春川ますみの今現在や近況！病気なの？結婚はしている？

春川ますみさんという女優さんをご存じでしょうか。ご存じの方は少しぽっちゃりとした可愛らしく元気そうな見た目から、肝っ玉母さん的な役柄が多く、“かあちゃん”というイメージが強い人も多いと思います。

春川ますみさんは東京の浅草にあるロック座というストリップ劇場でヌードダンサーをしたのち、スカウトで芸能界デビューを果たしました。その為、ロマンポルノの様な、セクシー系の映画でも活躍をされました。

しかし現在、春川ますみさんの姿をテレビで見ることはありません、今現在は何をされているのか？気になる人も多いと思います。病気という噂もありますが本当でしょうか。今回は、春川ますみさんの経歴や家族について、そして最後にメディアに出演された時の様子等ご紹介したいと思います。

それではここで、春川ますみさんのプロフィールをご紹介します。
 

それではここで、春川ますみさんはどういった経緯で女優さんになられ、人気女優さんとして映画やドラマでご活躍される様になったのか、春川ますみさんの経歴をご紹介していきます。

現在も浅草にある、ストリップ劇場の殿堂とも言われる浅草ロック座をご存じでしょうか。1947年に創立した浅草ロック座は浅草の黄金期を支えたとも言われる、浅草になくてはならない文化的にも歴史的にも価値のある場所です。春川ますみさんはこの浅草ロック座で昭和30年代初期にストリップダンサーをしていました。

当時のダンサー名はメリー・ローズで、その豊満で丸みのある体型から、ジャンボちゃん呼ばれたり、これもまた雰囲気からなのか、初登場で雪だるまの格好をしたことからダルマちゃん、ダルちゃんという愛称で呼ばれていました。

その後、日劇ミュージックホールに活躍の場を移し、小説家の谷崎潤一郎さんも贔屓にしたと言われています。映画界からオファーを受け、芸能界デビュー間近だった春川ますみさんの日劇ミュージックホール最後の出演作は谷崎潤一郎さんが構成・演出を手掛けていたそうです。

日劇ミュージックホールに活動の場を移してまもなく、映画界からスカウトされた春川ますみさんは、1958年に公開された映画、『グラマ島の誘惑』で女優としてスクリーンデビューを果たされます。

『グラマ島の誘惑』は、川島雄三監督が手掛けた異色コメディです。森繁久彌さんやフランキー堺さん、八千草薫さん等そうそうたる面々がキャスティングされています。

米軍に攻撃され、グラマ島に流れ着いた9人の男女が繰り広げるストーリーで、9人の男女には皇族・軍人・画家・慰安婦等様々な身分の人間がおり、敗戦後の日本社会の縮図が皮肉に表現されている映画です。春川ますみさんは慰安婦役として出演しています。

デビュー作は演技力を要する問題作でしたが、春川ますみさんは以降もその愛らしい見た目を活かした演技派の女優さんとして映画やドラマで次々と活躍していかれます。

物語のヒロイン役を務める様なお姫様的な女優さんというよりも、印象に残る個性派の女優さんとして『トラック野郎シリーズ』や『暴れん坊将軍』等の人気映画やドラマで脇をしっかりかためる姿が今でも印象に残っている人が多いです。

ここで、春川ますみさんの若い頃の写真をご紹介します。ぽっちゃりした女優さん、という印象が強い春川ますみさんですが、可愛らしい丸い輪郭のお顔立ちと、この細すぎない肉感的な体型で、女優に転身する前のダンサーとしても人気があったのがよくわかります。

健康的な美を感じさせる写真です。

こちらはお芝居をしている若い時の春川ますみさんですが、動きや視線の動かし方がとても色気があります。可愛らしい見た目からこの様に色気のあるお芝居をされるギャップが、人気を博した理由のひとつにあるのではないでしょうか。

