人の話を聞かない人の心理や特徴！人の言うことを聞けない人の対処法

人の話を聞かない人、人の言うことを聞けない男性や女性はいませんか？人の話を聞かない人はプライベートでは断トツで男性が多いです。彼氏や夫は彼女や妻の話をあまり真剣に聞かない傾向があります。

それに対して人の言うことを聞けない人は子供や女性に多いです。子供や女性は感情的になりやすいので何かの理由で拗ねてしまうと聞けないのです。聞きたくないというのが本音かもしれません。

今回は、人の話を聞かない人、人の言うことを聞けない人の心理、特徴、対処法について説明します。あなたの周りにこの様な人がいたら参考にしてください。

仕事で人の話を聞かない人は怒られる事が多いです。何故なら、きちんと上司の指示を理解して仕事を進めていかないと仕事が滞るからです。

例えば、上司に「明日の14時の会議で使う資料を作成しておいて。」と言われたのに間に合うように作れない、お客さんへの商品説明の仕方を言っておいたのに言われたとおりに伝えられない。話を聞けない人は円滑な業務は出来ないでしょう。

営業やカスタマーセンターなどでは、顧客の要望を聞き対応する力が求められます。それなのに人の言うことを聞かず的外れな対応をしてしまったらアウトでしょう。

また、職場には話が通じない人も存在します。そういう人とは意思疎通がスムーズに出来ないのでチームを組んでも仕事が捗りません。分かった振りや返事だけの人も、人の言うことを聞けないのと同じです。仕事で人の話をきかない人がいたら困ってしまうのです。

ところで皆さん自身は人の話をきちんと聞けていますか？人の話を聞く、人の言うことを聞くのは意外に難しいものです。気心知れた家族であってもお互いの立場を主張して分かり合おうとしない事もあります。

友達でも同じです。友人のA子が「昨日彼氏がさ～」と話をしてきたとします。A子は毎日のようにあなたに彼氏自慢をしてきます。あなたは「また、彼氏の話かよ」と頭の中で自動的にシャットアウトするのでA子の話は半分も聞いていないかもしれません。

このように人の話を聞くのは時に忍耐を必要とします。カウンセラーの職業は「傾聴」を求められますが、相手をジャッジ（善悪を判断すること）せずにキチンと人の話を最後まで聞くのは技術が必要なこともあるのです。

では、人の話を聞かない人の心理にはどのような物があるのでしょうか。人の話を聞くのは意外に難しく時に忍耐を必要とします。従って、あなたの話を「聞こう」と思わないとダメなのです。きっとあなた自身にもこのような心理に心当たりがあるはずです。

人の話を聞かない人の心理は、ずばり「自分の話を聞いてほしくてしょうがない」状態です。よく友達と食事に言って愚痴を聞かされることはありませんか？「うちの上司がさ～」「姑がムカつくのよ」と職場や家庭の不満を永遠に言うのです。

そういう時、あなたも頃合いを見計らって喋ろうとします。でも、相手は自分の話だけしたい心理状態なので遮られたり気のない返事をされてしまいます。また、あなたの話に同意しても、すぐに自分の話に強引に持っていこうとします。

愚痴を言いたい心理になる事は誰でもありますが、一方的に自分の話しかしない人と付き合うのは疲れるものです。やはり人は自分の話も聞いてほしいのです。お互いに話を出来る間柄でないと友人関係を長く続けるのは難しいかもしれません。

人の言うことを聞けない人の心理には「聞きたくない」といった気持ちが隠れています。それまでは、普通に会話を楽しんでいたのに自分に都合の悪い話になると途端に話を聞かなくなる特徴のある人も多いです。

例えば、ダイエットが上手くいかないと不満を言う女性に「おやつを1日8回から2回に減らすのはどうだろうか」とアドバイスをしたとします。でも、その女性はおやつを減らさず痩せたいと思っているのです。男性にもそういう人がいるかもしれません。

ダイエットは生活習慣を変えないと難しい事はその女性も知っています。でも、本音は変えたくない、努力もしたくない、そういった心理が隠れています。だから、友達に「おやつを・・」を言われた途端話を聞かなくなるのです。

相手の話を聞く心の余裕がない場合も人の話は聞けないです。俗にいう「上の空」という心理状態です。他に気になってしょうがないことがあれば当然かもしれません。

例えば、家族に病気の人がいて心配でしょうがない時は人の話を聞かない心理になるでしょう。特に女性は介護や子供の面倒など人の世話をする人が多いです。状況によっては友達の愚痴を言っても話は聞いてもらえないかもしれません。

