人の目を見て話す心理とは?じっと相手の目を見る人って?

人と話をするとき、相手の目を見ていますか?ちょっと苦手、という人もいるかもしれません。あるアンケートでは男女ともに30%前後が「目を見て話すのが苦手」と答えたというデータもあり、珍しいことではないようです。今回は、相手の目を見て話す心理について見ていきます。

人の目を見て話す心理とは?じっと相手の目を見る人って?のイメージ

目次

  1. 1あなたはじっと相手の目を見て話している?
  2. 2人の目を見て話す心理《男性編》
  3. 3人の目を見て話す心理《女性編》
  4. 4人の目を見て話す人の性格は?
  5. 5目を見て話すことの重要性《仕事編》
  6. 6目を見て話すことの重要性《恋愛編》
  7. 7人の目を見るのが苦手な人の克服方法
  8. 8「目力」で楽しく会話を

あなたはじっと相手の目を見て話している?

話すときに相手の目を見手話すことへの考え方は、性格的なもの、マナーの認識などによって少しずつちがいます。「目を見て話すようにしないと失礼」という考え方もある一方、会話の相手から目を見て話すと「にらまれた」「終始ガン見された」などと否定的な心理が働くことも。

相手の視線によって不快な思いをしたことのある人は、人の気持ちを気遣うあまり、適度に目を見て話すことにハードルの高さを感じる人も多いものです。特に異性の場合、目を見て話す側・見られる側の心理に男女で差があるともいわれ、あらぬ誤解をまねくこともあります。

人の目を見て話す心理《男性編》

男性は話をする相手に対し、女性よりもストレートに視線を向けやすい傾向があります。女性が「チラ見」で様子をうかがっているときに、男性は真っすぐに見つめてくる、なんていうことも。その向こうにはさまざまな心理がかくれています。

ついつい目が行く

男性の場合、女性よりも周りの物事や人間に興味をもちやすいといいます。周囲にいる人間に関しては、恋愛対象かそうでないか、自分よりも上か下かなどを、無意識のうちに目を見て話すことでチェックするのです。「品定め」と言ってもいいかもしれません。

特定の相手がいる男性でも、それはかわりません。女性からしてみれば「相手がいるのになぜ?」と思うかも知れませんが、その先に進むか否かはまったく別のこととして、女性がいれば、恋愛対象になり得るかどうかの判定は欠かさない傾向にあるといえます。

男性のこのような視線を受けた女性側は、「好意があるのかも」「誠実な性格の人みたい」などと思う一方、「あまり見られると気持ち悪い」と感じる女性もいるようです。

気がおけない相手

相手が女性だと、目上の人や高値の花だという印象をもった人とは視線を合わせにくくなる傾向もあります。眼中にないのでなく、意識しているからこそ目が合いにくいのです。恋愛対象としての意識は低くてもよく目が合うという人は、妹のような感覚や、仲間意識のような親愛の現れかもしれません。

好意のあかし

恋愛対象として関心がある女性と話すとき、男性はじっと目を見て話す人が多いといいます。話を聞くときに批評をしたり分析をしたり、あるいはせっかちなアドバイスをしがちな男性ですが、好きな女性の話は肯定したいと考えるため、目をじっと見てうなずくことが増える傾向があるのです。

ある男性が、いつもまっすぐな視線を送ってくる……という女性は、男性に好意を持たれている可能性が充分にあります。しかし、性格的に誰と話すときでも同じように目を見て話す人もいるので、特別な気持ちがあるのかが気になるときは、自分以外の女性と会話をしている様子もチェックするとよいでしょう。

ほかの部位を見づらい

男性が女性を見るとき、心理とは関係なく無意識で胸や脚、お尻などに目が行きやすいといわれます。会話の相手ばかりでなく公共施設や乗り物の中などでも、女性の部位に目が留まりやすい男性、そういった男性の視線を感じやすい女性がいます。

しかし、女性と会話をしている男性がそれらの部位にチラと目をやろうものなら、すぐに相手に気付かれてしまいます。そのため相手を不快にさせないようにという心理が働き、なるべく目を見て話すという結果になるというわけです。消去法といえばその通りですが、もっとも無難で誠実な態度といえます。

人の目を見て話す心理《女性編》

一般的に、視線の意味は男女でちがうといわれます。特に女性の場合は、周りにアピールしているよりもかなり複雑な心理がかくれているようです。たとえば嘘をつくとき、男性は目をそらし、女性は相手の目をじっと見つめるともいわれます。恋愛のツールとして、視線をうまく活用するのも女性の特徴です。

恋愛対象の相手への好意

ズバリ、女性とって「相手を見つめる」ということは、恋愛対象となる相手に好意を示す大きな手段の一つ。恋愛と視線との関係性は、男性よりも強い傾向にあるといえます。目を見て話すことで、特別な思いに気付いてほしい……そんな心理がかくれていることもあります。

