献身的の意味とは?献身的な人の性格や特徴も紹介

「献身的」という言葉の意味とは?そもそもの「献身的とは?」という部分と類語も合わせてご紹介します。また、献身的な人にはどのような特徴があるのか、心理や性格、行動などを解説します。さらに献身的になる方法や他にも幅広い情報をお伝えしているので確認してください。

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目次

  1. 1何でも尽くす献身的な人ってどんな人?
  2. 2「献身的」の意味とは?
  3. 3献身的な人の特徴【心理・性格編】
  4. 4献身的な人の特徴【行動編】
  5. 5献身的な愛の特徴とは?
  6. 6献身的な人になるためには?献身的になる方法
  7. 7献身的な人におすすめの仕事
  8. 8尽くしている自分に酔っているのは「ニセ献身」
  9. 9優しさに付け込まれないように

何でも尽くす献身的な人ってどんな人?

「献身的な人」というと、何でも尽くすことができるような人のことを言いますが、実際にはどんな人のことを言っているものでしょうか。

まずは、「献身的の意味とは?」というそもそもの言葉の意味と、「献身的」の類語をお伝えして、より意味が理解しやすいように解説していきます。

その後は、献身的な人の「特徴」として心理や性格の部分から実際の「行動」などをご紹介して、さらに献身的とはどんなものなのかをお伝えするので、確認してみてください。

「献身的」の意味とは?

まずは、そもそもの「献身的」の意味とはどのようなものになっているでしょうか。これは、さきにも挙げているように「何でも尽くすこと」を指しています。

そして、その「尽くす」という行為そのものに見返りを求めなかったり、自分の犠牲をもいとわない心を持っていたりと、他人や周りのためにどこまででもできることを「献身的」といい、それができる人のことを「献身的な人」と言います。

「献身的」の類義語

「献身的」という言葉の意味をより理解するためにも、意味の似通った「類義語」をご紹介します。他の近い言葉を見たほうが意味が理解できるということもあるでしょう。

「利他的」という言葉は、献身的に非常に近い言葉になりますし、他にも「自己犠牲」や「尽くす」という言葉も類義語として挙げられるでしょう。

また、「忠実」や「忠誠」、「傾注」なども類語として挙げられる言葉で、基本的には自分の犠牲も顧みず相手のために何かをできるという心や、行動そのものに当てはまるものが献身的やその類義語になります。

献身的な人の特徴【心理・性格編】

「献身的」という言葉の意味を確認したので、次は「献身的な人の特徴」を見ていきましょう。献身的な人に見られる独特な特徴や、「これがなければ献身的とは言えない」というような特徴的なものを挙げていきます。

まずは、【心理・性格】ということで、献身的な人がどのような心理を持ってその「献身的な行動」などを行っているのか、というところと、献身的な人が持っている特徴的な性格を挙げていきます。

メンタルが強いのが特徴

献身的な人というのは「メンタルが強い」という特徴を持っています。のちにもお伝えしますが、献身的な人というのは、その特徴ゆえに「騙される」、「利用される」ことも多くなります。

ですが、そもそもが「何かを得るために」やっているわけではないのが、「献身」なので、たとえ騙されても、利用されても、裏切られても、相手のためにやる行動は変わりません。

ですから、その状況に置かれたとしても「献身的」でいられるほどのメンタルを持っていなくては続けられませんから、献身的な人というのは、強靭なメンタルを持っているケースが多いです。

しっかりと自立しているのが特徴

献身的な人というのは、精神的にも、そして現実的な部分で「経済面」も自立しているという特徴があります。そもそも自立していなければ、献身的な行動などを取れないので、当然持ち合わせている特徴です。

「精神面」はさきほど挙げたメンタルの強さも含まれますし、経済面に関しては、献身的な行動をするにあたって、「お金」が必要なことも当然あります。

その点で、誰かに頼ったり、金銭的な見返りを求めた行動はそもそもが「献身」ではなく「お仕事」などに当たることになるので、自立しているというのは献身的な人の特徴として当然なものです。

母性本能が強いのが特徴

「献身的な人」として多くの人の頭の中に第一に挙がってくるのが「母親」や「父親」という存在でしょう。そして、その両親でもやはり「母親」のほうが「献身的な人」としてイメージしやすいです。

つまり「母親のような存在」を「献身的な人」とも言い換えることができますから、「母性本能が強い人」というのは、献身的な人となりやすく、そのような特徴を持っています。

損得勘定で動かないのが特徴

「これをすると得をする」とか、「これは自分が損をする」などの損得勘定やメリットデメリットで物事を考えず、それに基づいた行動をしないのが献身的な人の特徴です。

『結果的に』自分も得をしたり、何かしらのメリットがあるというケースもありますが、基本的には「損な役回り」になるようなことをするのが「献身的な行動」なので、損得勘定で動く人は献身的な人ではありません。