かよわいというよりは、したたかで芯が強そうな雰囲気の女優さんであることが伝わります。

それではここで、今までの春川ますみさんの出演作を何点かご紹介していきましょう。

『赤い殺意』は1964年に日活配給で公開された、今村昌平監督の映画です。春川ますみさんは主演のさえない主婦を演じられています。

仙台で姑と亭主関白な夫と暮らす春川ますみさん演じる貞子は、ある日強盗に押し入った男から強姦されて以来、その男に執着され、関係を続けていき、その男の病気に同情をみせるそぶりさえみせます。

日頃貞子をしいたげている夫もまた、職場で浮気をしているのですが、貞子が男を関係を続けることから今後の力関係が逆転していくだろうことを暗示して終わります。

田舎の冴えない主婦でありながら、強姦されたことをきっかけに色気としたたかさを次第に開花させていく春川ますみさんの演技力に魅入られた人も多く、春川ますみさん主演の代表作と言える作品です。

『黒い猫』は1965年に公開された、東映配給の渡辺祐介監督の映画です。主演は三田佳子さんです。

自殺未遂で療養を余儀なくされた母親に代わり、弁護士を目指す学生でありながら銀座のバーのママを務めることになった若い女性が主人公で、春川ますみさんはそのバーのホステスの一人を演じています。

大学生ながらバーを切り盛りする主人公の姿に、次第にホステス達も心を開いていくホステス達ですが、春川ますみさんの洋装で明るい感じのホステス姿が元気で可愛らしいです。

『トラック野郎』シリーズは、1975年から1979年にかけて10作品東映で製作された映画シリーズです。

菅原文太さん演じるトラック運転手の一番星桃次郎と、相棒の愛川欽也さん演じるやもめのジョナサンが繰り広げる、人情あり、お色気ありのドタバタ劇です。

春川ますみさんは愛川欽也さん演じるやもめのジョナサンの子だくさんの妻という役割で包容力のあるちゃきちゃきの肝っ玉かあさんを演じています。ジョナサンの代わりにたくましくトラックを乗り回す姿も印象的です。作品の要として、全10作品中8作に出演されています。

『泣いてたまるか』は1966年から1968年までTBS系列で放送された、渥美清さん主演のドラマシリーズです。

渥美清さん主演ということだけが固定されていて、毎回役柄やシチュエーションが変化し、様々な人間ドラマを描いたこのシリーズで、春川ますみさんは4度出演されています。

中でも、第6話の『浪花節だよ人生は』では渥美清さん演じる夫に愛想をつかし、子供をおいて家を出た妻を演じています。妻とよりを戻すために夫が探し当てますが、既に妻は恋人と暮らしていた、という切ないストーリーです。

『赤かぶ検事奮戦記』シリーズは、1980年よりフランキー堺さん主演で朝日放送系列で放送されたサスペンスドラマシリーズです。1994年からは主演を橋爪功さんにバトンタッチし、今なお続く人気シリーズです。

春川ますみさんは、フランキー堺さん演じる“赤かぶ検事”こと柊茂の妻、柊春子を演じています。赤かぶ検事はばりばりの名古屋弁で話し、赤かぶの漬物が大好きという個性的な主人公なのですが、妻の春子もその部分が全く一緒の似た者夫婦なのです。

赤かぶ検事と春子のやりとりの場面は深刻なサスペンス場面が続くドラマの中で気持ちを和ませる場面としての役割が強く、春川ますみさんののんびりとした妻の姿に癒された人も数多くいます。

『暴れん坊将軍』は1978年から2002年までテレビ朝日系列で放送されていた、松平健さん主演のドラマシリーズです。12作ものドラマシリーズと、3回のスペシャルドラマがありますが、春川ますみさんは2作目のドラマシリーズに出演されていました。

北島三郎さん演じる火消しの「め組」の組頭、辰五郎の妻役のおさいさんを演じられました。おさいさんは、シリーズごとに演じる女優さんが変わりますが、春川ますみさんは初代を務められています。

辰五郎が不在の時はめ組を仕切り、ちゃきちゃきとして明るいおかみさんを演じる春川ますみさんに安心感や母性を感じた人も少なくありません。

ちゃきちゃきのおかみさんや、ドラマの主要な登場人物の明るい奥さんのイメージが強い春川ますみさんですが、では、春川ますみさん自身ははご結婚はされているのでしょうか。