基本的なマナー

会話の相手の目を見て話すことも、単純にマナーととらえている真面目な性格の人もいます。しかし、まったくその気がなくマナーとして目を見て話すことを続けていると、男性から勘違いをされてしまうこともあります。もしも誤解されている印象を受けたときは、マナーは二の次にして視線を外すよう意識することも、トラブルを防ぐためには必要かもしれません。

別の感情がかくれている

目を見て話すことで、自分の奥底にある感情をカバーしている場合もあります。飲み会で面白い話をする男性の顔を笑顔で見つめ、拍手を送っている女性が、実は「この話、早く終わらないかな」「何時の電車に乗ろうかな」などと考えていることも……。嫌いな相手であるほど目を見て話す、という性格の女性すらいます。

その奥底の心情を読み取るのは、かなり難易度が高いといえるでしょう。

気がおけない相手

人として親しみやすい相手に心を開いているとき、女性も男性と同じように、遠慮なく相手の目を見て話すことができます。つまりこの場合は、男性からすると恋愛対象として見られていないということになります。サバサバとした性格の女性に多く見られるようです。

会話中に熱心に見つめてくる女性、ひょっとしたら脈ありかも……?と思いがちですが、実は両極端で、大いにあるかほぼないかのどちらか、といえるかもしれません。

人の目を見て話す人の性格は?

人間の同じ霊長類の仲間でも、ニホンザルの場合は「相手の目を見る」ということが威嚇を表し、チンパンジーの場合は親愛の情を表すといわれます。目を見るというしぐさは、その人の性格を推し量る材料の一つとして参考にする程度にしておき、それだけで判断するのは避ける方がよいかもしれません。

自分に自信がある

相手の目を見て話すことができる人は、自分に自信がある傾向があります。恋愛においては、自分が相手からある程度の好意をもたれているという自信。仕事においては、目力による説得力が加わり、それなりの結果をきちんと出したりします。

話を真剣に聞いてくれる姿勢を感じるため、異性からはモテる人が多いでしょう。堂々とした態度は、部下からも信頼され、慕われます。

なかには自信がありすぎて、相手を見下すような態度を取る人も。こういう性格の人は、きつい視線や威嚇するような視線を武器として使うことができます。しかし、わざわざ相手を不愉快にさせるような態度はなるべく取らない方がよいでしょう。

真面目で礼儀正しい

目を見て話をする、目を合わせて会話をする人は、相手の話を聞いて理解しようとしている真面目な性格であるといえます。相手をないがしろにせず、ちゃんと受け止めていますよ、というあかしでもあります。いずれにせよ、目を見て話をすることをしないよりは、好ましい印象をあたえることができるでしょう。

目を見て話すことの重要性《仕事編》

交渉ごとや謝罪、挨拶など、ビジネスではアイコンタクトは必須。話すときに相手の目を見て話をすることが自信をうかがわせ、信頼感や安心感につながります。

面接での印象は「目力」が大きい

短期決戦の面接では特に「目力」が大きく物を言います。一昔前は「面接のときは、面接官のネクタイの結び目や鼻のあたりを見る」なんていう話もありましたが、近頃では相手の目を見ることの重要性が説かれ、視線で合否が分かれるともいわれます。

面接官が複数いる場合は、特定の面接官だけでなく、全員にまんべんなく視線を向けましょう。質問者以外の面接官がメモを取っていることもあり、何を書かれているかが気になることも。しかし、面接官の手元は見るのは我慢して、質問者の目をまっすぐに見ながら目を見て話をすることが大切です。

コミュニケーションの軸として活用

最近では、SNSや通信アプリなどによって、文字によるコミュニケーションが職場でも活用されています。一方、顔を合わせ目を見て話をすることが互いを知る一番の方法、と考える職種や世代の人も多くいます。こんな時代だからこそ目を見たい、と考える人も多いでしょう。

力強く視線を受け止めることで、相手の信頼を受け止めるに足る人間であることをアピールしましょう。

効果的な場を見きわめる

たとえば、仕事でミスをして上司に呼び出された場合、堂々と目を見て話をすることで自分の正当性を主張したとします。普段から信頼関係を築けていたり、上下関係がフランクな職場ならば問題ないでしょう。しかし、会社や上司によっては、たとえそんな気持ちがなくても「生意気で反抗的な態度」だと思われ、心理を探られる可能性があります。

ときには目を合わせず、肩を落としてうなだれることが相手を満足させる態度になることも頭の片隅に置いておくとよいでしょう。謝罪の言葉を述べたら、そのときは目を合わせましょう。誠実さが伝わるはずです。

