2019年02月17日公開
2019年02月17日更新
「奏」という名前の意味や読み方!奏の漢字の男の子と女の子の名前も紹介
「奏」という漢字を使った名前の意味や読み方にはどのようなものがあるでしょうか。「奏」の意味や読み方、さらに由来や字画数についてご紹介します。また、「奏」を使った男の子の名前と女の子の名前をそれぞれ漢字二文字、漢字三文字で具体例をご紹介します。
目次
「奏」の漢字の意味や名付けのポイントとは?
「奏」という漢字を使った名前は近頃では人気があり、男の子でも女の子でも「奏」という漢字を使った名前というのは増えています。
そんな人気の「奏」という漢字ですが、この漢字の意味や名前に使う際の「名付けのポイント」、さらに具体的な名前の例を漢字二文字と三文字で、男女別にご紹介しますのでチェックしてみてください。
「奏」の意味とは?
「奏」という漢字のもともとの意味はどのようなものでしょうか。これは「読み方」にもかかってきますが、「奏でる」という言葉を最初に思い浮かべることが多いように、楽器などを鳴らすことを「奏でる」と言います
ですので、「奏」という漢字の意味は「演奏する」や「奏でる」のような意味になるのですが、もともとの成り立ち・由来の部分に違った意味もありますので、そこは「由来」の部分でご紹介します。
「奏」の読み方
「奏」という漢字の読み方はどのようなものでしょうか。これは、音読みは「ソウ」と読み、訓読みでは「かな(でる」と読みます。「もうす」という読み方もできます。
「奏」の由来
「奏」という漢字の由来には、「差し上げる」や「申し上げる」という意味があります。ですので、奏という時には演奏などの他にそのような意味があるのです。
漢字上部の「丰(ホウ)」は神を呼ぶ木の枝、漢字下部の「天」は両手でものを差し出す様子を表しています。つまり、「神が舞い降りてくれるように、物を差し出す」という意味からきている漢字となります。
これが、演奏の「奏」、「奏(かな)でる」となったのは、神を迎えるために舞い踊る儀式などから、「演奏」や「奏でる」という意味ができたと言われています。
「奏」の字画
「奏」の字画数は9画となっています。名前をつける際には字画数なども参考にすることが多いですから、「奏」という漢字が9画ということは覚えておくと良いでしょう。
「奏」を使った名前のイメージ
「奏」という漢字を使って名前を付けた際に「そのイメージ」はどのようなものになるでしょうか。男の子の名前に「奏」を使った場合と、女の子の名前に「奏」を使った場合のイメージをご紹介します。
「奏」を使った男の子の名前のイメージ
男の子の名前に「奏」という漢字を使った場合には、「カッコいい」というイメージが多く挙げられます。こののちに『具体的な名前例』をご紹介しますが、そこを見ても分かるように「カッコいい」イメージがあります。
また、「そう」という読みから「爽やか」の「そう」というイメージも出てくるため、「さわやかな男の子」というイメージもあり、「カッコいい」というのも、「ゴツゴツした男らしさ」ではなく、「中性的な」さわやかなカッコよさのイメージが強くあります。
「奏」を使った女の子の名前のイメージ
女の子の名前に「奏」という漢字を使った場合には、不思議と男の子のときのように「カッコいい」というイメージはあまり挙げられることはありません。
それよりも漢字が持つイメージの「和」のイメージや、「音楽」、「楽器」のイメージが多く挙げられます。それによって、昔ながらのしとやかな女性のイメージや、音楽、楽器による優雅で繊細なイメージが持たれることが多いです。
「奏」を使った名付けのポイント
「奏」という漢字を使って名前を付ける際にどのようなところに気をつけて名前をつければいいのでしょうか。そのポイントとなる部分をご紹介します。
「奏」という漢字の意味を含めて考える
「奏」という漢字を使って名前を付ける場合には、「奏」という漢字が持っているもともとの意味も含めて考えることが大切です。
音楽や楽器関連のことだけではなく、「差し上げる」や「申し上げる」というような「献上」のような意味も含まれている漢字だということも意識しましょう。
名前全体を含めた字画数を意識して考える
「奏」という漢字一文字のみで「かなで」という名前であれば、組み合わせは「苗字」との組み合わせだけになりますが、他の漢字と組み合わせての名前を考えているケースも多いです。
そういった場合に、名前全体で見ての「字画数」を意識すると、「どの漢字を使おうか」と迷った際などに参考にすることができます。
名前を呼んだときの「響き」も考慮する
名前というのは、「字を見る」だけではなく、多くの場合は「呼ばれる」ということを忘れてはいけません。つまり名前を決めるときには、「呼んだときの響き」も非常に大切でです。
そのことを忘れて「字として見たとき」のカッコよさや可愛さのみで決めてしまい、呼び名として違和感を感じて後悔してしまうケースもあるので、その点には注意しましょう。