また、会社員の男性が明日の会議で自分がプレゼンをしなくてはいけない時、頭の中はそのことで一杯になってたとしたら、無事にプレゼンが終了するまで人の話は耳に入ってきません。

相手の話に興味がない時も人の話を聞かないことがあります。例えば、彼氏や夫。あなたの興味のあることだけ話をしても相手は興味がなければ話は聞かないでしょう。

また、相手の話がつまらないと感じている時も、話は聞こうとしません。例えば、学校の授業で生徒の興味をそそるような話から始めずに教科書を読んだだけのような講義をされたら話は聞かないでしょう。

人の話を聞かない人の心理は話に興味がない、つまらない、話を聞いても無駄、と思っている場合も多いのです。

相手の事が受け入れられない時も人の話を聞かない状態になるでしょう。最初から聞く耳を持たないので何を言っても相手の脳の中でシャットアウトされてしまいます。

例えば、嫌いな職場の上司がいたとします。仕事では指示を聞かないといけないので話を聞きます。でも、それ以外のどうでもいい説教には耳を貸そうとはしないでしょう。尊敬している上司であればその上司の言葉は心に響くのです。

人の話を聞かない人の心理にはどのようなものがあるかを見てきました。あなた自身にも心当たりがあったのではないですか？でも、安心してください。誰でも人の話を聞かない、人の言うことを聞けない状態になる事はあるのです。

でも、世の中には常に人の話を聞かない人がいます。男性、女性に限らずそのような人はいます。ここで人の話を聞かない男性や女性の特徴についてみていきます。

うわべだけの人、体裁だけ取り繕う特徴のある人は人の話を聞かない人です。男性でも女性でもこのような人がいます。このような人は世間体を気にする人が多いです。反論したり自分の意見はあまり言いません。表面上だけいい顔していようと思うのです。

体裁を取り繕う人は多くの場合、自分を変えたくないと思っています。でも、相手と争ってまで自分を主張するのは好みません。だから上辺だけ取り繕って人の話を「聞いたふり」をするのです。聞いたフリなので相手の話は受け入れてはいません。

このような特徴がある男性や女性は人の話を真剣に聞いて真摯に向き合う姿勢に欠けています。もちろん無用な争いは避けた方がいいですがお互いに分かり合おうとする努力はしないです。こんな特徴のある男性や女性は本当の意味での信頼関係は築けないでしょう。

先に話をした「体裁を取り繕う」人と共通していますが、こういう人は往々にしてプライドが高く自己開示が出来ない特徴があります。ええかっこうしい、なのです。弱音を見せられない男性に多いです。

「腹を割って話す」と言う言葉がありますが自らが腹を割らないと、相手も本音を言わないものです。自分の恥ずかしい過去を打ち明けると口を閉ざしてくれた相手が本当のことを言ってくれることもあるのです。

「私には何の悩みもない。いつも完璧よ」といった態度の女性や男性には近寄りがたいものです。こんな人に自分の悩みを打ち明けても一蹴されると思うので誰も本音の話はしないのです。

自分の事にしか興味がないナルシストも人の話が聞けない人の特徴です。男性にも女性にもこのような特徴を持つ人が結構な割合でいます。

ナルシストは自分の事しか考えていません。自分が綺麗であるか、男前に見えるか、知的に見えるかどうか。ナルシストの人は人よりも自分がどう見えるかが最大の関心ごとです。相手の事には興味はありませんし。人の事なんてどうでもいいのです。

ちなみに売れているホスト（ホステス）はナルシストではありますが、同時に人にも関心を持てる特徴があるようです。相手の女性（男性）がどんなことに興味があり、何を言われると喜ぶのか詳細に観察しないとお客さんの心は掴めないからです。

集中力が散漫な人も人の話が聞けません。話を聞くというのは意外に労力を必要とします。集中力がないと最後まで理解しながら人の話を聞くのは難しいのです。

今はSNSなどで会話をする人が増えました。従って、あとで会話の内容を読み返すことが出来ます。しかし、心理カウンセラーや患者の話を聞く医師は対面している時が勝負です。

相手の話を一言も漏らさず、裏にある真意も読み取りながら聞き取りをすることが求められます。集中力が散漫でその時にしっかり話を聞いていないとクライアントを導くことが出来ませんし、患者さんの病気を正確に診断する事は出来ません。

