2018年10月09日公開
2019年07月31日更新
人間関係リセット症候群の特徴や心理!病気?診断するチェック項目
人間関係リセット症候群というものがあります。人間関係リセット症候群というのは、人との関わりを断ち切りたいといきなり思ってしまうことを意味しています。これは普段から頑張りすぎてしまっていたり、プライドが高かったりしますのでなぜなってしまうのかを知りましょう。
目次
人間関係リセット症候群とは?
みなさんは「人間関係リセット症候群」と呼ばれている言葉があるのはご存知ですか?人間関係リセット症候群なんて言葉は、聞きなれていない人の方が多いのではないでしょうか。この人間関係リセット症候群というのは、その名前の通り人間関係をリセットしたくなってしまう人のことを言います。
人間誰しも「人と関わりたくない!」と思ってしまうことがあると思います。その人と関わりたくないというリセット癖は、誰にでもあり得ることで病気と診断されてしまうこともあります。
気になった人は、最後の診断項目をチェックしてみてください。
人間関係リセット症候群の原因
何事にも原因があるのですが、もちろん今回ご紹介させていただいている人間関係リセット症候群にも何か原因があるはずです。人間関係リセット症候群を治したい!と思っているのであれば、原因を突き止めることによって解決に向かうはずです。
また、人間関係リセット症候群の原因は人によって異なるので、自分がなぜ人と関わりたくないと思ってしまうのかを確認してみましょう。自分が思っていなかったことが原因で、そのリセット癖がついてしまっているかもしれません。
人間関係に価値を見出せない
人間関係リセット症候群だという人は、今の人間関係に価値を見出せなくなってしまった人がなってしまう可能性が高いです。これが原因でリセット癖がついてしまっている人は、人間関係がゼロになってしまうということは少ないでしょうが、関わりたくないと思ってしまう人が多い傾向にあります。
人間関係に価値を見出せないことが原因で上辺だけの話をすることができない…。という人は意外と多く、「この人といても成長できないな」と感じることが原因と言われています。
人に合わせる癖がある
人間関係リセット症候群にはいろいろあり、いきなり人間関係をすべて断ち切ってしまうという人がいます。これは常にの顔色を伺って合わせてしまうということが原因です。この原因さえ解決することができれば、リセット癖を治すことができるのではないでしょうか。
また、無理をしてまで人に合わせるという行為は自分にストレスを与えてしまうだけでなく、相手にもいい影響を与えません。このようなことが原因で人間関係リセット症候群になってしまう人は、ストレスが最高潮に達してしまっていることを意味します。
人の目を気にしてしまう
人間関係のリセット癖がついてしまっている人は、何をするにしても人の目を気にしてしまうということが原因となっています。この原因の場合は、人の目を気にするあまり常に緊張状態に置かれてしまっていますので、かなりのストレスを受けます。
このようなことが原因でリセット癖がついてしまっているのであれば、心の病気だと診断されることも多いので病院へ一度検査に行くことをおすすめします。また、病気になってしまう前に原因を突き止めて治すようにしましょう。
ストレスを溜め込んでしまう
どんなことにも当てはまるのですが、ストレスを溜め込んでしまうというのは心にも体にもいい影響を与えません。知らず知らずのうちにストレスを溜めてしまっている人は多く、気づかないうちにストレスを溜め込める限界まで達してしまっています。
この限界に達した時に、人間関係リセット症候群の人はいきなり人間関係をリセットしたい!と思ってしまいます。衝動的に思ってしまうことですので、冷静に考える間もなくリセット癖が出てしまいます。
衝動的に人間関係をリセットしてしまった場合は、後から後悔してしまうこともありますのでじっくりと考える時間が必要です。
人間関係リセット症候群の特徴
次に人間関係リセット症候群の人の特徴についてご紹介させていただきたいと思います。リセット癖がついてしまっている人はもしかすると、当てはまる項目がいくつかあるかもしれません。
また、リセット癖のついてしまっている人は周囲にいることに気付くかもしれません。リセット癖というのは意外と本人が気づかないうちになってしまっていることが多いですので、本人だけでなく周囲の人が注意してあげるということも大切です。
自分が人間関係リセット症候群化も知れないと思った時にも、この特徴に自分が当てはまるのかをチェックしてみましょう。
