐心が強い人は基本的に考え方がワンパターンで思考の柔軟性に乏しい人が多いです。なので世間一般では「正論」と言われている正しいことではあるけれど実際全うすることは難しいことが大好きで、それに則った行動を取ります。

人を乏しめるときも、それらの正論を振りかざすことで自分に優越感を持たせています。正しいことを言っているんだから自分は正しくて相手が間違っている、とその時々のケースを考えずにワンパターンな思考で相手を傷つけようとする特徴もあります。

ストレスでイライラしている

そもそもどうして人を傷つける行動に出るのかというと、加虐心が強い人はストレスを抱えている人が多いからです。ストレスやイライラを感じており、それらを無意識的に発散しようと考えて相手を傷つける言葉を吐くことでストレス発散をしているのです。

中には家庭や仕事ではものを強く言えず、それを違う場面で発散しているという人もいます。ストレスで押しつぶされそうになっている心の安寧を保つために、人に攻撃すると言う形で自分を守っているというのが加虐心が強い人の大きな特徴です。

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常に誰かと一緒にいる

加虐心が強い人は寂しがりやで誰か人が近くにいないと不安に感じる人が多いのも特徴です。加虐心が強い人も、誰彼構わず攻撃しているわけではありません。特定の人物に対しては優しく仲良くして、他の特定の人物に暴言を浴びせている場合もあります。

また、ターゲットを決めてその人に付きまとうようにして言葉の暴力を投げつけているケースもあります。このように、加虐心が強い人は常に誰かと一緒にいるという特徴を持っていますが、自然と他人の方から離れていくということも少なくありません。

加虐心が強い人への対処法

では、身近に加虐心が強い人がいて、自分や周りの人物に言葉の暴力をふるって正直困っている!なんとか対処したい!そう思っている方のために、こちらでは加虐心が強い人への対処法についてご紹介いたします。加虐心が強い人と上手く付き合いましょう。

肯定してあげる

加虐心が強い人は自分に自信がありません。自分で自分のことを認めてあげられないなら、他人が認めてあげることで自然と攻撃する理由は無くなっていきます。また人は自分に対して好意を持っている人に対して警戒心は和らぐ傾向にあります。

もちろん人への暴言まで認めてあげる必要はありませんが、それ以外の話やその人の仕事や加虐心が強いところ以外の性格を褒めて、認められていることを実感させることで、加虐心が強い人の攻撃性を弱めることができることが挙げられます。

行動を自覚させる

大切な恋人や家族など、これからも仲良くしていきたいという人には行動を自覚させるのもひとつの方法です。加虐心が強く、それを行動に出すことは人間関係に亀裂を生じさせ、やがてその人が孤立する原因にもなりますので、早いうちにやめさせるべきです。

加虐心が強いことを指摘して「やめろ」と言って解決するならそれが一番です。ですが、それでも聞かない場合はあえてその加虐心が強い人と同じように振る舞うことで、自分の行動により人がどれだけ傷つくのかを気付かせるのも一手です。

放っておく

仕事などで今後も仲良くしていかなければいけないという人でない場合は、放っておくのもひとつの手段でしょう。加虐心が強い人に真正面から付き合うことはとてもエネルギーを消費します。仲良くしたい相手ではないなら自分から距離を取りましょう。

加虐心が強い人は人をいじめることに快感を覚えています。だからこそ、その快感を感じさせる可能性を少しでも減らしていくことが加虐心が強い人への対処法として正しいと言えます。

自分の加虐心を抑えるためには?

人をつい傷つけてしまう発言をしているかも、と自分の加虐心に気がついたら、どうすれば良いのでしょうか。自分の加虐心に気がつくことはとても良いことです。強い加虐心に気づいたら、それに上手く対処する行動を取りましょう。

心身共にリフレッシュする

加虐心が強い人は強いストレスが溜まっています。なのでまずストレス発散のために心身をリフレッシュさせましょう。可能なら数日の休みを取って、自分の好きなことをしたり1日のんびりひとりで過ごす日を作るのもおすすめです。

自分磨きをする

自分に自信がないことから他人を乏しめるなら、自分を高めることにエネルギーを使いましょう。資格を取って仕事に活かすのも良いですし、美容にお金をかけて外見に自信を持つことも良いでしょう。自分のコンプレックスを克服することから始めましょう。

悪口を言わない意識を持つ

最初はとても難しいかもしれません。人を傷つける、人の悪い点を論ってしまわないように人との会話ひとつひとつに意識を持ちましょう。人を傷つけることはもちろん、他人の悪口、また自分の愚痴などネガティブなことを口に出さないことを意識しましょう。

「加虐心」の類語

加虐心の強い人の心理や特徴について見てきましたが、最後に「加虐心」の類語についてご紹介いたします。
 

・サディスティック     
・嗜虐性     
・残忍性

人を傷つけたい心理を表す加虐心ですが、これらについても同じく人の残酷な心を表す言葉でもあります。ですが全く一緒の意味ではないからこそ言葉に種類があるのです。下記でそれぞれの類語の意味についてご紹介いたします。

「サディスティック」の意味

好きな子はいじめたいという性的嗜好としての意味合いが強いのが「サディスティック」です。特に人をいじめたい、残酷な目に合わせたいという気持ちから好きな子を窮地に追いやる「嗜好」としての意味合いが強いのが特徴です。

「嗜虐性」の意味

「嗜虐性」とは「人に苦痛を与えることを好むこと」という意味を持ち、「サディスティック」を日本語で表記するとこの言葉になります。人はもちろん、動物など身近な生き物に対してひどいことをして自分が楽しむことを表します。

「残忍性」の意味

「残忍性」とは「ひどいことをするのにためらいがないこと」という意味があり、ニュースなどで「残忍な犯行」と表現されることも多いです。人を傷つけることに限らず、酷いことをすることに対して罪悪感や躊躇いを感じない性質を意味します。

加虐心は誰の心にも宿るもの

いかがでしたか?今回は「加虐心」の意味や使い方、そして加虐心が強い人の特徴についてご紹介いたしました。加虐心は誰でも持っているものですが、それを表に出すかどうかはその人次第です。自分の加虐心と上手く付き合っていくことが大切です。

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