人の話を聞かない男性や女性の特徴についてみていきました。あなたの周りにもそのような人がきっといるのではないでしょうか。では、人の言うことが聞けない人には理由、言い分みたいなものがあるのかもしれません。それについて考えてみましょう。

自分の方が絶対に正しいという前提の人は人の言うことを聞けません。これは上司や親など誰かの上に立つ人の特徴です。部下や子供が何かを伝えようとしているけれど「最後まで言わなくても答えは分かっている」とばかりに話を遮ってしまいます。

部下や子供より経験値の高い立場だと相手よりも先の予測が出来てしまいます。例えば、子供が学校をやめてラーメン屋になりたいと言ったとします。でも、今の時代、個人での飲食店経営は潰れる可能性が高く借金を抱えてしまうでしょう。

もちろん、子供が本当にラーメン屋に向いている、或いはそこから発展し別の分野で活躍するかもしれません。でも、絶対に失敗するに決まっている、と思う親は子供の話を最後まで聞くことはしないでしょう。

相手との共通の趣味がない、言語が違い過ぎるなどで何を言っているのか理解できない、という経験はありませんか？相手の言っていることが分からないとやはり「聞けない」といった状態になります。

例えば、ゲームが好きな人がゲームを全く知らない人に、ゲームの素晴らしさを話しても共感は得られにくいです。ゲームに関する用語を使って説明をしてもゲームそのものを知らない相手は全く理解はできないでしょう。

相手を軽んじる特徴のある人も人の言うことを聞きません。例を上げると、お年寄りは何度も同じ話をする傾向があります。同じ話を聞かされた時に「またこの話？何回も同じこと聞いているよ！」と話を遮ってしまった経験はありませんか？

また、病院の診察室で医師が心配性の患者の訴えを聞きながら「どうせ、またちょっとしたことを大げさに訴えているだけだそう」とタカをくくって聞く事も。そういう時に限って重大な病気が隠れていて診断ミスをしてしまう場合もあるものです。

「どうせまた、この話だろう」「この人の言うことはくだらないから聞かなくても良い」など相手を軽んじているのも言うことを聞けない理由の一つになるようです。

では、人の話を聞かない人、人の言うことを聞けない男性や女性が周りにいたら、どう対処すればいいのでしょうか？あなたならどうしますか？「ねえ！私の話聞いてないでしょう！」「ちゃんと人の話を聞いてよ！」と怒ると聞いてくれるようになるのでしょうか。

また、同じ話を分かるまで繰り返せばいいのでしょうか。もちろん、人によっては手を変え品を変え分かってくれるまで話を繰り返すのは有効なこともあります。しかし、人の言うことを聞けない人には強引に聞かせるだけでなく対処が必要です。

人の言うことを聞けない人への対処法を三つ上げます。言うことを聞かない子供、部下などがいたらこの対処法を参考にしてください。

「ああ。この人また人の話を聞いていない」と感じ時は、そのまま話を推し進めるのではなく話す事を一旦やめる事をお勧めします。馬の耳に念仏という諺が（ことわざ）があります。言葉の意味が分からない人や聞く状態でない人に何を言っても無駄です。

この様な時に「絶対に分からせてやる！」と思ってもあなたが疲れてしまうだけです。労力と時間の無駄になる事は避けましょう。聞いていない、と感じた時の正しい対処法は一歩引いて相手の出方を伺う事です。

自分が何も言わなくなると気になって向こうから話をしてくる場合もありますし、それすらない場合もあります。どうしても聞き入れてほしい時は、日を改めて話を切り出したり、違う人に言ってもらったりするなどで対処しましょう。

何度言っても分かってもらえない、言うことを聞いてくれない時は、相手がなぜそれが必要なのか実感として分かっていない場合が多いです。人は自分の利益になる事や興味のあること以外は簡単に動こうとしません。言葉だけでは聞き入れてくれないのです。

そのような時の対処法としては言葉で説得するのは諦めて行動や態度で示すのがいいでしょう。例えば、片づけが出来ない子供にただ「片付けなさい！」といっても大抵は片づけはしません。それよりも片付ける時間がきたら同じ音楽を流し親が片付けます。

毎回同じ曲が流れた時に楽しそうに親が片づけをしている、そして部屋は一時的にすっきりする。子供はそれを真似する。そうしているうちに自然に片付けをするようになります（ならない時もありますが）言葉ではなく行動で示す対処法は意外に効果があります。

