ブラック・ダリア事件の真相!犯人や被害者「エリザベス・ショート」
ブラックダリア事件とはアメリカで起きた凶悪な事件です。ブラックダリア事件は未だ犯人を特定することができていない未解決事件です。ブラックダリア事件の真相や被害者「エリザベス・ショート」についての死因について詳しくまとめたのでご覧ください。
目次
ブラック・ダリア事件とは?
ブラックダリア事件とは1947年にアメリカで起こった今でも未解決の事件です。ブラックダリア事件ではブラックダリアと言われているエリザベス・ショートの死体が真っ二つに切断されていましたが、犯人となる手がかりは全くつかむことができませんでした。
ブラックダリア事件が起きたときには、アメリカ中がその事件に注目をして、およそ1カ月もの間新聞社がトップ記事にしました。
ブラックダリア事件が起こった後には新聞社にエリザベス・ショートの所持品が送られてきましたが、犯人の血液など、証拠となるものは見つけることができませんでした。そのため、ここからはブラックダリア事件について詳しく紹介をしていきます。
1947年胴体を切断された女性の遺体を発見
1947年にアメリカ全土に衝撃を走らせたブラックダリア事件ではブラックダリアと言われていたエリザベス・ショートの遺体が発見されました。
異様な遺体の状況
ブラックダリア事件ではブラックダリアと言われるエリザベス・ショートの遺体が発見されましたが、この遺体を発見したのはある女性でした。遺体を発見した女性は、最初に被害者の遺体を見たときに人間ではないものだと思ったということを話しています。
ブラックダリアと言われるエリザベス・ショートの遺体は普通の殺人事件とは違い、体が真っ二つに切断されていた状態でした。また、身体が切断されていただけでなく、体中の血液がきれいに洗浄されていました。
さらに、ブラックダリアと言われるエリザベス・ショートの遺体の口は耳の辺りまで裂かれていました。
見つからない犯人に繋がる証拠
ブラックダリア事件の犯人は誰なのかが全く分からない状況が続いていました。捜査をしても、犯人の指紋や体液を調べようとしましたが、被害者の遺体が丁寧に洗浄されていたため、何も検出することはできませんでした。
そのため、被害者の指紋を調べた結果、ブラックダリアと言われるエリザベス・ショートということが分かったので、彼女の交友関係を徹底的に調べることにしました。
しかし、エリザベス・ショートの交友関係は非常に広く、捜査が難航していました。結局はエリザベス・ショートを殺害した犯人にはたどり着くことができず、事件の真相は未解決のままです。
ブラック・ダリア事件の被害者
ブラックダリア事件の被害者はブラックダリアと言われているエリザベス・ショートという人物です。エリザベス・ショートはホステスで働きながら、将来はハリウッド映画に出演できるほどの女優になることを目標にしていました。
しかし、事件に巻き込まれ被害者となってしまいました。この事件では被害者の遺体が無残な姿で遺体となっていたので、アメリカ中で話題となりました。未だに犯人は分かっておらず、真相は未解決のまま過ぎ去っています。
ホステスとして働くエリザベス・ショート
ブラックダリア事件が起こったときの遺体は、全身の血がきれいに洗浄されていて、血痕が見られないというほどでした。
そのため、DNA判定をすることができなかったので、指紋照合をしてみた結果、遺体はエリザベス・ショートという人物であることが分かりました。
エリザベス・ショートは当時、軍人専用のホステスで働いていました。そこから事件に巻き込まれた経緯は明確にはされていませんが、女優になるためにホステスで働いていました。
女優を夢見てた「ブラック・ダリア」
狂気的な事件に巻き込まれたエリザベス・ショートは、将来ハリウッド映画に出演するほどの女優になるために日々頑張ってきました。しかし、事件に巻き込まれてしまい、ハリウッド女優になることは叶わずに死んでしまいました。
ブラックダリア事件はどうしてこのような名前の事件になったかというと、エリザベス・ショートは女優を志願しており、ブラックダリアの愛称で知られていたからです。この事件は今でも真相は未解決なままです。
ブラック・ダリア事件の遺体の謎
ブラックダリア事件は極めて凶悪な事件で今でも真相が未解決です。真相が未解決な理由には、ブラックダリア事件で死んでしまった遺体には様々な謎があるからです。
被害者の肛門と膣に大腿部が押し込まれていたり、人間の排泄物が遺体の胃の中に残されていたりと謎が多いです。ここからは、ブラックダリア事件の遺体の謎について詳しく紹介していきます。
肛門と膣に押し込まれた大腿部
ブラックダリア事件の謎の一つには、肛門と膣に押し込まれた大腿部があります。肛門と膣に大腿部がそのまま入っていたというわけではなく、大腿部が細かにえぐられていて、そのえぐられた部分をつなぎ合わせてみると大腿部ということが判明しました。
どうして遺体の肛門と膣に大腿部が押し込まれていたのが分かったかというと、検死解剖をしてみたからです。
犯人は被害者の下腹部を切り裂いて性交か?