SNSをブロックする
人間関係リセット症候群でリセット癖がついてしまっている人は、SNSをいきなりブロックしてしまうという特徴があります。これは、実際に会って関係を断ち切るよりもボタン一つで関係を終わらせることができるということが原因となっています。
相手に連絡もなしに友達の連絡先を消すなんて失礼な行為に当たります。しかし、人間関係リセット症候群でリセット癖のついてしまっている人はその部分がマヒしてしまっているため、自分が拒絶してしまっても構わないという考えを持っています。
いきなり人間関係リセット症候群の人に、いきなりブロックされてしまった場合はかなりびっくりするという人が多いのではないでしょうか。
SNSを退会する
人間関係リセット症候群でリセット癖がついてしまっている人は、SNSで特定の人をブロックするだけでなく自分がそのSNSを退会するということもあるようです。これは「なんだか面倒だな」といった軽い気持ちで退会をしているため、本人には悪気はありません。
また、SNSを退会して少し時間が経ってから、何事もなかったかのようにまたアカウントを作って新しい友達を作るという行動に出るのも特徴的です。
これは実際に関わりがある人がいる場では行う人間関係リセット症候群の人は少なく、ネット上だけの繋がりの場合は悪意なく行っています。
転職が多い
人間関係リセット症候群のでリセット癖がついてしまっている人の中には、転職を繰り返しているという人もいます。転職というのは3年経ってからと言われているほど、その場の人間関係を作るのが難しかったり馴染むのに時間がかかると言われています。
しかし、そんな転職を繰り返してしまう人間関係リセット症候群の人は、会った瞬間にフィーリングが合わないとだめだという考えを持っています。
会ってすぐにその人の本当の姿を見ることはとても難しいのですが、人間関係リセット症候群のでリセット癖のついている人は第一印象でその人のことを決めつけてしまうことが多いようです。
いきなり引っ越ししてしまう
人間関係リセット症候群が重度になってくると、意味もなく引っ越しをしてしまいます。引っ越しというと「一人暮らしをするきっかけ」「結婚をするきっかけ」としてする人が多いのですが、意味もなく何度も引っ越しをしてしまうというのが人間関係リセット症候群です。
引っ越しをして知らない土地に行くことで、一気に人間関係をリセットすることができますよね。SNSの繋がりを切ったとしても現実での人間関係をリセットすることができませんので、それをするために引っ越しをしてしまいます。
連絡先を教えない
連絡先というのは初めに教えたもの意外にも、変更をした時に知らせるという人がほとんどです。しかし、人間関係リセット症候群でリセット癖のついてしまっている人は、アドレスなどの連絡先を変えてしまった時でもそれを教えようとはしません。
人間関係リセット症候群の人は相手の連絡先を消していないので、全く連絡を取ることができないということではありませんが、相手からの連絡を受け取ることができなくなってしまいます。
人間関係リセット症候群がもし責められてしまったとしても、言い訳ができる行動ですので人間関係リセット症候群でリセット癖のついてしまっている人は、あえて連絡先を変えてしまうこともあります。
人間関係リセット症候群の心理
人間関係リセット症候群になってしまう人はどのような心理なのか気になりませんか?また、もしかすると、自分が人間関係リセット症候群になってしまっているのかもしれないことを疑っているという人は、この心理を理解することによって知ることができるかもしれません。
人間関係リセット症候群になってしまっている人の心理の多くは人との関わりに疲れてしまっていたり、そもそも人との関わりを持ちたくないと思っているということがほとんどです。
ですので、人間関係リセット症候群を治そうと思うのであれば根本的な心理を変える必要があるでしょう。
人と関わりたくない
人と関わりたくない!と思ってしまう瞬間は誰にでもあります。しかし、人間関係リセット症候群の人は常に人と関わりたくないと思ってしまっているため、とにかく人と関わらなければいけない場所に行くことを避ける心理になってしまいます。
例えば、いつも遊びに誘ってくれている友人にさえも関わりたくないと思ってしまって、最悪の場合は毎回その誘いを断るのが面倒に感じてしまって、関係を断ち切ってしまうということもあります。
一人の時間が好き
人間関係リセット症候群で、常に人と関わりたくないと思ってしまっている人は異常に一人の時間を好みます。「一人になりたい!」「人と関わりたくない!」と思ってしまう時は誰にでもありますが、人間関係リセット症候群の場合は誰ともかかわらずに生きていきたいとさえ思っています。