献身的な人の特徴【行動編】

献身的な人の心理や性格の面での特徴を見てきましたが、次は「行動」の部分を確認しましょう。献身的な人にはどのような特徴的な行動が見られるのでしょうか。

周りに配慮ができる

献身的な人というのは、もともとの性質が「献身的」なので、特定の誰かに献身的というよりは、「常に周りに気を配っている」ような行動を取っているケースが多くなります。

誰か困っている人はいないか、悲しそうにしている人はいないか?などが自然と気になってしまい、そういった人がいたら、損得勘定抜きで手を差し伸べてしまうのです。

束縛しない

献身的な人というのは、誰かを「束縛」するようなことはしません。「束縛」というのは、自分の元を離れないように言葉や実際の行動で縛り付ける意味ですが、それを求めた行動は献身的な行動ではないからです。

相手のために見えるような行動でも、束縛がキツイのであれば、それは「束縛するための行動」であって、「献身的な行動」ではありません。

さりげない気遣いができる

「周りに配慮できる」というものに近いですが、献身的な人というのは「さりげない気遣いができる」という特徴がある人も多くなります。

少し体調が悪そうな人がいたら、「消化に良いもの」を自然と差し出すことができます。寒そうにしている人がいたら、冷房を弱めたり、ひざ掛けを差し出したりできます。そのようなさりげない気遣いが自然とできるのが特徴です。

相手にマメに尽くす

献身的な人というのは「特定の誰か」だけに献身的なわけではないケースが多いですが、「恋人」や「夫」「妻」に対しては、さらに献身的になるケースが多いです。

「とことん尽くす」タイプですし、その尽くすことに対して見返りを求めるようなこともせず、強いて挙げるなら「相手の喜ぶ顔」が最大の見返りとなります。

献身的な愛の特徴とは?

「献身的な愛」というのはどのような特徴があるでしょうか。さきほどまでは「周りの人」への態度なども含めた献身的な人の特徴でしたが、ここではある程度「特定の相手」に対するものになります。

精神的な支えとなる

献身的な人というのは、彼氏、彼女、夫、妻など、相手にとっての「精神的な支え」となります。精神面を支えるというのは、時に自分の身や心を犠牲にすることもありますので、献身的な愛がなければ続けられません。

相手が苦しんでいれば、自分のことのように苦しんで、相手が喜んでいれば、自分のことのように一緒に喜びます。自分の感情は二の次で、相手の心に寄り添って精神的な支えになるのが献身的な愛の特徴となります。

時には厳しく接する

献身的な愛の特徴としては、「時には厳しく接する」というものも挙げられます。実は「自分本位」の考え方というのは、相手に厳しく接することを避けるケースもあります。

なぜなら、厳しく接することで「相手から嫌われる」可能性もあるからです。多くの場合、人から嫌われることは避けたいですから厳しく接するのも避けるという選択になります。

ですが、献身的な愛をもって接する場合、「相手のことを考えたら言わなくはならない」ことであれば、たとえ自分が嫌われようとも、「口うるさいやつ」だと思われようとも、言うべきことは言うというのが献身的な愛の特徴です。

見返りを求めないで行動する

献身的な愛の特徴としては、「見返りを求めないで行動する」というものがあります。これはここでもずっとお伝えしていることではなりますが、見返りを求めないというのは、やはり大きな特徴です。

さきほどの「厳しく接する」ということでも挙げたように、見返りを求めないどころか、時には「自分が損をする」ようなことですら行えてしまうのが、献身的な愛の本来の形であり、それが大きな特徴なのです。

献身的な人になるためには?献身的になる方法

献身的な人になるためにはどうすれば良いでしょうか。これまでに挙げてきた特徴などを参考に考え行動すれば献身的になることはできます。ですので、『それ以外に』考えうる「献身的になる方法」をご紹介します。

しっかりとした芯を持って行動する

献身的な言動、行動というのは、強いメンタルがなければ続けられませんし、簡単に流されるようでは献身的なものとはなりません。

ですから、献身的な行動を起こすにも、「それを行なうことに対するしっかりとした芯」を持っていなくてはなりません。「どんな犠牲を払ってもこれが相手のためだからやり遂げる」というような強い芯です。

そして、献身的な人になりたいのであれば、献身的な行動を取るとき『以外でも』、しっかりと芯を持って行動することで、献身的な人に近づくことができるでしょう。

相手が喜ぶことを考え察する

献身的な人になるには、相手が喜ぶことや、望んでいることを考え、そして「察する」ことができなくてはいけません。「言われてやる」でも尽くすことはできますが、「献身的」とは言い難いところがあります。