犯人は被害者の下腹部を切り裂いて性交をしたのではないかという説があります。このような説が出た理由には、エリザベス・ショートの膣は一般の女性よりも発育しておらず、性交をすることはできなかったからです。
ホステスで働いているときにも、自分が発育不全ということを知っていたので、性交をすることはしませんでした。犯人は被害者との性交をすることができなかったので、下腹部を切り裂いて無理やり性交をしようとしたのではないかという見解があります。
しかし、性交をしたのにも関わらず、犯人の体液は検出されませんでした。この理由は、自分が犯人となる証拠を抹消するためにきれいに洗浄したからです。
遺体の胃に残っていた人間の排泄物
エリザベス・ショートの下腹部を切り裂き、肛門と膣に大腿部を押し込んだという狂気的な犯人は、このような悪質な行為にとどまらず、遺体の胃の中に排泄物を無理やり流し込ませました。
この排泄物はエリザベス・ショートのものなのか、犯人のものなのかは明確にされていません。しかし、自分から好んで排泄物を飲み込むということはあまりいないので、犯人が無理やり流し込ませたという見解が強くあります。
死因は胴体の切断によるもの
ブラックダリア事件の被害者であるエリザベス・ショートの死因は、首に紐の痕が残っていたため、絞殺であるという見解が強くありました。
しかし、入念に遺体を調べていくと、気道が塞がれていなかったため、犯人が死因を絞殺と見せかけるために首に紐の痕を付けたという見解に変わりました。
その後、遺体を調べていくと、死因は出血多量ということが分かりました。この死因が判明したことにより、エリザベス・ショートは生きたまま胴体を切断されたということが分かりました。
ブラック・ダリア事件犯人への手がかり
ブラックダリア事件は捜査が難航を極めましたが、結局は真相が未解決のまま時間が過ぎていきました。捜査が難航になった理由は、エリザベス・ショートが死亡した現場からは犯人の指紋や体液などの犯人に関する手がかりが全くつかめなかったからです。
そのため、捜査対象をエリザベス・ショートを殺した犯人から、エリザベス・ショートと交友関係があった人物を徹底的に調べるようにしました。しかし、捜査対象を変えても犯人を特定することができませんでした。
ここからは、ブラックダリア事件の犯人の手がかりについて詳しく紹介していきます。
遺体からは体液も指紋も検出されず
エリザベス・ショートの遺体からは犯人の体液や指紋が検出されなかったので、事件の真相は未解決のままでした。
どうしてエリザベス・ショートの遺体から犯人の手がかりとなる証拠が検出されなかったかというと、犯人がエリザベス・ショートの体を血抜きして、きれいに洗浄してしまったからです。
一般的な殺人では人間の体をきれいに洗浄するという行為はしないので、この報道がされたときには世間は驚きを隠せませんでした。
新聞記者により現場証拠も失われる
ブラックダリア事件の真相が未解決の原因の一つには新聞社が関わっています。エリザベス・ショートの遺体を最初に発見したのは散歩中の女性でした。散歩中の女性が警察に電話をし、
被害者の交友関係も犯人に結び付かず
エリザベス・ショートの遺体から犯人の手がかりを見つけることができなかったので、捜査対象を被害者の交友関係に移しました。これで犯人への手がかりを見つけることができると警察は考えていましたが、結局は見つけることはできませんでした。
なぜ犯人への手がかりが見つけることができなかったのかというと、エリザベス・ショートはホステスで働いていて、接客などをたくさんするので交友関係が広かったからです。
さらに、エリザベス・ショートは非常に美人だったので、たくさんの男性から声をかけられていたので、捜査対象を変えても見つけることはできませんでした。
ブラック・ダリア事件犯人からの接触
ブラックダリア事件の捜査が難航していたが、1947年の1月25日に犯人と思われる人物からロサンゼルス・エグザミナー社宛に小包が届きました。
ロサンゼルス・エグザミナー社宛の小包が届く前の1月23日には事前に小包を送るという電話を受けました。
ロサンゼルス・エグザミナー社宛の小包