このような考えで人間関係リセット症候群になってしまっている人は、周囲の人から離れることによってだんだんとその人間関係リセット症候群が進んでしまうこともあるので注意が必要です。
自分を表現できない
人と話す時になかなか自分のことを表現することができない…。という人も人間関係リセット症候群の心理に当てはまります。人関わりたくないわけではないけれど、どのくらいの距離で接していいのかわからなくなってしまっているので、最終的には関わりたくない気持ちが勝ってしまいます。
また、このような心理になってしまっている人間関係リセット症候群の人は、表面的でしか人付き合いができなくなってしまいます。
人に優しくしすぎる
人間関係リセット症候群の人の中には、人に優しくしすぎるという心理を持っている人が多いです。この心理は特に、人当たりの良い人に多い心理でいきなり人間関係リセット症候群になってしまいます。
また、相手を優先してしまう生活をしている人は、人間関係リセット症候群になってしまいますので注意してください。
相手を優先するというのはとても良いことなのですが、人間関係リセット症候群になってしまうほどストレスを溜めてしまわないようにしましょう。
プライドが高い
人と関わりたくないという心理を持っていると思われている人間関係リセット症候群ですが、意外にもプライドの高い人もなってしまいます。プライドが高くて人間関係リセット症候群になってしまう人は、何か上手くいかないことがあるとすぐにリセットしたくなってしまいます。
また、この心理としては相手から離れていってしまうのであれば、自分から離れていってやる!という心理となっているので、自分のあり方を考え直す必要があります。
人間関係リセット症候群への対処法
「関わりたくない!」という心理になってしまっている人間関係リセット症候群になってしまっている、または人間関係リセット症候群になりかけている人に対してはどのような対処をすればいいのでしょうか。
仲の良い人が人間関係リセット症候群になりかけている時に、「遊びに行こうよ!」としつこく誘ってしまうと逆に人間関係リセット症候群に拍車をかけてしまうので対処法には注意してください。
わがままに生きる
人と関わりたくないと思ってしまった時には、わがままに生きるということも大切です。関わりたくない人とは関わらずに、自分が関わりたいと思う人だけ付き合うというのも人間関係リセット症候群にならないための方法の一つです。
特に、普段から人のことを優先してしまっている人はわがままに生きることに挑戦することによって、人間関係リセット症候群になることを防ぐことができますので、人と関わりたくないと思い始めているのであればわがままに生きてみましょう。
自分の意見を持つ
人間関係リセット症候群になってしまう人の中には自分の意見を持つことができないという人がいます。人間関係をリセットしてしまう人は悪いというわけではありません。もしも、人間関係リセット症候群になってしまった場合はそれを受け入れましょう。
また、人のことを優先して行動してしまっていたという人は、自分の意見をいうことも大切です。そうすることで、人間関係リセット症候群になってしまうことを防ぐこともできます。
人との距離を置く
もしも、もうすでに人間関係リセット症候群になってしまった場合には、人との距離を置くようにしましょう。人と距離を置くにはいろいろな事情がありますので、距離を置くことができないこともあるでしょう。しかし、不要な人との距離は取るようにしましょう。
人との距離を詰めすぎてしまうと、心が疲れてしまって人間関係リセット症候群が加速してしまって病気に繋がることもあるので、人間関係リセット症候群になってしまったと感じた時には人との距離を置くようにしましょう。
ただ、仕事などに影響が出てしまう場合には人との距離を置かないようにしましょう。
手を抜いてみる
人間関係リセット症候群になってしまって病気になる手前まで来てしまったのであれば、何をするにも手を抜いてみてください。人間関係リセット症候群になってしまう人の中には、何でも完璧にしないと気が済まない!という人が多いです。
ですので、完璧に物事を進めるのではなく手を抜くことによって、人間関係リセット症候群を治すことにつなげることができます。完璧を追い求めないようにすることで、今まで溜まってしまっていたストレスを感じずに気楽に過ごすことができるはずです。
人間関係をリセットしたい時は心の病気であることも!