残念ながら、現在ご結婚されているのか、されていないのかがはっきりとわかる情報は得られませんでした。春川ますみさんのプライベートに関してはほとんどが謎のベールに包まれています。

もしご結婚されていても、『トラック野郎』や『暴れん坊将軍』、『赤かぶ検事』等の人気シリーズでそれぞれ愛川欽也さん、北島三郎さん、フランキー堺さん等大物の方々の奥さん役のイメージが強いので、そのイメージを壊したくない為公表していないのかもしれません。

『トラック野郎』シリーズでは、愛川欽也さんとの間に9人もの子供がいるお母さんの役をされているので、お子さんがいてもイメージが崩れることはありませんが、こちらも謎です。

包容力や強い母親的な雰囲気は、お子さんがあってこそかもしだされるものかとも思われますが、演技力のある女優さんは例え母親の経験がなくても誰よりも母親らしく演じることができるものなので、残念ながら不明です。

意図的なものかはわかりませんが、女優さんはイメージが大切な職業なので、プライベートを一切明かさない所にプロ意識を感じさせます。

春川ますみさんの情報をたどるとき、必ず“病気”という言葉がついてくると思います。明るく健康的なイメージの春川ますみさんですから、何か病気をされていたら驚く人も多いはずです。

ただ、春川ますみさんが病気をしていたかどうかに関しては全くといって詳しい情報は出てきません。春川ますみさんのイメージと病気があまりにもかけ離れており、現在ご活躍されていないのでそう勘ぐってしまった人が噂をたてたのかもしれません。

仮に実際に病気だったとしても、スクリーンや画面の中の春川ますみさんが明るく元気な姿を見せてくださっているので、追求する必要はないかと思います。

病気の噂の一つとして、春川ますみさんがうつ病だったという噂もあります。1958年のスクリーンデビューから、60年代、70年代とひっきりなしにご活躍を重ねてこられた春川ますみさんですが、80年代以降から少しずつ映画・テレビ出演が少なくなってきます。

肝っ玉かあちゃんというイメージが強い中、50～60歳で活躍をしなくなっていくのは女優としてとてももったいない印象を受ける為、うつ病で病気療養中なのでは、という噂がたちました。

しかしこちらも公に発表されたものではなく、噂の域をこえません。

病気には死のイメージがつきものです。また、春川ますみさんは2019年現在83歳とご高齢なことから、亡くなっていると思っている人も少なくありません。

昨今、昭和を代表する多くの名女優さんが亡くなられていっている為、昭和を代表する名女優の1人である春川ますみさんも亡くなったと勘違いする方も多くいますが、現在、春川ますみさんが亡くなったという情報はどこにも出てきていません。

メディアに姿は見せていないものの、ご健在のはずです。

すっかりメディア露出をされなくなった春川ますみさんは、今現在どうされているのでしょうか。

最後に春川ますみさんがテレビ出演されたのは、2001年の『温泉名物女将!湯の町事件簿』というサスペンスシリーズの第1作です。このシリーズは木の実ナナさん主演で全6作あり、春川ますみさんは舞台となった旅館の仲居頭として出演されていました。

しかし、以降のシリーズでは仲居頭の役を赤木春恵さんがつとめ、春川ますみさんはレギュラーキャラクターにも関わらず、1作のみの出演となりました。

このドラマでの春川ますみさんのセリフのろれつが回っていなかった、ということで体調を心配する声も多数ありました。

今回は春川ますみさんについてご説明してきました。若い世代の人は知らない人も多いかもしれませんが、昭和の古き良き肝っ玉かあさんのイメージを持つ、貴重な女優さんです。

病気や死亡の噂は、突然姿を消した人気芸能人にはつきものです。実際に春川ますみさんがどうされているかは何らかの発表がない限り知ることはできませんが、それだけ、活躍中の春川ますみさんが印象的で、今どうしてるんだろう？と思う人が多い証拠です。

これを機会に、春川ますみさんが活躍された映画やドラマ作品を是非見てみてください。