パティーンの意味や由来とは？元ネタも紹介

「パティーン」という言葉を聞いたことはありますか？数年前から、大学生などの若者の間で使われている、いわゆる「若者言葉」です。では、その「パティーン」という言葉の意味は、どのような意味なのでしょうか？

今回は「パティーン」という言葉の意味や、使い方をご紹介します。例文も使って紹介するので、使い方をしっかり知ったうえで使ってみましょう。

また、「パティーン」以外の若者言葉も同時にご紹介します。「草」や「すこ」など、SNSを中心に使われている若者言葉を、これを機会にどんな意味なのか、しっかり理解しましょう。

「パティーン」という言葉ですが、ぱっと見で言葉の意味が分かるでしょうか？若者言葉には、元々の言葉を崩した言い方にしたものや、文字の見た目や形を元に作ったものなど、色々な作られ方がありますが「パティーン」はどれに当てはまるのでしょうか？

「パティーン」という言葉の意味は「パターン」です。「パターン」という言葉がなまって「パティーン」という言葉になったと考えて良いでしょう。

実は使われるようになったのは、結構前で、2011年の「女子中高生ケータイ流行語大賞」で11位になった若者言葉なのです。

では「パティーン」という言葉の由来や元ネタは、なんなのでしょうか？実は「パティーン」という言葉は、SNSのTwitterでの、野球選手の片岡易之さんの「起きちゃった。こりゃまずいパティーンだ。寝なきゃ。」というツイートが由来とされています。

若者言葉の由来がSNSというのは、いかにも最近の若者らしいといえるでしょう。

では「パティーン」という言葉は、どのように使ったらいいのでしょうか？使い方はごく簡単です。「パティーン」とは「パターン」の言い換えなので、「パティーン」という言葉を使う場面で「パターン」を「パティーン」に置き換えたら良いだけなのです。

例えば「これは完全に遅刻するパターンだわ」というのを「これは完全に遅刻パティーン」といった具合に、「パターン」を「パティーン」に置き換えるといいでしょう。

実際に友達の前で言葉として言う時にも使えますし、元ネタと同じくSNSの書き込みに使ってもいいでしょう。では、実際の使用例を、例文を参考に見ていきましょう。

では「パティーン」という言葉の使い方を、例文を参考に、ご紹介します。「パティーン」という言葉の使い方をマスターして、実際の場面やSNSなどで使ってみましょう。

「~なパティーン」というように、「パティーン」の前に、文章をつけて使うことができます。雑談のときなどによく使われる使い方でしょう。

「お金足りなくて変えないパティーン」や「変な時間に目が覚めて全然寝れなくなるパティーン」など、あるあるネタを言う時にも使いやすいでしょう。「パティーン」を使う時には、ややネガティブなものごとのときに使うことが多いようです。

「あかんパティーン」という使い方も、多く見られるでしょう。「これはほんまにあかんパティーン」というように、絶体絶命といった状況の時にも使えます。「パティーン」という言葉は、よくないことがあったときに使われることが多いです。

これも同様で、テンションが下がるようなことがあったときに、少しでも気分を明るくするために「パティーン」という崩した言葉を使っているとも考えられるでしょう。

「あかんパティーン」と言うことで、良くないことが起こった時に、それを笑い話のように扱うことができるのでしょう。

「遅刻パティーン」や「赤点パティーン」、「補修パティーン」というように、単語に直接「パティーン」をくっつけて使うことも出来ます。「あかんパティーン」の具体的バージョンといったところでしょうか。

ネガティブなことにくっつけることが多いですが、「嬉しいパティーン」など、良い事のときに使っても、もちろんOKです。「パティーン」は「パターン」の言い換えなので、様々な場面で使って良いでしょう。

では、「パティーン」以外に最近よく使われている若者言葉は、どんなものがあるでしょうか？「パティーン」以外にも知っておきたい、最近の若者言葉をいつくかご紹介します。