「人間関係をリセットしたい!」と思った時に注意していただきたいのが、病気なのかどうかということです。今回ご紹介させていただいている人間関係リセット症候群は、主に精神的な病気にかかってしまっていることも多いようです。
精神的な病気は表面から分からない病気ですので、病院へ行くことを甘えと思ってしまっている人も多いでしょう。また、精神的な病気の場合が薬漬けにさせる…。と心配な人もいるでしょう。
しかし、きちんとした病院で見てもらうことができれば人間関係リセット症候群を治すことができます。
うつ病
最近では精神的な病気に対して理解を示している人が多くなって、うつ病に対しても理解を持っている人が多いのではないでしょうか。そんなうつ病も人間関係リセット症候群を発症してしまうこともあります。
うつ病になってしまうことによって、「外に出たくない」「人と関わりたくない」という気持ちが強くなってしまうため、誰かから連絡がきた時などに人間関係をリセットしたいと思ってしまいます。
うつ病は放置しておけば治る病気だと思われてしまっていますが、きちんとした病気ですので病院で受診するようにしましょう。
コミュ障
コミュニケーションを通常に取ることができない人は、コミュ障と言われています。人と話すことですらまともにできないコミュ障はきちんとした病気とされていますので、あまりにも人間関係リセット症候群が気になってしまうのであれば、病院へ行ってみましょう。
このような心の病気は考え方などから変える必要がありますので、病院でどのようにすればいいのかを診断してもらいましょう。コミュ障の場合は人間関係リセット症候群だけでなく、社会に出ることができないという障害になってしまうこともあります。
社会不適応症
社会不適応症というのも人間関係リセット症候群になってしまう原因の病気です。社会不適応症というのは、社会に適応できない人のことを言います。これは人との関わりを持ちたくないと思ってしまう原因となってしまうので、結果的に人間関係リセット症候群になってしまうこともあります。
人間関係リセット症候群の診断チェック項目
もしかして人間関係リセット症候群?と思った時には、こちらの診断項目をチェックしてみましょう。診断項目に当てはまる診断が多ければ、人間関係リセット症候群になってしまっていると診断することができるでしょう。
人間関係リセット症候群だと診断されてしまったとしても正式に診断されたことにはなりませんので、きちんと人間関係リセット症候群なのかを知りたい時には病院で診断してもらうようにしましょう。
また、人間関係リセット症候群だと診断された時に、どのように治せばいいのかを聞いておくといいでしょう。
診断項目
友達から来た連絡を返すのが億劫だ | Yes or No |
遊びの予定を立てていてもドタキャンしてしまう | Yes or No |
人が大勢いるところに行きたくないと思う | Yes or No |
気が付いたら休日は毎回引きこもっている | Yes or No |
友達か友達どちらかがいなくても生きていける | Yes or No |
仕事が忙しくて遊ぶことができない | Yes or No |
自分の時間が好きなのに一人になれない | Yes or No |
苦しいと感じていても相談する相手がいない | Yes or No |
心の病や病気は甘えだという考えの人が周りにいる | Yes or No |
ストレス発散を最近していない | Yes or No |
人間関係リセット症候群を治そう
どうでしたでしょうか。今回ご紹介させていただいた人間関係リセット症候群というのは、心の病気になってしまっている人以外もなる可能性がとても高いです。このような症状があると知らない人は「自分はこういう性格なんだ」と自分を追い詰めてしまうこともあるでしょう。
しかし、実際は誰でもなりえることですので異常を感じた時には、誰かに相談するか病院へ行くことをおすすめします。病院へ行きにくいと感じてしまっている人も、治したい場合は一度勇気を出してみてはどうでしょうか。
精神的な病気は人によって甘えていると言われてしまうこともありますが、立派な病気ですので診断項目に当てはまった人は病院に行って治すようにしましょう。