増岡弘は死去してる?サザエさんのマスオさんの声優などで活躍!
人気声優の増岡弘さんに「死去」という噂がありますが、この真相はどのようになっているのでしょうか。事実なのか単なる噂なのか。もし噂ならなぜそのような噂がたったのでしょうか。増岡弘さんの経歴や担当キャラクターなどを含めご紹介します。
目次
人気声優の増岡弘は死去してる?
人気声優である「増岡弘」さんが死去しているという噂が一時飛び交いました。この噂は本当のことなのでしょうか。ただの噂だったとしたら、なぜそのような噂が出てきたのでしょうか。
その真相とともに、今回の記事では声優「増岡弘」さんについてプロフィールや経歴、主な声優担当キャラクターなどをご紹介します。
非常に人気が高く数多くの作品に参加している声優さんなので、このスペースでお伝えできるものは限られますが、「主なもの」にフォーカスして経歴や作品などを見ていきましょう。
増岡弘とは?
増岡弘さんは、やはり主な人物像を挙げるとすれば「声優」という職業をしている人ということになるでしょう。有名なところを挙げるとサザエさんに登場するマスオさんは増岡弘さんが声を当てています。
また、それいけアンパンマンに登場するジャムおじさんも増岡弘さんの声で長らくやってきていますので、これだけ有名なキャラクター2人を演じているので、「マスオさんの人」とか「ジャムおじさんの人」と言えば伝わるほどです。
そういった有名どころもありますが、ほか一般的な生年月日や年齢などプロフィールも含めた増岡弘さんという人物を以下に確認していきます。
増岡弘のプロフィール
本名 | 増岡弘(ますおか ひろし) |
生年月日 | 1936年8月7日 |
現在の年齢(2019年現在) | 82歳 |
出身地 | 埼玉県 南埼玉郡 (現:さいたま市岩槻区) |
血液型 | B型 |
活動内容 | 声優、俳優、ナレーター |
所属グループ | ー |
所属事務所 | 東京俳優生活協同組合 |
主な作品 | 【声優】 狼少年ケン(大熊)1963年 鉄腕アトム (アニメ第1作)1965年 怪物くん(キョーダイゴン)1968年 巨人の星(荒川博)1968年 マジンガーZ 1972年 キューティーハニー(早見直次郎)1973年 ヤッターマン(ガメハメハ大王)1977年 サザエさん(フグ田マスオ〈2代目〉)1978年 ベルサイユのばら(ブイエ将軍)1979年 Dr.スランプ アラレちゃん(オーチャくん)1981年 超攻速ガルビオン(モーゼル)1984年 タッチ(浅倉南の父〈浅倉俊夫〉)1985年 めぞん一刻(トシゾー、ヤクザ)1986年 それいけ!アンパンマン(ジャムおじさん ほか)1988年 らんま1/2 熱闘編(小早川虎正)1989年 DRAGON QUEST -ダイの大冒険-(テムジン)1991年 南国少年パプワくん(チャッピー)1992年 忍たま乱太郎(板井野飛田、公家、曲芸師〈盗賊団の親分〉、男)1995年 ドラゴンボールZ(亀仙人〈2代目〉)1996年 名探偵コナン(1999年 - 2003年、岩間信夫、玄田隆徳)1999年 【吹き替え】 グレムリン2 新・種・誕・生(マーティン〈ドン・スタントン〉)※テレビ朝日版 猿の惑星(看守)※フジテレビ版 13日の金曜日 PART6 ジェイソンは生きていた! ※フジテレビ版 ダーティハリー4 ダイ・ハード2(アル・パウエル巡査部長〈レジナルド・ヴェルジョンソン〉)※テレビ朝日版 007は二度死ぬ(アメリカ人外交官)※TBS版 ベルサイユのばら(ルイ16世)※日本テレビ版 ロボコップ2(ポロス〈フィル・ルーベンスタイン〉)※テレビ朝日版 ワイルドキャッツ(ベン・エドワーズ) タイニー・トゥーンズ(エルマー・ファッド、ポーキー・ピッグ 他) チップとデールの大作戦(パパ)※新吹き替え版 わんぱくダック夢冒険(テラ・ファーミアン王、ゴロツキダン 他) 【特撮】 ウルトラセブン(機長の声〈第24話〉)1968年 飛び出す人造人間キカイダー(マダラスナトカゲの声)1973年 ウルトラマンレオ(ウルトラマンキングの声〈第50話〉)1975年 月曜ドラマランド「ゲゲゲの鬼太郎」(一反木綿の声)1985年 百獣戦隊ガオレンジャー(ナレーター、ガオゴッドの声)2001年 【テレビドラマ(俳優)】 大河ドラマ / 竜馬がゆく(1968年)郷士 太陽にほえろ!(NTV / 東宝) 大江戸捜査網(12ch→TX) 天まであがれ! パート1 第22話(1982年)警備員 |
増岡弘さんのプロフィールは上記のようになっています。主な作品についてはこれでもごく一部となっていて、特に声優の部分では他にも多くのアニメや洋画吹き替え、ゲームキャラクターの声などを当てています。
また、テレビドラマや特撮に声優としてではなく、俳優として演技での出演もしている役者さんでもあります。太陽にほえろシリーズではメイン役ではないものの多くの役柄を色々な回で演じています。
増岡弘の経歴