やはり、SNSで使われることが多いようですが、親しい友人同士では、会話中に使うこともあるようです。若者言葉をマスターして、流行の先端をいく若者の仲間入りをしましょう。

「草」は今もっとも見かけることの多い若者言葉といっても、過言ではありません。主にSNSのTwitterでよく見られるでしょう。最近では、会話でも使う人がいるようです。

「草」の意味はずばり「笑」です。会話文の最後につける（笑）が、簡略化して「ｗ」になり、「ｗ」の形が草が生えている様子に似ていることから「草」という若者言葉が生まれました。文字の形から若者言葉が生まれるパティーンです。

使い方は「○○とかまじ草」や「○○すぎて草生える」などが挙げられます。また「ｗｗｗｗｗｗ」と「ｗ」をいくつも並べて「笑」よりももっと面白いと感じていることを表す様子から「大草原」という言葉も生まれました。「大草原不可避」などと使います。

「すこ」という若者言葉もよく使われています。「すこ」の意味は「好き」です。「パティーン」と同じく、「すき」という言葉がなまって「すこ」になった形です。

使い方は「○○君の猫背具合まじすこ」や「笑った時に歯が見えるのすこ」など、自分が「こういうの好きなんだよな」と感じたものに対して使います。

アイドルや俳優さん女優さんなど、手の届かないような人に対して使ったりすることが多いようです。実際の彼氏や彼女に向って「君の事すこだよ」などとは使いません。あくまでSNSで使用する若者言葉と考えましょう。

一時期とても流行った若者言葉が「エモい」です。「エモい」の意味は、「なんとも言えない切なさ」や「表現できないすばらしさ」などを意味しているようです。

「エモい」の由来には説が二つあり、「感情的」や「情緒的」という意味の「エモーショナル」が由来という説と、日本の古語で「言い表すことも出来ないほどすぐれている」という意味の「えもいわれぬ」が由来という説があります。

使い方としては「ドラマのこのシーンの○○君の表情エモい」など、感情が突き動かされるような、素晴らしいものを称賛するときに「エモい」という言葉を使います。「エモい」という言葉は、女性が多く使っているようです。

「つらみ」という言葉も、最近よく使われている若者言葉です。「つらみ」の意味は「辛い」です。使い方としては「今日発売日だと思って買いに行ったら明日だった…つらみ」などと、辛いことがあったときに使います。

これもSNSで使われる言葉で、あまり実際の会話では使われないことが多いでしょう。また、「つらみ」の他にも「○○み」と気持ちに「み」をつけて使うような派生的な使われ方も、しているようです。具体的には「かなしみ」「わかりみ」などがあります。

「つらみがある」や「わかりみが深い」など、単体でなく動詞や形容詞とつなげて使われる、使われ方も多いでしょう。どちらもやはりTwitterなどのSNS上で使われます。

若者言葉は、どこで誰に使うのが正しいのでしょうか？SNSなどではためらうことなく使っていいでしょう。しかし、中にはSNSでは使うけれど、直接面と向かって会話するときには使用しないような若者言葉もあります。

また、友人同士なら構いませんが、バイト先や職場など、目上の人に向かって使うのは適切ではないと考える人もいるでしょう。

若者言葉を使うのはいいですが、使う場面はきちんと使い分けて、もし使っていい場面とそうでない場面が分からないなら、若者言葉を使うのは、SNS上だけにとどめて置いたほうがいいかもしれません。

「パティーン」という言葉の意味や使い方は、しっかり理解できたでしょうか？「パティーン」という言葉は「パターン」の言い換えなので、使う時もやりやすいのではないでしょうか？

若者言葉は、どんどん新しいものが生まれていきます。「パティーン」の他にも、「草」や「つらみ」「エモい」など新しい言葉が多いので、全てを使いこなすのは現役の大学生でも、難しいかもしれません。

使うのが難しい若者言葉もありますが「パティーン」のように使いやすい若者言葉もあるので、機会があればSNSなどで若者言葉を使ってみてもいいのではないでしょうか？