ペットボトルを凍らせる方法と冷凍する時の注意点を紹介

もはや生活必需品とも言えるペットボトル。すでに冷凍になったペットボトルは重宝ですが、自分で凍らせる人も多いです。でもペットボトルは冷凍するときにいくつかの注意点を守らないと大変なことに。ペットボトルを凍らせるときの注意点と、上手に凍らせる方法をご紹介します。

ペットボトルを凍らせる方法と冷凍する時の注意点を紹介のイメージ

目次

  1. 1ペットボトルを凍らせる方法を紹介
  2. 2冷凍したペットボトルの使い道
  3. 3ペットボトルを凍らせる方法
  4. 4ペットボトルを冷凍する時の注意点
  5. 5ペットボトルを凍らすと有害な物質が出るってホント?
  6. 6冷凍したペットボトルのおすすめカバー2選
  7. 7ペットボトルを凍らせて夏を乗り切ろう

ペットボトルを凍らせる方法を紹介

猛暑、酷暑、烈暑、激暑。暑いというだけでは表現しきれない日本の夏。冷凍のペットボトルは驚異的な暑さに対抗するマストアイテムと言ってもいいかもしれません。

スーパーやコンビニでは、冷凍専用のペットボトルや、凍らせてあるペットボトルなども売られていますが、自宅にあるペットボトルを凍らせて利用する人も多いです。でも、ほとんどのペットボトルには、「凍らせないでください」という注意書きがあるのをご存知ですか。

基本的にペットボトルは凍らせるのはNGです。そんなことを言われても、冷凍のペットボトルはとても便利なので、やっぱり凍らせたい。そんな人のために、ペットボトルを上手に冷凍する方法をご紹介します。これで驚異的な暑さの夏も安心です。

冷凍したペットボトルの使い道

ペットボトルを凍らせる理由は何でしょうか。冷凍したペットボトルには、いろいろな使い道があります。こんな使い道があったのかと目から鱗が落ちるかも。冷凍したペットボトルの活用方法をご紹介します。

保冷剤の代わり

カチンカチンに凍らせたペットボトルは、大きな氷の塊です。保冷剤が見つからないときは、ペットボトルに水を入れて凍らせると保冷材代わりに使えます。

氷が解けたら、ペットボトルの中身を飲んでしまうか捨ててしまうかすれば軽くなるので、キャンプやバーベキューに行くときには、かさばる保冷剤を使うより、凍らせたペットボトルを使うほうが便利です。夏はお弁当と一緒に凍らせたペットボトルを入れておくと食中毒の防止に役立ちます。

怪我をしたときに患部を冷やしたり、熱があるときに体を冷やしたりするときにもペットボトルが活躍します。虫に刺されたときにも、冷やすと痛みやかゆみが和らぎます。直接では冷たすぎるので、タオルを巻いて使いましょう。

暑い夏に冷却と除湿

エアコンを使わずに涼をとる知恵に、部屋にたらいを置いて、氷の柱を立てる「氷柱」がありますが、凍らせたペットボトルは、「氷柱」の代わりになります。家庭の冷蔵庫で「氷柱」を作るのはなかなか大変ですが、ペットボトルなら、簡単です。

溶けた氷の後始末も簡単ですし、たらいをひっくり返して部屋中水浸しにしてしまう心配もありません。500mlサイズはすぐに溶けてしまうので、1.5Lサイズくらいが適当です。扇風機の風を当てれば、涼風を生み、暑い夏も快適に過ごすことができます。

ペットボトルの中に造花やスパンコールなどを入れて凍らせて、目にも涼しいオリジナル氷柱を作ることもできます。エアコンが苦手な人や、電気代を安く抑えたい人、日本の夏の風情を楽しみたい人にはおすすめです。

いつでも冷たい飲み物

冷たい飲み物をがぶ飲みするのは体に良くありませんが、気が遠くなりそうなほど暑い日には、ぬるくなったペットボトルの飲料より、凍らせたペットボトルの良く冷えた飲料が欲しくなります。