「奏」がつく男の子の名前と意味《漢字二文字編》
「奏」という感じを使った男の子の名前で、漢字二文字の名前にはどのようなものがあるでしょうか。音読みや訓読みの本来の読み方のみで言えばそれほど多いものではありませんが、名前にするのであればバリエーションは豊富です。
また、名前として使う場合には「奏」に限らずですが、その漢字本来の読みの「頭文字」のみで読んだり、意味から連想できる言葉で読んだりということもしますので、さらに名前の組み合わせは豊富になります。
名前 | 読み | 名前 | 読み | 名前 | 読み |
勇奏 | いさな | 奏多 | かなた | 奏汰 | かなた |
奏斗 | かなと | 奏人 | かなと | 奏哉 | かなや |
奏也 | かなや | 奏夢 | かなむ | 奏明 | かなあき |
奏利 | かなとし | 奏晴 | かなはる | 奏史 | かなふみ |
奏琉 | かなる | 奏牙 | そうが | 奏樹 | そうき |
奏梧 | そうご | 奏志 | そうし | 奏司 | そうじ |
奏汰 | そうた | 奏都 | そうと | 奏葉 | そうは |
奏馬 | そうま | 奏矢 | そうや | 奏一 | そういち |
奏賢 | そうけん | 奏仁 | そうじん | 奏佑 | そうすけ |
奏音 | なおと | 勇奏 | ゆうそう | 悠奏 | ゆうそう |
奏星 | そうせい | 奏哲 | そうてつ | 奏大 | そうだい |
「奏」を使った男の子の名前で漢字二文字の組み合わせは上記のようになります。もちろん他にもたくさんありますが、やはり男の子の名前に「奏」という漢字を使うと全体的に「カッコいいイメージ」になります。
近年、名前によく使われるようになった漢字であるとも言えますが、「奏」という和風なイメージもあり、前衛的すぎるイメージもそれほど付かないので、使いやすい漢字と言えるでしょう。
「奏」がつく男の子の名前と意味《漢字三文字編》
「奏」がつく男の子の名前で漢字三文字のものにはどのような名前が挙げられるでしょうか。「かなで」という読みを入れての漢字三文字はあまり見られませんが、その頭文字の「か」を使うケースなどもあります。
名前 | 読み | 名前 | 読み | 名前 | 読み |
阿須奏 | あすか | 明日奏 | あすか | 奏一郎 | そういちろう |
奏一朗 | そういちろう | 奏良太 | そらた | 波奏人 | はなと |
未奏雄 | みなお | 和奏雄 | わかお | 和奏道 | わかみち |
奏留太 | かるた | 奏三郎 | そうさぶろう | 奏南太 | そなた |
奏詩朗 | そうしろう | 奏史郎 | そうしろう | 奏志郎 | そうしろう |
奏士郎 | そうしろう | 奏四郎 | そうしろう | 奏重郎 | そうじゅうろう |
奏次郎 | そうじろう | 奏二郎 | そうじろう | 奏仁朗 | そうじろう |
奏太郎 | そうたろう | 奏多浪 | そうたろう | 奏汰郎 | そうたろう |
奏乃介 | そうのすけ | 奏之介 | そうのすけ | 奏之助 | そうのすけ |
奏良貴 | そらたか | 奏来多 | そらた | 奏頼汰 | そらた |
「奏」という漢字を使って男の子の名前を漢字三文字で作ったものは上記のようなものになります。他にも挙げられますが、漢字二文字のほうが「奏」を入れた名前は作りやすく、バリエーションとしては二文字には劣ります。
ただ、少ないというわけではありませんし、そもそも名付けというのはバリエーションが多ければいいという問題でもありませんので、漢字三文字で付けたいと考えるのであれば、これらを入れ替えるという方法も良いでしょう。
「奏」がつく女の子の名前と意味《漢字二文字編》
「奏」という漢字を使った女の子の名前で、漢字二文字のものにはどのようなものがあるでしょうか。「奏」という漢字を使った女の子の名前のイメージのように「和」を感じる柔らかい女性のイメージのあるものが多いです。
また、「楽器」や「音楽」を連想させる漢字となるので、女性とキレイな音楽や楽器の音色を重ねることで、優雅なイメージを持たせるものも多くなっています。
名前 | 読み | 名前 | 読み | 名前 | 読み |
愛奏 | あいか | 藍奏 | あいか | 秋奏 | あきな |
綾奏 | あやか | 海奏 | うみか | 奏絵 | かなえ |
奏音 | かなね | 奏葉 | かなは | 奏穂 | かなほ |
奏美 | かなみ | 奏萌 | かなめ | 奏莉 | かなり |
奏亜 | そあ | 奏羽 | そう | 奏奈 | そな |
奏乃 | その | 奏楽 | そら | 奏和 | そわ |
智奏 | ちか | 友奏 | ともか | 奏緒 | なお |