人の言うことを聞けない人への対処法の最後は、感情を入れずに話すようにする、ということです。人の話を聞かないのは一種の拒否反応であることが多いです。「そんな言い方されたら素直に聞けないよ！」という気持ちの表れです。

何度言っても言うことを聞いてくれない！とイライラや怒りがある時になかなか感情を入れずに話しをするのは難しいかもしれません。でも、自分の言うことを聞いてほしい時ほど感情を抑える必要があります。

感情的にならずに冷静に物事をいうだけで話を聞いてもらえる場合が多いからです。自分の感情をぶつける事が目的なのか、それとも、相手に言うことを聞いてもらう方が目的なのかを考えると冷静になれるはずです。

人の言うことを聞けない人への対処法について説明しました。次は人の話を聞かない人に話を聞いてもらえるようにする方法です。

人の話を聞かない人に、耳元まで口を近づけて大声でしゃべる？様な物理的なことをしても嫌がられるだけです。やはり相手に聞く耳を持ってもらう事が一番大切です。

人の話を聞かない人に聞いてもらえるようにするには、まず相手の懐に入る事が大切です。懐に入るとは相手と同一になりきる、相手の視点で物を見るということです。

例えば、普段は人の話を聞かない人が真剣に誰かの話に聞き入っていることはありませんか？それはその人にとって興味のある事や利益になる内容だからです。人の話を聞かない人でも自分の事になると真剣に話を聞くのです。

人は自分の話を聞いてほしいと思う生き物です。その裏には承認欲求があります。承認欲求と言うのは動物にはありません。これは人間だけの特徴です。要は自分の事を認めてほしいのです。

人の話を聞かない人は承認欲求が強いことが多いです。そういう人には共感し理解をする気持ちを伝えるようにします。それだけで「この人は私の気持ちを分かってくれている！」と信頼してくれるでしょう。

あなたが信頼されると相手はあなたのアドバイスにも耳を傾けるようになります。尊敬出来ない上司や信頼できない人にいくらアドバイスをされても聞き入れる事は出来ません。まずは共感と理解で相手の信頼を得るようにしましょう。

人の話を聞かない人には結論を最初に言うのも有効です。特に男性は女性の話を聞くのは得意ではありません。女性は物事の始まりから詳細に説明し、それについて自分がどう思ったかなど、感情や選んだ理由を先に聞いてほしいと思います。

女性は細かいことに目が行き届くのでついこのような説明になりがちです。もちろん女性だけではありません。男性でも話が長い人、つまらない人がいます。結論から言わずにデティールから話すので何を言いたいのか分からない事もあります。

長い話、結論のない話、つまらない話は、聞く方も大変です。話はなるべく端的に分かりやすく話すという事も聞いてもらえる秘訣です。

人の話を聞かない人は病気の可能性もあります。発達障害の人は脳に生まれつき障害がある事があり、そういった場合は注意力が散漫になりやすいので人の話をじっと黙って聞くのが難しくなってしまうのです。

もしそういった病気が疑われるようなら、相手に対してイライラしても仕方がありません。相手の様子を見ながら話を聞けそうな時を見計らって対応するようにしていきましょう。

人の話を聞かない人、人の言うことを聞けない人の心理、特徴、対処法について説明しました。ここまで読むと「人の話はちゃんと聞かないといけないんだ！」と思った人もいると思います。でも、必ずしも人の話を聞かなくてもいいこともあります。

中には間違ったアドバイスをする人もいるからです。人の意見に左右されやすい、洗脳されやすい人ほど間違ったアドバイスにも従ってしまいます。両親に「いい子でいるように」と言われて育った子供はこの様な傾向が強いです。

この様な人は時には人の話をシャットアウトした方がいい場合もあります。自分の本当の気持ちややりたいことが分かるようになる、気持ちがしっかり伝えられるようになるまではあえて人の話を聞かずにいる事も大切です。

人の話を聞かない人、人の言うことを聞けない人の心理、特徴、対処法について説明しましたがいかがでしたでしょうか。

人の話をあまり聞かない人もいれば、聞きすぎて我慢ばかりになっているという方もいるでしょう。いずれにしてもお互いにお互いを理解しようと歩み寄る姿勢が一番大切です。今はラインやSNSでのやり取りが多くなっています。

でも、実際に話をしないと分からない事もあります。相手の身振りや、顔の表情、言葉の抑揚などを見ながら話をすることはより多くの情報を得る事が出来ます。分かり合うには対面で話すのが一番です。お互いに歩み寄って理解を深めましょう！