増岡弘さんのプロフィールを見たところで、次はここまでの増岡弘さんの経歴を確認していきましょう。どのように「今の増岡弘」が出来上がったのかという部分になります。
東京芸術大学を中退
増岡弘さんは「絵かき」になりたくて東京芸術大学に入学しました。しかし、そこで学んでいるうちに「もっと自由な絵が描きたい」と人に習いながら、それに沿って絵を描くというのを嫌い中退しています。
文化学院在学中に演劇の道へ
東京芸術大学を中退したあとは、文化学院の文化美術科に入学をしています。東郷青児さんのお世話になるなどもありましたが、何か新しいことがやりたいという衝動にかられて、東京でサンドウィッチマンの仕事を始めています。
そんな中で、知人の紹介から舞台装置の作成に関わるようになります。この舞台装置などに関わるようになったことから、演劇の世界に入っていきました。
ただ、その場は、「家賃が払えなくなり追い出される」という形になっています。
1967年に公演デビュー
追い出されたあとは友人を頼って名古屋にいきました。そこで、放送局の劇団員オーディションに応募し見事に合格。
中部日本放送の東京支社に出入りしていたとき、近所にあった喫茶店のマスターに東京俳優生活協同組合のマネージャーを紹介してもらいます。これは現在も所属している事務所で、このときの1961年から同事務所に所属しています。
そしてその後の1967年、寺山修司さんたちが結成した劇団天井桟敷の第一回公演「青森県のせむし男」でタイトルとなった「母恋のせむし男(大正松吉)」の役を演じたのが公演デビューです。
声優としても活動
このように、もともと声優を目指していたということではなく、はじめは「絵描き」になりたいと考え、その後、演劇に関わるようになり、さらに「声優」としての仕事も受けるようになったという形です。
ただ、公表されている情報の中では1963年から声優としての仕事も受けているので、演劇をやる傍ら声優としても活動していたとするほうが正しいです。
そして、「マスオさん」や「ジャムおじさん」が有名ですが、その頃の多くの役は「悪役」と言えるような役柄や、「おかま役」のような声を当てたりと幅広い役柄を声で演じています。
増岡弘の主な声優担当キャラクター
増岡弘さんのプロフィールや経歴を確認しましたので、ここでは「増岡弘の主な声優担当キャラクター」についてご紹介します。多くの人が知っているような役柄と言えるでしょう。
マスオさん(サザエさん)
増岡弘さんが声優を担当しているキャラクターといえば、この人、「マスオさん」です。サザエさんに登場するメインキャラクターの1人で、サザエさんの夫となります。
名字は磯野、フグ田、と別々のものになっていますが、妻の実家に妻の両親と暮らしており、このような状態を「マスオさん状態」と表現するくらいに認知度の高いキャラクターです。
1978年6月4日でマスオさんの役を降板した近石真介さんに代わって「2代目」としてマスオさんの声優を担当しています。
亀仙人(ドラゴンボール)
増岡弘さんは、ドラゴンボールに登場する「亀仙人」の声優も担当しています。主人公である孫悟空が小さい頃からずっと「師匠」という形で登場しているキャラクターです。
「強い」というのも特徴ですが、少しエッチなところがあり、それが特徴的でもあります。この悟空が幼少期のころの初期は宮内幸平さんが声優を担当していました。
ドラゴンボールZ288話から増岡弘さんが担当しています。ときどき「劇場版」などでは別の人が亀仙人の声を当てていることもありますが、基本的にはドラゴンボールZからドラゴンボールGTまで増岡弘さんが声を当てています。
ジャムおじさん(アンパンマン)
増岡弘さんと言えば「マスオさんの声の人」ですが、人によっては「ジャムおじさんの声の人」という人もいます。国民的なアニメである「それいけアンパンマン」のジャムおじさんの声優も増岡弘さんが担当しています。
ジャムおじさんはTVアニメ第1話から登場していて、「いのちの星」の力もありますが、アンパンマンの生みの親とも言えるような人物です。
岩間信夫(名探偵コナン)
増岡弘さんは「名探偵コナン」にも声優として出演しています。メインキャラクターというわけではなく、その事件の中で登場する人物の声優を担当しています。
キャラクター名としては、岩間信夫、玄田隆徳という2人の人物を担当していますが、この人たちが「どんな役」なのかは、名探偵コナンの物語の特性上、ここで語るのは無粋ですので、割愛します。
チャッピー(南国少年パプワくん)
増岡弘さんは、「南国少年パプワくん」に登場するペット(?)のチャッピーの声優も担当しています。南国少年パプワくんでは動物や虫まで多くの登場キャラクターが「しゃべれる」設定ですがチャッピーは犬の鳴き声だけです。
ですが、その鳴き声だけで様々な感情を表現なさっているので、それが増岡弘さんの声優としての実力だと感じることができる作品でもあります。
増岡弘は死去してるの?