奏美 | なみ | 羽奏 | はな | 緋奏 | ひな |
姫奏 | ひめな | 舞奏 | まいか | 麻奏 | まかな |
美奏 | みか | 萌奏 | もか | 優奏 | ゆうか |
蘭奏 | らんか | 瑠奏 | るか | 麗奏 | れいか |
「奏」の漢字を使った女の子の名前で、漢字二文字のものは上記のようになります。「かな」という読み方をする名前や、「か」と読ませるものもありますし、「な」と読ませるものは、楽器が「なる」と読ませるものになっています。
男の子の名前になると「カッコいい」というイメージがありますが、女の子名前では「和」や「音楽」のイメージが良い意味で強く感じられ、「奏」を使った名前はキレイなイメージがある良い名前となります。
「奏」がつく女の子の名前と意味《漢字三文字編》
「奏」という感じを使って女の子の名前を三文字で作る場合には、どのようなものが挙げられるでしょうか。「そう」と読ませる名前には男の子イメージが出るので他の読みにすることが多くなっています。
名前 | 読み | 名前 | 読み | 名前 | 読み |
亜衣奏 | あいか | 亜奏音 | あかね | 明日奏 | あすか |
羽衣奏 | ういか | 絵理奏 | えりな | 奏乃絵 | そのえ |
奏乃香 | そのか | 奏乃花 | そのか | 奏野子 | そのこ |
奏乃子 | そのこ | 奏代花 | そよか | 奏代香 | そよか |
奏世歌 | そよか | 奏夜子 | そよこ | 奏代子 | そよこ |
多奏子 | たかこ | 野乃奏 | ののか | 乃莉奏 | のりか |
乃梨奏 | のりか | 乃利奏 | のりか | 陽芽奏 | ひめか |
穂乃奏 | ほのか | 帆乃奏 | ほのか | 保乃奏 | ほのか |
麻衣奏 | まいか | 真千奏 | まちか | 茉乃奏 | まのか |
亜奏利 | あかり | 愛仁奏 | あにか | 葵祐奏 | あゆか |
奏奈子 | かなこ | 奏奈葉 | かなは | 奏那美 | かなみ |
「奏」という感じを使った女の子の名前で漢字三文字のものは上記のようになります。「か」と読ませることや、「な」と読ませることが多く、これらは「当て字」になるので、ストレートには読まれない可能性があることを理解する必要があります。
「か」であれば「かな(でる)」の頭文字となるので読ませることも容易ですが、「奏」を「なる」と読ませるのは当て字ですから、その頭文字の「な」はより「読ませる難易度」が高くなります。
名前に「奏」がつく芸能人を紹介
「奏」という漢字を使った名前で男の子、女の子の例をご紹介しましたが、実際に「奏」という漢字を使っている名前で活動している芸能人をご紹介します。
本郷奏多
名前に「奏」がつく芸能人には、「本郷奏多」さんがいます。本郷奏多さんは「ほんごうかなた」と読むので、「奏」の字を「かなた」という読みで使っていることになります。
1990年11月15日生まれの現在28歳、映画「進撃の巨人」でアルミン役を演じた俳優です。テレビドラマ「リピート~運命を変える10か月~」では主演も演じるなど、人気ある男性芸能人です。
間島和奏
名前に「奏」がつく芸能人としては、「間島和奏」さんがいます。間島和奏さんは、「まじまわかな」と読むので、「奏」という字を「かな」と読ませている使い方です。
2000年4月26日生まれの現在18歳で、女性アイドルグループSomeday Somewhereのメンバーとして活動している女性芸能人です。
渡井奏斗
名前に「奏」という漢字を使っている芸能人としては、「渡井奏斗」さんがいます。渡井奏斗さんは、「わたらいかなと」と読むので、「奏」という字を「かな」と読ませている使い方です。
アニメ「パズドラクロス」 でドミニオン、龍喚士を演じたり、劇場版「黒執事 Book of the Atlantic」でも演じている、男性声優です。
七木奏音
名前に「奏」という字を使っている芸能人には、「七木奏音」さんがいます。七木奏音さんは、「ななきかのん」と読むので、「奏」という字を「か」と読ませて使っていることになります。
「かのん」という読みなので「か」ではなく「奏」「音」の漢字両方を併せて「かのん」と読ませる当て字とも言えます。1997年2月7日生まれの現在22歳、スターダストプロモーション所属の女優です。
「奏」という字を使って名前をつけよう
「奏」という字は楽器や和のイメージで印象もよく、「そう」という読みは爽やかなイメージもあって、前向きな印象の多い漢字と言えます。
そのような良いイメージから近年、「奏」という漢字は人気があり、名前に使われていることも多いのですが、「な」や「か」という使い方は「当て字」になりますので、「読めない」、「読まれない」ということは意識しましょう。
そういった部分も意識しつつ、字画数や「呼んだときの響き」なども考慮して、「奏」という漢字を使って名前をつけてみましょう。