また、「ヘビににらまれたカエル」という言葉があるように、上下関係があらかじめはっきりしていて自分が上の立場にいるとき、視線をまっすぐ向けることが、意図せずとも相手への心理的な圧迫につながることもあります。時には見る場所をかえ、相手を安心させることも必要かもしれません。

目を見て話すことの重要性《恋愛編》

恋愛においての目の力は大きな意味をもつことが多く、そういう意味では仕事よりもシビアといえます。視線ひとつが仕事の成果に大きく影響することはあまりありませんが、ひとつの誤解で破局に向かうこともあります。

恋愛が始まるきっかけ

よく目が合う……ということから恋愛が始まることも多いものです。相手に気付いてもらおうと何度も何度も視線を送るうちに相手が気付く、というパターンもありますが、相手の好ましい態度やしぐさには、つい目をうばわれるもの。それが相手に伝わりお互いに、ということもあります。

「気がつくとにらまれている」「監視されている」という誤解をまねくこともあるので、いつ目が合っても良いように、相手に視線を送るときは、常に余裕のある表情でいたいものです。

目と目で関係をキープ

恋愛関係が長く続くと、隣に相手がいることが当然になりすぎて、食事やデートをしていても目はおろか顔もあまり合わない、などということになりがちです。そんなとき、決してそんなつもりはなくても、相手はないがしろにされていると感じるかもしれません。

相手をきちんと見ることで、自分にとって相手がどれだけ大切かをアピールしましょう。

サインを読み取る

両思い同士なら、しじゅう目を合わせながら会話をしたり、何も話さず目を合わせたままでいるのも幸せな時間です。互いの気持ちを確認し合うとき、目は大いに力を発揮します。互いに忙しくてあまり会話のチャンスがなくても、目はしっかり合わせるようにしましょう。

また、相手と以前よりも目が合わなくなったり、チラチラとほかのものを見ている気がする……という場合、気持ちが離れかけている可能性もあります。そんなサインを見逃さずにフォローに努めるためにも、普段から目を合わせることはとても大切です。

人の目を見るのが苦手な人の克服方法

不躾にじろじろと眺めることは、ときに相手を不快にさせるどころか、恐怖感を与えることすらあります。ですから、相手をあまり見ることが失礼にあたらないかという気遣いは大切です。

しかし、自信に満ちた視線を送られることが、親近感や信頼に結びつくこともあります。少し距離を縮めたい人や、一緒に仕事を成功させたい人がいるとき、効果的に目を合わせることでとても有利になります。

タイミングを見極める

会話中にずっと相手の目を見続けることは、ハードルが高いばかりか、相手に圧迫感や不快感を与える可能性があります。話のポイントごとに相づちを打ったり、共感の言葉をはさんだりするタイミングで目を合わせると、圧迫感を与えず、話の内容をきちんと聞いていることをアピールできるでしょう。

話すことに慣れる

目を合わせて話すことが苦手な性格の人の中には、そもそも人と話すこと自体が苦手、という人もいます。話すことへの苦手意識が自信のなさにつながり、結果として目を合わせづらくなるのです。まずは語彙を増やす、声をはっきりと出す、早口にならないなど、「会話」の力そのものに自信をつけるとよいでしょう。

「あごを上げる」を意識

相手の目を見ることに慣れていないと、会話をしていても、顔も視線も下に行きがち。顔が下を向いているのに、懸命に目を合わせようとすると上目づかいになり、卑屈で自信のない性格が透けて見えてしまいます。

そんなときは、目を合わせることよりも先に「顔全体」を上げることを意識しましょう。初めは、相手の後ろや横を見ていてもかまいません。「下」を見ないように気をつけます。

それに慣れたら、徐々に相手の顔、相手の目に近付きます。あせらず段階を追って、徐々に相手の「目」を見ることに慣れるようにしましょう。

目を見ることを意識しすぎない

逆説的なようですが、目を見て話すことを「意識しすぎない」ということも大切です。目を見ることに意識を向けすぎると、恐怖心につながることも。こだわりを減らすことで気持が軽くなり、結果として目を見て話すことが自然にできるようになることもあります。

「目力」で楽しく会話を

「マナーとして目を見て話す」人も、「マナーとして凝視をせずに話す」という人もいます。目を合わせることで「ガンをつけられた」「にらまれた」と感じる人、目を合わせないことで「奥ゆかしい」「照れているようでかわいらしい」と好ましく感じる人も。

目が合う・合わないは、あくまで話の「入り口」。大事なのはその先です。考えすぎず、目が合うことをあくまでコミュニケーションの一部として、自分がもっとも話を聞きやすく、しゃべりやすい視点に合わせれば、自然と会話ははずむことでしょう。

ボディーランゲージ、豊富な語彙、ジョークなども駆使して楽しくトークをしましょう。

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