そう、ペットボトルを凍らせる一番の目的は、いつでもどこでもキンキンに冷えた飲み物を飲みたいからです。

冷蔵庫で冷やしただけでは、長時間冷たいままというわけにはいきませんが、凍らせたペットボトルなら、真夏の炎天下であっても、数時間は良く冷えた飲み物を飲むことができるのでありがたいです。

野菜の保存にも

ペットボトルで凍らせることができるのは、液体だけではありません。トウモロコシや刻んだネギ、タマネギ、小房に分けたしめじなどをペットボトルに入れて冷凍すれば、冷凍庫の中で行方不明になることもありませんし、使いたい分だけさっと出せて便利です。

固まってしまっても、ペットボトルを振ればバラバラに解れるので使いやすいです。自家製ミックスベジタブルを作って凍らせておくと料理の時間を大幅に短縮できます。

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ペットボトルを凍らせる方法

特殊な加工を施した冷凍用のペットボトル以外は、基本的には凍らせてはいけません。でも、便利な冷凍ペットボトル。家庭で作りたいのは当然です。

普通のペットボトルを凍らせる場合は、いくつか注意することがあります。言うなれば、この注意点に気をつければ、家庭でもペットボトルを凍らせることができます。ここでは、上手にペットボトルを凍らせる方法をご紹介します。

冷凍時間の目安

ペットボトルは容量によって凍るまでにかかる時間が違います。せっかく凍ったペットボトルを持って行こうと思たのにまだ凍っていなかった、ということがないように、時間に余裕をもって凍らせておきましょう。

ペットボトルの中身が完全に凍るまでの時間の目安は、500mlサイズで4時間程度。1Lサイズで7時間程度、2Lサイズだと10時間ほどかかります。ただし、冷凍庫にたくさん品物が入っていると、冷気の回りが悪くなるのでもっと時間がかかります。

また、水よりお茶やジュースのほうが、凍るまでに若干長い時間がかかります。

解凍しやすい冷凍方法

良く冷えた飲み物を飲むためにペットボトルを凍らせたのはいいけれど、いざ飲もうと思っても凍ったままで全然飲めないということも少なくありません。

すぐに冷たい飲み物を飲みたい、そんなときは、ペットボトルの中身を半分くらい別の容器に移して冷蔵庫に入れ、ペットボトルを斜めにして凍らせます。ペットボトルの中身が凍ったら、取り分けて冷蔵庫に入れておいた分をペットボトルに戻します。

こうすると凍った中身と冷たい中身の接地面が広くなるので、すぐに良く冷えた飲み物を飲むことができます。凍らせるときのコツは、ペットボトルの中身が、ペットボトルの飲み口をふさいでしまわないようにすることです。

ペットボトルを変形させない冷凍方法

いくら中身を減らして冷凍しても、ペットボトルは変形してしまいがちです。底が膨れて立たせようとしても自立しないということもよくあります。

ペットボトルを変形しないように凍らせるには、凍らせる前にペットボトルのキャップを緩め、ペットボトルをつぶして軽く空気を抜いておきます。こうすると変形せずにペットボトルを凍らせることができます。

ペットボトルを素早く冷凍する方法

少しでも冷凍させる時間を短縮したいときには、水に濡らしたキッチンペーパーやタオルをペットボトルに巻いてから冷凍庫に入れます。

一見非効率に見えますが、キッチンペーパーやタオルの部位分が蒸発するときに発生する気化熱が効率よくペットボトルの熱を奪い、早く凍らせることができます。

ペットボトルを冷凍する時の注意点

何度も言いますが、ペットボトルを冷凍するときにはいくつかの注意点があります。と言うのも、ほとんどのペットボトルは冷凍することを目的として作られていないため、冷凍すると破損する危険性があるからです。