ブラックダリア事件の真相が未解決のまま時間が過ぎ去っていましたが、1月25日に犯人と思われる人物からロサンゼルス・エグザミナー社宛に小包が送られてきました。
犯人と思われる人物から小包が送られてきましたが、この小包にはブラックダリアの所持品が入っていました。
自首するとの葉書も届く
犯人と思われる人物からロサンゼルス・エグザミナー社宛に小包が届きましたが、その翌日の1月29日に自首するとの葉書が届きました。この葉書の内容は、刑期が10年以内ならば自首するでした。
しかし、葉書が届いた翌日の1月30日に自首をすることをやめるという葉書が届きました。そのため、結局犯人を特定することはできず、事件の真相は未解決のままでした。
ブラック・ダリア事件犯人に関するタレ込み
ブラックダリア事件の犯人に関するタレ込みが警察本部に届きました。そのタレ込みは、犯人と思われる男の会話を録音したという内容でした。
このタレ込みは非常に信憑性が高く、容疑者を絞り込むことに成功したのですが、結局は事件を解決することができませんでした。ここからは、ブラックダリア事件の犯人に関するタレ込みについて詳しく紹介します。
信憑性の高い録音テープ
警察本部に信憑性の高いテープが届き、そのテープには犯人と思われる人物の会話が録音されていました。
この録音された会話には、ブラックダリア事件の詳しい情報が離されていたので、警察はこの会話をしている人物を最重要人物として捜査を進めることにしました。
容疑者ジャック・アンダーソン・ウィルソンとは
警察本部に送られてきた録音テープにはブラックダリア事件の詳細を話していた人物がいました。その人物の名前はジャック・アンダーソン・ウィルソンです。名前が分かったので、ジャック・アンダーソン・ウィルソンを警察は呼び出そうとしました。
ウィルソン焼死により真相は闇の中
ブラックダリア事件の詳細を話していた人物の名前を特定することができた警察本部は、この人物を呼び出そうとしました。しかし、ジャック・アンダーソン・ウィルソンは警察から呼び出される前に焼死してしまいました。
焼死の原因はたばこでした。そのため、真相は未解決のままでしたが、ジャック・アンダーソン・ウィルソンを呼び出すことに成功していたならば、事件は収束していた可能性もありました。
ゾディアックとブラック・ダリア事件が共通している
ブラックダリア事件では、犯人から様々な手紙が送られてきていたので、執筆を比較してみたところ、似ている字が多く見られました。字の形だけでなく、ゾディアックのときの犯人の執筆と共通していたスペルミスなどを発見しました。
しかし、これだけの物証だけでは犯人を見つけることはできませんが、容疑者を絞ることには成功しました。
ブラック・ダリア事件のその後
ブラックダリア事件が起きてから、今日に至るまで事件の真相は未解決のまま過ぎ去ってしまいました。ブラックダリア事件の犯人や真相を解決できそうな有力な情報は多数寄せられてきても、結局は事件を解決することができませんでした。
また、ブラックダリア事件は世間から非常に注目を浴びた事件だったので、映画化や書籍化をされるようになりました。
多くの有力情報がありながら事件は未解決
多くの有力情報がありながらも、ブラックダリア事件を解決することはできませんでした。有力情報の中には、犯人の特徴や事件の詳細などがありました。しかし、どの有力情報も決定的な証拠までにはたどり着くことができませんでした。
衝撃度の高さから映画化・書籍化される
ブラックダリア事件は狂気的な事件で、非常に注目を浴びた事件だったので、映画化・書籍化をされました。この事件にスポットを当てた映画は日本でも有名で、非常に話題となった作品です。
ブラックダリア事件の映画・書籍を見たことがない人は、ぜひ見てみましょう。
ブラックダリア事件は非常に有名
ブラックダリア事件は今でも真相が未解決で、非常に謎が多い事件でした。エリザベス・ショートの遺体が真っ二つに切断されていたり、なぜか血抜きをしていたりしました。そのため、犯人を特定する手段もなくなり、捜査が難航した事件です。
ブラックダリア事件は非常に狂気的で、有名な事件だったので映画化・書籍化をされました。ブラックダリア事件を知らない人は、ぜひ見てみましょう。