冒頭でもお伝えしましたが、増岡弘さんが「死去している」という噂が蔓延していることがあります。実際のところはどうなのでしょうか。
死去されていない
結論からお伝えすると、増岡弘さんは「死去」されていません。しっかりとご存命で2019年現在もマスオさんやジャムおじさんなどの声優として活躍されています。
死亡説浮上の理由
増岡弘さんの「死亡説」が浮上した理由には、まず年齢の部分が挙げられます。82歳という年齢になっているので、ご本人が元気でも一般的に「いい歳」なのは事実でしょう。
また、同じくサザエさんの登場人物である波平の声優を担当していた「永井 一郎(ながい いちろう)」さんの死去と混同されてたという説もあります。
今の増岡弘さんと同じ年齢で亡くなられているので、それが理由と考えられている部分もあります。
増岡弘の現在は?
増岡弘さんの現在はどのような状況でしょうか。「死亡説」の否定するところでも軽くお伝えしていますが、しっかりと現在を見ていきましょう。
声優として活躍中
増岡弘さんのプロフィールや経歴を見てきたように、やはり増岡弘さんと言えば声優ですが、その声優業を今でもしっっかりと行なっていて、活躍中となっています。
マスオさんやジャムおじさんという増岡弘さん「といえば」の役柄ももちろんのこと、吹き替えや他のキャラクター、ナレーションなど多くの声を当てています。
テレビが大好きという人であれば、サザエさんやアンパンマンがやっていない日でも、1度は耳にするかもしれない、というほどに今現在でも大活躍の声優さんです。
テレビにも出演している
マスオさんやジャムおじさんの声でお馴染みの増岡弘さんはテレビにも出演しています。以前に俳優として出演していたのもありますし、ゲスト出演として「本人登場」のような形で出ていることもあります。
講演会も開催している
また、増岡弘さんの「声」だけではなく本人とお会いする機会としては、「講演会」をたびたびやっているので、そこに赴くというのも良いでしょう。
講演テーマとして「サザエさん一家は幸福みつけの達人ぞろい」、「マスオさんが語る日本の家族」という面白くもためになる内容の講演をなさっています。
趣味を活かして著書も出している
増岡弘さんは「多趣味」でも知られていて、こだわりを持った深い趣味をいくつか持たれています。味噌作り・野菜作り・焼き物などをやっていて、その中でも味噌作りは増岡弘さんの趣味として有名です。
120家族以上が参加する手作り味噌を作る会「みそひともんちゃく」という会を結成していたり、「マスオさんのみそづくり指南~つくろう食べよう手前みそ」という書籍を出版しているほどです。
増岡弘さんは幅広く大活躍中
増岡弘が「亡くなった」などの噂が流れたりもしていますが、元気に大活躍中です。ただそれなりにご高齢ではあるので、時々ナレーションの仕事を休まれることもあり、それによって「心配」という声も挙がっています。
それだけ増岡弘さんの声というのは印象強く「今日のナレーションは増岡弘さんじゃなかったけど…」と色々と心配の声が挙がるのです。
つまり「死亡説」といってもそれは「愛のある」もので、心配の声や気持ちが広がりすぎた結果と言えます。現在はまだまだ活躍中ですので、今後の活躍も期待しつつ応援していきましょう。