ペットボトルを冷凍するためには、以下にあげる注意点をしっかり覚えて、ペットボトルの破損の危険性を減らしましょう。

炭酸飲料は破裂の危険がある

お茶やミネラルウォーターなど、非炭酸系の飲料でもそうですが、新品のペットボトルを未開封のまま凍らせると、パンパンに膨張するか、破裂します。これは、水を凍らせると体積が増えるからです。

炭酸飲料は、水の中に大量の二酸化炭素を溶かし込んでいますが、水が凍ると水に溶けていた二酸化炭素が抜けてペットボトル内部に溜まるので、さらに激しく膨張し、破裂の危険性が高まります。

炭酸飲料は、水の体積の増加+抜け出た二酸化炭素でペットボトルの内圧が高くなるので、よりペットボトルが破裂しやすくなると覚えておきましょう。

冷凍する時は中身を少し減らす

ペットボトルの中の水分が膨張しても、ペットボトルに余裕があれば破裂は免れます。ペットボトルを冷凍するときは、新品の未開封のままではなく、一度開栓して中身を少し減らしてからにしましょう。そうすれば、水が凍って体積が増えても、ペットボトルが破裂することはありません。

ただし、炭酸飲料は、冷凍すると二酸化炭素が抜けてしまい、解凍して氷が水に戻っても、完全に元通りにはなりません。抜けてしまった二酸化炭素は、一部しか水に溶けないので、いわゆる「気が抜けた」状態になってしまいます。

ペットボトルの破裂の危険性があるだけでなく、炭酸飲料としての美味しさも損なわれるため、炭酸飲料のペットボトルは、冷凍には不向きです。

冷凍したペットボトルは使い回ししない

使い終わったペットボトルを、きれいに洗って使いまわす人も多いですが、もともと冷凍用に作られていないペットボトルは、何度も冷凍を繰り返すと劣化が激しくなります。破損の原因になるので、何度も繰り返し冷凍、解凍するのはやめましょう。

ペットボトルを凍らすと有害な物質が出るってホント?

結論から言うと、ペットボトルを凍らせても有害な物質は出ません。ペットボトルを凍らせてはいけないと言われるのは、中身の膨張によるペットボトルの破損が懸念されるからです。

ペットボトルは凍らせるより、むしろ。直火にかけたり、電子レンジにかけたりして溶けたり変形したりしたときのほうが有害です。加熱用ではないペットボトルは決して加熱しないようにしましょう

冷凍したペットボトルのおすすめカバー2選

ペットボトルは凍らせるといろいろ使えて便利です。でも、普通に冷蔵庫で冷やしたペットボトルより、冷凍のペットボトルは結露が多く、そのままバッグなどに入れておくと、水滴で他の荷物がびちょびちょになてしまいます。

また、せっかく凍らせたペットボトルも、カバーがないとあっという間に溶けて温度が上がってしまいます。そこで、冷凍のペットボトルにおすすめのカバーをご紹介します。結露による水滴を防ぎ、長く冷たい状態を保持できる冷凍ペットボトルのカバーはこちらです。

マイクロファイバーのペットボトルカバー

吸水性抜群で速乾性もあるマイクロファイバーを使ったペットボトルカバーは、冷凍したペットボトルの結露による水滴を素早く吸収してくれます。

マイクロファイバーのタオルは100均でも売っていますから、気に入った柄で手作りするのも素敵です。

ラミネートカバー付きペットボトルカバー

ラミネートカバーがついたペットボトルカバーは、保冷効果があるので、長時間冷たい状態を保つことができます。内側に吸水性に高いキルトやスポンジが貼ってあると、結露の防止にもなるのでさらにおすすめです。

ペットボトルを凍らせて夏を乗り切ろう

ペットボトルを冷蔵庫で冷やしたくらいでは、過酷な夏の暑さに対抗はできません。ペットボトルは、注意点を守りさえすれば、冷凍することができます。上手にペットボトルを凍らせて、夏を快適に過ごしましょう。

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