自己評価が低いの原因とは?自己評価が低すぎる人の特徴も紹介
自己評価が低い人の原因とは?自己評価が低い人、「低すぎる人」にはどのような原因があって、どのような特徴があるのでしょうか。また、自己評価が低い男性・女性それぞれの特徴についてもご紹介ます。ほかにも「恋愛観」など自己評価が低い人の様々な面を解説しています。
目次
自己評価が低すぎる自分を変えよう!
自己評価が低い人や「低すぎる人」は男性にも女性にもいますが、そんな自分への評価は変えていかなくてはいけません。自己評価が低すぎると自分で自分を苦しめてしまいます。
まずは自己評価が低い人の男性、女性別に特徴を確認して、その後に「自己評価が低くなってしまう原因」を確認していきましょう。
さらに、「自己評価が低いのを改善するための方法」もご紹介しますので、これらと合わせて確認しつつ、自己評価が低すぎる自分を変えていきましょう。
自己評価が低いとは?
「自己評価が低い」とはそもそもどのような意味なのでしょうか。これは「自己」の「評価」が「低い」ということなので、「自分の価値を認められない」とか「自分の実力を認められない」とか、そういった意味の言葉になります。
何か成功を収めたときに、「自分はすごい!」「自分は天才だ」というところまで思わなくても、「できた!やった!」というように思うことは自然なことですが、自己評価が低い人は「たまたまだ」という程度にしか思えません。
自己評価が低すぎる人になると、「こんなことができるなんて自分は何か不正をしてしまったのではないか?」とできたことを別の角度から疑うようなところまでいってしまうケースもあります。
自己評価が低い人の特徴【男性編】
自己評価が低い人の特徴を見ていきましょう。まずは「男性編」ということで自己評価が低い男性によく見られる特徴を確認していきます。
男性編と女性編で分けてはいますが、「男性でも女性でも」どちらでも見られるものも多いので、「ある程度の目安」程度に確認してください。
プライドが高い特徴
自己評価が低い人というのは、実は「プライドが高い」という特徴があります。プライドが高いのである程度の成果や成功を収めたとしても、「やはりこの程度の成果しか得られなかった」という低い評価を下します。
また、小さいミスであってもプライドの高さがそれを許すことができず、自己評価を下げることに繋がります。自己評価が低すぎる人はプライドを高く保つことができませんが、通常の自己評価が低い人はプライドも高いという特徴があるのです。
自分に厳しいという特徴
自己評価が低い人というのは、「自分に厳しい」という特徴を持っています。これは先に挙げた「プライドが高い」というところでも見られる特徴となっています。
自分に厳しいということは当然「自分への評価も厳しい」ということになりますから、「ある程度の結果では満足できない」とか「小さいミスも重く受け止めすぎる」という特徴が見られます。
ネガティブな考え方をするのが特徴
自己評価が低い人というのは、「ネガティブな考え方をする」というのも、特徴として挙げられるものとなっています。たとえば、成功があれば「自分以外の人のおかげ」であり、ミスがあれば「自分のせい」という考え方をします。
「プライドが高い」などの場合は、「自分はもっとできるはずなのに」という多少ポジティブとも捉えられる考え方がありますが、「自分はこの程度」、「自分にはできない」という考え方で、プライドが高い要素も薄く自己評価が「低すぎる」傾向にあります。
褒められても過剰に否定する
こちらの特徴も自己評価が低い人にはよく見られる特徴で、何か人から褒められるようなことがあっても「いやいや自分なんてまだまだで…」というような反応をして、褒められたことを否定する特徴があります。
普通の人であれば、褒められたときに「ありがとうございます」とか、「頑張りました」などの反応ができるところを、「たまたま上手くいっただけで自分にはそんな力はありません」というように否定してしまいます。
自己評価が低い人の特徴【女性編】
自己評価が低い人の特徴として「男性編」を確認しましたが、ほとんどのものが女性にも見られるケースもあり、男性に限ったことではありません。ただ、女性よりも男性に見られることが多いということになります。
次は自己評価が低い人の特徴で「女性編」を確認していきましょう。こちらももちろん男性にも見られる内容ですが、女性に多い、もしくは女性ならではのものもあるので、チェックしてみてください。
自分自身の意見を言わないのが特徴
自己評価が低い人の特徴として、「自分自身の意見を言わない」というものが挙げられます。これは想像にたやすいものですが、自己評価が低いので「自分の意見にも価値はない」と考えているのが原因となります。
価値の低い自分が出した意見も当然価値が低い、という考え方なので、話し合いの場でも自分から意見は言いませんし、意見を求められたら誰かに同調する程度に収めておくのが基本的な行動です。
他の人のことも否定してしまう特徴