相手が喜ぶこと、望むことを察して「スっと」差し出せるような行動こそが「献身的な行動」と周りからも捉えられるので、周りに気を配り、人の心を察する鍛錬をしましょう。

自分自身の犠牲をいとわない行動をする

「自分が損をするからしない」、「これにはデメリットがあるからやめる」というように、自分自身の犠牲を先に考えるのは献身的とは言えません。

「犠牲」を先に考えるのではなく、「相手の利益」を先に考え、そのために行動をしたら「結果的に自分は損をしていた」という行動が「献身的な行動」です。そして、それを躊躇うこと無くできてしまうのが、献身的な人です。

誰にでも優しく接する

「特定の誰かだけに献身的」ということもあり得ますが、やはり献身的な人になりたいと考えるのであれば、周りの人たちから見ても「献身的な人だ」と思われるくらいに献身的でなければなりません。

ただ、すべての人に自分の犠牲をいとわず行動するというのは、聖人君子でない限りは難しいのも事実なので、まずは「誰にでも優しく接する」ということを心がけましょう。

「ただの優しさ」は献身的とは言えませんが、それでも誰にでも優しく接する意識をして、それを実行することは、献身的な人に大きく繋がる行動となるでしょう。

相手に執着しない

相手に執着して取る行動というのは、「献身的」とは言えません。相手を自分の元に置いておきたくて、相手が離れてしまうのが怖いから「尽くしている」のは献身的な行動とは言えないのです。

相手が自分から離れるのも側にいるのも自由だという前提があり、その上で、相手のことだけを思って行動できるのが本当の献身的な人の行動です。

母親が子どもを自分に縛り付けるために育てたりお世話をしているわけではない、というのをイメージすれば分かりますが、執着して起こした行動は「側にいてほしい」、「自分を好きでいてほしい」という見返りを求めた行動になります。

献身的な人におすすめの仕事

献身的な人というのは、「そこまでできるのはすごい」と思われるような性格や行動をしますが、そんな「献身的な人におすすめの仕事」はどのようなものがあるでしょうか。「特に合う」2つをご紹介します。

保育士

献身的といえば「母親」というイメージもあるように、「子どものお世話」というのは、献身的な心を持っていないとなかなか難しいものがあります。

子どもというのは大人よりも言うことを聞きませんし、にも関わらず大人よりも心身ともに弱いという繊細な存在ですから、よほどの覚悟がなければ面倒を見続けることはできません。

ですが、献身的な人というのは、「自然と」それができる人なので、それでいて「仕事としてお金がもらえる」保育士は非常に献身的な人に向いた仕事といえるでしょう。

看護師

看護師というお仕事も献身的な人に向いています。看護師はもちろんお仕事なので、その対価を得ることによって人の心身の状態をみています。

ですが、時にそれを超えたところで、身も心も寄り添ってサポートすることが必要になるケースもあります。それを「嫌々やる」人よりも、自然と行なうことができる献身的な人のほうが、より看護師に向いているでしょう。

保育士と看護師の両方の要素を少しずつ、時には大きく持っているのが「介護師」なので、介護師という職業も献身的な人には向いているものと言えます。

尽くしている自分に酔っているのは「ニセ献身」

献身的な行動に見えるものでも、「こんなに尽くしている私はなんて献身的なんだろう」というように、献身的に見える行動を取ることで「自己満足」を得ているタイプの人もいます。これは実際には献身的とは言えません。

「相手のため」ではなく「自分のため」にやっている行動ですし、このタイプの人は「相手がどう思っているか」が基準ではなく、「自分が尽くしたいから」やっていて、「尽くしている自分が好き」だからやっているのです。

ですから、相手が「ありがた迷惑」と感じるようなことでも「献身的」だという自分の基準を満たしていれば「押し付け」をしてくるので、これは本当の意味での「献身的」とは言えません。

優しさに付け込まれないように

ここまで見てきたとおり「献身的な人」というのは、優しく、見返りを求めず、常に周りに気を配っていて、何かあれば自分のことを犠牲にしてでも助けてくれるような存在です。

ゆえに、「優しさに付け込まれる」ことや、ときには「騙される」こともあります。見返りを求めないので、何かを返してくれることは望んでいませんが、それを利用されて「不利益」まで受けるのはあまりにも理不尽です。

周りの人たちも「献身的な人」がそのような辛い目にあうことを望んではいませんし、それを見て悲しむ人もいます。そういった意味で周りを悲しませることになるので、いわゆる「悪い人」には注意して、献身的な行動を取るようにしましょう。

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