こちらは自己評価が低い程度で、低すぎる人には見られない特徴ですが、「他の人のことも否定してしまう」という特徴があります。
自己評価が低いので「他人の評価も落とすことで、相対的に自分の評価を上げよう」という心理が働いているものとなります。
ただ、自己評価が低すぎる人は、他人の評価を落としたところで何も変わらないと考えているので、自己評価が低すぎる人はこのような特徴は見られません。
ブランド品などを好んで使う特徴
自己評価が低い人の特徴として、「ブランド品などを好んで使う」という傾向が見られます。これは、「身の回り品で評価を上げるため」に行なう行為です。
自己評価が低いので「自分自身」では評価は上げられないのですが、世間一般で「分かりやすく」評価の高いものを見に付けたり、持っていたりすることで、自分の価値を高めようという心理から来ています。
また、ブランド品だけではなく、「評価の高い人間」の側にいることで、自分自身も「すごい人」と思わせようとする行動をするケースもあります。
簡単に身体を許してしまうという特徴
こちらは自己評価の低い女性に特に見られる特徴ですが、「簡単に身体を許してしまう」というものがあります。貞操観念が薄いというわけではなく、「自分の身体になんて価値はない」という心理からくるものです。
自己評価が低いので、「自分を大事にする」というような考えが薄く、たとえ「身体が目当て」であっても、「自分の身体を必要としてくれるなら」という発想になってしまうケースがあります。
これは多少自己評価が低い程度ではここまではいきませんので、自己評価が低すぎる女性に見られる特徴となり、また男性にはあまり見られないですが、まったくないというわけではありません。
自己評価が低くなってしまう原因とは?
自己評価が低い人の特徴を見てきましたが、なぜそのように自己評価が低くなってしまうのでしょうか。自分の価値を認められない人になってしまう原因を確認していきましょう。
抑えつけられた環境で育ったことが原因
自己評価が低くなってしまう原因の1つとして挙げられるのは、「抑えつけられた環境で育ったこと」が原因として挙げられます。
子供の頃に「ダメと言われ続けた」とか、「親の言いつけを守るだけ」で育ってきたとか、そういった自分で考えた行動を抑圧され続けて育ってきた結果、自己評価が低い、自己評価ができない人が育ってしまいます。
いじめにあっていたことが原因
「トラウマ」などの類になりますが、子供の頃に「いじめにあっていた」ことが原因で自己評価が低い人になってしまうケースも少なくありません。
「意味もなく」「わけもなく」、ただただ「理不尽な扱い」を受けて育ってきた子供は、いじめられるような理由が見当たらないので、「自分が存在していることがいけないこと」という心理を植え付けられてしまいます。
その結果、これは当然に自己評価が低くなってしまいます。自分自身の存在と人格を理由もなく否定され続ければ、そうなってしまうのは当然と言えるでしょう。
小さい頃の成功体験が少ない
自己評価が低い人というのは、「小さい頃の成功体験が少ない」ということが原因で、自己評価が低くなってしまっているケースも多いです。
「かけっこで1番だった」とか、「ドッチボールが強かった」、「縄跳びの二重跳びが誰よりもできた」など、特にスポーツ面でのことが大きく影響するケースが多いです。
もちろん勉強面でもあり得るのですが、小さい頃は「遊び」や「運動」の中で優劣が付きやすいものなので、その部分に成功体験がないと、「負け根性」みたいなものが染み付いてしまって、自己評価が低くなりがちです。
自己評価が低い人の恋愛傾向
自己評価が低い人というのは、恋愛面においてもその特徴が見られます。恋愛も「人との関わり」になるので、自己評価が低い人は、ある程度の共通点が見られるので、その部分を確認していきましょう。
相手への依存心が強い
自己評価が低い人の恋愛傾向として、「相手への依存心が強い」というものが挙げられます。「相手がすべて」、「相手がいないと生きていけない」というようなものが依存です。
これは、自己評価が低いので、自分だけではダメだという考えもありますが、そんな「ダメな自分」を好きになってくれた、付き合ってくれた人に対して、「すごい人だ」という心理があるのです。
こんな自分を好きになって付き合ってくれる人は、もうこの人を除いて他にはいない、という考えがあるので、その人に対する依存も非常に強いものになります。
「尽くす恋愛」をしがち
自己評価が低い人の恋愛傾向としては、「尽くす恋愛」をしがちな傾向もあります。相手のために全てを捧げて尽くすことで、ようやく相手と対等だという発想あるので、このような傾向が出ます。
また、先にお伝えしたような「依存心」から絶対に離れられないし、離したくないので、相手が喜ぶことをとにかくし尽くすようにして、繋ぎ止めようと必死になっている気持ちから「尽くす恋愛」になります。
浮気されても怒ることができない
自己評価が低い人というのは、「相手に浮気されても怒ることができない」という恋愛傾向もあります。自己評価が低いので浮気されるのは「自分が悪い」という判断しかできません。
なので、「自分が悪い」のですから怒ることもありません。悲しむことはありますが、それは「浮気させるようなこんな自分が情けない」という自己評価が低い人らしい悲しみの理由となります。
また、「依存心」からも浮気したくらいで怒っていると、それで別れることになるほうがもっと嫌なので、浮気は嫌だけれど怒ることはできない、という心理もあります。
自己評価を高める改善方法
自己評価が低い人が自分自身を認め、「自己評価を高める」ためにはどのようなことをしたら良いのでしょうか。少しずつでも自分の価値を認め、自分の成果を認められるようになるための方法をご紹介します。
好きではないことをやらないようにする
自己評価が低い人というのは、周りに流されてやりたくないことをやっていたり、「人に言われたことしかできない」という傾向があります。
自分で考え、自分で起こした行動には「価値がない」と考えてしまうのが自己評価が低い人なので、そのようになってしまいます。
ですが、心の底には「自分の考え」もありますし、「やりたいこと」や「やりたくないこと」もあるので、それに少しずつでも従ってみることが、自己評価を高めることに繋がります。
他人を強く意識しない
自己評価が低い人は、他人を意識しすぎる傾向にあります。意識するどころか「他人がすべて」、「他人が正しい」と思っているところがあるので、それを少しずつでも改善することで、自己評価を高めることができます。
他人の言うことに従って、他人の意見に同調して、価値の無い自分の意見は無視して生きてきたので、その「他人」を意識しないというのは難しいことですが、少しずつでも「意識しないという意識をする」ことで改善できます。
周りの環境を変える
人が生きていく上で、「周りの環境」というのは非常に大きいものです。今の自己評価が低い自分になってしまうのも、周りにそのように扱われていることが原因の可能性もあります。
職場を変える、引っ越しをする、実家を出る、などで環境を変えることで、周りにいる人や環境が大きく変わり、今までの自分を知っている人がいなければ、また自分自身の立ち居振る舞いも変わってくるケースも多いです。
目標やゴールを見つける・定める
自己評価が低い人は、自分の意思ではなく他人に従って生きていることが多く、言われるままに進んでいるケースが多いです。
ですから、「自分自身の目標」や「自分にとってのゴール」がない、そもそもそんなものを定めたこともない、というケースも多くなっています。
それを設定し、そこを目指して頑張ることは自分の意思ですし、それを達成できたときには、ほんの少しでも「自分を認めるきっかけ」になりますから、目標やゴールを設定するのは、自己評価を高める良い方法となります。
子供の自己評価が低いのは親に原因がある?
自己評価が低くなってしまう原因というところでもお伝えしましたが、「育った環境」が原因で自己評価が低くなってしまうということがあります。それは、「育ったあと」だけではなく、「育っている最中」ももちろん当てはまります。
子供が自分に対する評価ができなくなってしまい、「親の言うこと」や「先生の言うこと」、「友達や周りの人の言うこと」がすべてで、「自分のこの気持ちはおかしいものだ」と考えてしまうのです。
ずっと否定されたり、抑えつけられる環境で育ってしまうと「どれが自分の気持ちなのか」ということも分からなくなってしまうケースもあり、それが親が原因となって子供の自己評価が下がるケースです。
自己評価が低いことにメリットはある?
自己評価が低いというのは、基本的には「デメリット」となることのほうが多く、あまり「良い面」は注目されない、取り上げられない部分となります。
ですが、実は自己評価が低いことにもメリットはあり、「何事にも慢心しない」ということや、「人から愛されやすい」ということもあります。慢心しないというのは自己評価が低いので当然でしょう。
そして、人から愛されやすいというのは、「結果」は残せているのに、慢心したり、偉ぶったりしないで謙虚な様子になるので、そういった人は人から信頼されて愛されやすい傾向にあります。
少しずつ自分を認めてあげよう
自己評価が高い人のほうがメリットが多いのは確かです。ただ、自己評価が高ければ「万能」というわけではありません。「人を見下す癖がある」など良くない点もあります。
ですから、これとは反対に自己評価が低いことも悪いことばかりではないのです。先のもお伝えしたようにメリットもあり、そういった部分に注目したり、できることをしっかり評価してあげれば、少しずつでも自己評価は上げられます。
自己評価は低すぎるのも良くないですし、慢心したり、他人を見下すほど自己評価を高くする必要はありませんが、「ちょうどいい」くらいには自己評価を上げて、自分自身を認めてあげられるようにしましょう。